山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記9:レトロゲーム(ファミコン)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
龍安寺に続き、天龍寺でも遺体を見つけてしまったら言い逃れできなくなりそうな伊達あずさです。

それでも私はやってない!これはきっと私を貶めるための策略です!
大体、発売前のゲームのシナリオ通りに連続殺人なんてやっちゃったら、開発関係者が真っ先に疑われてしまうじゃないですか。
しかも、被害者である百合子さんとは面識もないのですよ?

まー本当に青酸カリで人が殺せるのか試したくなって、青酸カリ入りのコーヒーを用意してみたところに運悪く百合子さんがやってきてしまったという可能性もなくはないけど、だとして、何もわざわざ発売前の自分がデザインしたゲーム通りに殺す必要もないでしょうよ。

小説よりも奇なことが起こり得る現実世界ならまだしも、そんなサイコパス、喝采願望、破滅願望を併せ持った狂人が起こした殺人事件なんて神宮寺さんでもなければ取り扱わないよ!

・・・って、まだ天龍寺で遺体を発見したってわけでもないのに、こんなことまで考えるのは時間の無駄ですね。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記9:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1
というわけで、早速天龍寺に行ってみました。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記9:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
むそう「儂は住職のむそうじゃが・・・なんぞ、ようかえ・・・」

え、特にこれといった用があるわけではなく、何となくで天龍寺にきちゃっただけなのに住職さんが出てきちゃったよ・・・ど、どうしよう。
えーっと・・・むそう住職は龍安寺で起こった殺人事件のことってご存知ですか?

むそう「さあ、わしゃそんなことは知らんが、どうじゃこの天井の龍の絵・・・夜になるとこいつの目が光りよるんじゃ・・・ハッハッハッハッ・・・ゴホッ、ゴホッ・・・」

そ、そうですか。では当然、被害者の百合子さんのこともご存知ないですよね。

むそう「そんなことより丁度今から断食堂の掃除をしにいくところなんじゃが・・・良かったらあんたも来なさるか。断食堂の中を見せてやろう」

全く会話が成立しません。随分とマイペースな人だな・・・
お寺に詳しくないので詳しくは分かりませんけど、住職がわざわざ見せてやろうだなんていうぐらいですから、その断食堂というのは普段は公開されていない建物なのでしょうね。
一体どういった風の吹き回しなのかは分かりませんけど、折角だからついて行ってみましょうか。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記9:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3
住職と共に断食堂へ行ってみると・・・

むそう「ここが、断食堂・・・ありゃ・・・女の人が倒れてなさるぞ!!」

えっ、ちょっと大丈夫ですか!?

むそう「おお、もう既に仏さんになっとるようじゃ・・・ナムアミダブツ、ナムアミダブツ・・・」

ちょ、素人が勝手に死亡判定しちゃダメでしょう。そんなことより救急車・・・って、え!?美那子さん!?

むそう「・・・なにっ・・・あんたこの人を知っとるのか・・・ほう、ほう・・・尾沢美奈子さん・・・というんじゃな・・・ナムアミダブツ・・・前にどこかで見た顔じゃが・・・」

というか、むそうさん・・・あなた本当に天龍寺の住職なの?天龍寺は臨済宗だから唱えるとしても南無釈迦無尼仏(ナムシャカニブツ)なんじゃないの?そもそも、臨済宗は禅宗だからあまり念仏を唱えているイメージないですけどね。家も同じ禅宗である曹洞宗でしたけど、座禅ばかりさせられていましたし・・・
ともあれ、臨済宗である天龍寺の住職が南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)はおかしい!ま、まさか・・・美那子さん殺しの犯人が住職になりすましているのでは!?

・・・と、言いたいところですが、今は我慢しておきます。

とりあえず、現状を確認しておきましょう。
遠めなので確実ではありませんけど、美那子さんの遺体に目立った外傷は見受けられません。

そういえば、この断食堂って今までどうなってたのですか?

むそう「ここの入口の鍵は儂が持っとるだけじゃから、誰もここへは入れんはずなんじゃが・・・」

ますますむそうさんが怪しくなってきたな・・・
じゃあ、部屋にあるあの窓は?

むそう「ここの窓は2つとも内側から留め金が差し込んであってな。ここ暫くは開けたことがないんじゃ。しかも、梯子でも使わんと、手が届かんじゃろう・・・」

でもなぁ・・・この断食堂なる部屋は長らく使われていない形跡があるのですよね。だって、この部屋の床、かなり埃っぽいですもん。しかも、足跡らしきものも見当たりません。
つまり、あの窓から美那子さんの遺体を部屋に放り込む以外に、この状況を作りだすことのできる常識的な方法が思いつかないのです。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記9:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵4
とりあえず、断食堂の外側に回ってみました。

えーっと・・・ちょっとグラフィックに難があるせいで、どういう状況なのか把握しにくいな・・・壁に梯子が張り付いているように見えるけど、その認識で合っているのでしょうか。壁に釘でも打ってあって、そこに梯子をかけてるってことなのかな?

そんな壁に掛けられている梯子を確認すると、少し土がついていますね。
むそうさんによれば、暫く窓を開けていないそうですから、恐らくこの土は犯人が使用した際に付いたものでしょう。そうでなければ、雨ざらしの状態で置かれている梯子に何時までも土がついていないでしょうからね。

それと、この壁の凹みみたいなものは何でしょう・・・

むそう「・・・ん、壁に傷がついておるな。昨日までは無かったと思うが・・・またどこぞの悪ガキ共の仕業じゃな・・・」

調べたところ、天龍寺って拝観料がかかるみたいだけど、ここは近所の子供でも自由に出入りできちゃうような場所なのでしょうか。だとすれば、犯人も拝観時間を気にせずここまで容易にこれちゃうってことですね。まして、美那子さんが直前まで生きている状態であればなおさら・・・

さて後は内側からかけられている窓の留め金ですけど・・・
まさか窓自体を外すことができちゃったりはしませんよね?

むそう「ここの窓枠は、かなりぐらついておるんじゃが・・・」

そうなんだ。じゃあ犯人は外から窓枠ごと外して美那子さんの遺体を部屋の中に放り込んだのでは?
もし、本当にそんなことが可能なら、早い内に窓枠を直した方がいいと思いますよ。床の埃を見る限り、断食堂ってあまり使われていないみたいですし、不審者が勝手に住みだしたりしたら困るでしょ?

それはそうと・・・いい加減、警察を呼ぶなり、救急車を呼ぶなりしてよ!!
次回に続きます。

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