投稿日:
「今週の日曜、ライブ見に行かない?世界的に大ブームになってるミュージシャンのライブなんだよ!」
「世界的に大ブームのミュージシャンのライブがあるんだけど、今週の日曜、一緒に見に行かない?」
上の2つの文ってどっちも意味は一緒ですよね。
皆さんが同じように言うとしたら、どちらの言い方を選びますか?
今日はそんな会話手法に関する心理学のお話です。
最初の例えで、話の興味の対象となるであろう「世界的に大ブームなミュージシャン」というワードが最後に来ている前者の会話手法は「クライマックス法」と呼ばれています。
それに対し、最初に来ている後者の会話手法は「アンチクライマックス法」と呼ばれています。
この2つは、どちらが良い、どちらが悪いというものではありません。
ですが、相手の性格や話に対する興味の度合いを見極めて使い分けることで会話を有利に進めることが出来るのですよ!
さて・・・皆さんはどちらの会話手法が好みでしたか?
もし、前者が好みという人は、もしかすると「礼儀や形式にこだわるタイプ」だったりしませんか?
逆に、後者の方が好きという人は「論理的・合理的なタイプ」だったりするかもしれません。
一般的には、自分が話す手法と同様の手法で返されるのを好むと言われています。
相手の話し方が「クライマックス法」だった場合は、自分も同様に「クライマックス法」で返すと交渉も上手く行きやすいかもしれませんね。
とはいえ、あまり良く知らない相手の場合は、「相手の好みの手法なんてわかんないよ!」なんてこともありますよね。
その場合・・・相手の食いつき度合いによって手法を変えると良いかもしれませんよ!
相手が自分の話に興味を持っている感じが見て取れる場合は、「クライマックス法」で話を引き伸ばし、最後に結論を持ってくると話が決まりやすいです。
これは、面接や講演、スピーチなど「最初から相手が自分の話を聞いてくれることが明らかな環境」の場合も有効です。
逆に、相手があまり自分の話に興味がなさそうな場合は、「アンチクライマックス法」で最初に自分が言いたい結論を言ってしまったほうが有効です。
興味が無い相手にだらだらと無駄な話をすると、相手はますます話を聞く気がなくなっていってしまうので、集中力が残っている最初のうちに結論を伝えてしまったほうが良いというわけです。
「クライマックス法」と「アンチクライマックス法」を上手く使いわけて、交渉を有利に進めてくださいね!
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。