敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur’s Gate#180

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
後はデューラッグの塔に封じられている邪悪な敵を倒すだけ・・・だと信じている伊達あずさです。

多分、例の開かずの隠し扉の先に階段か何かがあって、その先に邪悪な敵がいておしまい・・・ですよね?
かなり長い間、ダンジョンに潜りっぱなしですし、そろそろ外の空気が恋しくなってきちゃいましたよ。

敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur's Gate#180_挿絵1
では、3つの道をクリアしたことについて、デューラッグさん(の霊っぽいなにか)に報告しましょう。

デューラッグ・トロールキラー「そなたはこの地よりも長く生き延びるだろう・・・そなたは憎悪・・・恐怖・・・をつくり出したものを理解した・・・今度はそれが悪化するのを防がねばならぬ・・・この下の化け物・・・誰よりも強力な・・・そなたは取り除かねばならぬ・・・さもなくばそやつがこの地を自らのものとしてしまう・・・これほどの要塞を・・・そやつの思い通りに作り替えられては難攻不落のものとなってしまう・・・」

あずさ「戦うべき悪があるなら、倒してあげる」

3つある選択肢のうち2つは断る流れでした。
断る自由もある中で、引き受ける選択をしたってことが重要なのです!
永久ループの「はい」「いいえ」で、選択を無理強いされるのとは大違いなのです。

デューラッグ・トロールキラー「戦わねばならぬ邪悪なる者は常におる・・・内にも外にも・・・好きなようにするがよい・・・道は開かれた・・・ついてくるがよい・・・」

敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur's Gate#180_挿絵2
といって連れて来られたのは、やはり例の隠し扉・・・というか、既にあの隠し扉はなくなっちゃってますね。
奥には部屋があるみたいです。

敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur's Gate#180_挿絵3
部屋の中には・・・あれ?普通の人がいますね。

クレア・デレイン「そこを動かないで!私の弓はあんたの首に狙いをつけている。近づいたら命はないわ!」

あずさ「落ち着いて。私は敵じゃないわ。貴方は誰なの」

クレア・デレイン「私は誰かって?この塔がろくでなしのコボルトの巣か何かのつもりで、突入できると考えていた愚か者よ。じゃあ、君も似たような馬鹿なのね?ここに残るつもりなら遺言を作っておいた方がいいわよ。私の仲間は先に行ったけど、それもわずかの間。私が頭に一撃くらってここで休んでいる間にね。死んだわ、連中は。私達もその後を追うんでしょう。私の名前はクレア・デレイン。死んでいたはずの人間よ」

この人、コボル”ト”って言ってる・・・
まぁ、翻訳の善し悪しはおいておくとして、この部屋にいるってことは、私達と同じように3つの道をクリアしてきたってことですよね?だとしたら、相当な手練れじゃないですか。

あずさ「で、何があったの?あなたのお仲間がいた形跡は見てきたけれど、こんな遠くまで来られたんだから腕は立ったはずよね」

クレア・デレイン「私達は弱くもなかったし、臆病でもなかったわよ。経験不足と愚かさが足を引っ張ったの。連中は私が少し休んでいた間に先に行ってしまった。そして連中の断末魔が聞こえたのよ・・・聞こえたの・・・私は、あの若者達をこんな場所へ連れて来てはいけなかったのよ。連中は、やる気はあったが、危険を理解できなかった。私達は罠を解除することができるし、普通の怪物なら倒す事ができる、しかし、真に邪悪な者には・・・連中を連れて来ては行けなかったのよ」

これって、結局のところ、自分以外のメンバーが足を引っ張っていたって言いたいの?
だって、自分の非として認めているのは、真に邪悪な者のところにグループメンバーを連れて来てしまった事だけですよね。

あずさ「先に行く気がないなら、どいていた方がいいんじゃないかしら」

残念な人っぽい感じがしたので、早く会話を打ち切ろうと・・・

クレア・デレイン「何が待ち構えているか分からないんでしょう?デーモンナイトよ!デーモンナイトなのよ!!珍しいだけじゃない。飛び切り邪悪な奴だわ!奴一人だけでも君達全員を殺す事ができる。だが、それも奴が手を下す価値があると思った時だけ。私の仲間達は先へ進み、奴がよろよろ歩くスケルトンか何かだと思って挑戦した。奴は私の仲間をあざ笑ったの!奴は剣を構えさえもしなかったのよ!」

あっれ、何か話の雲行きが怪しくなってきましたね。
クレアさんって、ここに置いて行かれたんじゃなかったの?で、仲間が死んだ事を知ったのは、ここまで断末魔が聞こえて来たからなんじゃなかったでしたっけ?それなのに、まるで仲間達がデーモンナイトに戦いを挑むところをその目で見たかのように詳細をご存知なのですね。
もしかして、嘘ついてます?本当は仲間と一緒に挑んだけど、途中で怖くなって、仲間を見捨ててここまで一人で逃げてきちゃいました?

あずさ「貴方のような人が向かってきたって大して怖いとは思わないわね」

別に仲間を見捨てて逃げ帰ってしまったこと自体を責める気はないのですけど、バレバレな嘘を吐いて虚勢を張る人はあまり好きじゃないな。もちろん、巧妙な嘘なら良いですよ?

クレア・デレイン「私の仲間は若くて経験不足だった。君にはもっと分別があっていいはずよ。君はわからないんだわ・・・」

目に余るくらい他罰的ですね。こういう人嫌い!

あずさ「それなら率直に言って。貴方のお仲間に何があったの?」

クレア・デレイン「連中は中に入って挑戦したが、奴はじろじろ見ていただけで何もしなかった。しばらくの間、連中はどうすればいいのかわからなかったのよ。すると、奴が手を一振りし、地獄が現れた。奴は連中の複製をつくりだして、文字通り連中が自殺するのをあざ笑っていたわ。ダルトンの叫び声が一番大きかった。彼は実際に自分の複製を殺したんだと思うけど、自分の複製を殺さねばならなかったという事実に耐えられなかったのでしょうね。彼は一番若かったから・・・連中は知らなかったのよ。そして、奴に一撃加えられたかもしれないチャンスを逸したんだわ・・・」

あずさ「で、そいつはどんな残忍な魔法を使ったの?」

クレア・デレイン「話には聞いた事があったわよ。でも、自分がそんな奴に会うほど運が悪いとは思わなかったわ。あの化け物は堂々と自分のことを語るの。きざな奴だわ。奴は『ミラー・オブ・オポジション』とかいうものを持っている。そいつをちょっとでも見た人は、複製を作られて自分自身と戦わなければならなくなるの。負ければ殺される。勝っても、自分の分身を殺したことには変わりない。時にはそのせいで発狂する人もいると聞いてはいたけど、まさか私が・・・わずかだけど、勝てる可能性もあるわ。でも、私は中に入ったらちょっとの間も生き延びることはできないでしょうね」

遂に虚勢を張ることすら止めちゃったみたいですね。

あずさ「今言った『わずかな可能性』って何のこと?貴方はさっき、その化け物は倒せないと思うって言ったわ」

クレア・デレイン「しばらく考えてはみたわ。私は先に進むことも来た道を引き返すこともできなかった。あそこにいる奴が、私がここを出た事に気付くかもしれないからね。私が居なくなったからって、奴が気にするとは思えないけれど、奴の一言が気になったのよ。奴が使ったミラー・オブ・オポジションは非常に強力な道具のはず・・・きっとデーモンナイト自身にも効果があるんじゃないかしら。私が聞いた伝説では、奴らは何らかの耐性を持っているらしいけど、魔法のことなんて誰がわかる?いつでも決まりきった規則があるとは限らないわ」

ちょっと言っている意味が良くわからなくなってきちゃいましたね・・・

あずさ「じゃあ、鏡を見つけて、奴に向けてやればいいのね?簡単すぎるようにも思うけど」

私(中の人)は全く理解できてなかったけど、私(ゲーム内)はちゃんとクレアさんの話を理解してたみたい!!今の話のどこからそんな結論にたどり着いたの!?

てか、ミラー・オブ・オポジションって道具自体鏡なんじゃないの?鏡を使って、ミラー・オブ・オポジションの中にデーモンナイトの姿が映るようにしろって事?相手だってこちらの姿が映るようにミラー・オブ・オポジションを動かしてくるでしょうから、そんな中、反射でデーモンナイトが映り込むように仕向けるなんて高度な芸当、本当に可能なのでしょうか。正直、自信がありません。

クレア・デレイン「わかってる。鏡が簡単に手に入るとは思えないし、たとえ見つかったとしても、君の姿も同じように映るかもしれない。部屋の中をちらりと覗いてみたけど、大きな部屋ではないわ。中に入ったら誰もが影響を受けそうだ」

あずさ「まあ、貴方も一か八か賭けてみることね。私達にティモラの加護がありますように。私は一撃食らわしてやるわ」

クレア・デレイン「じゃあ、幸運を祈るわ。私・・・私は中には入らない。入れない・・・」

何か物凄く長い会話になってしまいました。
そして、物凄くコスパの悪い会話でしたよ。大体、鏡なんて持ってませんもんね。本当に意味のない会話!

それはそうと、この部屋にあった箱からクローク・オブ・シールドという名の魔法のクロークを発見しました。
対ミサイルに対するアーマーボーナス+5と、その他の武器に対するアーマーボーナス+1を得ることができる地味に良いクロークでした。

敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur's Gate#180_挿絵4
この階段の先にミラー・オブ・オポジション持ちのデーモンナイトが居るのでしょうけど・・・クレアさんとの話が物凄く長引いてしまったため、それは次回になります。

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敗者クレアの長くて為にならない話:Baldur’s Gate#180」への3件のフィードバック

  1. charly_AngelFullthrottle

    Baldur’s Gate, プレイ日記、いつも楽しみに観ています。発売当初の積んどいたゲームで、拡張シナリオのテイルズオブザソードコースト・バルダーズゲート2、アイスウインドデイル、プレースケープトーメントも積んだままです。 プールオブレディアンスと(これも当時もの)ダンジョンシージは昔やってました。ネヴァーウィンターを古めの端末で始めましたが、強制終了が多いため、ヴァンパイアマスカレードのリデンプションで遊んでいる途中です。
    Baldur’s Gateは『ぽっぽブログ』さんで自分が遊んでいるように楽しめてます(●^o^●)
     わたしはしつこくて(※伊達さんが黒いとこなくしたいように)、完璧主義(私神経質)でちょっと共感を得ます!ファミコンやメガドライブもね、えっとエミュレーター(本体以外けっこたくさんのタイトル)持ってるのでやりたい放題!(積みすぎなの。)
     なのでね、あのね、このブログを少しずつ観ています。だからね、今後も継続して欲しいだニャン!
     ↑ (急にキャラ変わったね)なーんてつっこみ頂けそうですね

    でゎでゎ、無理せずのんびとね、頑張ってくださーい(●^o^●)

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