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皆さんこんにちは。
王様って何なんだろうと再び考えさせられている伊達あずさです。
ストーリー的に考えて、私を王様にする意味ってありました?徹底して王様としての権限を発動させない気なのであれば、むしろ王様にしなかった方が矛盾せずに済みましたよね?どうして積極的に矛盾点を作り出そうとするのかなぁ・・・ここまでくると被虐性欲があるようにすら見えてしまいます。
王都に戻って年が明けた途端、突如イライが大爆発して・・・
謎の光柱現象が発生しました。
横から見るとこんな感じです。
これまで徹底してグラフィカルな演出を避けていたのに、一体どうしたというのでしょうか。これに全ての工数をつぎ込んだのかな?
早速、世界記の記述が追加されました。
これってやっぱり騎士団の仕業なのでしょうね。必要な仕事は一切やらないくせに、余計なこと(神殿解放とか、デニケス王暗殺の時とか)をするときだけは迅速なのが騎士団!世界を救いたいのであれば、騎士団周りを全滅させちゃった方が手っ取り早いのでは・・・王に雑用させるどころか、未だ王都周辺も荒れ放題(天使すら襲い掛かって来るし)だし、百害あって一利もなくない?
世界記「神殿の解放が行われたようだ」
あずさ「カイザーか!勝手なことを!」
急ぎ政庁へ・・・
カイザー「おお!あずさ陛下!お喜びください!ザの神殿を解放することに成功しました!」
あずざ「なに!」
やっぱりこの人さ、自分の名前がカイザー(皇帝)だから王である私よりも偉いと勘違いしているのではないでしょうか。今すぐ手打ちにしましょう。心からの善意でこんな勝手を働いたのであれば、逆に話し合える余地などありません。手打ちは冗談だとしても、今のままこの人に権限を与えておくのは危険すぎます。
今回は流石に怒鳴るよね。
カイザー「あずさ様・・・まだ良くわかっていないようですね・・・この国の最高権威は貴方ではなくザの神なのですよ。そして、神殿の解放はザの神が決めた事!よもや異存ありますまいな」
仮に最高権威がザの神だとしても、貴方よりは遥かに偉いのですよ。つまり、貴方を更迭する権限まで奪われたわけではありません。もちろん、ザの神が貴方を王様にしろと決めたのであれば話は別ですけど?ねえ、そういったの?言ってないのですよね?大体、仮にザの神が神殿を解放する方針を示したのだとしても、本当に私の許可なく独断で今すぐやれと言ったの?本来の権限を越えた異例の指示を出したのですから、当然、身の潔白を示せるだけの確かな証拠があるのですよね?今すぐそれを出しなよ!そもそも、ザの神が貴方に神殿を解放しろと貴方に命じた証拠はどこにあるの。まずは越権行為を働いた自分の身の潔白を示してから生意気をいえ!
あずさ「くっ・・・」
なーんて常識がこの世界で通用するはずもなく。
大体さ、私ってこの世界の人じゃないんでしょ?大人しくザの神に従う必要なんてなくない?私の目的ってザの神に仕えることなの?違うでしょ?世界を救う事なんですよね?以前、種を採りに行ったときにそう宣言しましたよね?はーあ、本当にイライラするなぁ・・・どうせ王様でいたところで何の権限も得られないのであれば、王なんて辞めて好きにしたらいいのですよ。行動を制限されるだけで、何の見返りもない王の地位などに何の未練があるというの?もとをただせば、中の人である私は王様になることを許可してないんだよ!
はーあ・・・ただただイライラする。現実世界の理から全てが外れたこの世界では、あまりにも何でもあり過ぎて没入感がないどころか説得力の欠片もありません。一体私は何を見せられているのでしょうか・・・誰かの頭の中に湧き出ている荒唐無稽なポエムでも延々と聞かされ続けているかのようです。
玉座に座ってそんなことを考えていると、またも何の前触れもなく世界記の記載が改変されました。
ガラマニアを襲う大寒波やガラマニアの内戦は当初より決定されていたことなのに、どうしてガラマニアはここにきて突然、アサシナに侵攻することにしたのでしょうか。やっぱり大凶作による飢饉を回避し、疫病の蔓延すら回避できたので、今のアサシナは豊かだと思われたのでしょうか。
でもさ・・・それだと益々辻褄が合わなくなりませんか?一応、アサシナとガラマニアは親交があるのですから、アサシナに余裕があると分かっているのなら、食料を融通して欲しいと頼むのが筋ですよね?ガラマニアだって食料がないなどという急を要する状況下で、好き好んで戦争したいわけありません。まして、ガラマニアには私に好意的なドネア女王がいるのですよ?
でも、記載を見ると、主語が「ガラマニア王」になってますね・・・ひょっとすると行方不明だったらしい兄王なる人が戻ってきたの?じゃあ、その上にあるガラマニアの内乱っていうのは、ドネア女王が兄王に誅殺されたとか、そういった感じの出来事なのでしょうか。そうでもなければ、説明が付きませんね。
あずさ「なんだって!?ガイナスターがガラマニアの王だって」
その事自体は別に何ら意外なことでもありませんけど、どうして私はガイナスターがガラマニアの王だって今ここで確信できたのでしょうか。世界記の記述にはガラマニアの王としか書かれてなかったのに。
世界記「邪道盗賊衆もガイナスターの配下の兵だったのだろう」
あずさ「・・・相手がガイナスターとなると・・・」
世界記「お前が直接ガラマニアに行くしかあるまい」
あずさ「確かにあいつのことだ。俺が行くしかないか・・・」
どうしてそういう結論になるの?むしろ、私ってガイナスターに恨まれまくってるのですよ?輸送隊を襲撃した時に裏切っちゃってるし。今こそカイザーを単身でガラマニアに向かわせたらいいじゃん!真面目な話、本当に食料不足が戦争の原因なんだとすれば、幾らでも話し合いで戦争を回避できる余地があるのです。
確か今のアサシナは新種の種のお陰で、大分食料が生産過多になってましたよね?食料を作っている人達からしても、たったの数か月で国内での年間消費量の2倍も食料が採れちゃう今の状況は、食料の価格を暴落させる原因になってしまいますから、アサシナの利益だけを考えたとしても、どんどん他国に輸出した方がいいのです。経済素人の私だって、その程度は予測できます!
むしろ、何故今まで友好国であるガラマニアに食料を輸出してなかったんだろう?ガラマニアって結構気候的に厳しい場所にあるから、食料の生産量には元々不安があったと思うんですよね。だから、食料を輸出する相手としては最適だったはずなのに・・・そもそも、今年ガラマニアで内乱が発生するまでは、ドネア女王が国のトップだったわけでしょ?だったら、そういった交渉だってスムーズに決まったはずです。カイザーが無能なの?まあ、私や世界記を含めて、この世界には有能な人なんて存在しませんけどね。ただし、ミケーネさんは除く!
まあ、過去の無能を責めた所で現実は変わりませんから、これからの事だけを考えますけど、これだけ双方にとって得しかない条件がそろっているわけですから、フラットな状態で交渉できれば多分過ぎるほどに勝算はあるのです。しかし、ガイナスターから恨みをかっている私が直接交渉のテーブルについたら、ガイナスターの激情をあおり、合理的な判断の妨げになってしまう恐れがあります。まして、前々から食料を輸出していたのであればまだしも、今ここで取り決めを始めるとなると、形的にはガラマニアの弱みに付け込んでいるようにも見えますからね。ガイナスターが感情的な決断を下す可能性はますます高くなります。つまり、今私が直接ガラマニアに赴くのは明らかに得策ではないはずです。
ファミコンはゲームシステムが理不尽だけど、スーファミはストーリーが理不尽だなぁ・・・と思ったところで今日はここまでです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。