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皆さんこんにちは。
世界記を改めてみていたら、何気に気になる記述を見つけてしまった伊達あずさです。
とりあえず、これを見てみてください。
これ、私達が今からお迎えに上がろうとしているドネア姫に関する記述なのですけど、「行方不明の兄王に代わって国を治めている」と書いてあるのですよね。ってことは、ドネア姫じゃなくて、ドネア女王じゃん。それに、私達がドネア女王をアサシナに迎えちゃったら、ガラマニアって誰が治めるの?
・・・と、いう点も気にはなるのですが、今ひっかかっているのはそっちじゃなく、「行方不明の兄王」という記述の方です。
前回、ガラマニアで聞き込みをした際、住民の1人が「アサシナで暴れた邪道盗賊衆は我が国が関係してるらしいんだ・・・」って言ってたのですよね。ひょっとして、この行方不明の兄王ってガイナスターのことなんじゃ・・・
そもそもなんか変だなって思ってたんですよ。邪道盗賊衆のアジトでは選任の管理担当者が必要なくらいに大量の武器が保管されていました。一介の盗賊があれだけの装備を一体どこから入手したのか気になってたのですよね。それに盗賊達もとても寄せ集めの兵とは思えないくらい秩序だった動きをしてました。それらの疑問も、あの盗賊達がガラマニアの正規兵だったとするなら、全て頷けてしまいます。
ガイナスター自ら、自分は高貴な出自だとひけらかしてきたので、当時は前アサシナ王の関係者か何かなんじゃないかと睨んでいたのですが、既に前アサシナ王家であるイブスキの生き残りが登場しちゃってるので、そちらの線は完全に消えてしまいました。その分、ガイナスターがガラマニアの兄王という線は濃厚になったわけです。
ただねぇ・・・これにも疑問がないわけではないのですよ。
アサシナとガラマニアってそこそこの関係ではあるみたいじゃないですか、であれば、アサシナ側の人がガラマニア兄王の顔を知ってる可能性だってありそうなものですよね。まして、ガイナスターは盗賊活動をしているときも一切顔を隠してませんでしたからね。その辺がねぇ・・・
それに、ガラマニアの王自らアサシナで破壊活動をしている理由もわかりません。もちろん、”王自ら”という部分さえなければ、そうおかしなことでもないのですけどね。
王都襲撃に失敗してから、とんと出番のなくなったガイナスターを偲びつつ、ガラマニアのお城・・・なのかお屋敷なのかに入ります。
中に入るなり、ガラマニアの騎士に止められてしまいました。
ドネア女王は今から準備を始めるらしく、今日のところはガラマニアが用意した宿に泊まって欲しいそうです。
うーん・・・まさか、私達がガラマニアに到着次第出発するみたいなざっくり日程になってたの??とても現国王の婚約とは思えない段取りの悪さですけど、現実世界の価値観で考えすぎるのはあんまりよくないのかな。
言われた通りに宿屋へ向かうと、既に話が通っているようで、すんなり泊めてもらえました。
一方その頃・・・
官女「姫様・・・」
ドネア「・・・」
官女「明日はいよいよアサシナに出発の日です」
ドネア「ガラマニアのためとはいえ・・・遥かアサシナの地へ行くのは気が進みませんが・・・」
官女「姫様・・・」
ガラマニア側も全然乗り気じゃないみたい・・・結局、誰も得しない婚約っぽいですね。あ、パラドックさんだけは得してそうだけど・・・
そして、宿屋ではシュワンクさんが無節操な(死亡)フラグ立てにやっきになっていました。や、やめろぉぉぉぉぉ~~~
シュワンク「私にはどうも騎士より学問の方が向いているようです」
そ、そうなの?それにしても、この短い期間で物凄く色んな設定をぶっこんできますね。
そして、更なる死亡フラグのダメ押し。死亡フラグの入場行進や~
あずさ「風邪か?明日は大切な仕事がある。早く休むんだな」
シュワンク「ゴホ!はい・・・そうします。お休みなさい」
シュワンクさんの持病・・・というわけではないみたいですね。
というわけで、朝になりました。
それにしても、宿屋の人の物言い、凄く失礼だな・・・待たされた側である私達に対して「お急ぎくださいとか」、普通言う?それとも私達って寝坊したとかなの?なーんかこう、この世界の人達って(現実世界に照らし合わせた場合の)常識がないんだよなぁ・・・
シュワンク「ドネア姫をよろしくお願いします」
全く理由はわかりませんけど、私1人でドネア女王を迎えに行かないといけないみたいです。なんで!?ここはガラマニアの完全なる支配領域なんだから、アサシナ騎士であるシュワンクさんが入り口の安全を確保する必要なんてないでしょうよ!やめて!死に急ぐのは止めて!!
ドネア「ようこそガラマニアへ。私がドネアでございます」
あずさ「あずさと申します。アサシネア6世陛下の命令により姫様をお迎えに参りました」
ドネア「あ・・・はい、私ったら・・・てっきり貴方がパラドック様かと・・・」
それ以前に、どんな人物が自分を迎えに来るのかも知らされてなかったの?もし私が身分を偽った誘拐犯とかだったらどうするつもりだったのよ!なんかもう皆迂闊すぎ!こんなんじゃ王族の暗殺だってやり放題ですよ!!
あずさ「姫様はパラドック様にお会いしたことがないのですか?」
ドネア「ええ・・・貴方のような優しそうな方ならいいのですけど・・・」
何か露骨に口説かれてる。まあ、ラプラスの魔たるアルルーナさんから、出がけに「北の果てで運命の出会いがある」みたいなことを言われちゃってたので、その流れには薄々気づいてましたけどね。
すると近くにいた兵士達が急に空気を読み始めました。いやいや、おかしいでしょう!?ガラマニアの兵士達がこの場に姫を置き去りにしてまでやる準備ってなに!?
今度はさきほど出演していた官女が飛び込んできます。
官女「姫様!逃げるんなら今のうちでございますよ!このご結婚、お嫌なのでしょう?」
や、やりたい放題にもほどがあります。どう考えても、逃げるなら私達がガラマニアに到着するより前だったでしょうよ!!
ドネア「でも・・・そんなことをしたら、貴方がたに迷惑が・・・」
官女「なーに疑われるのはそこの騎士様だけですよ!ねえ騎士様?」
はぁ!?
あずさ「・・・おい、ちょっと待て!どうするつもりだ」
官女「騎士様!貴方を見込んで頼みます。姫様はこの結婚を望んではおられません。姫様をお連れしてここから逃げてください」
なんで、今さっき会ったばかりの人にそんな見込まれ方しないといけないの!?
そもそも逃げて何になるって言うのよ。そんな大それたことをするぐらいなら、こんな結婚、最初から断ってしまえばよかったじゃん!ここまできて逃げるなんて結婚を断る以上にアサシナとの関係を悪化させるよ!?大体、現国王が結婚したくないから逃げるってどういう国よ!!
どう考えたって、ガラマニアの為にもドネア女王の為にもなりません。そんなの答えは「いいえ」です!
官女「お願いします!私は姫が不幸せになるのを見過ごせません!」
だからって、無関係の私を巻き込むとか頭おかしいんですか!?
これってね、道で見ず知らずの人を捕まえて、「お願いします。どうか私の代わりに捕まってください」ってお願いするようなものですよ!?
・・・って、あれ?前にも似たようなことがあったような・・・
・・・
・・
・
ドネア「申し訳ありません。こんな事になってしまって・・・」
嘘でしょ・・・「いいえ」って答えたのに・・・
こうして、自分の意思とは無関係にドネア女王を連れて逃げることになっちゃったわけですが・・・続きは来年です!
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。