タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
卑劣な悪役こそ狡猾であって欲しいと願う伊達あずさです。
だって、頭の悪い悪役なんて倒し甲斐が無さすぎるよ!!

それにしてもあれですね・・・
例え同胞殺しの策を立案したのがロンウェー公爵だとばれなかったとしても、ロンウェー公爵は既にウォルスタ人からの支持を失ってしまっていたって事になりますね。
何でこんな人助けたんだろ・・・この辺には確かに幼さがあったのかもしれません。

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵1
では、バルマムッサで元友軍に襲撃されたところからの再開となります。

なんかあれですね。私が普通にぽっぽ騎士団の指揮を執れちゃう状況でレオナールは攻撃を仕掛けてきたわけですよね。あまりに愚か過ぎて開いた口が塞がりませんよ。ここまで敵が愚かだと、ご都合主義臭がしてくるから嫌だな・・・

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵2
しかも、相手は指揮官不在の烏合の衆・・・

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵3
当然、勝負になるはずもなく・・・

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵4タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵5
勝ったけども・・・これからどうしましょうね。

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵6
ヴァイス「・・・次はお前の番だ・・・その時まで死ぬなよッ!」

事の真相を知っている私が生きていると知った上で放置しちゃうの!?

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵7タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵8
タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵9
皆殺しと言っておきながら、実際には皆殺しじゃないのですよね。
でも、わざわざガルガスタン兵に偽装したわけですから、ガルガスタンの仕業ですよと触れ回ってくれる生き残りが居ないと偽装した意味がなくなっちゃいますね。

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵10
理想ってさ、その人が考え得る限り最上のもののはずなのです。だから理想を貫いている人が自分の手を汚しているだなんて感覚に陥るはずはないのですよ。だって、もしそういった感覚に襲われているのだとすれば、その時点で完璧とはかけ離れたところにいるって自覚があるってことでしょ?それってもう全然理想を貫けてないじゃん。そりゃ~「理想とする国や世界を作り上げるため」なら手を汚すこともできるのですけどね。

だから、同胞を手にかけても理想が貫けているレオナールは、ウォルスタ人の生死なんて一切頭にないってことなのですよ。だって、大多数のために少数を犠牲にするという考え方は、現実論には成り得ても、理想論には成り得ないでしょ?
きっと、レオナールはロンウェー公爵個人の幸せのためだけに戦っているのでしょう。もしそうでなかったとするならば、それは理想という言葉の意味を取り違えていることになるのです。それはかなり恥ずかしい。

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵11
バルマムッサの虐殺から3週間・・・
その惨劇はウォルスタ人の結束を頑強なものとし、ガルガスタン陣営内の反バルバトス枢機卿派の決起を促すには十分な効果があった。
その結果、ガルガスタン陣営は二つに分裂し、バルバトス枢機卿は窮地に追い込まれた。
枢機卿は領内の反対派の粛清を実行したが、近隣の都市を公爵率いるウォルスタ解放軍に奪われ、本拠地であるコリタニ城に撤退。
足並みのそろわないガルガスタンに対し、ウォルスタ解放軍は志願者が増加し、現在では約3倍の規模に膨れ上がっている。
コリタニ城陥落も時間の問題に思えた・・・

一方、あずさは公爵の画策によって虐殺の首謀者にされ、首に賞金を懸けられていた。
あずさは解放軍や賞金目当ての輩に追われ、その身を港町アシュトンに隠していた・・・

流石にこれは愚策なんじゃないの?
私がロンウェー公爵を救い出したゴリアテの英雄であることはウォルスタ人のみならず、ヴァレリアに住む人の間ではかなり有名な話だったわけですよね?実際、黒いランスロットさん達も当然のようにご存知でしたし。そんな対ガルガスタンの急先鋒だった私が、突如ガルガスタンに寝返ってバルマムッサで同胞達の虐殺を首謀するって?誰がそんな意味不明な話を信じるのよ・・・そもそも、バルバトスは同胞を手にかけてまで民族浄化を強行してるんだよ?そんな人がガルガスタン人でもない私と組むなんて矛盾しているにもほどがあるでしょうよ。
当然、虐殺など行っていないバルバトスは、この矛盾を根拠としてバルマムッサの虐殺がロンウェーの策略だと主張するに決まっています。

バルマムッサでの作戦は、民族浄化を掲げるバルバトスであれば、バルマムッサにいるウォルスタ人を虐殺しかねないという疑念が世間にあったからこそ成り立つのです。そこに、ロンウェーによる同胞殺しなどというセンセーショナルな疑惑が増えてしまったら、バルバトスの支援者を増やすだけでなく、現統治者の情報量が多くなりがちなガルガスタン支配下にあるウォルスタ人達にも強い不信感を抱かせることになってしまいます。

この作戦は戦う気力を失ってしまったガルガスタン統治下にあるウォルスタ人達を戦いに駆り立てることが目的だったはず。逆にいえば、現在自治区に囚われているウォルスタ人の大部分は現状維持を願っているとロンウェー自身も自覚しているのですよ。
となると、現状維持に繋がる「ロンウェーによる同胞殺し説」を信じる人が続出したとしてもなんらおかしなことではないのです。

確かにロンウェーにはバルマムッサの真相を知る私の信用を失墜させておく必要があるのだけれど、なんでそこを一緒にやろうとしちゃうかな。作り話があまりに雑すぎます。ロンウェーってほんと、救いようがないくらい頭が悪いなぁ・・・

でも信じられない事に、こんな寝起きの園児が書いたようなシナリオを世間は信じ、全てがロンウェーの思惑通りになっているわけですよ。バルバトスにはそれほどまでに発信力がないのでしょうか。枢機卿だなんて、口達者の極みみたいな地位にあるのに?だとしたら、放っておいてもそのうち勝手に自滅していましたね。
こんな馬鹿な話がまかり通るなら、今頃、世界の半分は北の方にある軍事国家の領土になっていますよ。そして、そういった策謀が苦手な我が国はとっくに無くなっていることでしょう。

Chapter 2 思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵12
カチュア「自分を責めても仕方ないわ。あなたは頑張ったんだから」

自分を責めているわけではありません。あまりに呆れてやる気が無くなってきちゃっただけです。

あずさ「僕にはどうすることもできなかった。彼らを救う事はできなかったんだ・・・」

本当にそうかなぁ・・・
敵が想像を遥かに超える無能だったおかげで、私はぽっぽ騎士団の指揮権を変わらず持てていたのだから、バルマムッサの住民を全員救うのは難しいとしても、その内の幾らかを救うぐらいは余裕でできたんじゃないの?そして、その救った人達が真相を知れば、ロンウェーに取って代わることぐらい余裕でできたと思うのですけどね。少なくとも、あの建物に集まっていたバルマムッサの代表者達は間違いなく救えたでしょうから、言う程理想論でもないと思うよ?何か全体的に随分とご都合主義だなぁ・・・

カチュア「・・・ねぇ、あずさ。この島を離れましょう、ね?」

あずさ「また、その話かい。それはできないよ。父さんの仇をとるまでは。それに、このままにしてはおけない。死んでいったバルマムッサの人達のためにも、戦いを終わらせなくちゃ」

私と姉さんの二人だけになってしまったというのであればいざ知らず、まだぽっぽ騎士団の人達がいますもんね。全然逆転の余地がありますよ。
何なら今からロンウェーが居るアルモリカ城を落とすことだって余裕だよ?でもどうせなら、ロンウェーがコリタニ城を落とした直後の祝賀ムードを狙って夜襲を仕掛けましょう。この世界には斥候や索敵といった概念がないみたいだから、奇襲なんてかけ放題ですよ。

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵13
あ、カノープスさんじゃないですか。

カノープス「・・・なんだ、また喧嘩かい?それより、これを見ろよ。また、賞金が上がっているぜ。3万ゴートだ。公爵も焦ってるな」

安っ!ほとんどはした金ではないですか。こっちはレベル50集団のぽっぽ騎士団なのですよ?

タクティクスオウガのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵14
カチュア「酷すぎるわ。これじゃ、私達が犯罪者みたいじゃない」

カノープス「戦争に正義も悪もない。皆が犯罪者ともいえるし、犠牲者ともいえる。ある意味では、勝者が正義であり、敗者が悪ともいえよう。それが世の中っていうもんだ」

流石はカノープスさん!言い得て妙ですね。

あずさ「彼らを守ることのできなかった僕は・・・負けてしまった僕は犯罪者か・・・」

いやいや、正義を名乗る勝者からは悪認定されるかもしれませんけど、犯罪者ではないよ!?

カノープス「そう、だから勝つしかない。反省はもう十分だ。出かけるぞ」

カチュア「出かける・・・って、一体何処に?」

カノープス「解放軍がバーナム山脈を越えて、スウォンジーの森に集結している」

あずさ「いよいよか・・・今のガルガスタンでは解放軍を押し戻すだけの力はない」

カノープス「ああ、これでバルバトスも終わりだな。君達ウォルスタ人の勝ちさ」

カチュア「では、私達はこのまま犯罪者にされてしまうのね・・・」

カノープス「だから、出かけるのさ。この状況をなんとかしなくてはな。入手した情報によると、ランスロット達が、スウォンジーの森後方、タインマウスの丘にいるらしい。解放軍のほとんどが集結している今ならあのあたりは手薄になっているはず。包囲網を突破できるじゃないか?」

カチュア「そうよ!聖騎士様ならきっとお力を貸してくださるに決まってるわ」

あずさ「わかりました。ここで、こうしていても仕方ない。行きましょう」

ぽっぽ騎士団再始動です。
まー本格的に始動するのは次回になっちゃうけどねー

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