投稿日:
皆さんこんにちは。
北東の塔で見つけた青い石が、ジェニアータ姫にとって思い出の品であったことを知っていたにもかかわらず、敢えてエリックさんにそのことを告げなかったハンスさんにも多少の悪意はあったと思う伊達あずさです。
でも、ハンスさんはジェニアータ姫のことが好きなわけですからね。その程度の悪意は可愛いものです。
ただ、そんなことをしちゃうぐらいなら、恋敵のエリックさんに協力するだなんて強がりは不要だったんじゃないのかな、とは思いますけども。
でもまあ・・・好きな人に関するところでは、無駄に強がりたくなっちゃうものかもしれませんね。
では再開!
え~っと、アモンが北東の塔の北にあるアグリオ村に現れたので、見に行ってみようといったところからでしたね。
さて、アグリオまで徒歩で行くか船で行くか迷うところですね・・・
船を手に入れてまだ間もないわけですから、船移動が正解のような気もしますけど、まずは徒歩で様子を見てみましょうか。
北東の塔から海岸に沿って北へ歩くと祠の様なものが見えてきました。
兵士「アグリオが襲われたらしいのです。どうやら塔にいた、怪しい男の仕業みたいなのですが・・・」
アモンを間近で目撃したのはマキシムさん達を除けば、ハンスさんだけのはずなのですけど、この兵士さんは塔にいた人と村を襲った人が同一人物だとかなりの確信をもっていらっしゃるみたいです。
そもそも、お城から遠く離れた場所にある塔の最上階に降り立ったものが、人の形・・・どころか”男”が降り立ったと性別まで正確に判別できちゃってるところからして既に奇妙なのです。
それとも実はあんまり遠くなかったり?この世界のフィールドの1マスって距離にするとどれくらいなのでしょうね。1マス1mぐらいまでなら、もしかすると目視できるかもしれません。でもそれだと、船は要らないかもですね。ビート版で良さそう。
確かに望遠鏡のようなものを使えばかなりの距離を見渡せる可能性もありますけど、塔に降り立ったアモンを目撃したのはお城にいた一般人でしたからね。中世風ファンタジーの装いが強いこの世界で、一般人が望遠鏡を所持していると言うのはかなりの違和感があります。しかも、アモンが塔に降り立ったのって、かなりの咄嗟の出来事だったはずですからね。
祠を抜けると明らかな廃墟が見えてきました。
ゴードバンを襲ったガデスとは違い、アモンはアグリオの住民達をも容赦なく攻撃したみたいです。
あっ、アイリスさんです。
アイリス「私が来た時には、もう手遅れでした」
マキシム「いえ、例えあなたが間に合っていたとしても、一緒に殺されていただけでしょう」
アイリスさんの正体もまだよくわかっていないと言うのに、マキシムさんは随分とアイリスさんを過小評価していますよね。
アイリス「・・・そうですね。おそらく、私の力だけでは、何も出来なかったでしょう」
マキシム「あの塔の上で、アモンを倒していれば、こんな事には・・・」
アイリス「マキシムさん。私は、あなたに旅に出て戦う事が運命だと言ってきました・・・でも、もういいのです」
マキシム「どういう事です?」
アイリス「あなたは、十分に戦いました・・・もう、終わりにしましょう。剣を捨て、パーセライトに戻り、静かに、暮らして下さい」
マキシム「何故、急にそんなことを言い出すのです?」
アイリス「・・・あなたでは、アモンに勝てない。次に戦った時・・・あなたは死にます」
これって、マキシムさんがアイリスさんを過小評価したからやり返されてるんじゃ・・・
マキシム「・・・確かに、アモンは強かった。しかし、勝負はやってみなければわかりません。それに・・・罪も無い人達を殺したアモンを、許す事はできません」
アイリス「・・・いい波が出ています」
マキシム「えっ?」
アイリス「怒りを感じますが、決してそれに、飲まれていない。この波動なら、もしかして――――」
マキシム「――――アモンに勝てるのですか?」
アイリス「神との戦いは、精神波動が勝敗の決め手になるのです」
マキシム「どう言う事です?」
アイリス「神とは、精神体なのです。体は、ただの器に過ぎません。神を倒すには、その精神を打ち砕かねばならないのです。しかし、この程度の精神波動ではアモンに勝つ事はできません」
マキシム「精神波動を強くする事は、できないのですか?」
アイリス「精神波動とは、その人の考えや、感情そのものと言ってもいいのです。物理的に鍛える事はできません。ただ――――」
マキシム「――――ただ?」
アイリス「精神波動を増幅する剣はあります」
マキシム「精神波動を増幅する剣!?」
アイリス「・・・デュアルブレード。持つ者の精神波動に共鳴し、増幅して、力に変える伝説の剣です」
マキシム「デュアルブレード・・・それは、どこにあるのですか?」
アイリス「・・・わかりません。もしかすると、ただの伝説なのかもしれません」
マキシム「・・・そうですか。でも、これでまた、自信がつきました。例え伝説でも、神を倒せる剣が存在するとわかっただけでも」
アイリス「・・・やはり、戦いを続けるのですね。その先に待っているのが、死だとしても・・・」
マキシム「今ここで、逃げ出す事は、死ぬより辛い事です」
アイリス「わかりました。もう止めません・・・それより、街の人を、このままには、しておけません。手伝ってくれますか?」
マキシム「ええ」
アイリス「・・・この地の霊が、永遠の安らぎを得られますように」
セレナ「皆、きっと、天国に行けるわよね」
マキシム「ああ・・・」
アイリス「マキシムさん。これから、どうするのですか?」
マキシム「アモンとデュアルブレードを探します。とりあえず、アテはありませんが」
アイリス「私が来た時、南の空へ飛んで行く光の玉を見ました。もしかすると、アモンかもしれません」
マキシム「そうですか」
アイリス「それでは、私は行きます・・・」
マキシム「アイリスさん。いつかは、あなたが何者なのか、教えてくれますか?」
アイリス「・・・何れ、その時が来るでしょう。(ただ、あなたが私と気付くかどうかは、わかりませんが・・・)」
相変わらず、マキシムさんの個性はオウム返しなのですね。
正直、今のマキシムさんのセリフの7割ぐらいは省いても問題なく会話が繋がります・・・というか、レクサスさんはいつになったら喋るの!?
アグリオには機能している教会がなかったので、スイングでフェルム王国まで戻り、今日はここまでです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。