フェンラスさんのありがた~いお話:Baldur’s Gate#183

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
そうめんを温かい汁の中に入れて食べた伊達あずさです。

宮城には温麺というそうめんの温かい版みたいなものがあるので、そうめんを温かい汁で食べてもあまり違和感がありません。
まぁ、似てはいますけど微妙に違うのですけどね。そうめんと温麺。

今回も適切な冒頭文があまりに思い浮かばなかったため、食べ物の話でお茶を濁してしまいました。

フェンラスさんのありがた~いお話:Baldur's Gate#183_挿絵1
では今回も引き続きウルゴス・ビアード探訪に勤しみたいと思います。

って、再開早々、目の前に物凄く長い名前の人がいます。
見た感じ、ドワーフっぽい・・・いや、ハーフリングでしょうか?

デルスヴィルフタニヨン「あり得ないことだと思いますが、何かご用ですか?頼むから早くして下さいよ。今晩で閉めますのでな」

あずさ「商人さん、何が心配なんです?困ってるようですけど」

デルスヴィルフタニヨン「はいよ、口は動かしても金は出さないんだろ?いつでもそうだし、今夜もそうだし、いつでもそうだ!ナイスな客が来て、ナイスな事を言って、ナイスに帰って行ってしまうんだよな。もう我慢の限界だよ。そんなナイスな客達には!あんたはどうなんだい?ナイスな事ばかり言って帰って行っちまうんじゃないのか?」

デルスヴィルフタニヨンさんは商人のようですけど、接客態度がやたらと後ろ向きですね。

あずさ「面白そうね。一体何の取引!?」

デルスヴィルフタニヨン「デューラッグ・タワーで観光客を相手に土産物を売っていたんだが、今じゃあもう誰もいやしない!野盗が、道という道をすべてふさいでしまったから、私はここで売り物と一緒に足止めだ。色々な形や大きさの記念品を売っているんだが。私が作った物もありゃ、遺跡で見つけた物もある。いいものもあるし、見栄えの悪い物もあるが、こうして見てみるとなかなか綺麗だろう?そこで相談だ、いいか。たった500ゴールドで、これ全部、ぜーんぶ売ってやろう。そうすりゃ私は、安物の宝石が好きな連中が待つ我が家に帰れるって訳さ。どうするよ。買うか、買わないかどっちにする?」

全部・・・と言われても、実際にどれくらいの品数があるのか口頭説明だけではわからないのですよね。
ただ、500ゴールドなんて、今の私にとってははした金ですからね。別に騙されてあげなくもありませんよ?

あずさ「よし、のったわ!全く、結局やるんじゃないか」

ん?結局やるってどういう意味?商売をってこと?
まあ、何かよくわからないけどそれ買います。

デルスヴィルフタニヨン「おお、よし契約成立だ!そんじゃ、全部もってってくれ。そうすりゃ私もサッサと帰れるからな。ここで時間をつぶしている暇はねえんだ」

おっと、思っていた以上に品数が多かったため、持ちきれず地面に落としてしまいました。
ええっと・・・ショートソード、オニクスリング、ゴールドリング、シルバーリング、シルバーネックレス、ワードストーンの模造品、ドワーフ・ルーンのワードストーン・・・渡された品は以上です。

ワードストーンの模造品は多分デューラッグの塔のお土産品か何かなんじゃないのかなぁ・・・

フェンラスさんのありがた~いお話:Baldur's Gate#183_挿絵2
ドワーフ・ルーンのワードストーンの方は・・・重要なアイテムなのか、それともただのガラクタなのか、いまひとつ判断しかねます。
こういうのって捨てにくくなるから困るのですよねぇ・・・
国産のゲームであれば、その辺の心配はいらないのですけど、海外産の場合はイベントアイテムであっても、情け無用で捨てたり売れたりしちゃいそうなんですもん。

フェンラスさんのありがた~いお話:Baldur's Gate#183_挿絵3
再び歩き始めると、まーた名のある人が居ました。
しかもなんでしょう・・・この人からはウォーターディープ臭がします。

フェンラス「ご機嫌いかがですか!!私はフェンラス・バウロンと申します。お話しできてとても嬉しく思います。何かお手伝いしましょうか」

あれ?話しかけたら急に丁寧になりましたね。
話しかける前は「去れ、物乞いよ」とか言ってたのに。

あずさ「お会いできてよかった。もうデューラッグ・タワーへのツアーには行きました?」

いや、本当はデューラッグの塔のツアーの話なんて聞きたくなかったのですけど、これ以外にフェンラスさんとの会話を継続できそうな選択肢がなかったのです。

フェンラス「確かに行った。値段は少しばかり高かったが素晴らしいツアーだった。なぜそんな事を聞くのだ?もしかして私と同じようにツアーに参加したいのか?」

あれ?デューラッグの塔から生きて戻って来れたのですね。
ってことは、イケさんが募集していたのって本当にただのツアーだったのか・・・別世界線での出来事とはいえ、疑ってごめんね、イケさん。

あずさ「塔とツアーのことについて少し聞いていただけるお時間があればと思って」

何か会話が噛み合っていない気がする。
塔のことについて聞いて欲しいのではなく、教えて欲しいのでは?

フェンラス「不運なタワーの話は本当に面白い。偉大なドワーフの英雄であるデューラッグ・トロールキラーがタワーを建てた。長い間成功をしていたデューラッグは山ほどの宝を貯め込んだと言われている。噂によると部屋という部屋は宝石で埋め尽くされていてホールの床にはゴールドがいやと言うほど落ちているという。雇われたドワーフ達の力を借りて、デューラッグは小さな岩山の地下に無数の穴を掘りその上に彼が仲間と同種のドワーフ達の幸福と繁栄の中、そして子供達が元気に育つ事を見守りながら過ごせるようにタワーを建てた。代わりに悪に組織され、助けを受けたドッペルゲンガー達がデューラッグの仲間を殺して彼らになりすました。ショックを受けたドワーフがそのドッペルゲンガーの存在にはじめて気づいた時、彼は10日もの間恐怖に満ちた戦いを強いられ、彼の知っている者に化けて彼の命を狙っているモンスター達に追われ続けた。彼は感情を抑えきる事ができず、最後には一人ぼっちの勝利者になった。彼らが戻って来る事を恐れてデューラッグは腕のいい職人を雇ってタワーとその下の小さな岩山を改装したと言われている。中は魔法の監房、秘密の通路、すべり落ちる独房など、数々の罠で守られている。徐々に正気を失って行ったデューラッグがカビと侵入者の死体に埋もれて生きていたと言われている通り、何世紀にもわたって事はその様に行われてきた。今もまだ彼の遺体は何千もの罠に囲まれて奥の方の部屋にあるはずだ。自分でタワーの中の部屋を幾つか見てきたが、やはり伝説の通り危険が一杯だった。楽しい所なので一度は行ってみるべき所ではあると思う。それでは私は行かなくてはならない。さようなら、ツアーを楽しんで下さい」

驚くほど丁寧にデューラッグの塔について説明してもらえました。
しかしながら、長文だと訳文の酷さが際立っちゃいますね。デルスヴィルフタニヨンさんの方は結構良くできてたのに・・・
それでも、デューラッグの塔を完全攻略した後に聞くような話ではないということだけは良く理解できました。

さてと、とりあえずウルゴス・ビアードの外はこんなものでしょうか。
村には入れそうな建物が結構あるので、調査はもう少しかかりそうです。
でも、この続きは次回!

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