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皆さんこんにちは。
大人と子供・・・両方の期間でファミコンを嗜んでいる伊達あずさです。
難しいゲームなどを調べると高い頻度で登場するファミコンゲーム。
今を生きる人達からの評価だと、ファミコンゲームというのは総じて難度が高いとされているようです。
しかしながら・・・本当にファミコンゲームってそんなに難度が高かったのでしょうか。
ファミコンが出たばかりの時代では、ゲームと言えば子供が遊ぶものでした。
大人はゲームをしないか、したとしても子供より下手というのが当たり前の世界だったわけです。
つまり、子供達がクリアできないような難しいゲームを作ってもビジネスとして成り立たなかったはずなのです。
では、今の時代ならどうかというと・・・
今の世には幼い頃からゲームをしているというゲームの英才教育をうけたような大人たちがごろごろ存在しているわけです。
きっと今の世であれば、子供がクリアできないゲームを親が代わりにクリアしてあげたりすることも当たり前なのでしょう。
そんなゲームエリートぞろいの今であれば、ファミコン時代より遥かに難しいゲームを出したとしてもビジネスとして成り立つはず!
つまり、ファミコン時代の方がゲームは簡単であるべきはずなのです。
私は大人へとクラスチェンジした今、幼き頃にプレイしたファミコンゲームに再チャレンジしているわけですが、確かに何か思ったほど難しくないかもと思うことが多いのです。
「思ったほど難しくない」という感想がでるということは、私にもプレイする前には難しいというイメージがあったってことなんですよね。
つまり、まだ自分が未熟だった幼い頃にファミコンゲーム対して抱いていた「難しい」という思い出がファミコンゲームを難しいと思い込ませている要因だったということなんです!
よって、ファミコンゲームは現代ゲームより難しいわけがない!
何故ならばプレイヤーの腕が向上したから!
・・・と、言いたいところなのですが、そんな大人の私が今プレイしても難しい(?)ファミコンゲームって確かに存在するんですよね。
確かに大部分のファミコンゲームは、今やってみると案外難しくなかったりするんです。
でも、そんな中には「こんなのどうやってクリアするの!?」何ていうゲームも確かに存在するんですよね・・・
何故そんなゲームが存在していたのか・・・理由は2つあると考えます。
1つ目は「開発側も未熟だったから」です。
普通、ゲームの難度というのは開発者側が敢えて設定するものです。
現代のゲームであれば、実際に人がプレイし、本当に人間がクリアできるのかどうか確認しながら難度を調整するはず・・・
しかし、黎明期にはこうした開発技術がまだ確立されていなかったために、知らず知らずのうちに難度が上がってしまったり、チャレンジング過ぎる発想が意図しない難度を生み出してしまった何てこともあったはず。
何はともあれ、作る方もまだ手探り状態だったが故に、思わぬゲームが生み出されてしまうなんて言うことがあったってことですね。
2つ目は「クリアさせるつもりがなかった」です。
特にファミコン初期のゲームはエンディングというものが存在しないループ型のゲームというのが結構存在していたのです。
こういったゲームには明確なクリアというものが存在せず、ステージをクリアしても延々とゲームが続きます。(もちろん敵は強くなっていく)
なので、そもそもクリアというものが存在しないのですよね。なのでゲーム終盤の難度はそれはもう大変なことになります。
別のパターンとしては・・・1人でクリアさせるつもりが無いようなノーヒント謎解き系のゲームなどですね。
こういったゲームでは総じてクリアする際に必要なアイテムの入手法が一切分からないのです。それこそ全て試行錯誤です。
これを全て一人で完遂することは不可能と言っても良いでしょう。そこで重要となるのは情報です。
インターネットが存在しなかったこの時代、同じゲームをプレイする人達との交流がゲームをクリアするためには必須でした。そういった交流が苦手な人は、攻略本を買うという逃げ道もあります。
難しいゲームを出して攻略本を売るというのもビジネスとしてはありだったのでしょうね。
とまあ、こんな感じの理由からファミコンゲームはプレイヤーの腕前に反して難度が高まってしまったりすることがあったわけです。
これらを総じて述べるとするならば、「ゲームに対する寛容さ」がファミコンの難度を高くしたと言えるのかもしれません。
だって、現代で当時のファミコンゲームのようなソフトを世に放ってしまったら、凄まじい酷評を受けてしまっていたでしょう。そんなゲームが名作になることはありません。
でも、当時は理不尽なまでの超難度であったにもかかわらず、名作と評価を受けていたファミコンゲームが存在したのです。
ゲームという文化が始まったばかりの頃は、作り手にも遊び手にも「これ!」といったゲームのあるべき姿がまだ存在しなかったが故に、そこにあるゲームを何とかして楽しもうという気概が逆に生まれていたのかもしれませんね。
ファミコンを知っている、あるいは知らない皆さんも、偶にはゲーム”を”遊ぶべく理不尽なファミコンの世界に足を踏み入れてみては如何でしょうか?

Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
昔の概念が曖昧 PS2のゲームがすでにレトロになっている時代
タイトルにも”昔のゲーム(ファミコン)”と書いておりますし、記事内でもファミコンの話しかおりませんので、記事内における昔の定義(概念)ははっきりしていると思います。
それはそれとして・・・
本記事内ではレトロという言葉を使用していませんけど、”レトロゲーム”の境界は大分曖昧になっちゃいましたよね。
PS3をレトロとするとのはまだ多くの人が抵抗を持ちそうですけど、ああああさんが例に挙げたPS2となると人によってレトロか現代ゲームかで意見が割れそうな良いラインになりますよね。
ドルアーガの塔なんて、攻略本読むか裏ワザ使わないとクリアできないと思います。
まったくもっておっしゃる通りで・・・