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こんにちは、栁澤です。
雑談の中で「血液型占い」「12星座占い」に科学的な根拠はあるのか、ということにせまってみた私ですが、よく「吉凶」を占う方法として古来から寝ている時に見る「夢」を使うことってありますよね。
さらには、有名な精神科医ジークムント・フロイトさんの「夢判断」などもあります。
夢占いでは例えば古いところでいえば「白いヘビ」は「お姫様」の象徴だったりするので、もし夢の中に白いヘビが出てきた場合はどこかに祀られているお姫様の神様からのメッセージと考えられたりします。
後は「誰かが死ぬ夢」は良い夢とされ、その夢の中で死んだ人は長生きできるとか。
↑全然根拠なさそうですよね………。何故そう言う結論に至ったのか知りたいところですが、多分「そんな不吉な夢を見てしまったので、なんか気分悪いし、これは吉兆ってことにしちゃお」とかじゃないのかと私は思ってしまいます…。
一方、夢を精神の治療に利用するため研究していたほうのフロイトさんの夢判断はというと…夢とは人間の無意識の中の、普遍的なものが抽出されて出てきているので、意味はある!としています。古来から、人間の見る「夢」は上記の「吉凶を知る」みたいなかんじで、ミステリアス&ファンタスティックなものとして扱われていました。人間心理に関係があるとしてアプローチしてみたのはフロイトさんが初めて的な感じだったみたいですね。
無意識の中の普遍的なものが夢として表れている、と、どうやってフロイトさんが知ったのかは分かりません…。犬も猫も夢を見ているのは明らかなのですが(犬の場合、走っている夢を見て足を動かしている時があるw)そういうのは…?(・_・;)
素人には簡単に判断できるもんではないことは確かっぽいですね。
じゃー現在よくある「夢占い」や「夢診断」は、何を根拠にしているんでしょうか。
以前雑談で「同性と結婚する夢を見る」「空を飛ぶ夢を見る」などと書いた私ですが、これに対しては、よく考えたら、まぁそうじゃねーか?という感じの解釈がついてます。
空を自由に飛べる→すごく充実してます
空を飛べるはずが飛び方が良くわからない→不自由している
同性婚→異性が恋愛対象の人の場合は、無意味な努力をしている。同性が恋愛対象の人の場合は、着実に幸せに向かっている。…など。
ミステリアス&ファンタスティック時代に比べたら現実的ですが、特にひねりもない場合が多いように見えました。これは…!素人が適当に考えている!!?!
そもそも、人間(動物も含め)が何故夢を見るのかは、はっきりしたことはまだ分かっていません。記憶の整理のためであるとか、現実では達成困難な願いを少しでも叶えた気になって欲求不満を解消しているなどとも言われていますが、本当のことは分かりません。
「夢に○○が出てきた場合はあなたは××」、と画一的に判断できるものではないことは確かだとは思います。
「海」一つ取っても、海辺で生まれた浜っ子と、海なし県で生まれた子の間では、「海」に対する認識は相当違いますし。
「小鳥」や「猫」や「小さな子供」が夢に出てきた場合もそうです。小鳥を現在飼っている人、鳥は食べ物と思っている人、猫が怖い人、猫が好きな人、子供を育てた経験のある人、ない人。
これだけのバリエーションがあるのに「猫」の夢は「これを暗示している」と言えるわけがないような気が。
というわけで……精神科医に分析してもらった場合を除いては、夢で何かを判断するのはとても難しいというのが私の結論です!
余談ですが、平安時代ごろは「夢」に誰かが出てきた場合、その誰かがわざわざ「夢路を通って会いに来た」と解釈してました。今とは逆なのです。今なら、好きな人が夢に出てきたら「うわー、夢に見ちゃうほど好きとか(;’∀’)」って思うところですが、平安時代だと「あの人…私の夢にまで出てくるなんて私のことが好きなのね…!」となったわけです。夢がそんな風に人類の共有スぺースに繋がっていて、夜な夜なその共有スペースに出掛けていると思うと面白いですけど、まぁ、現代では逆だと思っちゃいますよね~。平安時代の常識のほうが面白いなって思う私です。
ではではでは!ではでは!
人によっては悪夢にもなる!
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)