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皆さんこんにちは。
ゲーム開始早々、容認できない現象に見舞われた伊達あずさです。
まぁ、とりあえずこれを見てくださいよ！
これはBaldur’s Gate 2の世界に降り立った新しい私なのですけど・・・HPがなんか少なくないですか？
確かインポートする前(前作)は136ほどあったはずなのですよ！
ファイターのヒットダイスはD10、ここにConstitutionによるHPボーナスがレベル毎に加算されるので、(10 + 7) × 8 = 136となるはずなのです。にもかかわらず、私のHPは何故か81しかありません。どういうわけか55も少ないのです。一体どんな計算をしたら81なんて数字になるの？
あまりにも気持ちが悪すぎるので、さすがにネットで調べてみましたよ。
すると、前作からのインポートにはバグがあって、HPの計算がおかしくなるとの情報を見つけました。やっぱりバグなんだ・・・
でもその場合はどうやって直せば・・・と、更に調べを進めて行くと、どうもShadowKeeperなるツールを使って本来のHPとなるよう自分でデータを調整する必要があるようです。
まさかゲーム開始前からチートツールのお世話にならなきゃならないだなんて・・・
まぁ、バグなのだから仕方ないということで、早速ShadowKeeperをダウンロードし、それを使って私のBase HP(とCurrent HP)を80にしました。
多分ですけど、このBase HPっていうのが乱数増加した分の量なのだと思います。ここにレベル毎のConstitutionのボーナス(+7)を足したものが最終的なHPとなるのでしょう。つまり、(Base HP)80 + (Constitution Bonus)7 × (Lv)8 = 136となるはず。
これで私のHPがあるべき姿となりました。
ふぅ・・・やっとゲームを始められます。
目を覚ますとそこは見知らぬ檻の中・・・
そういえば、私は誰かに寝込みを襲われて拉致されちゃったんでしたね。
檻の前に誰かやってきました。この人が誘拐犯でしょうか。
男「ほぅ、バールの子のお目覚めか・・・更なる実験の時間だ」
男はそう言うと、逃げ場のない檻の中に魔法の様なものを放ってきました。
男「この痛みは一時的なものだ。死に至ることはない」
その後も男は執拗に魔法を撃ち込んできます。
男「大したものだな。これだけの力が眠っていようとは。自分の潜在能力に気付いていないのだろう？」
暫くすると、部屋の中にゴーレムのような生物がやってきます。
ゴーレム「マスター、更なる侵入者が建物に入りました」
男「予想よりいささか、行動が素早いな。大した手間にもなるまい。私が始末しよう」
男は見た事も無い魔法を使って私の前から姿を消しました。
男が居なくなった後、別の人が南側から駆け込んできたのですけど、罠か何かでやられてしまったみたいです。
間を置かずして今度は西側の扉から誰かがやってきました。
イモエン「起きて！目を覚まして！ここから脱出しなければ！」
イモエンさんじゃないですか！
あずさ「何・・・イモエン？どうしたの？」
イモエン「あいつはあなたの頭もめちゃくちゃにしたの？私に分かっているのは、私達がバルダーズ・ゲートの近くにいて、そこで襲われたという事だけよ」
どうやら、私が出奔した際にもイモエンさんはついてきてくれていたみたいですね。ありがたいことです。
イモエン「私だって思い出したくないわ・・・あいつは・・・私達に、色々と・・・ねぇあずさ、早くここから逃げようよ！」
あずさ「しょうがないわね、行くわよ。身体中痛いけど」
イモエン「あたしもよ、頭が割れそうだわ。あなたも似たような目にあわされたみたいね。ずっと悲鳴が聞こえてたの・・・とにかくここから逃げよう！」
あずさ「そもそもどうやってここまで逃げてきたの？」
イモエン「戦いがあって・・・私を閉じ込めていた檻が壊れたの。また逃げられるかどうかは分からないわ。頭の内側の痛みがどんどんひどくなっているの。普通の痛みじゃないのよ、あずさ。身体の中から刃物で突き刺されてるみたい」
私も尿路結石を患っていた時、ずっと背中に刃物が刺さっているような感じでしたよ。つまり、尿路結石の時みたいに痛いって事！？それは痛い！
イモエン「そんな目で見ないでよ、とにかく痛いんだってば！・・・さっきからあっちの方が騒がしくて。あいつら殺し屋っぽかった・・・アイツを、殺しに来たのかしら。そこら中、死体だらけよ。まだ戦ってるみたい・・・さっきからずっと聞こえてたの。ねぇってば、行くの、行かないの？どっち？」
あずさ「分かったわ。行きましょう」
イモエン「よかった、一人では行きたくなかったもの。あなたが必要なの、あずさ。こんなところで一人になりたくないわ。そうそう、さっき武器をいくつか見かけたの。西側のちっちゃな部屋よ。すぐそこに入口が見えるでしょ。あたし達のかどうかはわからないけど、ないよりはマシでしょ。早く行きましょう！」
そんなこんなで、やっと自由に動けるようになりました。
イモエンさんが言っていた西側のちっちゃな部屋に行く前に・・・足元に落ちているアイテムを拾っておきましょうか。
実はですね・・・HPの値がおかしくなった件について調べていた際、ゲーム開始直後すぐポーズをかけ、手持ちのアイテム(装備品を含む)を足元に全て落としておくと、不足なく前作のアイテムを引き継げるとの情報をゲットしていたのですよね。
では、前作より引き継いだアイテムを全て回収したところで、今度こそ西側にあるちっちゃい部屋へ・・・って、ん？？
私達以外にもまだ捕まっている人が居るみたいじゃないですか。しかも・・・ジャヘイラさん！？
前作ではフレンドリーアームイン内の民家に置いてけぼりにしちゃったけども・・・怒ってたりしないよね？
ジャヘイラ「やっと来たわね。誰か来る前にさっさと逃げましょう。まったく、あなたと旅してると退屈しないわね」
あれ・・・どうやら、出奔の前に仲直りしていたみたいですね。それは良かった。
あずさ「私達はどうしてここにいるの？どんな事でもいいから、教えてちょうだい」
ジャヘイラ「もちろん、私達がここに来た経緯を一日中考えている事は出来るけれど、まずは、現在の危機から脱出する事よ。誰が私達をここに閉じ込めたかわからないけれど、それを知る為に奴らが戻って来るのを待とうとは思わないわ。この場所で私達は不利な立場なのだから。ここまでのいきさつを話してもいいけれど、あなたが知らない事なんてないわよ。私と夫のカリードは何年もあなたと旅をしてきて、言いきれないほど沢山の場所を訪れたわ。あなたは・・・その特異な血筋によって、よかれあしかれ、冒険に強い関心を示した。そして、あなたの養父が私達にあなたを見守るように頼んだのは正しいことだったわ。私達は保護者としてではなく、友人としてあなたとともに旅をしたわ。そして私達が築いた功績がこの地を良くしてきたのよ。私達は数多くの者と敵対し、やっつけてきたわ。だけど、私達を捕らえている者は、こんなにたやすくやってのけたのだから、強力な相手に違いないわ。それが誰なのかわかったら、いずれは戦う事になるでしょう。でも当面は、友や仲間を取り戻し、この場所を離れる方が大事ね」
ここに来た経緯を話すのは、ここを脱出した後・・・と冒頭で自ら言っておきながら、結局、この場で全ての経緯を話しちゃってますね。
それにしてもカリードさんは？むしろ、私はカリードさんと何年も旅をしていたのですよ。
あずさ「カリードはどこにいるの？あなたと一緒じゃないの？」
ジャヘイラ「夫が行方不明で、とても心配しているの。私達が同じ運命にあるとは思えないけれど、彼も同じように捕まっているに違いないわ。頭痛がするわ。多分薬を飲まされたのね。身体にひどい暴力は受けなかったみたいだけど。あなたはずいぶんひどい扱いを受けたようね。カリードも同じだとは思いたくないわ」
あずさ「助けたいけど、あなたの檻は魔法で封印されている様だわ」
前作と比べて、日本語訳はかなり改善されているような気がするけど、今度は会話の繋がりが唐突ですね。
ジャヘイラ「分からないわ。あなたに充分な力があれば、檻は壊れるだろう。力が無ければ、鍵を探さなければならないわ。急いで、あいつが帰って来る前にここを出ましょう。我々を野放しにしているという事は、相手は、我々が刃向かえないほどに強力な相手という事かもしれない。私達の体制を一度整え直してから彼らと対決するのが一番良い。だから、早く鍵を探しに行ってきて。我々は早く自力で逃げなければならないわ」
充分な力があれば檻を壊せるとのことだったので、試しに持っている武器で檻の扉を叩いてみたのですけど、何度やっても「ドアの破壊に失敗」と表示されるだけで、一向に壊れる様子がありません。
私、STR25なんだけどな・・・
結局、ジャヘイラさんの檻の鍵を探さなきゃダメみたいです。
まぁ、鍵を探すのは次回なのですけどね。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き！ダリルかっこいいよっ！主食はキノコです。