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皆さんこんにちは。
今の時期から長編アドベンチャーゲームに手を出すのは止めておけばよかったと早くも後悔し始めた伊達あずさです。
ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者はふぁみこん昔話 新・鬼ヶ島と同様、前後編に分かれているので、同じぐらいの長さだと思うのですよね。
失敗したなぁ・・・残り回数を鑑みるに、通常の長さのアドベンチャー(+ グラディウス)をやっていれば年内にキリ良く終われたかもしれないのに。
あゆみ「調査は進んでる?空木先生はいらっしゃらないけど頑張ってね」
空木先生は何時になったらいらっしゃるのだろう。記憶喪失の件が労災になるかどうかお聞きしたかったのに。まあ、病院いってないけども・・・
じゃあ、出かけてきますね。
今日はキクさんのかかりつけ医だったという熊田先生に紹介していただいた神楽寺から調査を再開するつもりです。
神楽寺にある綾城家のお墓にやってきました。
玄信「こらっ!墓にイタズラしちゃいかん!」
キクさんが眠るお墓の様子を調べようとしたら、このお寺の住職さんらしき方に怒られてしまいました。
お墓に対するイタズラを疑われるような歳でもないと思うんだけどな・・・
玄信「おや?あんな村のもんじゃないな。それじゃ、この村の伝説について知らんのも無理はないのう」
随分と話の展開が急ですね・・・もしかして、話したがり屋さんですか?
玄信「村人達の間で、古くから語り継がれている気味の悪い話なんじゃ・・・綾城の主が無念の死を遂げた時・・・主は墓の中から蘇り、恨みに思う人間を殺すと言われておるのじゃ」
ほ、本人自ら恨みを晴らしちゃうパターンなの!?なんかさぁ・・・伝説に登場する人物の歴史が浅いとそれっぽさが無くなっちゃうよ。
遠い昔に死んだ綾城家の先祖の霊がうんぬんとか、とにかく調べようもないぐらい昔の人があれこれするからこそ伝説になるんだよ。
幽霊だってそうだよ。今さっき死んだばかりの人とかがでてきちゃったら、怖がるどころか喜んじゃう人だってでてきちゃうじゃない!現世にかかわりあったことのある人が居ないぐらい昔の人がでてくるからこそ、素直に怖がれるんだよ!
とにかく、そういうオカルトチックなものは、ふわっと感が大事なの!歴史が全てなの!古ければ何でもありがたくなるの!
玄信「それというのもこの村では未だに遺体を土葬にしておるからじゃろう」
なんかもう、ゾンビじゃん!
じゃ~つい先日なくなったキクさんのご遺体もここにそのまま埋まってるってことですか?
玄信「もちろん、そのままここに埋まっとる。さらに綾城家にはのう・・・この伝説の元になったらしい戦国時代からの言い伝えもあるのじゃぞ」
そっちの方が圧倒的に伝説レベルが高いね!
そうですよ。そういうのを待ってたんですよ。
玄信「そうか、詳しく聞きたいのか。戦国時代、綾城家はこのあたりの領主じゃった。あるとき戦に敗れてのう。かろうじて生き延びた者達は明神山の砦に立てこもった。それで敵方の領主は見せしめに綾城の先祖代々の墓を掘り返したんじゃ。やがて最後の決戦となったが、綾城の領主は殺された・・・呪いの言葉を残してな。戦が終わり、敵の殿様が村を訪れたが、まもなく謎の死を遂げたのじゃ。あるものは綾城の呪いで狂ったといい、またあるものは墓から蘇った綾城の領主が首をはねたともいう。それが今でもこの村に語り継がれ、伝説となったのじゃ」
そうそう!伝説っていうのはそれくらい適当じゃないとね!
綾城家の呪いによって死んだのが、綾城家先祖代々の墓を掘り返した敵の領主ではなく、その領主の上司っぽい殿様っていうところが如何にも伝説っぽい・・・って、思ったら、先に出てきた敵の領主と呪われたことにされた殿様というのは同一人物みたいですね(By 説明書)。紛らわしい!!
では、キクさんを土葬する際、遺体に何か不審な点などは御座いませんでしたか?
玄信「別になかったのう。キクさんは安らかに眠っとる!キクさんとは昔から随分親しくさせてもらっとったんじゃ。よく話をしたものじゃったが・・・気の毒にのう・・・」
まあ、ご遺体が素人目にも分かるぐらいあからさまに不審な状態だったら警察がほっとかないですよね。
さーてと、これからどうしましょうね。あてがなくなっちゃいましたよ。
それにしても、病死と診断された人の事件性を調査するのって一介の探偵には結構荷が重い仕事ですよね。私が捜査権限のあるしっかりとした立場であったなら、司法解剖なり、行政解剖なりさせて頂くことで、何か分かったのかもしれませんけど・・・
無いものをねだっていても仕方ありませんね。
何にせよ、あらかじめ敷かれていたレールはここで途絶えてしまったので、ここからは独自の判断で調査していくしかありません。
とりあえず・・・どうしましょうね。適当に聞き込みでも行ってみましょうか。
明神駅にやってきました。
知ってる場所がここか綾城家、後は熊田医院ぐらいしかないんですよね。なんとなくで熊田先生のお仕事を邪魔するわけには行きませんし、何の進展もないまま綾城家へ戻るのも何となく気が引けますからね。
ただ、今回の事件は外部に目撃者を期待できそうなものではないので、この聞き込みにもどれだけの意味があるか・・・
一先ず、その辺を歩いている村人を適当に捕まえて、綾城家について尋ねてみることにしました。綾城家自体はこの村だとかなり有名みたいですしね。
村人「もう、亡くなったがキク様の旦那だった人は、昔はかなりあくどいことをやっていたそうだで。恨みに思っている人も少なくねえだろう。自殺した家族の話を聞いた事あるだよ」
そうなんだ・・・でも、お金持ちに悪い噂はつきものなのでしょうね。多かれ少なかれ。
では次に、この村に伝わる伝説についてお話をお聞かせ願えませんか?
村人「あんた、あんまり嗅ぎまわらねえほうがいいだよ。キク様が蘇ってこられるかもしれねえだで」
ふむ・・・改めて権力者にとってとても都合のいい伝説ですね。
言い伝え、村の掟、道徳に宗教・・・そういったノーリスクで人の心を操る術に長けた人が権力を握るんだろうな。
村人「キクさんは殺されたにちげえねえだ!今にきっと蘇ってきなさるで、あんたも気を付けなされや・・・」
この名もなき村人さんはどうしてキクさんが他殺だと思い込んでるのでしょう。ひょっとして誰かが言いふらしている?
駅員「キクさんが殺されたってほんとですか?村人達はそう言ってますけど・・・」
やっぱり誰かが故意にいいふらしてそうですね。
今のところ、そんなことをして得になるのは善蔵さんぐらいなものだけど・・・
仕方ない、あまり気は進みませんが綾城家に戻ってみますか。残る2人の親戚やご遺体の第一発見者である茜さんの話を聞いてみないことには何も始まりそうにありません。
ただまあ・・・それは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。