ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン・ディスクシステム)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ほんのちょっとだけ探偵や刑事になってみたいなと思ったこともある伊達あずさです。
でも、探偵さんが殺人事件を解決したりすることもないでしょうし、刑事さんのお仕事も私が期待しているようなものではないのでしょうね。
現実世界でそんな謎めいた殺人事件ばかり起こったら、それはそれで問題ですもの。刑事さんは暇なぐらいで丁度いい!・・・けど、残念ながら実際は凄く忙しいのでしょうね。
・・・あれ?何か前にも似たような話をしたことがあったような?

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン・ディスクシステム)_挿絵1

綾城の家に仇成すものあらば、我、死後の世界より蘇りて、その者に災いをもたらさん・・・

では今日から本格的に調査を始めます!
まあ、本格的な調査・・・っていっても、記憶を失っちゃったせいで、今回の依頼内容をすっかり忘れちゃってるんですけどね。
つまり、まずは仕事内容から調査していかねばなりません。それにしても、何故私は同僚のあゆみさんに調査の進捗を共有しなかったの?そういう仕事の進め方は凄く良くないと思うよ?って、自分の所業なんでした・・・猛省しよう。

で、とりあえず明神村の最寄り駅となる明神駅に着いたけども・・・全くここに着た記憶がないですね。
ちなみに私が先ほどまでいた海上の崖は、この明神村と天地さんのマンションがあった大里市の丁度中間ぐらいの位置にありました。

さて・・・ここはあまり大きな駅ではないみたいですし、ひょっとしたらあの駅員さんが私のことを覚えてくれていたりするかもしれません。ちょっと聞いてみましょうか。

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン・ディスクシステム)_挿絵2
駅員「はっ?なんのご用ですか」

あのぉ・・・変な質問で大変恐縮なのですが、私のことを覚えていてくれたりしませんか?

駅員「そういえば、あなたはこの村に来られたことがありましたね」

やっぱり!私は記憶を失う前、この明神村に来ていたのですね。

駅員「御覧の通りの静かな村ですが、ここには古くからの因習や気味の悪い言い伝えが今でも語り継がれているんですよ」

ふむふむ。ますますもって事件が起こりそうな村ですね!
じゃあ、綾城っていうのが何か分かったりしますか?

駅員「綾城、ですか。綾城家のことでしょう。あそこに見える、あの山の麓の大きな屋敷です」

綾城家ですか。なるほど綾城というのは苗字だったのですね。
では、これまた変な質問になってしまうかもしれませんけど、綾城さんがどんな方かご存じですか?

駅員「戦国時代はこの辺りの領主だったそうですが、今は日本有数の資産家として有名です」

完全な勝ち組みですね・・・
色々と変な質問をしてしまって、すみませんでした。

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン・ディスクシステム)_挿絵3
駅員さんに教えて頂いた綾城家を訪ねてみます。すると執事らしき人が出迎えてくれました。

執事「伊達様!どこへ行っておられたのですか?心配しておりましたよ」

え・・・あぁ・・・えっと・・・はい、その・・・実は・・・ちょっと記憶を崖で落としちゃったみたいで・・・

執事「えっ!記憶喪失!では、依頼した調査の内容や私の名前まで忘れてしまわれたのですか!」

うぅ・・・はい・・・お恥ずかしながら、まったくその通りです。大変申し訳ありません・・・

執事「伊達様。よくお聞きください。私の依頼を受けた伊達様は、調査の内容を聞くために先日この屋敷へ参られました。その調査というのは、先日亡くなりました当家の主、綾城キク様についてでございます。思い出して下さいませ・・・!」

お、思い出したいのはやまやまなのですけど・・・っていうか、私がここに来たのって極最近の話だったのですね。であれば、頑張って巻き返します!なので、大変お手数だとは思いますが、依頼内容をもう1度確認させていただけませんでしょうか。

執事「お医者様は心不全と診断されましたが・・・私にはただの病死とは思えないのです」

心不全ですか・・・敢えて死因に心不全って書くということは、死亡診断を行ったお医者さんが直接の死因を特定できなかった可能性が高いということでしょうか。基本的に何が原因であったとしても最終的には心停止しちゃいますもんね。なので、できるだけ根本的な死因を死亡診断書には書くものだと聞いた事があります。

要するに執事さんは綾城さんが何者かによって殺害されたとお考えなのですね?

執事「それを伊達様に調査していただこうとこの屋敷へお呼びしたのです。それなのにこんなことになろうとは・・・」

う、本当に申し訳ありません。

執事「丁度ここまでお話させて頂いた時、伊達様にどなた様からかお電話がかかってまいりました・・・その電話の後、重要な情報が手に入るかもしれないとおっしゃって、この屋敷を出て行かれたではありませんか」

んん?
確かにその電話の相手というのも気にはなりますが・・・ひょっとして、以前の調査って初期も初期の段階でした?ここにきて、依頼の内容を執事さんから聞いて、それでおしまいって事ですよね?その程度の進捗だったのなら、今からでも全然巻き返せますとも!だいじょ~ぶ、大丈夫です!
では、もしかするとこれも1度尋ねちゃっているかもしれませんが、改めて綾城キクさんのことについてお聞かせ願えますか?

執事「キク様は綾城商事の会長でしたが、78歳の高齢の上、心臓が弱っておられたのです。そこで遺言書を作成されたのですが、遺言公開の直後にご自分の寝室で亡くなられてしまったのです。ここまでお話してもまだ思い出して頂けませんか!」

そ、そんなに怒らなくても・・・あ、でもなんか段々思い出してきましたよ?そうだ、確かあなたは善蔵さん!

善蔵「思い出して頂けましたか!思い切ってお話してよかった・・・」

えっ・・・あくまでも同じことを2回聞いただけですよね?そんな思いきらなきゃならないような話は聞いてないつもりだったんですけど・・・
まあいいや、でもって、綾城さんは遺言書の公開後に亡くなられたのでしたね。ちなみに公開された遺言書について何かご存じですか?

善蔵「遺言の公開にはキク様のご親戚の方が立ち会われただけです。私にはちょっと・・・分かりかねますが」

なるほど、善蔵さんは遺言書の内容まではご存じないのですね。
では、遺言の公開に立ち会われたご親戚の方というのは?

善蔵「キク様の甥の綾城完治様と二郎様、それに姪の春日あずさ様の3人様です」

姪と甥だけですか。綾城さんにはお子さんがいらっしゃらなかったのですね。

善蔵「完治様は3人兄弟の長男で、綾城商事の社長をなさっています。二郎様はご兄弟の末っ子で、綾城商事の専務をなさっています。春日家へ嫁がされたあずさ様はご兄弟の2番目に当たられます」

あ、三人ともご兄弟でしたか。

善蔵「皆様、その日のためにお集まりになられたので、ここに住んでおられるわけではございません。ただ、あずさ様だけは、しばらくこちらにお泊まりになるそうです。今はどちらかへお出かけのようで、いらっしゃいませんが」

なるほど・・・大体の状況は把握できました。
まぁ、記憶を失う前の調査進捗も案外大したもんじゃありませんでしたし、全然大丈夫です。私、こう見えて刑事をやってたこともあるんですよ。

犯人はヤス!」なんて言ったりしてね・・・あはは・・・

そ、そういうわけですから、ご安心ください!
・・・と、無事、依頼主をなだめられたところで、今日の調査はここまでです。

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