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皆さんこんにちは。
マレックから奪った解毒薬が本当に効いたのか色んな意味で不安になってきた伊達あずさです。
ちゃんと解毒されたのであれば、なんかもっとこう・・・効きましたよって感じの何かが欲しいですよね。あそこまで何もないとなると・・・実は最初から毒なんて盛られていなかったのではないかという疑念すら・・・
ロスアンダーさんのセリフからもわかるように、このクエストは出会いがしらにマレックが倒されることを想定したものではなかったのでしょうから、その可能性は無きにしも非ずですよね。
まあ、全ては済んだことですし、今さら言っても仕方ありませんね。再開します。
今日はラマジスの依頼の件を片付けちゃおうかな。
というわけで、早速レージファースト・・・さん、のお家がある西エリアに向かいたいと思います。
はい、まさしくここです。立派なお家ですね。そういえば、ラマジスもデザイナーズハウスっぽい立派なお家に住んでましたね。魔法使いって儲かるのかな?おかしいなぁ・・・私も魔法使いのはずなのですが。っていうか、あまり自覚はないけれど、実は私も儲かっているとか?
それにしても、これくらいのお家って幾らぐらいで買えるんだろう。魔法のアイテムにお金を使うのもいいけど、お家を買うっていうのもありですね。何にしても私はお金を貯めたくなるような欲の源が欲しいのです!
まあいいや、ではいざ突入・・・って、扉には鍵がかかってますね。
イモエン先生!出番ですよ!
イモエン先生の手にかかれば鍵なんてちょちょいのちょいでした。
・・・で、中に入るとレージファースト・・・さん、と思わしき人と問題のニンフらしきリザードン・・・いえ、ちょっと進化し過ぎましたね。人影があります。
レージファースト「私がお前を行かせられないのは十分承知であろう。お前がどう思おうと、私達は離れられない存在なのだ」
ニンフのアベラ「運命だろうが何だろうが、ここには長く居ないわ」
レージファースト「何!?このレージファーストの館に一体どこの野盗だ!?目的を言え、それによっては墓石に刻んでやる」
相変わらず、詐欺メールみたいな日本語ですね。
あずさ「お前のような罪人に、野盗呼ばわりされる覚えはないわ!」
レージファースト「何のことだ!?早く言わないと、放り出すぞ!」
あれ?武力行使の上限が放り出すなの?ひょっとして噂ほど悪い人でもないんじゃ・・・
あずさ「この美しき者を捕らえておきながら、ご立派な言い分だわね?矛盾してんじゃないのかしら?」
レージファースト「違う!この美しき者は私の愛と人生そのものだ!私も彼女のものになるんだ!時間はかかるだろうが。私のように、彼女も私を愛するだろう!」
かなり歪んでしまってはいますけど、ラマジスよりは大分まじな人なのかもしれません。それに今ならまだ間に合うかも・・・
あずさ「愛する者を閉じ込めておくものがどこにいるの!彼女は抜け殻のようにお前に仕えるかもしれないけど、それは愛じゃないわ!彼女に聞いてみて!」
レージファースト「ここで彼女は幸せになるのだ!共に老いていくのだ」
ニンフのアベラ「レージファースト、私を見て。私の美しさが衰えていくわ」
レージファースト「アベラ、君の美しさは会ったその日から変わらず素晴らしい。そんなことは言わないでくれ」
ニンフのアベラ「褒めてくれて嬉しいけど、あなたは一時の熱情にかられているだけよ。私がどうなるか真剣に考えてみて。歳はとらなくても、この汚い場所では私の魂は消えてしまうわ。あなたもよ、私を閉じ込めていたら魂が無くなるわよ」
レージファースト「離れられないんだ!お前もそう言ったじゃないか!」
ニンフのアベラ「星と月の下、森の中。そこに美があるのよ。あなたに閉じ込められていてはいられない。私は人間ではないのよ。それにここは私の家ではないの」
レージファースト「だが、ここが私の家なんだ・・・」
あずさ「このアベラはお前と死ぬだろう。本当に愛しているなら、彼女を放すのよ」
レージファースト「私は・・・そうだ。アベラ、許してくれ。私は馬鹿だった。魔法を解いて、自由の身になってくれ。私を責めないでくれ。ただの老いぼれた愚か者だ」
ニンフのアベラ「私は他人に欲を植え付ける性質を持っている。私の存在自体が危険なものなのよ。あなた達は突然やって来た救い主で、私は感謝してもしきれないわ!私の髪を一束持って行ってください。もう長い事、人に会う事もないでしょう。さようなら」
そういって、ニンフのアベラさんはディメンションドアで何処へと帰っていきました。
なんというか・・・まあ・・・多少、過ちを犯してしまったのかもしれませんけど・・・振り切ってしまうギリギリのところでは踏みとどまれたんじゃないかな?確かに誰かを好きになるという気持ちは・・・まあその、制御が難しいものですよね、うん。
元気・・・は、まだ出さなくてもいいけど、まあそのなんです。アレです。人は一線を越えてしまうと、行き着くところに行くまでは戻って来れなくなってしまうものです。その点、レージファーストさんはちゃんと自らの意思で戻ってきたわけですから、偉い・・・し、あと・・・頑張ったと思います。
レージファースト「これ以上邪魔する気か?ほっといてくれ、この家から出て行け」
そうだよね・・・今は放っておいてほしいよね。うん、じゃあね・・・
これで一件落着・・・ってわけにもいきません。そう、私にはまだやらねばならぬことがあるのです。
目的地へと向かって歩いていると、知らない人に邪魔された!もう!いまいいところなんだから水を差さないで欲しい!
ティック「おい、あんた達は下水道探索するタイプだな、初めて見るぜ」
物凄い偏見だと思うけど・・・下水道なんて好き好んで探索する人いるの?汚いし、臭いも酷いし・・・いや、私も実際には行ったことないので、これも偏見かもしれませんが。
あずさ「どういうこと?」
ティック「下水道探検だぜ、坊や。一般人のダンジョンに潜るんだ、わかるか?」
ダンジョンを一般人やら著名人などと称する人を初めて見ました。遂にダンジョンまで擬人化される日がやってこようとは。
あずさ「一般人向けのダンジョンね?どうやって入るのか教えてよ?」
興味もないのに話を合わせてしまった。でも、訂正するだけだと失礼かと思って。
ティック「わざわざ案内する必要は無いさ。入り口はそこら中にあるぜ。下水道の格子を見てみな。ほとんどのものは簡単に引きあがるから、そこから潜り込めば良いんだ。言っただろ、下水道も一般人にとっては立派なダンジョンだって」
そう言ってティックさんは去っていきました。
っていうか、私達は一応冒険者?だし、一般人ではないと思うけどな・・・それに下水道を探検しなければならないほどには探検心の保有数も多くありません。
ティックさんとの無駄話を経て、ようやく目的地に到着したわけですが・・・続きは次回かな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
ティックさんは「一般人は下水道でダンジョンごっこ 出来るよ」って教えてくれただけ?
下水道探検愛好家か何かなのでしょうかねぇ・・・ちょっと、目的が良くわからないですよね。