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皆さんこんにちは。
何故、現実世界でならすぐにわかるようなことが、ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島の世界ではわからないのかと不満で一杯の伊達あずさです。
前回、見事私の洞察力が勝利し、1発で正しいお供を見極めることができたわけですけど・・・あれさ?ちゃんと状況を説明してくれていたら、運選択にならずに済みましたよね?
まず、敵を誘き出すわけですから、当然、自分達が知っている道に誘き寄せますよね?
折角こちらにイニシアチブがあるのに、何もわざわざ自分達が知らない道の方に逃げるなんてリスクを負う必要ないでしょ?もちろん、あの見晴らしの良い一本道に誘き出すとは思ってなかったけど・・・奇跡的に蘭丸さん達は鬼をやり過ごせたので、歯を食いしばってそこは見逃すことにします。(別にそれだって少し隠れられそうな岩を描いてあげるだけで済んだはずなのに!)
で、当然、自分達が知っている道・・・つまり、私達が通って来た道の方に鬼をおびき寄せたわけですから、逃げた先が崖っぷちになってるなんてことは最初から分かっていたはずですよね?それをあらかじめ文章で描写してくれていれば、おはなが正解だって気付けますよね?
それなのに、何故現実的に当然知ることができるであろう情報をプレイヤーは知ることができないのでしょうか。
そんなにこの世界の創造主さんはプレイヤーに正解を選んでほしくないの?
そもそも、コマンド式アドベンチャーのゲーム性って、先を推理する(コマンドを推理する)ことなんじゃないの??
つまり、プレイヤーの選択に必要な状況描写は絶対に怠ったらダメなヤツです!!答えを聞いてもピンとこないなぞなぞを連発されたって腹が立つだけでしょうよ!
しかも、ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島の場合、それを故意にやっている節があるから質が悪いんですよね。つまり、これぞ正しく確信犯というやつです。
私が崖っぷちに追い込まれていた頃、蘭丸さん達はというと・・・
イモエンさんも真っ青なハイド・イン・シャドーで、見事鬼をやり過ごし、無人となった建物へ。
遠くからは建物のように見えていましたが、近寄ってみるとただの大きな岩の塊でした。
・・・って、は?じゃあ、鬼は岩の前に立ってただけってことなの?こちらからは普通に鬼の姿が見えるぐらいの距離で、かつ、あの見晴らしのよさ・・・良く気づかれなかったね。鬼って目も悪いのかな?
鬼の弱点がまた1つ増えたところで、岩の中から人の声が聞こえてきました。
???「・・・けて・・・ここを・・・開けて」
蘭丸「誰?」
???「岩の中にいます・・・注連縄を解いて・・・」
マロールを唱える際に座標を間違えちゃったのでしょうか。
蘭丸「あなたは?」
???「鬼に集められた魂です。大勢います。龍に食べられる前にここに集められるのです」
蘭丸「なんて酷いやつ!だから鬼があんなにいたのね」
う、う~ん・・・家畜小屋にいる家畜達や畑にいる作物達にも同じことを言われちゃいそうですね。もちろん、だからといって素直に食べられてやる筋合いもありません。当然、助けましょう!
???「お願い・・・注連縄を外して」
蘭丸「わかったわ」
が、しかし、注連縄は高い所にあるので手が届かないらしいです。
うっそだぁ!見た感じ普通に届きそうじゃないですか?
蘭丸さんだけが異常に離れているなんてことは考えにくいので、極端な遠近法などではないとします。
実寸だと蘭丸さんの身長が2に対して、地面から注連縄までの距離は高い所で2.5ぐらいでしょうか。
仮に蘭丸さんの身長を小学4年生女子(10歳)相当の140cmぐらいだとしましょう。注連縄は地面から175cmの高さにあることになります。
その差は35cm・・・ちなみに人間の肘から指先までの長さは身長の4分の1程度になるらしいです。つまり、手を真っすぐ上に伸ばした場合、大体、肘が頭の先ぐらいにくるので、手を伸ばした時は身長 + 身長 / 4ぐらいの高さを出すことができるのです。
すなわち、蘭丸さんが手の届く高さは140 + 140 / 4 = 175cm・・・ぴったり注連縄に手が届くのですよね。それなら、ちょっとジャンプすれば取れるよね!?繊細な作業が求められるというならまだしも、ぶっちぎっていいなら余裕の高さです。小学生の女の子でも垂直飛びで30cmは余裕で飛びますからね!?多少の計測誤差は余裕で埋められます。
まあ、松之助に見せ場を作ってあげたいだけなんだと思いますけど・・・
蘭丸「あの注連縄を外す事できる?」
松之助「お安い御用だ」
結局、壁をよじ登っちゃってるしね・・・それなら豆腐岩をもうちょっと高く描いても何の問題もなかったでしょうよ!
魂が飛び出すときの音って「ばひゅ~ん!」なんですね。
蘭丸「やったわ」
うん。でも蘭丸さんは状況証拠的にさぼってたことになっちゃいました。
多くの魂が飛び去っていく中、2つの魂が蘭丸さんのもとへと近づいてきます。
魂A「蘭丸や」
蘭丸「あっ!その声は!おじいさん!」
魂になっても肉体があった時と同じ声を出すことが出来るみたいです。魂の叫びっていう表現もあながち間違いではなかったのかもしれませんね。
魂B「元気だったかい?」
蘭丸「おばあさん!」
魂A「よく来てくれたねえ・・・龍は恐ろしい魔物じゃ。気を付けるんじゃよ。儂らには手伝いはできんが、玉手箱はこの岩の中じゃ」
おじいさんは私達の状況を良く知らないはずのに、当たり前のようにこの後、龍を倒すと思われているのですね。そりゃまあ、倒すつもりではあるけどさ・・・
蘭丸「ありがとう、おじいさん。それが分かれば十分よ」
魂A「じゃあな、必ず帰って来るんじゃぞ。気を付けてな」
この世界はノーボイスのため、最後のセリフだけはおじいさんかおばあさんかわからなかったけど、話の流れ的におじいさん(魂A)でしょう。
もうちょっとおばあさん(魂B)にも喋らせてあげて欲しいとは思ったんですが、残念ながらここでタイムアップです。2つの魂も飛び去ってしまいました。
蘭丸「皆、自分の体へ戻ったわ」
松之助「簡単なものなんだな」
でもさ・・・魂が抜けた後の体って、鬼になってるんだよね?
屏風岩で爆死した鬼の中におじいさんとおばあさんの体が混じっていた場合は元に戻れなくなると思うんだよね・・・
で、この岩の中に玉手箱があるらしいですけど、どうすればいいの?
何の予兆もないので、結局はコマンド総当たりです。
実際、試しに掲げてみたらなんか開いちゃった・・・みたいな描写になっていますし、公式にコマンド総当たりが求められていたみたいです。
公式にコマンド総当たりを求めて来るアドベンチャーゲームってどうなのよ・・・と、ため息を吐きつつ、今日はここまでです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。