フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur’s Gate 2#192

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ガバメント地区で求人情報探索中の伊達あずさです。
ついでにヤンさんも探します!これでヤンさんがクエストをくれたら一石二鳥の大団円です。

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵1
では、ガバメント地区の突撃お宅訪問を続けていきたいと思います。
今日もリラルコルは元気ですね。ロードする度に漏れなくブラックなジョークを言ってくるのですよ。前の所有者が下水に捨てたくなる気持ちも分かります。まあ、私はリラルコルを捨てたりしませんけど!(少なくとも今は)

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵2
あ、ここ入れそうです。
確かここってヴィコニアさんが火あぶりにされかけたところですよね。
そういえば、ここって何の建物なんでしょう。治安維持の行政施設とか?

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵3
入ってすぐのところに看守さんがいます。ってことは牢屋なのかな?

看守「フン。そこのお前・・・ここに何の用だ?」

あずさ「あなたは誰?」

看守「儂はここの牢番だ。で、儂の言葉はこうだ。お前さんが興味を持つような物は何もない。さっさと来た場所に引き返したらどうだ?」

あずさ「出来たら、ちょっとこの辺りを見せてもらいたいんだけど」

看守「ここにはお前が興味を持ちそうな物は何もない・・・それに、よそ者にわけもなく牢獄の付近をうろうろされるのは気に入らない。行け」

確かにごもっともなご意見ですね。

あずさ「分かったわ。行くから」

看守「よかろう。とっとと帰れ。どちらにしろ、お前のような者には牢獄は危険な場所だ」

ちょっと言い方が高圧的ではありますけど、看守という立場を考えれば止むを得ませんし、何気に良い人そうな感じはします。
ただ、勝手に見て回ったとしても特に声を掛けられたりはしないので、帰るといいつつ牢獄を見て回ることは可能でした。まあ、看守さんの言う通り、私が興味を持つようなものは何も無かったのですけどね。

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵4
何も無かった牢屋を出て次なる獲物を探している際、何気なく話し掛けた名もなき貴族とちょっとした話になりました。

貴族「ああ・・・アノメン・デルリンか。父上に言われて来たのなら、こう伝えてくれ。私が最後の会合に父上を呼ばなかったのは・・・」

アノメン「父の代理などで来ているのではない。財産を失った父を放逐されるのなら、どうぞ御勝手に!あの酔っ払いは、私の知ったことではない!!」

まさか、こんな名もなきNPCとの会話からアノメンさんの境遇を知ることになろうとは。まあ、ほんのちょっとですけどね。

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵5
そして、そのすぐ近くでヤンさん発見!

ヤン「商品を買う気はないかい、友よ?」

あずさ「もちろん。何を持っているのかしら、善良なノーム?」

ヤン「さて、お前は冒険者らしい顔つきをしている。儂もカブ商人としての仕事の合間に冒険者をやっていたこともあったんだ。たまに市場の景気が悪くなって、それまで自信を持って良質の野菜を育てていた儂は、冒険という形で自分達の能力を切り売りせざるを得なかったのだ」

あずさ「そうね。誇り高き野菜の行商人か、誉れ高く輝ける英雄か。永遠の命題だわ」

自分でも何を言ってるんだ?って感じではありますけど、とりあえず乗っかっておきましょう。

ヤン「お前も少しは分かるようだな。従兄弟のジョセフィンがあのガリー・ドワーフと出会った時の事を思い出すよ。そのドワーフは本当に惨めな男だった。歯並びが悪く、鼻持ちならない臭いがして、神々の笑い者だった。儂は彼女をジョージーと呼んでいた。我々は彼女をよくからかったものだ。何かと言えば、彼女の小さな鼻がぶら下がって・・・」

あずさ「何が言いたいのよ?」

ヤン「友よ。儂が言っているのは、輝かしい武勇に至る危険な道を進むお前の為に、特にお前だけの為に作られた商品を売ってやれるという事だ。このヤン・ヤンセン(つまり儂)が作った、フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイトとして知られているのさ。さあ、よく聞けよ。この良い子ちゃんを一つ手にとって、ごく普通のオークに向ける。それから目をぎゅっと閉じて・・・ドカーン!オークは目玉を押さえてぐるぐる回りまわるよ、叫びながら。そう、まるでスヴェン叔父さんが3日間カブ・ビールを飲み続けた時のように・・・」

フラッシャー・マスター・ブルーザー・メイト:Baldur's Gate 2#192_挿絵6
ヤンさんの脱線祭り話を辛抱強く聞いていると、別の人が声を掛けてきました。

トラックス「待て、ノーム。アムン税務署と課税委員会の名において命ずる」

ヤン「ああ、またか。他人を犠牲にして金を稼ぎ、カブを嫌う、見下げ果てた山賊どもめ!正直な商人が上等かつ非合法的なフラッシャーを適正な値段で売るのを止めるしか能がない。さあ、来たぞ。儂をかばってくれよ」

トラックス「ヤン・ヤンセン、アムンのノーム市民。お前は脱税及び禁止商品を禁じられた方法で販売した罪で告発されている」

ヤン「トラックス、昔からの友よ!お前は大きな間違いをしている。儂は決して法律を破らない。おやじがいつも言っていたように・・・」

トラックス「もういい!その呪われた話で、またもや俺をはぐらかすつもりか。俺はそれほど馬鹿ではないぞ!」

トラックスの守衛「(へへへ)」

トラックス「黙れ!お前は邪魔だ!トイレにでも行っていろ!まったく・・・ヤンセン、儂らにはとっくに分かっているのだ。お前は危険で違法な仕掛けを売っているだろう。こうして我々がその現場に居合わせたわけだ」

ヤン「何たる残酷な運命!昔からの友人に誤って訴えられるとは!」

トラックス「ヤンセン、俺はお前の友達じゃない」

トラックスの守衛「(誰の友達でもないくせに)」

トラックス「ああ、お前な!人の揚げ足とって楽しいか?」

トラックスの守衛「すみません」

トラックス「この仕事をしていればいつかは収容施設に送られるだろう。それで、あなたは?この悪党の常連客でないのは明らかだが」

あずさ「私はあずさ、冒険者よ」

トラックス「であずさ、このノームはあんたに不法な商品を売ろうとしたのかね?とくに彼らが言うところの”フラッシャーズ”を?」

フラッシャーズって何なの?今さっき急に名前が出て来ただけなので、それがどんなものなのか私には見当もつきません。使用法から類推するに銃みたいなもの?

あずさ「何を言ってるか分からないわ。私達はただ天気の話をしていたの」

いや、カブの話をしてたんだよ!

トラックス「呪われろ!ノームはお前の事もまるめこんだのだ!ヤンセン、お前はもう二度とアスカトラで行商は出来ないぞ。それからあずさ、お前は危険な敵を作った様だな」

トラックスの守衛「危険な敵って?」

トラックス「私のことだ、馬鹿者!ほら、行くぞ!詰所にサッサと戻れ!」

うーん、トラックスさんの部下の態度を見るに、そこまで悪い人ではなさそうだし、危険な敵でもなさそう。悪い意味で。

ヤン「そこにいるのは邪悪な人間だ。彼に比べれば、スクラッチー叔父さんも聖者に見える。ともかく、儂はまたしても闇市場から追い出された。少なくとも商売の元手とトラックスのお偉方を抱き込む賄賂を貯め込むまでは。お前のパーティは人手が必要じゃないのか?」

え?商品を売ってくれるんじゃなかったの?結局、フラッシャーズって何なの!?

あずさ「申し出は有り難いけど、しばらくあなた無しで続けた方がいいと思うわ」

今は枠が無いのですよ!アノメンさんが用済みとなったら改めて考えさせてください。

ヤン「お前にとって損失だぞ。気が変わったら、儂は町の豊かではない地域、スラムに住んでいる。多分カブの屋台を出して、こつこつと賄賂の元手を作っている事だろう。では、達者で」

商品も買えないし、フラッシャーズが何なのかもわからないし、無駄に人に嫌われただけでしたよ。
次回に続きます。

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