食べる者と食べられる者:Baldur’s Gate 2#184

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ジェーダン退治という目的のために仲間達の気持ちが一つになっていくのを感じている伊達あずさです。

ただですね・・・私はジェーダンが何故私達を巻き込んだのかその理由がいまひとつはっきりしないため、ちょっともやもやしちゃっているのですよね。まあ、その辺については、本人を捕まえて問いただせばよいだけの話です。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵1
では、ジェーダンが隠れているかもしれない北東のダンジョンに行ってみようと思います。
以前行ったときは入口が閉まっていたけど、中を調べる必要性にかられた今の状態であれば、例え閉じていたとしてもこじ開けられる・・・はず!

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵2
ダンジョンの入口前までやってきました。
途中、アンクヘッグに襲われたため、殻が1つ増えちゃったけども。殻は1つ100lbsもあるからミンスクさんでも1つもつのがせいいっぱいです。つまり、ストームジャイアントより力持ちの私がもつしかありません。

さてと・・・以前は入口が閉ざされていたけど、今回はどうか・・・

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵3
普通に入れちゃいました。
でも、敵に待ち伏せされちゃってますね。

族長のディグダグ「ガルル!お前、早いな!部族、ケツ蹴飛ばして、準備させる!ファークラーグ警告する、しかし気にしない思う!」

戦闘が始まるや否や部下のゴブリンにその場を任せて族長のディグダグは後方に下がってしまいます。追いかけたのですが消えちゃいました。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵4
外観からもうちょっと人工的なダンジョンを想像していたのですけど、人工的なのは本当に入り口部分だけで中はかなり自然が溢れています。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵5
ルーク・トランスミューター「さあ、行くがいい!本分を全うし、侵入者を滅殺するがいい!御主人様も、今回の実験の成果には驚かれるであろう!かかれ!」

ところどころに一方的に喋ってくる名のある人が居ます。
ちなみにルークが差し向けてきたゴブリンは「カミカゼ・ゴブリン」という名前でしたよ。その名の通り、自爆攻撃らしきものを繰り出してきたようですが・・・あれ?ダメージを受けていませんね。確かに範囲攻撃チックなエフェクトが出たのですが・・・ログを見てもそれらしき記述はないし・・・見間違えた?

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵6
ルークの装備品を見るとリング・オブ・ファイアーレジスタンスが見つかりました。
これ、絶対にカミカゼ・ゴブリンの自爆攻撃に巻き込まれた時用の保険だと思うのですが・・・

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵7
あれ、ここからは別エリアみたいですね。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵8
奥へと移動した途端、またも待ち伏せです。どうにもこちらの動きを読まれている感があります。
そりゃ~敵の罠に飛び込んで力任せに押し切れちゃうだけの力はあるつもりですが、何かこう・・・敵に先手を取られている感じがして気分が良くない!もっと慌てふためかせたいのですよ!

で、何か通行不能な柵の向こうから一方的に矢を射かけられちゃってるんですけど・・・どうしようこれ。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵9
あ!ここに隠し扉のようなものを発見しました。ただ、鍵がかかってる!!

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幸いにしてヨシモさんでも解除可能な鍵だったたので、反対側も同じように開錠して射手のオークを殲滅したけど・・・酷い目にあっちゃった。ジェーダンめ!どこまでヘイトを貯めこむつもりですか。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵11
オークを退けて先に進むと今度はアダマンタイト・ゴーレムですって!
このアダマンタイト・ゴーレム・・・攻撃力は大した事無いのですが、防御力が凄まじい!まず+3以上の魔化武器でなければダメージを与えられないし、ダメージが通ってもいまいちダメージ量が出ません。1桁台のダメージしか出せないのはどういった仕組みによるものなのか・・・
でも、防御性能だけ高くとも攻撃力が微妙なら、単に時間がかかると言うだけの話です。セレスチャルフューリーのブーミング・サンダー(失神効果)もちゃんと効くみたいだし、私一人でもなんてことない!

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵12
今度は何ですか。友好的なオーラを放つトロールがいるけど。

トロール・コック「食べ物はあちらへどうぞ。ちょうどいい時間だね。あそこのグリルに飛び乗ってください」

あずさ「えっ?」

トロール・コック「グリルです。大きな金属のやつ。飛び乗れよ。熱いから気を付けな!」

あずさ「トロールにしては喋るのが上手ね」

トロール・コック「俺の母ちゃんは、俺に厳しく勉強させたんだ。俺はここでホブゴブリンと一緒に生活した。彼らは頭がいい。俺をうまい料理人に鍛えてくれた」

あずさ「あのオーク達は好き?」

トロール・コック「臭いけれど、まあいいんじゃないの。でも、時々意地悪になる。族長のディグダグは時々俺の指を切って、グリルの上に投げるんだ。俺の指がソーセージみたいな味がするって」

あずさ「痛くはないの?」

トロール・コック「ああ。だけど、オレはトロールだから。指を切られても、はえてくるんだ。さて、おしゃべりはやめて、焼き始めよう!族長のディグダグは俺が食材と話をするのを嫌がるんだ」

あずさ「料理されてたまるか、いかれたトロールのくせに!」

トロール・コック「カジャムおじさん、あいつはおかしいよ。俺は狂っていない。俺はコックだぞ。さあ、グリルに乗れ!」

あずさ「どうして私をグリルに乗せたがるの?」

トロール・コック「やれやれ。近頃の奴は協調性ってものがないのかねぇ。あんたがグリルに乗らないで、俺はどうやってあんたを調理するんだ?」

あずさ「調理される気はないわよ」

トロール・コック「調理されたくないのなら、どうしてこの仕事に応募したんだ?あんたならうまいつまみになるのに!みんな、こいつを捕まえろ!」

やっと戦えるよ!!
本当に言葉通りの無駄話です。種族の違いからくる価値観の壁みたいなものを思い知らされましたよ。言葉が通じるというだけで、一切分かりあえる気はしませんね。

近くにあった机の残骸から「オーク風料理の本」なるものが見つかりましたが、とても人間が参考にできそうな代物ではありませんでした。

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵13
今度はオチューです。不気味で強そうな見た目だけど、彼が見掛け倒しだってことはもうわかってるんです!

食べる者と食べられる者:Baldur's Gate 2#184_挿絵14
今度は何ですか。また無駄話になりそうな予感がします。

オークのデルグ「お願いだぁ、お慈悲を!なあ、殺さねえでくれぇ。言う事を聞くからさぁ。ほんとは子供らを食べたくないし、年寄りを蹴飛ばしたくねえんだよぉ。仕事なんだ!」

聞いてもないのに罪を告白し始めましたね。
きっと貴方が食べたり蹴飛ばしたりした人達だって殺さないでくれと貴方に頼んだことでしょう。

あずさ「臆病な生き物め、せめて死ぬ時くらい威厳を持つことね」

オークのデルグ「分かる・・・?お前は面白い言葉とはっきりした声で責める。殺す気だぁ、そう言ったんだろ。大声を出してやる。ぎゃー!」

大声を出されたみたいだけど、特に援軍的な人達がやってくる気配はありませんでした。

で・・・同じ部屋のオークが大声を出している間も微動だにしなかったもう一方のオークは?

オークのフレイラン「殺さないで!殺さないで!」

あずさ「何故、お前を生かさなきゃならないの?」

オークのフレイラン「秘密を話します!あなたが知らない場所のことです!すごい秘密なんです!」

あずさ「そう、つべこべ言わずに話して!」

オークのフレイラン「ファークラーグがこの場所に来ました!ガレンの子と一緒に身を潜めていて、あなた達が来るのを待っています」

あずさ「もっとよ!もっとこの場所の事を知りたいの。ジェーダン卿の防備体制を教えて!」

オークのフレイラン「防備体制ですか?ファークラーグ卿に防備は不要です。何、馬鹿な事を言ってるんですか。私達は食べ物を獲り、家を守りますが、ファークラーグ卿は我々に守られる事を望んでもいません」

あずさ「それなら私が目的を果たす為にお前を殺しても、奴は警戒すらしないのね!」

オークのフレイラン「逃げろ!!逃げて隠れるんだ!走れ!」

まあ何だろう・・・下手に意思の疎通が出来るせいで、同情する人とか出てきちゃいそうだけど、人間をごく自然に食べ物として認識するような相手にかける情けはありません。別にオークもオークで生きるためにやっていることなのでしょうから、それを悪だなどと言うつもりはありませんけど、だからといって見過ごすこともできません。彼らを生かせば、彼らは生きるために積極的に人間を攻撃してくるわけですから、平和的な共存は不可能です。まあこれは、善や悪といった単純な話ではありません。

分かりやすい憎まれ役のジェーダンを倒してスカッとするどころか、種族の違いからくる相互理解の限界みたいなものを強く思い知らされてしまったところで、今日はここまでです。

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