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皆さんこんにちは。
ロマンシング サ・ガ2最大の謎であった七英雄の存在について絶賛究明中の伊達あずさです。
実際に七英雄と対峙しても、その目的が殆ど明らかにされてきませんでしたが、イーリスの村の先にあった忘れられた町で一気に真相が明らかにされ始めました。謎が解き明かされて行くのは非常に気分が良いものです。
・・・ですが、七英雄の目的が明らかとなることで別の問題が生じちゃうのですよね。
とりあえず今はオアイーブさ・・・あ、いえ、見覚えのある謎の人物と話をしてみましょう。
皇帝「・・・オアイーブ・・・?」
オアイーブ「レオン様の記憶を受け継いでいるのですね」
皇帝「何故、伝承法を授けて七英雄と戦わせたの?あなた達にとって邪魔者の七英雄を始末させようとしたの!」
なるほど?それは非常に道理に適ってる!
オアイーブ「七英雄は本当の英雄でした。私達をモンスター達から守ってくれたのです。しかし、彼らの力は大きくなり過ぎました。モンスターとの戦いが終わるとその力は私達の方に向かい始めたのです。私達は彼らを追放しました。実験中だった次元移動装置を使って、どことも知れぬ別世界へ追い払ったのです」
皇帝「それは酷いわ。七英雄が腹を立てるのも無理はないわ」
スービエにあんな無神経なことを言ったあなたが言う!?
オアイーブ「私も辛かったのです。その責任を感じて、私はこの世界に残りました。あの人達がいつかは帰ってくると思いましたから」
皇帝「そして、帰ってきた」
オアイーブ「数千年の時は彼らから英雄の心を奪いました。今の彼らは7匹のモンスターでしかありません。私達は彼らに殺されても仕方ありません。しかし、あなた方には罪はありません。あなた方には身を守る権利があります。ですから、その手段として伝承法をお教えしました」
確かに対クジンシーだけみれば理屈は通っている気もします。
ただ、オアイーブさん達に追放された状態で数千年の時を経たことで彼らから英雄の心が奪われたのだとすれば、クジンシーがこの世界であんなことをした原因もオアイーブさん達にあるってことですよね。
その罪の意識から私達に伝承法を授けたのだとすれば、私達に他の七英雄まで倒してあげる義理などないはずです。何なら自分達で七英雄と対峙すべきだったんじゃないの?七英雄に申し訳ないと思っているのであれば、そこで負ければいいだけの話です。
その後、復讐を果たした七英雄がクジンシーのようにならないという保証はどこにもありませんけど、ロックブーケやスービエの様子を見る限り、別世界へと移動した人達の方にも復讐したいみたいでしたから、放っておいたとしてもこの世界からいなくなりそうです。
そもそも、何か話の辻褄が合わなくないですか?
数千年の時が彼らから英雄の心を奪ったって今さっきいったけど、じゃあ、あなた方が追放した時には英雄の心を持っていたって認めた事になるよね?七英雄がその力を民の方に向けたみたいにいってるけど、七英雄の力に対する恐怖からありもしないものが見えていただけなんじゃないの?だから、そんな辻褄の合わない話になるのです。
そもそも、この件の被害者たる七英雄がこの場にいない状態なら何とでも言えるよね。
皇帝「ワグナスも倒した今なら、七英雄も考えを変えるかもしれないわ?」
オアイーブ「今まで倒した七英雄はすべて生きています。彼らは眠っているだけです。彼らの本体はどこかに隠されていて、それが破壊されない限り、本当に死ぬことはないのです。それが彼らの強みなのです。もちろん、力を貯えるためにしばらく眠らねばなりませんが」
皇帝「では、七英雄を倒すことは不可能なの!?」
えっ、何でそんな結論になっちゃうの?今、本体を破壊すれば死ぬって言ってたよね?
オアイーブ「七英雄の間には血の誓いがあります。最後の一人は仲間の本体を守らねばならないのです。ですから最後の一人になれば、必ず本体の場所に行くでしょう。そこで戦いを挑むしかありません」
皇帝「そう。では七英雄を全て倒す以外に道はないということね」
さっきから結論がおかしくない!?七英雄の目的が復讐で、それが別世界にいった人達にも及んでいるのであれば、さっさとこの世界での復讐を果たしてもらってから、別世界へ旅立ってもらったほうが良いのではないの?確かに本体は倒していないかも知れないけど、私達が七英雄にとって脅威となる存在であることは十分にアピールできたわけだから、取るに足りない下等生物だと思われていたこれまでの状況よりは交渉の余地があるでしょうよ。
今の状態で私達と争っても、七英雄には何の得もないどころか害になるってことが証明されたのですから。
七英雄達がオアイーブさん達をどう扱うのかは分かりませんけど、それは彼らが決める事であって、何も知らない私達の与り知るところではありません。
倒してしまったと思われていた七英雄が全員生きていたというのであれば、残る七英雄からの恨みも最小限に抑えられたわけですし、今こそ七英雄と和解すべき時だと思うのですが・・・皇帝はどうしても七英雄を倒したくて仕方がないみたいです。
オアイーブ「アグリッピナ様、もう一つ大きな問題があるのです。伝承法にも限界があります。恐らくクジンシーが再び現れる時、その時の皇帝が最後の伝承者でしょう」
皇帝「わかったわ。良く覚えておくわ」
何その弱点!!つまり、七英雄と対等に渡り合うには時間的な制限があるってこと?
い、陰謀の臭いしかしない・・・
このオアイーブって人、なんやかんやいって善人ぶろうとしているけど、全部この人が仕組んだことなんじゃないの?
例えば、クジンシーを焚き付けて帝国を攻撃させ、皇帝に伝承法を教えることでそれを撃退させます。クジンシーは七英雄の中でもとりわけ性格が悪く倒されたことを一生根に持ちそうだし、ロックブーケのように特長が物凄くとがったタイプの七英雄なので、伝承法で倒すには持ってこいの相手です。
本体を倒さない限りクジンシーが無敵なのだとすれば、このことでクジンシーは帝国にとって不朽の敵となるでしょう。もちろん、伝承法に時間制限がないのであれば、クジンシーもおいそれとは手出しできないでしょうけど、そうではないのだとすれば、帝国は自身の存続のために何としてもクジンシーの本体を倒す必要が出てきます。でも、クジンシーの本体がある場所を暴くには他の七英雄を全て倒さねばならないとなると、帝国は不本意でもクジンシー以外の七英雄と事を構えなければならなくなります。
このオアイーブとか言う人・・・とんでもない悪党ですよ!!
どう考えてもいいように利用されてます。クジンシーが帝国を攻撃してきたのも絶対に偶然なんかじゃないよ!!
せめて、比較的話の分かりそうなロックブーケやワグナスがクジンシーをどうにか抑え込んでくれればいいのですが・・・不幸にしてもう倒しちゃってるのですよね。残る七英雄はダンターグとノエルか・・・暴れ者何て言われているダンターグには期待できないけど、ノエルの方はどうでしょう。ロックブーケがノエルの指示で動いていたのだとすれば、ワグナス以上に話が出来そうな気がします。
オアイーブの思い通りにさせないためには、ノエルと話を付けるしかないわけだけど・・・果たしてそんな自由がこの世界に存在するのか。
次回に続きます。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。