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皆さんこんにちは。
無償の奉仕で動く正義のヒーローは個人(当事者だけ)だからこそ許されるのだと思う伊達あずさです。
自分の命令で国の人間を動かす限り(といってもこの帝国の場合は4人しか動かしてないけど・・・)、国益に繋がらない戦いを挑むべきではありません。正義のヒーローは犠牲になるのがその当事者たるヒーローだけだから許されるのです。
もし、皇帝が正義のヒーローだった場合、例の殿様がワグナスの罠にかかるまえにワグナスを討ってしまうべきなのでしょうけど、それをするとあの殿様の思い描いた通りの展開となってしまうため、帝国はワグナスを討伐した直後にあの殿様率いる勢力により攻撃を受けてしまうかもしれません。例え両者との戦いを無傷で切り抜けられたとしても、相対的に見れば国益を失っていることになるのです。
つまり、何が言いたいのかというと・・・
今、皇帝に求められているのは例の愚鈍な殿様率いる勢力がワグナスの罠にかかって壊滅的なダメージを負うまで待つことです。
自国の戦力を一切減らさずに敵性勢力が2つも(いや、最悪1つになるかもしれませんが)ダメージを受けるわけですから、帝国にとってこれほど良い展開はないはずです。
カンバーランドの時のように、助けてあげたからってすんなり支配権を譲渡してくれるなんて都合の良い展開が早々発生するわけありませんし、あの殿様の蛮行に助けられたのはむしろ帝国の方だったのかもしれません。
実際、ワグナスの勢力がいると噂のハクロ城がワールドマップに表示されていないので、ゲームシステム的に正義のヒーローにはなれないのです。
どうしましょうね・・・セキシュウサイさんにでも相談してみる?
でも、セキシュウサイさんのあの感じからすると、帝国には寝返ってくれなさそうだけど。
セキシュウサイ「皇帝陛下、残念なことですが、帝国と戦わねばなりません」
皇帝「アト王はハクロ城のワグナスと手を結び帝国に対抗するお考えと聞きました。しかし、これは亡国の策」
え、ワグナスを焚き付けるどころか、現在進行形で自国に侵略してきた相手と同盟を結んで、自国を攻撃したわけでもない帝国相手に戦争を仕掛けるっていうの?それはもう・・・常軌を逸してますね。
セキシュウサイ「おっしゃる通りです。私も再三意見を申し上げたのですが・・・王の方針は決したのです。陛下と戦う他ありません」
皇帝「あなたのような人が何故アト王に仕えているのか理解できません。この国の人々のためにも、アト王を・・・」
セキシュウサイ「陛下!それ以上おっしゃいますな!私、先王よりアト様のことを託された身。二君に仕えずと言う言葉もございます。次は戦場で相見えましょうぞ」
同じ暗君でもアトさんと阿斗(劉禅)さんじゃ大違いですね。
阿斗さんは臣下や時代次第で幾らでも名君になる可能性があるけど、アトさんの方はどうにもなりません。
よって、そんなアトさんに無条件で忠義を尽くすセキシュウサイさんも全くの同罪です。二君に仕えずとか何とか格好つけていますけど、結局は先代への恩義に応えて忠義を尽くす自分に酔い知れているだけです。その自己陶酔によって被害を受けるのが自分だけなら良いのですが、セキシュウサイさんはそれなりの身分にある方のようですからね。セキシュウサイさんの部下にとっては非常に迷惑な話でしょうよ。
こんな馬鹿げた戦いに巻き込まれる国民が本当に可哀想。だって、自分達の近しい人を襲った憎むべき相手と無理やり手を組まされて、何の怨みもない相手と命をかけて戦わされるのですからね。
リャンシャンの町民からも酷いいわれようです。でも、そりゃそうですよ・・・
セキシュウサイさんとの会話も大した実りはありませんでしたし、これからどうすれば。
世代交代させてアト王の勢力がワグナスに滅ぼされるのを待つという選択肢しかないのでしょうか。でもそうなるとセキシュウサイさんもお亡くなりになられちゃうでしょうから、戦場で相見えられなくなっちゃうよ?
・・・ならばいっそ、ワグナスの手に落ちてしまう前に帝国がチョントウ城を落としちゃう?
多少、正義のヒーロー臭がしちゃうけど、この国を確実に帝国の支配下にできるのですから、国益もそこまでは損なわれません。
ただ、果たしてこの世界にそのような自由度があるのかどうか・・・
・・・あっ、ありそう!
私・・・じゃないけど、現皇帝がリャンシャンに行っているほんの少しの間にチョントウ城が魔物の巣窟になっちゃってた!
これがワグナスとの同盟の成果なのか、それとも、普通にワグナスに占拠されちゃっただけなのか、それはまだ分かりません。
何れにせよ、攻撃的ではないシンボルによって道を塞がれている状態でないなら攻められる!
魔物達に占拠されたことで、城内にあった開かずの襖も開くようになりました。
アト王のいた場所まであと少しといったところで、固定モンスターです。
ワグナスの部下「来たか、皇帝!ワグナス様の言った通りだな。ワグナス様はアト王の考えなどお見通し。その裏をかいて、この城を奪うお考えだ。まず、皇帝を倒し、その後、浮かれているアト王に消えてもらうのだ。では、第1段階と行こうか!」
え?それだとワグナスも結構頭が悪いことになっちゃうけど!?だって、アト王の策が成ってしまってるじゃん!!どう考えても、同盟によって油断したアト王を消してから、改めて帝国と相対する方が良くない!?
あ・・・もしかして、ワグナス達がチョントウ城を制掌握する前に皇帝がきちゃったからって負け惜しみを言ってます?
そんな負け惜しみをいう赤鬼達を倒します。
皇帝「セキシュウサイ殿!ワグナスの部下も倒しました。この城に残っているのはアト王とあなただけです。もう十分でしょう、剣を置いて下さい!」
説得の仕方を間違えている気がします。
もし私が現皇帝であったなら、「あなたがこのまま剣を置いて降伏するというのなら、アト王の命は助けましょう。しかし、もし私に剣を向けるというのであれば、あなた亡き後、アト王の命もありません。主君の命を惜しむならば今すぐ剣を置きなさい」とセキシュウサイさんの忠義心を利用するけどな!
セキシュウサイ「・・・かの名高き皇帝が相手とは、この一戦、我が生涯の誉れ!アト王が臣、セキシュウサイ、参る!!」
戦うだけならまだしも、一騎打ちを受けちゃったの!?
もしかすると継承法という保険があるせいで安請け合いしたのかもしれませんが、一国の主ともあろう皇帝があまりに軽率すぎます。こんな一騎打ち、敵にしか利がないよ!自重せよ!!
相手に先制されちゃったけど、一応、現実的なダメージですね。
お返しの不動剣で10倍以上のダメージを与えてやりました。
セキシュウサイ「さすがは皇帝陛下、私の力も及びませんでした・・・陛下、なにとぞ王の命だけはお助けください。武人の最後の願いです。なにとぞ、なにと・・・ぞ・・・」
降伏の勧告も飲まず、こちらにとっては何の得もない皇帝との一騎打ちなんてチャンスまで上げたのに、まだ図々しくも敵にお願い事をしてくるというの!?この恥知らずが!!
アト王「降伏いたします。私の罪は死罪に値しますが、他の者に罪はありません。お許し願いたい」
皇帝「許せません!死んでセキシュウサイに詫びなさい!!・・・セキシュウサイ殿・・・武人の最後の願いよ、許すわ」
アト王「ありがとうございます」
皇帝「さっさと消えなさい!」
アト王を許すか許さないかのところで選択肢が出たのに、許さない方を選んでも結局は許しちゃうのね。まあ、皇帝自ら手を下さずともアト王に恨みを持つ人達が、身分と後ろ盾を失った彼に遠からず審判を下してくれることでしょう。
皇帝はワグナスに対して何かしら思うところがあったみたいだけど、侵略行為の是非はともかくとして、この一件に関しては別に恨みを買うようなことをしていないと思うのですが・・・次回に続きます。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
誤字いいじゃないですか!
自分もよく誤字しますよー。
主にXとかで。
我が障害の誉れ!でも微妙に通じますね。
セキシュウサイに立ちはだかる障害のうち、最大級の物って意味にも捉えられますもんね。
はぁ・・・申し訳ありません、また誤字を書いてしまっていましたか・・・