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皆さんこんにちは。
ウォルスタ人とは何なのか、改めて考えさせられている伊達あずさです。
私の父プランシーは、実兄であるブランタがバクラム人なわけですから、ほぼ間違いなくバクラム人になるはず。でも、その実子である私はシステム上のRaceがウォルスタ人となっているのです。つまり、父はウォルスタの土地に移り住み、(おそらく)ウォルスタ人の母と結婚して私を産むなりしたってことになるのでしょう。
となれば、この世界のRace(民族)も生まれ育った土地や文化の違いによって区別している可能性が高いことになります。
ただ、その割には各民族がどのような文化を持っているのかに関する描写は一切ありませんよね。建築様式すら一緒だし。
ヴァレンシアには枢機卿や司祭がいるわけですから、宗教自体は存在しているようなのですけど、宗教の区別も一切なされていないため、民族間の宗教が同じなのか異なるのかすら不明といった混沌極まりない状態にあります。
挙句の果てには最も民族間を分ける要因となるであろう言語すら全く同じなわけですから、何をもってガルガスタン人、ウォルスタ人、バクラム人としているのか全く理解できません。簡単な話、バクラム人が「ウォルスタ人ですよー」と自身のRaceを偽ってきた場合、その嘘を見破る術が少なくとも各民族の差異を知らされていないプレイヤーにはないのです。
全く描写がないものを辻褄合わせのために”ある”と仮定しちゃうのは最早捏造レベルですからね。ここは本当に民族間の差などほとんどないと考えた方がよさそうですけど・・・その場合、良くこんな識別不能なくらい似通った民族同士が何世代もの間いがみ続けられますよねって話になっちゃうわけです。これはもう、民族紛争ではなく派閥紛争と言った方が適切でしょう。
結局、最初から最後まで、この戦争は一切隠すことなく支配者達による権力争いだったってことじゃないですか。むしろ、民族紛争と思われるような要素こそありませんでしたね。
私の思考がひとつの結論に行き着いたところでライム入りしましょうか。
あずさ「(・・・ライムに侵入したのはいいけど、公爵はいったいどこにいるんだろう?)」
聞き覚えのある声「急げッ、急げってんだよ!!」
あずさ「気付かれたのか?」
あずさ「なぜ、ヴァイスがバクラム兵と一緒にいるんだ・・・?まさかッ!?」
まったくもって予想通りの展開じゃないですか。そりゃ、あの流れからロンウェーの策略通り、ロスローリアンがバクラムを裏切ったりしたら、ご都合主義どころの騒ぎではなくなっちゃいますからね。
だがしかし、ここでまさかの展開に・・・
暗黒騎士ランスロット「貴様らッ、誰の命令で動いているッ?」
何でランスロットさんまでここに居るの!?
ロンウェー公爵「白々しいことをッ!お前の命令であろうがッ!!おのれ~ッ、ランスロット!謀ったな~ッ!!」
暗黒騎士ランスロット「くだらぬことを。私は知らぬッ!!」
ロンウェー公爵「助けに来てくれたのか、ヴァイス!」
ヴァイス「公爵様ッ!こちらへッ!!」
ロンウェー公爵「う、裏切るの・・・か・・・ヴァイス・・・?き、貴様ぁ・・・」
ヴァイス「・・・ざまあねぇな、公爵さんよぉ。次はおめーの番だ、ランスロット!死んでもらうぜッ!!」
暗黒騎士ランスロット「・・・過ぎた野心は身を滅ぼすぞ」
ヴァイス「やかましいんだよッ!この状況が分かってんのか、タコ!やれッ!こいつを殺っちまえッ!!」
ヴァイス「な、なんだ!?」
暗黒騎士オズ「貴様ら、どういうつもりだッ!?ええい、そこを退けッ!!」
暗紅のハイラム「おとなしくしていただきたい。異国から来た客人よ」
暗黒騎士オズマ「誰の差し金かッ?まさかブランタ候ではあるまいなッ?」
暗紅のハイラム「関係のない客人達が勝手なことをするからこうなるのだ」
暗黒騎士オズ「なんだとッ、言わせておけばッ!」
バクラム軍騎士「そんな馬鹿な!?やつらはどこから侵入したんだッ!?」
あずさ「やはり、バクラム軍内で裏切りがあったらしいな」
バクラム軍騎士「ま、待てッ!」
暗紅のハイラム「放っておけ!やつらの方が先だ!!」
あずさ「雑魚にはかまうな!指揮官だけを狙うんだッ!!」
といった流れで戦闘になったのだけど・・・
ランスロットさんはどんな理由でここに呼び出されたの?まさか本当にバクラムを裏切ろうとしていたわけじゃないんだよね!?
それにブランタもブランタで何を考えているのよ。ロスローリアンとどんだけ仲が悪かったのかは知らないけど、ここでランスロットさんを討ったりしたら、ローディス教国にヴァレリア侵略の名目を与えるようなものなんだよ?ローディス教国においては影の部隊となるロスローリアン単体ですら、これだけの戦力なのですから、ローディス教国が本気でヴァレリアに兵を投入してきたら、例えヴァレンシアに住む人達が一致団結したとしても勝負になるのか怪しいところだっていうのに、まして今は分断状態ですからね。ひとたまりもありませんよ。
この世界の指導者達って、ほんと、理解に苦しむよ・・・目先のこと(その目先すら怪しいけど)しか考えられない刹那主義者とかなの?それとも破滅願望の持ち主か何かなの??幾ら何でもそんな頭のおかしい指導者なんて居るわけないでしょうよ。まして、ブランタは世襲ではなく成り上がりだというのに・・・
それとさ・・・この人達の目的ってロンウェーとランスロットさんの暗殺なのですよね?だとしたら、優先すべきは私達じゃなくない?ここでランスロットさんやロンウェーを討ち漏らしたりしたら、それこそウォルスタとロスローリアンが手を組んじゃうよ!?馬鹿なの?死ぬの??
指揮官を狙えというので、言うとおりにしたけど・・・
暗紅のハイラム「貴様らのような虫ケラに・・・」
いや、もう私達はコリタニ城を手中に収めたことで名実ともに第三勢力となったわけですから、虫ケラは過小評価が過ぎると思うけど?
あずさ「公爵と暗黒騎士ランスロットを捜せ!」
ランスロットさんがどういった理由で公爵と密会していたのか、その理由を知りたいからね。
あらら・・・結局、ランスロットさんの暗殺に失敗しちゃったのね・・・
ヴァイス「た、助けてくれッ!な、なんでもするから!命だけは!」
暗黒騎士オズ「どうしますか、この小僧を?」
ヴァイス「た、頼むよ・・・オレはブランタの野郎にそそのかされただけなんだ。あんた達に刃向かうつもりはこれっぽっちもねぇ。た、頼むから助けてくれよ!」
暗黒騎士ランスロット「お前には戦士としての誇りはないのか・・・?」
ヴァイス「へ、へへ、へへへへ・・・あ、あんたの言いなりになるから」
暗黒騎士ランスロット「・・・黙れ」
ヴァイス「魔が差したんだよ。オレはあんたらを恨んじゃいないんだ」
暗黒騎士ランスロット「黙れと言っている!」
ヴァイス「・・・」
暗黒騎士ランスロット「お前の願い通り、見逃してやろう」
ヴァイス「ほ、ホントかッ?」
暗黒騎士ランスロット「ただし、二度とその顔を私に見せるな!」
ヴァイス「あ、ありがとう。ほんとにありがとう!!」
暗黒騎士ランスロット「失せろッ!!」
てっきり、ヴァイスはヴァレリア外の人に支配されることを嫌い、ロスローリアンに尻尾を振り始めたロンウェーを見限ってロスローリアンを排除する決定を下したブランタについたのかと一瞬考えたのですけど、それも今の命乞いで即座に破綻させられちゃいましたよ。
どうやらヴァイスには信念といった類のものが欠片も存在しないみたいですね。彼の強い怒りにも特に深い何かがあるというわけではなく、ただただ致命的に性格が悪いクズ人間ってだけだったみたいです。まさかここまで取るに足りない小悪党にフォーカスするとか・・・逆に斬新ですね。
清々しいまでに魅力ゼロの悪役だなぁ・・・
暗黒騎士ランスロット「礼を言うぞ、オズ、オズマ」
暗黒騎士オズマ「さきほど、フィダックから早馬が参りまして。ハイム城に監禁していたプランシーが何者かの手によって連れ出されてしまったそうです」
暗黒騎士ランスロット「何!?連れ去った者の目星は?」
暗黒騎士オズマ「ヴァレリア解放戦線の手の者かと・・・」
暗黒騎士ランスロット「プリンセスが見つかった以上、プランシーは用済みなのにな。とはいえ、外部に漏れるのはまずい・・・よし、その件は貴公ら姉弟に任そう。連中の息の根を止めろ。なんならプランシーを殺しても構わん」
暗黒騎士オズマ「ハッ。グラシャス家の名誉にかけて、必ずや任務を完遂致しましょう」
暗黒騎士オズ「ブランタ候はいかがされますか?」
暗黒騎士ランスロット「自分のしりぬぐいは自分でするだろうさ。しばらくの我慢だ。後はアレさえ見つかれば・・・」
ようやくランスロットさんの目的が明らかとなりそうな気配が漂ってきたところですけど、続きは次回なのです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。