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皆さんこんにちは。
折角、皆のレベルを50まで上げたというのに、結局、自分とフェアリーのシーマさんの2人体制で敵と戦っている伊達あずさです。
沢山いると指揮するのが面倒くさいのですよね。
そもそもタクティクスオウガの世界はWTによって行動回数が決定されるため、ユニット数の多寡がさほど重要じゃないのですもん。
今日もそんなシーマさんとの2人体制で攻城戦に入ります。
騎士ザエボス「貴様はゴリアテのあずさ!ジルドアを殺ったのは貴様なのか!解放軍に追われている身だとばかり思っていたが、それはバルマムッサのように我々を欺くためだったのか?」
あずさ「人聞きの悪いことを言うなッ。僕は解放軍の人間じゃない!私利私欲のために民族紛争を利用する公爵や枢機卿と一緒にするのは止めてくれッ!」
余計な事を・・・今の流れなら否定するのは公爵だけでも良かったでしょうに。
騎士ザエボス「他人のために戦うとぬかすかッ!正義面した偽善者めッ!そう言って、何人の人間を殺した?貴様の手も血で汚れていよう。所詮、俺も貴様も同じ穴のムジナだ」
あれ、ザエボスさんにも枢機卿が私利私欲のために起こした民族紛争に加担しちゃってたという自覚があったのですね。
同じ穴のムジナ呼ばわりした人を偽善者呼ばわりしている時点で、自分が悪いことをしているという自覚がある証拠なのですよ!
悪いことばかりしている自分に対して、目の前の相手が如何にも善なることをしちゃってるから、自尊心を保てなくなり、他人を偽善者呼ばわりすることでしか心の平静を保てなくなってしまったのでしょうね。
そんな自分自身にすら嘘を吐いてるような人と一緒にして欲しくないな。
あずさ「お前のようなヤツがいるからッ!!」
騎士ザエボス「くっ・・・貴様ごとき若造に!コリタニ城は貴様にくれてやるッ!この代償は高くつくぞッ!」
あずさ「待てッ!ザエボスッ!!」
また転移石か・・・もうこの手の演出はうんざりですよ。
あんな密着状態からでも逃げられちゃうとか、ほんと、戦場に緊張感がないなぁ・・・
あずさ「・・・ザエボスの逃げた先はブリガンテス城に間違いないんだね?」
捕虜「ああ、確かだ」
あずさ「ブリガンテス城はこの戦乱で主を失い、今は誰も住んでいないと聞いているが?」
捕虜「いや、コリタニ城を攻めるのと同時に別動隊があの城を占拠したはずだ。そもそも、コリタニ城を占拠したのは解放軍を誘き寄せるためのエサだったんだ。コリタニ城にはあらかじめトラップを仕掛けて置き、やってきた解放軍はそのトラップにはまる・・・その上で、ブリガンテス城の本体が解放軍に襲い掛かるという作戦だったんだがね・・・すべては君の登場によって狂ってしまったというわけだ。フフフ・・・」
いや、ライムをバクラムに抑えられているこの状況で、ロンウェーがコリタニ城にまともな兵を送れるわけないでしょうよ。
あずさ「・・・なぜ、君はそこまでの情報を僕に教えてくれるんだ?」
捕虜「俺はザエボスと違って『諦め』のいい方なのさ。それに・・・」
あずさ「それに?」
捕虜「ブリガンテス城には俺達の仲間だけじゃなくて、難民が大勢いるんだ。正確には、枢機卿の粛清を恐れた穏健派のやつらだけどな。ザエボスはやつらを人質にするつもりなのさ。例え解放軍が人質と認めなくとも、『見せしめ』として処刑するつもりなんだよ、ザエボスは」
あずさ「なんだって!?なんてひどいことを・・・」
捕虜「流石に俺は、そこまでできんよ。それに、疲れたしな・・・」
うーん、その見せしめに一体どんな効果を期待しているのでしょうね。
今の旧バルバトス派はロンウェーに負け、その権威も失墜してしまっているのですから、そのような見せしめを行ったところで民衆の間に広がる感情は恐怖じゃなく怒りとなってしまうはずです。
つまり、そんなことをしても旧バルバトス派がガルガスタン人からますます敵視されるだけのことで、ガルガスタン人の不満がウォルスタに向くことすらありません。大体、自分達が占拠している城の数少ない労働力を自ら減らしてどうするのよ。
まるで見知らぬ子供のハンガーストライキみたいな作戦ですね。
あずさ「貴重な情報をありがとう。僕はブリガンテス城へ行くよ」
捕虜「・・・そうかい。君はつくづくお人好しなんだな」
あずさ「・・・」
捕虜「・・・君みたいな人間がいるとは思わなかったよ・・・もっと早く会いたかったぜ」
完全に買い被り過ぎです。
もしここで、穏健派のガルガスタン人を無事救出できれば、ガルガスタンの地にぽっぽ騎士団の地盤を築くチャンスだからってだけのことなのですよ。どうせ今の私達はウォルスタ人からもガルガスタン人からも恨まれているわけですから、仮にこの作戦が失敗に終わったとしても評判的には失うものなどありません。つまり、やらなきゃ損のラッキーチャンスってだけなのですよ!
あずさ「姉さんッ!待って、姉さんッ!」
カチュア「私に何か用かしら?英雄さん」
あずさ「・・・まだ、怒っているのかい?」
カチュア「・・・用がないのなら、行くわよ」
あずさ「ゴリアテへ戻るって、本気なのかい?」
カチュア「・・・そうよ、本気よ。あなたは戦いを続ければいいわ」
え・・・ここに選択肢があるの?
う、う~ん・・・
あずさ「僕を置いていくのかい?」
カチュア「私を置き去りにしたのはあなたの方じゃないッ!!」
とても姉弟の会話とは思えないな・・・
あずさ「ね、姉さん・・・」
カチュア「・・・ひとりぼっちになるのはイヤなのよ」
あずさ「父さんの仇をとるんじゃなかったの?そのために戦ってきたんだろ?」
カチュア「・・・本当の親でもない人の仇なんてどうでもいいわ」
あずさ「え????」
カチュア「あの人は私達の本当の親じゃないの。私達は捨て子なのよ・・・」
てっきり、私と姉さんが実は本当の姉弟じゃないっていう展開だと思っていたのに・・・
あずさ「そ、そんな・・・嘘だッ!父さんが本当の父さんじゃないなんて!」
カチュア「嘘じゃないわ。以前、話しているのを聞いてしまったのよ。私達に肉親はいないのよ!この世の中で、血の繋がった・・・家族と呼べるのは貴方だけ!」
あずさ「どうしてッ?そんな話を今頃になって、どうして僕にッ!?」
カチュア「・・・あなたが離れていくからよ」
あずさ「離れていく?僕はいつも姉さんの側にいるじゃないか!これからだって!」
カチュア「嘘よッ!あなたは私より戦いを選んだわッ!自分の理想を実現させるためならあなたは私を見捨てることができる、私のことなど忘れることができる・・・!」
ここで姉さんが出て行ったら、結局、姉さんも全く同じことをしていることになるんだけどね。
あずさ「ね、姉さん・・・」
カチュア「たった二人きりの姉弟なのにッ!!」
何故そこは本当の姉弟だと信じられているのでしょうねぇ・・・私達が捨て子なのだとしたら、そっちも結構怪しいと思うのですけどね。
あずさ「姉さんッ!」
姉さんの闇が深すぎるよ・・・そして、次回に続きます。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。