山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記11:レトロゲーム(ファミコン)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
現実的に考えて、密室トリックを破ることに意味があるのか大変訝しんでいる伊達あずさです。

こういった推理モノには密室トリックって必ずと言っていいほど登場しますけど、明らかに他殺であることが丸わかりの密室トリックって何か意味があるのでしょうかね。
そりゃ、自殺か何かに偽装されているのであれば、密室を作る意味もあろうかとは思いますが、他殺であることが丸わかりの死体を使って密室トリックを作り上げても何の意味もないんじゃないかと思うのですよね。

幾ら密室のトリックが巧妙であったとしても、密室の中にある被害者は明らかに他殺なわけですから、仮に密室のトリックが破られないままであったとしても、その他の証拠さえそろっていれば十分犯人を有罪にできちゃうんじゃないの?だって、他殺であることは間違いないのですもん。

それに密室なんてさ、例え本当はそうじゃなかったとしても、破れる可能性さえ示せれば問題ないじゃないですか。例えば今回の場合だって、住職も把握していない合い鍵が存在していれば簡単に密室ではなくなくなっちゃいますよね?
その他の証拠が明らかにその人が犯人であることを示しているのであれば、密室を破ることができる可能性さえ証明できればそれで十分でしょう。実際、状況証拠だけで死刑を宣告されちゃうケースだってあるわけですからね。(それが良いことかどうかは別として)

以上のことから、明らかに他殺であることが丸わかりの被害者に対して密室トリックを仕掛けるなんてことは、余計な物的証拠を現場に残してしまう危険性が跳ね上がるだけの無意味な行為に思えて仕方ありません。それこそ、何の必要性もなく雨で抜かるんだ公園の真ん中に空からハングライダーで遺体を投棄して、何の意味もなく奇妙な遺体発見現場を演出する様なものだと個人的には思うわけです。

そりゃ、物語ですから、ある程度の脚色は必要だと思うのですけど、推理モノって現実世界の常識を前提として推理することが多いものじゃないですか。なので、他の物語よりも推理の根幹にかかわる部分ではリアリティが求められると思うのですよね。

残念ながら、私は検事経験もなければ、検事の知り合いもおりませんので、他の証拠は全て容疑者が犯人であることを示しているのに、密室トリックだけは破れないから立件できない!なんてことが本当にあるのか知る由もありませんけど、もし、そんなご経験をされた検事、ないし、検事とお知り合いの方がおられましたらコメント頂けると嬉しいです。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記11:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1
そんなことを考えていたら、いつの間にか19日になってしまいました。
今日はどうしましょうかね・・・とりあえず、狩矢さんのところにいって、菊池さんの件について何か分かったか聞いてみましょうかね。

山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記11:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
あ、狩矢さん、おはようございます。
昨日お話した菊池さんのことについて何か分かりましたか?

狩矢「三玄院でみさわなおこ・・・善峯寺で小波佐和男・・・2人の死体が、今日の未明に発見されました」

えーー!?
っていうか、本当にあの花びらの文字で名前を作れる人達が次々に殺されちゃってるよ。

狩矢「・・・どうやら犯人は、あなたのゲームの内容を知っている人物に、間違いないようですな・・・しかし・・・何故・・・」

う、う~ん・・・あまり自分では言いたくないけど、ゲームの内容通りの殺人事件を起こすことでもし得をする人がいるとすれば、それはゲームの内容通りに現実世界でも殺人が行われたという話題性によって、ゲームの売上を得られるかもしれない私・・・ってことになる・・・のかな・・・

私に恨みのある人物が殺人の嫌疑をかける目的で行った可能性も考えたのですけど、その場合、どうせ殺すのであれば、私の関係者をターゲットにした方が良いに決まっていますものね・・・

困ったな・・・ゲームの内容通りに連続殺人事件を起こしたとしても、得をする人が今のところ私しかいませんね。しかも、私が下手に捜査協力なんてしちゃったせいで、殺された美那子さんや佐和男さん、そして、なおこさんとも接点ができちゃってますもん。
こんなことなら、黙って家で大人しくしとけばよかったよ!!なんか、自分で自分の首を締める形になっちゃったなぁ・・・

仕方ない、こうなったら文句を言わずに犯人を見つけますよ。
で、警察の方は今回新たに被害者となった2人について、何か情報を得ているのでしょうか?

狩矢「なおこと佐和男は婚約していた。佐和男は尾沢百合子と付き合っていた・・・うーん、何かありそうですね」

あれ、佐和男さんって百合子さんと別れてからなおこさんと婚約したわけではなかったのですね。
じゃあ、百合子さんを殺した犯人は佐和男さんとなおこさんで、それを知って佐和男さん達を問い詰めにいった美那子さんは返り討ちに。更に百合子さんや美那子さんを殺した犯人が佐和男さんらであることを知った尾沢家の誰かによって、2人は殺されたっていうシナリオはどうでしょうか。ただ、殺害現場がゲームの内容通りになっちゃった件については・・・偶然という他ないけども・・・

狩矢「あっ・・・それから、みさわなおこは白川荘というアパートに住んでいたそうです」

2人が殺害されていたことを教えてくれた段階では、私の反応を探っているだけという可能性もあるかと思ったのですけど、わざわざそんなことまで教えてくれるってことは、狩矢さんは私が犯人ではないと信じてくれているのですね!
まあ、私に捜査協力させる気は満々みたいですけども・・・

じゃあ、美那子さんの検死結果はどうでしたか?

狩矢「・・・検死の結果では・・・死亡時刻は、17日午後10時から11時の間。死因は青酸カリによるものです・・・それから・・・睡眠薬も検出されたということです」

青酸カリに睡眠薬ですか・・・最初から青酸カリで毒殺する気なら、睡眠薬とか盛る意味ある?
確かに現実的には青酸カリで死ぬまでにそこそこの時間がかかるらしいので、眠らせた状態の方が確実性は高いのかもしれませんけど、それなら百合子さんを殺害する時だって、そのようにしなければならなくなっちゃいますからね。よって、この世界の青酸カリが相手を即死させられるものだと仮定した場合、殺すのに睡眠薬は必要ないことになっちゃいます。

もし考えられることがあるとすれば、何らかのアリバイトリックを成立させるため、美那子さんの死亡時刻を調整する必要があったとかでしょうか。でも、青酸カリで殺害したとしても他殺であることは直ぐにばれてしまうわけですから、わざわざ睡眠薬を飲ませて眠らせた相手に青酸カリを使う必要なんて無いと思うけどな・・・もっと寝ている相手に対しても容易な殺害方法があると思うのですけどね。計画性の高い犯行なわけだし。

だとすると、敢えて青酸カリを使ったのは、百合子さん殺しと美那子さん殺しの犯人が同一人物だと思わせることが目的なのかも・・・つまり、百合子さんを殺した犯人と美那子さんを殺した犯人が同じではない可能性も考慮した方が良いと言うことになりますね。

狩矢「それじゃ・・・私も忙しいので、これで失礼します」

しかし、尾沢家とは何の関係もない佐和男さんやなおこさんが殺されたことで、尾沢家の財産騒動といった線も薄れてきちゃいましたね。もし、犯人がゲームの内容通りに殺人を行っているのだとすれば、最初から被害者は5人となる予定だったわけですし・・・

これは本当に私が犯人なんじゃ・・・何気に何度か記憶を失っている実績があるしな・・・
でもまあ、同時に記憶を失った状態で事件を解決するプロでもあるわけですから、きっと今回も何とかなるさ!
というわけで、次回に続きます。

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山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のプレイ日記11:レトロゲーム(ファミコン)」への2件のフィードバック

  1. GⅢ

    小学生の頃は手の届かない大人の作品に見えていたけど
    ここまでボロボロだとは
    「うまく撮ってくださいね」でジワジワきて
    断食堂の模式図でもうダメでした
    オチは知らないけど、犯人はあの人かな?
    若い奴らはすぐ金に目が眩むから…

    返信

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