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皆さんこんにちは。
ウォルスタ解放軍の初戦を勘違いで飾ってしまった伊達あずさです。
まだ再序盤だというのに物凄く憂鬱です。
ヴァイスさんも姉さんも私とは性格が合わな過ぎます。むしろ、ランスロットさん達と一緒に行きたいぐらいです。
割と本気でそんなことを考えつつ、ランスロットさん達を自称ウォルスタ解放軍の隠れ家にご招待しました。
カチュア「・・・ガルガスタンの勢力に立ち向かうにはそもそも頭数が足りないのです。それは私達ウォルスタも一緒だけど、バクラムはその弱点を補うためにローディスと手を結んだのです」
どうやら、以前はガルガスタン>バクラム≒ウォルスタという構図だったけど、バクラムはローディスの手を借りることで、ガルガスタンに対抗しうる戦力を得たという状況だったみたいですね。でもそれなら何でバクラムはウォルスタを攻撃したのでしょうね。私がガルガスタンなら、その隙にバクラムを攻撃しちゃうけどな。場合によってはウォルスタに味方するなどして、対バクラム包囲網を作ろうと画策するかもしれません。バクラムにとってもガルガスタンにとっても、この状況でウォルスタを攻撃する意味なんて無さそうに思えるのですけどね。この件については、詳しい情報が必要となりそうです。
カノープス「そうして派遣されたのが、暗黒騎士団ロスローリアンってわけか」
ウォーレン「・・・ロスローリアンはローディス君主、サルディアン教皇直属の騎士団。16の騎士団の中では最強といわれ、教皇の信頼も厚いとか。しかし、彼らの実務は隣国の情報収集であったり、秘密工作といった、公にはできない任務ばかり。暗黒騎士団とはそうした闇の諜報活動からついた名なのです」
暗黒騎士団というのは周りが勝手につけた呼び名であって、正式名称はロスローリアンってことなのかな?それはちょっとだけ安心しました。
だって、本来自己肯定の権化であるはずの教国(宗教)が、教皇直属の騎士団に暗黒騎士団なんて名前を付けるはずがありませんもんね。そんな国単位で中二病を患っちゃうとか怖すぎです。
ギルダス「しかし、なんだってそのロスなんとかがバクラムに肩入れするんだ?」
ヴァイス「じゃあ、あんた達はどうしてこの島へやってきたんだ?この島を・・・ヴァレリアをゼノビアのものにしたいからじゃないのかッ!?ローディス教国とゼノビア王国のやつらは、この島で戦争をおっぱじめようっていうのかッ!!」
ついさっき、自分達の勘違いで迷惑をかけたばかりだっていうのに、物凄い被害妄想ですよね。
ランスロットさん達は5名という少数の上、自ら所属を明らかにしたと言うのに・・・そんな陰謀めいた事を画策しているのであれば、わざわざゼノビアから来ましたなんて馬鹿正直に言わないでしょうよ。大体、正体を明かして接触するとしてもガルガスタンにするはずです。
そりゃ、ヴァイスさんはランスロットさん達のことをよく知らないわけですから、疑うのも無理はないけど、それをわざわざ本人に直接ぶつける意味は全くありません。何度も言うけど、さっき勘違いで迷惑をかけたばかりの相手なんだよ?自制心だけでなく、羞恥心とか罪悪感までぶっ壊れちゃってるの!?
カチュア「やめなさい、ヴァイス。言い過ぎよ」
これに対して「言い過ぎ」っていう諫め方もおかしいよね。
だって、言い過ぎっていうのは過度であることが悪いわけで、内容そのものは悪くないって事になっちゃうもん。程度の問題関係なく、普通に失礼過ぎるでしょうよ!!
ランスロット「・・・事情は分かった。ヴァイスくん、君の質問に答えよう。我々は確かにゼノビアの人間だ。しかし、今は王国の騎士ではない。我々は追放されたんだ」
ギルダス「オレ達は罪人なのさ。もう帰る故郷はないんだ」
そうなの!?じゃあ、ランスロットさんが戦死する予定のハイムの戦役には傭兵として参加してたの?
しかし、ゼノビア王国再建の立役者であり、”国王”たるトリスタンさんにも顔が利くランスロットさん達が罪人として国から追放されるだなんてにわかには信じられませんね。
もしかして、嘘を吐いています?でも、嘘を吐くにしたって罪人を詐称するのはどうなのよ。それはそれで信用を失いますよね。
カノープス「だからオレ達は仕事を探している。この腕を高く買ってくれる仕事をな」
ヴァイス「・・・そんな話、信じられるものかッ。これは俺達の戦いなんだっ!」
バクラムにローディスが加担している今、今更な気もしますけどね。
敵であろうガルガスタンの力すら利用しなければバクラムに一泡すらふかせられない状況だっていうのに、今更ランスロットさん達のことを疑ってどうなるというのか・・・存外、姉さんよりもヴァイスさんの方がずっと臆病なのかもしれません。
カチュア「もういいわ、ヴァイス・・・騎士様、ご無礼の段、何卒ご容赦くださいませ」
ランスロット「詮無きこと。それより、君達はこれからどうするのか?」
あずさ「・・・アルモリカ城に囚われたロンウェー公爵を助けなければ・・・」
公爵・・・ウォルスタには爵位の概念があるのですね。っていうことは、やっぱり国なのかな?
ランスロット「ロンウェー公爵とは?君達のリーダーか?」
ヴァイス「そうだ。俺達ウォルスタ人全員のリーダーだ。ガルガスタンのやつらに捕まっている。処刑が近いって噂なんだ。何とかしなくちゃいけない・・・」
ウォルスタのリーダーが公爵ってことはウォルスタは公国なのですね。
となると、ガルガスタンやバクラムも公国で、3公国ともどこかの属国なのかもしれません。
でも、小国の国家元首が王を名乗らずに公爵と名乗り続けているだけという可能性もあるため、必ずしも公国だからといって属国とは限らないこともあるらしいのですよね。その辺どうなのでしょうね。
・・・って、んん???
ロンウェー公爵ってガルガスタンに捕まってるの???
あれ??一年前にウォルスタを襲ったのはランスロット率いるロスローリアンで、ロスローリアンはバクラムと手を結んだんじゃなかったでしたっけ?え?じゃあ、ロンウェー公爵が捕らえられたのはバクラムが襲撃してきたときではないってこと?
バクラムもガルガスタンも何でそんな寄ってたかって最弱のウォルスタばかり攻撃するのよ。少なくとも、バクラムかガルガスタンのどっちかはウォルスタを味方にしようと動いてしかるべきはずでしょうよ。それともウォルスタを制する者がこの戦いを制するとばかりに、地理上の戦略価値でもあるのでしょうか。
カノープス「助ければ、いいカネになりそうだな。どうだランスロット、やらねぇか?」
ヴァイス「・・・悪かったよ。確かに俺達だけじゃ無理だ。あんた達の力が必要だ」
ギルダス「そうと決まれば『善は急げ』だ。アルモリカ城へ行こうぜ」
カチュア「・・・ち、ちょっと待って。城には兵が大勢いるわ。私達に・・・、いえ、騎士様にだって勝てないわ。無理よ、死んじゃうわ。もう、戦いは・・・たくさんよ」
ランスロット「あずさ、君はどうなんだ?君の意見を聞かせてくれ」
え~現兵力でアルモリカ城を襲撃するか否かではなく、ランスロットさん達の力を借りるか否かの選択なの!?
そりゃ~今すぐアルモリカ城を襲撃するかどうかは別としても、これからも解放軍としての活動を続けていくつもりがあるのであれば、味方は多い方がいいでしょうよ。
あずさ「僕らだけでは無理です。是非とも力をお貸しください」
ランスロット「よし、決まったな。では、準備にとりかかるとしよう」
カチュア「・・・どうして、姉さんのいうことがきけないの」
え・・・姉さんがランスロットさん達に力を貸して欲しいって言ったんじゃん!!
カチュア「・・・言いたいことはわかるわ。でも、私はあなたを失いたくないのよ・・・考えたくはないけど、父さんはきっと、死んでいるわ。私にはあなたしかいないの・・・そう、この世に血を分けた肉親はあなただけ。たった二人しかいない姉弟なのよ。死なせたくない・・・ごめんね。あなたを止められるわけないのに。でも、約束して。姉さんから離れないって。ね?」
全然、私の言いたいことを分かってないよ!
おかしい・・・てっきり、姉さんは自分達の血さえ流れなければ、他人を利用する事などいとわない人だと思ったのに。
っていうか、私達って公爵の子供だったのね・・・
え~、じゃあヴァイスさんって何者なのよ。
ロンウェー公爵・・・父さんをリーダーとして崇めている割に、その子である私達に対しては礼儀がなってないよね。もしかして秘密にしているのかな?
ヴァイス「ナニやってんだ?皆待ってるぞ」
ヴァイス「・・・あんまり、弟を甘やかすなよ。あいつだって男なんだ」
カチュア「少し黙っていて。弟はあなたみたいに血の好きな男じゃないのよ」
ヴァイス「戦いたくて戦ってるんじゃねぇや。犬死にしたくないだけだ、俺は」
だったらもっと冷静になって欲しいものです・・・
カチュア「あの人達を当てにしてるくせに、偉そうな口をきかないで」
別に偉そうな口は利いてないと思うけど・・・どっちかっていうと、カチュアさんの方が大分偉そうですけどね。
ヴァイス「あいつらをここへ入れたのはカチュアじゃないか!何を今更・・・」
カチュア「利用できそうだから、おべっかを使ってるんじゃない。あなたみたいに、我を通すだけの能無しじゃないの、私は。少しは感謝しなさいよ」
どっちが偉そうなのよ・・・
それに、狙い通りに利用できそうだっていうのに、何故ここでゴネるのか。とにかく戦いから遠ざかりたいだけなのであれば、ランスロットさん達に詳しい事情を話す必要もおべっかを使う必要も無かったと思うのですけどね。
ヴァイスさんの性格を鑑みれば、ランスロットさん達に近付いた場合にどうなるのか容易に予見できると思うのですが・・・もちろん、能無しでないならばですけど。
ヴァイス「・・・ケッ。僧侶のくせに人を騙してもいいのかよ!やってらんねぇぜ」
カチュア「・・・私は、もう誰にも死んで欲しくないだけよ・・・」
全く道理に合わない自己肯定!!
そんな長い会話を経て、やっと私に制御権が戻ってきました。
地図を見る限り、ウォルスタが寄ってたかって攻撃されるほど、地理上の戦略的価値があるようには見えませんね。
となると、後怪しいのは資源か・・・
まぁ、続きは次回になるよね・・・
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
このゲーム、ストーリー進めるより、演習でレベル上げした記憶の方が強くて、ところどころ忘れてますが
カチュアのワガママにウンザリしたことは確実に覚えています
私もストーリーに関する記憶はあまりないのですけど、トレーニングでレベル上げをしていた記憶だけはあるのですよね。