殺戮の申し子:Baldur’s Gate 2#62

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
時間に追われた状態が大の苦手な伊達あずさです。

地下墓地にあったはずのブック・オブ・カザを誰かが持ち去ったせいで、コーガンさんの怒りが未だ静まっていないというのに、エアリーさんにまで火急っぽい知らせが来ちゃっていましたからね。移動する度にメンバーに急かされるの凄く嫌です。
クァイルさんの用事というのも気にはなりますけど、ここは着実に済し崩していきたい・・・つまり、コーガンさんの依頼を完遂させてしまいたいところです。

さて、失われたブック・オブ・カザの行方ですが・・・
コーガンさん曰く、ブック・オブ・カザを持ち去ったと思われる人物がアスカトラのテンプル地区にいるとのことなので、まずはその辺からあたってみることにします。

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵1
ただ、テンプル地区に乗り込む前に、一度スラム地区に寄り、コパーコロネットあたりで宿をとりましょうか。
アスカトラとデアルニス・キープを行ったり来たりしていたせいで、エアリーさんが体力的にまいっちゃったのです。

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵2
アスカトラのスラム地区に着いた途端、また誰かが近づいてきました。最近、声を掛けてくる人が多いな。

ディロン「あのー・・・ごめんなさい。あ、あなたは・・・戦士のようですね。あなたは・・・戦士なのですか?僕を助けてくれませんか?」

何故か戦士(ファイタークラス)であるはずの私の前を素通りし、レンジャーのミンスクさんに戦士かどうかを尋ねるディロンさん。きっと、私の本質(未来像)がメイジであることを見抜いているのですね!素晴らしい洞察力です。

ミンスク「ミンスクとブーは最高の戦士だぞ、チビさんよ!お前の敵なんか粉々のビスケットにしてやる!誰が悪さをしたんだ?指差してみろ!」

ミンスクさんがいうと冗談に聞こえないから怖いのですよね。そんな知らない人が指差す相手を片っ端から粉々にしていったら、大変なことになっちゃいます。

ディロン「えっと・・・敵がいるわけじゃないんだ・・・」

ミンスク「敵がいないのか?ホッとしたよ。子供達を餌食にする奴らなんて、俺が奴らを投げる距離ほども信じちゃいない。けど、かなり遠くまで投げられるぜ。本当だ!」

いちいち比喩がウィットに富んでるな・・・ミンスクさんって頭がいいのか悪いのかいまいち判断しかねます。

ミンスク「ああ・・・ブーが聞きたがっているんだが、敵がいないのに、何で戦士が必要なんだ?」

ディロン「(ぐすん)道に迷ったんだ。僕の村を助けてくれる人を見つけにやって来たんだけど、身ぐるみ盗られて、だ、だ、誰も助けてくれないんだ!」

いや、それ普通に敵がいる案件じゃん。

ミンスク「何だと!?ブーは怒り狂ってるぞ!見て見ろ!小さいから、近寄って見ないと・・・本当さ、ほら。お前の村に何があったんだい、チビさん?俺達に出来ることは?」

ディロンさんの村もそうなんだけど、まずは村から1人でやってきた子供の身ぐるみを剥ぐような悪党を退治するのが先では?

ディロン「僕はウマル・ヒルのイムネスヴェイルから来たんだ。僕の村では人が消えているんだ。あとから姿を現す人もいるけど、みんなおかしくなっているんだ」

それって完全にドッペルゲンガー案件じゃないですか。

ミンスク「ミンスクも前に、怒って混乱したことがあるぞ。絶対に良いことじゃないよな。時々、ブーまでが怖がったりするんだ」

ディロン「い、いえ・・・怒っておかしくなったわけじゃないんだ。頭が狂ってしまうんだよ・・・」

ミンスク「おお!ミンスクは狂ったことなんてないよ。混乱してるってだけで一大事なのさ!これ以上、何かあるのか?」

会話が噛み合ってない・・・ディロンさんも相談する相手を間違えたと思っていそう。

ディロン「それに・・・もっとひどいことにみんなが丘に奇妙な獣がいるのを見たって言うんだ。みんなとても怖がってる!ウマルが戻って来たという話もあるんだ」

ミンスク「それならまさに英雄が必要だな!ミンスクとブーとあずさの出番だ!お前の村はどこにあるんだい?皆で助けに行こう!」

え?ちょっと待ってくださいよ。ウマルって何なの?家に帰ると二頭身に変化するシェイプシフターのことではありませんよね?

ディロン「あなたの地図で場所を教えるよ。あなたが村を助けてくれたら、ロイド司祭はとても感謝するに違いないよ。みんな、すごく怖がってるんだ!」

ってか、まずは領主に頼みなよ・・・税金を支払っているのでしょ?税金を払っているのにこういった問題を解決してくれない領主なんて、排泄物をお召し上がりくださいですよ。

ミンスク「邪悪な奴らに襲われた時は、大きな剣と強烈な蹴りが1番効くんだ!村に行って英雄の活躍を見せてやろう、そうだろうあずさ?」

何かよく分からないけど、私、ミンスクさんにめっちゃ懐かれてますよね。というか、ミンスクさんのウィッチになったエアリーさんにも少しは相談してあげて!

あずさ「時間があるか分からないけど、行って見てもいいよ、ミンスク」

ミンスク「人助けに時間も何もあるもんか!心配するな、俺があずさを元の彼女に戻して、すぐに村へ行くから。それが俺の仕事だ」

そして、村の問題を解決するのが私の仕事ってわけですか。
困ったな・・・グループの存続に影響しそうな依頼が立て込んでいるというのに。

ディロン「ほんと?ああ良かった!どうもありがとう!イムネスヴェイルへ着いたらロイド司祭と話してね!ロイド司祭が全てを話してくれるよ。ありがとう!」

コーガン「アビスの穴にかけて!お前はあの泣きじゃくる子犬っ子に同情して、いまいましい森へ行くのに同意したのか?気でも狂ったか?フン!」

まあまあ、何かいいものがあるかもしれないじゃないですか。
・・・わかんないけど。

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵3
ではコパーコロネットで一休みしましょう。

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵4
ん?コパーコロネットで宿泊したはずなのに、ここはどこ?もしかして、また夢?

ジョン・イレニカス「生命は・・・力なり。異論の余地はない。論理的にそうだ。生きて、自分の世界を変えるのだ。しかし、お前に当てはまるのか?お前は・・・我等とは違う・・・力を持っている」

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵5
ジョン・イレニカス「ここに一人の女がいる。彼女は人並みの人生を送り、それなりの力を持つようになった。彼女は疫病で両親を、そして戦争で夫を失ったが、それでも生き抜いてきた。彼女の農園はうまく行き、彼女自身の評判は高い。そして子供達は無事に育っている。彼女は自分がすべきだと思った通りに生きたのだ。そして、今、その生涯が終わるのだ」

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵6
ジョン・イレニカス「土地は分配され、子供達は新たな生活を始め、やがて彼女は忘れられるであろう。彼女は”良い”人生を送ったが、本当の力は持ち得なかったのだ。所詮、死に逆らうことはできなかったのだ。お前も忘れ去られる運命にあるのだろうか。お前の命は、自分より優れた者の陰で消えていくのか?お前は殺戮の申し子なのだ。生命を奪うという、その血が流れているのだ。力を持ち得るのだ、お前さえ望めば」

あずさ「なかなか興味深い話だわ。私は力を持つのにふさわしい者なのね」

どんな力であろうと力そのものには善悪などありませんからね。「力があると使いたくなっちゃうから要らない!」なんていうのは意思が弱い人の言い訳です。もちろん、自分で制御できないものは困るけど、そうでないなら、力は選択肢です。

ジョン・イレニカス「それでいい、己の背負いしものの重さを知るのだ!」

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵7
ジョン・イレニカス「いずれ機が熟すはずだ。眠れる力を呼び覚ますのだ。従うがいい、我々は出会う運命にあるのだ」

まあ、私が力を求めたとしても、貴方と仲良くするつもりはありませんけどね。だって、カリードさんの仇だからね!!!

殺戮の申し子:Baldur's Gate 2#62_挿絵8
コパーコロネットで宿をとったはずなのに何故か野宿扱い・・・道理で変な夢を見るわけです。

皆の疲れがとれたところで、テンプル地区へと向かうわけですが、それは次回ですかね。

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