ジェーダン卿のうまい話:Baldur’s Gate 2#36

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
大抵の世界ではヒーラーが必須とされることが多いけど、Baldur’s Gateではそうでもない気がしている伊達あずさです。
むしろ、メイジの方が必要とされている珍しい世界ですよね。

では毎度の如くシャドーデイルの歴史から。

シャドーデイルの歴史 シャールとモーングリム、出会い、そして結婚

シャドーデイルの南方に位置する強国、コアミアはケルベン「ブラックスタッフ」アルンスンがシャドーデイルの2人の王(ダウスト・サルウッド、モーングリム・アムキャストラ)を選んだ心境を理解していた。コアミアはモーングリムの元に官史を派遣し、シャドーデイルとパープルドラゴン王座の今後の友好関係を保証した。官史はシャール・ロワンマントルという名の者で、バンガーダハストに派遣された(全ての書類は、スーアジルにより償却され、緻密な隠蔽工作が行われていた為、正確な事実関係は明らかではない)。シャールは自分が考えていたよりも、多くのことを発見し、更に、モーングリムに恋をした。2人は結婚し、シャドーデイルの王と后となったのである。シャールの忠誠心は今や自分の夫と、2人が一緒に統治しているシャドーデイルへと向けられた。この事件は、コアミアの思惑とは、恐らくずれていたことであろう。

何と言いますか・・・非常にイライラする訳文ですね。
何故、自分すら正しい意味を理解できていないような難しい言葉に訳そうとするのか・・・

まず、この歴史書に登場する”官史”ですが、これって太政官における一定の位の総称みたいなのですよね。そんなマイナーな名詞に直接対応する英語なんて存在しないと思うのだけれど、この訳者さんは一体何という英単語を官史と訳そうと思ったのか。
仮に官”使”の間違いだったとして、それでも意味は”太政官からの使い”ですからね。何故、普通に使者(文脈から察するに大使の可能性が高そう)ではダメだったの?コアミアってそんな和風テイストを全面に押し出したような国でしたっけ?

後、后も天皇の正妻に付与される称号らしいのです。よって、王の妻と言いたいだけなら王妃、百歩譲って妃と訳せばよくないですか?
今や英語でも天皇はEmperor(of Japan)と訳されるように、王(King)よりも格上とされています。もし、原文がEmpress(これなら后と訳せそう)となっていたのであれば、シャドーデイルの王だって、Emperor of Shadowdaleと書かれているはず。でもEmperor of Shadowdaleをシャドーデイルの”王”とは訳さないと思うのですよね。

訳文が酷いってだけなら、少しは容赦もできるけど、さしたる意味も無く難しい言葉を多用するのは悪意を感じます。しかも、その難しい言葉が誤用だった日にはもう・・・
私はBaldur’s Gateの世界の国々について情報を得たいだけなのに、何故か日本語の勉強ばかりさせられているような気がしますよ。

でもって、肝心の本の内容は、コアミアが親善目的で送った使者(あるいは、大使)が、シャドーデイルの王様と結婚しちゃって、意図した以上に2国間の友好が深まっちゃいましたという心温まるまあまあどうでもよいお話ですよね。
むしろ、突然でてきたスーアジルとかいう何かが行った隠蔽工作の方が気になるよ!何の目的でシャドーデイル(あるいはコアミア)の公的記録を焼却したのか・・・でもまずは、スーアジルが人名なのか国名なのかをハッキリさせて頂きたい!

ジェーダン卿のうまい話:Baldur's Gate 2#36_挿絵1
ではやっと本編です。
コパーコロネットの道楽に興じることなく、仕事探しの旅(?)に戻った私達・・・というか、私!
室内にはまだまだ話しかけていない名のある人がいます。

如何にも仕事をくれそうなジェーダン卿は最後のお愉しみにするとして、まずは・・・コパーコロネットの店員だということが分かったベルナルドさんからかな。

ベルナルド「話す時間はあまりない。それがここいらのやり方だ。何かして欲しいなら、頼んでくれ」

あずさ「酒がないかなと思ってね」

ジェーダン卿のうまい話:Baldur's Gate 2#36_挿絵2
コパーコロネットでは、お酒どころか、宿泊、売買まで可能でしたよ。

コパーコロネット
近接武器
名前 価格 SF ダメージ 命中 STR
クラブ 1 打/片 3 4 1D6 5
ウォーハンマー 2 打/片 6 4 1D4+1 9
メイス 8 打/片 8 7 1D6+1 10
モーニングスター 11 打/片 12 7 2D4 11
フレイル 16 打/片 15 7 1D6+1 13
クォータースタッフ 1 打/両 4 4 1D6 5
バトルアックス 5 切/片 7 7 1D8 10
ニンジャ-トウ 13 切/片 5 4 1D8 6
ロングソード 16 切/片 4 5 1D8 6
ロングソード+1 1400 切/片 4 4 1D8+1 +1 6
ソード・オブ・フレーム+1 5320 切/片 4 5 1D8+1
(炎+1)
+1 6
バスタードソード 28 切/片 10 8 2D4 11
シミター 61 切/片 4 5 1D8 10
カタナ 560 切/片 6 4 1D10 6
ツーハンデッドソード 56 切/両 15 10 1D10 14
ダガー 2 突/片 1 2 1D4 3
ショートソード 11 突/片 3 3 1D6 5
ショートソード+1 896 突/片 3 2 1D6+1 +1 5
ワキザシ 56 突/片 3 3 1D8 5
スピア 1 突/両 5 6 1D6 5
ハルバード 11 突/両 15 9 1D10 13
*型:ダメージタイプ/タイプ, SF:スピードファクター, 命中:THAC0, STR:必要STR
遠距離武器
名前 価格 タイプ SF ダメージ 命中 STR
スローイングアックス×10 11 片手 4 4 1D6+1 4
スローイングダガー×10 11 片手 0 2 1D4 3
ダーツ×20 1 片手 0 2 1D3
弾×40 1 0 1D4+1
アロー×40 1 0 1D6
アロー・オブ・ファイアー×40 672 0 1D6
(炎1D2)
アシッドアロー×40 896 0 1D6+1
(酸1D3)
+1
ボルト×40 1 0 1D8
スリング 1 片手 0 6 3
ショートボウ 33 両手 2 5 3
ロングボウ 84 両手 3 7 +1 6
コンポジットロングボウ 112 両手 10 7 +1 +1 18
ライトクロスボウ 39 両手 7 5 8
ライトクロスボウ・オブ・スピード 6720 両手 5 3 +1
(2回攻撃)
+1 8
ヘビークロスボウ 56 両手 14 10 +2 12
*SF:スピードファクター, 命中:THAC0, STR:必要STR
防具
名前 価格 AC STR 備考
レザーアーマー 5 8 15 4
スタッデッドレザーアーマー 22 7 25 6
チェインメイルアーマー 84 5 40 8
スプリントメイル 89 4 40 8
名前 価格 AC補正 STR 備考
バックラー 1 -1 2 4 対射/突:AC補正0
スモールシールド 3 -1 3 4 対射:AC補正0
スモールシールド+1 1120 -2 3 4 対射:AC補正0
ミディアムシールド 7 -1 7 12
ラージシールド 11 -1 15 15 対射:AC補正-2
薬・巻物・杖・アクセサリ
名前 価格 効果
ポーション・オブ・ヒーリング 84 回復:HP9
ポーション・オブ・ヒロイズム 896 HP:+10%, THAC0:90%
ポーション・オブ・インフラヴィジョン 112 インフラヴィジョン
ポーション・オブ・ストレングス 392 STR:18
グリース 112 スクロール
アーマー 112 スクロール
バーニングハンド 112 スクロール
チャームパーソン 112 スクロール
カラースプレー 112 スクロール
ブラインドネス 112 スクロール
チルタッチ 112 スクロール
クロマティックオーブ 112 スクロール
ラーロックス・マイナー・ドレイン 112 スクロール
ブラー 224 スクロール
ディテクトイービル 224 スクロール
ストレングス 224 スクロール
ウェッブ 224 スクロール
アガナザーズ・スコーチャー 224 スクロール
グールタッチ 224 スクロール
ヴォーカライズ 336 スクロール
プロテクション・フロム・ノーマルミサイル 1008 スクロール
スロー 336 スクロール
スカル・トラップ 336 スクロール
ヴァンピリックタッチ 336 スクロール
ダイアチャーム 336 スクロール
ゴーストアーマー 336 スクロール
レストレーション 840 回復:ライフエナジーレベル
ゴールドネックレス 67
ブラッドストーンアミュレット 336
スクロールケース 224 スクロールが入るケース

スクロールケースを売ってる!
これを買えただけでもベルナルドさんに話しかけた甲斐がありました。

じゃ~お次はサルヴァナスさんかな。

サルヴァナス「ああ・・・こんにちは、美しいレディ。なんてその・・・おいしそうなんでしょう・・・この舌であなたの炎を包み込む事を想像しただけでも、欲望が湧いてきます」

“あなたの炎”っていう比喩の意味がいまいちよくわかりませんね。まぁ、十中八九知らなくても良いようなことなのでしょうけど。

あずさ「あなたは誰で、何が望みなの?」

サルヴァナス「私の名はサルヴァナス・デイ・リヨス。我が望みは、二週間あなたのその情熱の腕に抱かれる事だ・・・」

何故、二週間なのかよくわかりませんけど・・・

あずさ「分かった、もうたくさん。さあ、消えなさい」

サルヴァナス「ああ、なんて悲しいんだ。でも、もしそうなら、私の女神を遠くから拝むだけにしよう!さようなら、私の女神!」

じゃあ、アンガー・ヒルダークさん!

アンガー・ヒルダーク「うるさいぞ、チビ。今朝は機嫌が悪いんだ」

ドワーフ(?)にチビって言われちゃいましたよ・・・

ではもう最後の砦となったジェーダン卿に話しかけるしかありません。

ジェーダン卿「そこの者、ちょっと話がある。私はジェーダン・ファークラーグ卿だ。足を止めて私の申し出を聞け。お前の噂については聞いている。お前は有能であり、強情で、どんな事態にも対処出来る能力のある奴のようだな。私はちょうどそんな”生き物”を探していたのだ」

誉めつつも、何故かちょいちょいディスってきますね・・・普通そこは強情とは言わず、芯が強いとか何とかもっと言い方があるでしょう!?まぁ、生き物の方はわざとなのでしょうけど・・・

あずさ「かなり調べたようね。私に何をしろと?」

ジェーダン卿「ご承知の事とは思うが、危険の多い今の時代で、しばしば過激な手段が必要とされるのだ。だから、お前が必要なんだ。私はアスカトラ郊外の地域を統治する者だ。民のために出来得る限り尽くしているが、私には出来ない事もあるのだ。どうも私は戦いが苦手でね。略奪団が出没しているのだ。忌まわしいオーガやトロールなんだが、連中は炎で殺さなければ再生してしまう。誰か手練れの者に牽制してもらわないと。それをお前に頼みたいんだ、あずさ。かなりの報酬を用意するぞ。お前ほどの者にふさわしい額だ。私の土地からこの災いを払拭出来たらゴールド1万枚をやろう。どうだ、莫大な報酬だろう」

とてもBaldur’s Gateの世界とは思えないぐらい適正な報酬額ですね。

あずさ「どうして他ではなく、私を選んだのよ?その額を提示されれば、誰だって引き受けるでしょうに」

ジェーダン卿「いや、お前はそこいらの雇われ兵と同じではないだろう?私は力だけでなく、それなりの腕と技のある者を求めているのだ。そして、お前はそれに該当する。お前しかいないと見込んで私は選んだのだ。お前が今すぐ行こうが行くまいが、私の気持ちは変わらんよ。他に良い選択も浮かばないしな。お前が立派な働きを見せてくれると信じているぞ。全てうまく行けば、我ら全員が、それぞれ得るべきものを得ることになるのだ。私の土地はこの地図に載っている。ウィンドスピア・ヒルがお前を待っているぞ」

そう言ってジェーダン卿はコパーコロネットを去りました。
何ですかねぇ・・・この気持ち悪いぐらいのうまい話は。ここまで出来過ぎていると根拠なしに疑いたくなってしまいますよ。
でもまぁ、幾ら疑わしいからといって、やらないと言う選択もないのですけどね。

これでこの辺にいる名のある人には全員声を掛けたけど、コパーコロネット内にはまだ未探索部分があるのです。
そこを調べるのは・・・次回でしょうね。

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