荒ぶるミンスクと融通が利かないゴーレム:Baldur’s Gate 2#4

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
何だかよくわからないけど、Baldur’s Gate “2”になったことで俄然やる気が湧いてきた伊達あずさです。

やっぱり、画面が800px×600pxと大きくなったのが良いですね。
他にも改善点が色々あるのですけど、それは追々話すとしましょう。

荒ぶるミンスクと融通が利かないゴーレム:Baldur's Gate 2#4_挿絵1
では、檻を出たところから再開します。
私達を誘拐した犯人の正体も実力も不明な状況で、この場に長く留まるのはあまり賢い選択とは言えません。
とりあえず、ジャヘイラさんの檻の扉が開かないことはわかったんだけど、まだ隣の檻にも人が入ってるのですよね。流石にカリードさんってことはないでしょうけど、ひょっとすると知り合いかもしれません。

荒ぶるミンスクと融通が利かないゴーレム:Baldur's Gate 2#4_挿絵2
・・・ミンスクさんじゃん!
私が約束された死を迎えるまでは共に旅をしていた仲間です。

ミンスク「あぁぁぁぁぁ!ミンスクを自由にしろ!!俺を閉じ込めてもこの怒りを抑えることは出来ないぞ!思いっ切りケツを蹴り飛ばしてやる!!」

あずさ「ミンスク?あなたのような無敵のウォリアーが、こんな所に閉じ込められているなんて!」

ミンスク「話してる時間などこれっぽっちもない!ここから出せ!俺に指一本触れた奴は、拳の大雨を叩きつけてやる・・・それにダイナヘール!ダイナヘールの仇を討ってやる!」

え?ダイナヘールさん死んじゃったの?
っていうか、ダイナヘールさん捕まりすぎですよね。前世はピーチ姫かなにかだったのでしょうか。

あずさ「ダイナヘール?他にも誰か閉じ込められているの?」

ミンスク「閉じ込められている!?彼女の魂は・・・俺がしくじったから檻の中に閉じ込められてしまったんだ。彼女を守るのが俺の役目だったのに、それなのに・・・彼女は・・・あいつらが・・・俺の目の前で、彼女を殺した。奴等が何者かは知らないが・・・この恨みは必ず晴らすぞ!」

イモエン「そんな!そんな・・・ひどいことが・・・ミンスク・・・」

イモエンさんが会話に割って入ってきた!仲間が会話に入ってくるなんて前作にはなかった演出ですよ。

ミンスク「俺は死んだ者の為に涙を流したりしない!絶対に!少しは泣くけど、怒りが涙を止めてくれるのさ!今はいい夢でも見ておけ、悪党め!ミンスクがお前らに地獄を見せてやるからな!俺に協力してくれるか?もう一回、力を合わせて、詩人どもがインクを使い切っちまうくらいの武勇伝を残そう!そうだ、俺達が行く所ではインクが涸れるのさ!」

日本語訳がめっちゃ良くなってますね・・・日本語が持つ表現力を如何なく発揮しています。前作は喋り方どころか一人称すら統一されていませんでしたからね。今作はキャラクターにちゃんと個性が感じられますよ!

あずさ「分かったわ、ミンスク。出来る限り協力するわ。だから落ち着いて」

ミンスク「どうしようもない。俺は自由の身になるんだ。いくら頑丈な檻でも、お前なら開けられる!そう、鍵なんてないよ!俺も恐れられたもんだ。光栄だね!」

確かに前作のミンスクさんも吟遊詩人の詩に格段のこだわりをみせていましたけど、改めて話してみると思っていた以上にポエマーですね・・・まぁ、言いたいことは分かるので全然問題ありませんけど。

あずさ「分かったわ、ミンスク。でも完全に鋳造された檻なら簡単には開かないわ」

ミンスク「でもお前なら諦めないよな!投げ出すなんて、お前らしくない!英雄の辞書に不可能はないんだ。目的を果たしてこそ英雄だ!」

事情は良くわからないけど、物凄く信頼を寄せられているみたいです。

あずさ「鍵もスイッチもないなんて!一体どうすりゃいいのよ!」

ミンスク「お前は・・・約束を果たさないつもりか。俺を助けないと・・・ブーが見てるぞ!俺の鎖を切ってくれないのか!その程度なのか!」

何かノリが某修造さんみたいですね・・・
ちなみにブーというのはミンスクさんの相棒のネズミです。

ミンスク「これ以上お前を長生きさせると、また裏切られて悲しむ友達が増えるだけだ!この俺が・・・この俺が・・・ここを出たらすぐに止めを刺してやる!うぉぉぉぉぉぉっ!!!檻が!俺が無茶苦茶に暴れたら、鉄格子が捻じ曲がったぞ!ミンスクとブーは自由だ!これでお前は・・・おや・・・おお、そうか、賢いじゃないか。分かったぞ!俺を怒らせる為に、あんな事を言ったんだな!怒り狂わせて檻を壊す為に!頭いいじゃないか、ブーといい勝負だ!これで一緒に冒険が出来る!復讐してやる。悪い奴らの首根っこを押さえてやるんだ!そうだろう、ブー?」

勝手に丸く収まってくれたみたいだけど、相変わらず何かと危ない人だなぁ・・・

あずさ「一緒に、奴らに思い知らせてやるのよ」

敵アジト真っただ中で、仲間割れなんて目も当てられませんからね・・・ここは穏便にことを運ぶとしましょう。

ミンスク「そうとも、俺の剣が黙っちゃいない!俺達には正義の女神がついてるんだ。あいつらを足元にひれ伏させてやる!ん?何だと・・・ああ・・・分かったよ。俺がまた怒り狂っていると、ブーが言っている。俺には分からないが、ブーの言うことは聞くことにしてるんだ。さあ、行くぞ。そうだ、ミンスクとブーとお前で、また一緒に行くんだ。悪者め、覚悟しろよ!その悪に染まった喉笛に、正義の剣を振り下ろしてやる!」

ミンスクさんお喋り大好きだな・・・

あずさ「そう、まだ一緒にいたの、その・・・ネズミと。どうやって隠していたの?」

ミンスク「そんな、ぼけたじじいくさい質問をするな。ブーは逃げ足が早いし、ミンスクにはブーの隠れ場所が幾らでもあるんだから、俺達を離れ離れにすることは出来ないさ」

イモエン「うわぁ・・・そのことについてはあまり考えない方がいいわね」

ミンスク「ミンスクとブーはミンスクとブーだ。俺達は離れない。そろそろ行くか?悪い奴らのケツが、俺の一蹴りを待ってるぜ!」

拳で殴るのか、剣で斬るのか、足で蹴るのか今ひとつ制裁の方法がはっきりしませんね。まぁ、ミンスクさんなら全部やっちゃいそうですけど。

あずさ「あなたの言う通りね、ミンスク!悪い奴らが薄汚れた足で歩き回っているのなら、私達が綺麗に掃除してやるのよ!」

ミンスク「お前が何を言いたいのかいまいち分からないが、ブーは気に入ってるらしい。進め!」

分かんないのかよ!わざわざミンスクさんにあわせてポエムチックな表現を選んだのに!!
ちなみに、新たに仲間となったミンスクさんにジャヘイラさんの檻の扉の破壊をお願いしてみたのですが、ミンスクさんでもダメみたいですね。やはり怒り狂っていないとダメなのかもしれません。

とりあえず、私が剣聖になってしまったことで装備できなくなってしまった防具類をミンスクさんに着せちゃいましょうか。

荒ぶるミンスクと融通が利かないゴーレム:Baldur's Gate 2#4_挿絵3
では今度こそ武器があったという西側のちっちゃな部屋に向かいます。
何かゴーレムがいるけど・・・

ジェイルキープゴーレム「囚人どもよ・・・逃げてはならない・・・マスターは望んでいない」

あずさ「あなたの言うマスターとは誰のことなの?」

ジェイルキープゴーレム「私は囚人と口をきく事を許されていない。独房に戻れ。それがマスターの意向だ」

あずさ「ここはどこ、そして、何故私達はここに連れてこられたの?」

ジェイルキープゴーレム「お前はマスターの囚人だ。お前はマスターのモノになったのだから、ここに連れて来たのだ。独房に戻れ。それがマスターの意向だ」

話になりませんね・・・

あずさ「あの檻には戻らないわよ!私を捕まる気?」

ジェイルキープゴーレム「お前を捕まえろ、とは命令されていない。それはガーディアンの役目だ。独房に戻れ。それがマスターの意向だ」

あずさ「ガーディアンは何者で、何をしているの?」

ジェイルキープゴーレム「ガーディアンの仕事は、お前がマスターの部屋にはいらないようにする事だ。お前は独房に戻らなければならない。それがマスターの意向だ」

このゴーレムにはどのような役目が与えられているのでしょうね。
私達がここから逃げようとしたときに、「独房へ戻れ」と警告させるためだけの存在なのでしょうか。呪文の無駄遣いですね。

でもまあ、邪魔されないのはこちらにとって好都合です。
部屋の中央にあるテーブルの上には、一通りの武器がそろえられていました。不安の種だったカタナもちゃんとありましたよ。
後は・・・牢獄の鍵がありました。これがあればジャヘイラさんの独房を開けられるかもしれません。

更にテーブルのそばの箱の中には一通りの防具が入っていました。
今のところ防具は足りていますが、ジャヘイラさん用の防具がないので、一応、全部持って行きましょうか。

荒ぶるミンスクと融通が利かないゴーレム:Baldur's Gate 2#4_挿絵4
最後はここ。罠がかけられていた上、鍵もかかっていましたが、中にはダガー+1、ポーション・オブ・ヒーリング×3、そして、ゴールデンパンタローンが隠されていました。
ゴールデンパンタローン・・・2つになっちゃいましたね。

ではジャヘイラさんのところに戻って、先ほど手に入れた鍵を使ってみよう・・・と思うのですが、ジャヘイラさんも話好きそうですし、続きは次回です。

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