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皆さんこんにちは。
何となく、精神的に長い回になりそうな予感がしている伊達あずさです。
ここにきて広げた風呂敷をたたみ始めてきたため、物語としての終わりが大分近づいている気がします。
ただ、物語というのは終わらせるところが一番難しいものです。後先考えずに話を広げまくっちゃうと、たたみ切れなくなってしまいますからね。
そういった意味で、今回は長い回になりそうな気がしています。
では、デュアルブレードと思われる剣を見付けたところからです。
マキシム「この剣・・・これが、デュアルブレードなのか?」
セレナ「こ、この音は?」
アーティ「デュアルブレードから出ています」
セレナ「止まった」
ガイ「俺じゃ、ならないな」
セレナ「マキシム」
マキシム「ああ」
???「・・・人間で、デュアルブレードを共鳴させられるヤツがいるとはな。アレクディアス様が、言ってはいたがこの目で見るまでは信じられなかった」
マキシム「誰だ!?」
ディオス「我が名は、ディオス。四神の頂点に立ち、『恐怖』を司る神だ」
マキシム「四神の頂点に立つ神・・・だと」
ディオス「そうだ・・・」
マキシム「なぜ・・・なぜ、キサマ達は地上を滅ぼそうとするんだ!?なぜ、意味もなく人々を殺す!?」
ディオス「デュアルブレードだ」
マキシム「なに?」
ディオス「デュアルブレードは、神の剣なのだ。だが、このデュアルブレードは共鳴を始めてしまった」
マキシム「それにどんな意味があるんだ!?」
ディオス「我々に対抗しうる力を持った人間が地上に現れたと言う事だ!!ならば、殺さねばならん!!」
マキシム「随分、勝手な理屈だな!」
ディオス「この世は、強者が支配するものだ!・・・そうなのだ。この地上は、我が支配して当然なのだ!」
マキシム「ふざけるな!!このデュアルブレードで、キサマを倒してやる!!」
マキシム「デュアルブレードが消えた?なぜだ!」
ディオス「ふっわっははっ!!!!そうか、どうやら、キサマにデュアルブレードを持つ資格は、無いようだな!」
マキシム「そ・・・そんな・・・」
ディオス「デュアルブレードを持たぬ者など我の敵にはならぬわ!!地上が、恐怖に支配されて行く様をその目で見るがよい!!」
どうやら、ディオスに強制テレポートさせられたみたいです。
セレナ「こ、ここは・・・チャッドなの?」
アーティ「ディオスが、私達を、ここにスイングさせたようですね・・・」
ガイ「なんで、ヤツがそんな事をするんだ!?」
女の子「あれ、お姉ちゃん達、また来たんだね。人魚の国は、見つかった?」
セレナ「え、ええ・・・」
ガイ「ん?なんか暗くなったぞ」
女の子「ねぇ、お空に島が浮かんでるよ」
ガイ「な、なんだってぇ!?」
ディオス「・・・地上の人間どもよ、我が声を聞け。我が名はディオス。四神の頂点に立ち、『恐怖』を司る神なり。平和な生活に慣れ、神への崇拝を忘れた人間どもよ・・・真の恐怖を味わうがよい!」
セレナ「な、なんて事を!」
ガイ「俺達に見せつけるためにわざわざ、ここに運んだのか!」
アーティ「許せません!絶対に、許す事はできません!」
ディオス「自分達の無力さを、思い知ったか!」
マキシムさん達の目の前にいた女の子や直ぐそばにあった壁などには被害が出ているというのに、何故マキシムさん達は無傷で済んだのでしょうねぇ・・・
マキシム「ディオス!やるなら、直接俺達をやれ!!戦う力の無い人を襲うなんて卑怯だぞ!!」
ディオス「はーっはははっ!言いたい事があるなら、ここまで来るがよい!」
マキシム「くっ!!」
アーティ「マキシム、どうします?あの島は空の上ですよ!」
ガイ「くそっ!手も足も出ないのか!」
マキシム「・・・どうすればいいんだ」
前作に登場したディオスはこんなキャラじゃなかったと思うんだけどな・・・とても同一人(神)物には見えません。
ほぼ不変の存在である神にとってはほんの一瞬にすぎないであろう100年そこらの短い期間で彼も随分と丸く紳士的になったものですよね。
というわけで、やっと制御権が戻ってきたわけですけど・・・不安視していた通り、納得できないことだらけになってきちゃったな。
結局さ、ディオスら・・・いや、アレクディアスら?と言った方がいいのでしょうか。ともかく、この世界の神様達は一体何がしたいの?
四神中三柱はやたらと地上の支配権を気にかけていたみたいですけど、そんなに地上を支配したいのであれば、何故デュアルブレードが共鳴し始めるまで、地上に関与せず黙って放置していたのよ。というか、ディオス達は何をもって地上を支配できたと満足できるの?
そもそも、ディオスは恐怖なんて生物ありきの感情を司っちゃってるわけですよね?じゃあ、その感情の源となる人間を根絶やしにしちゃったら、その存在意義自体が失われちゃうことにならないの?それとも、人間以外の生物が抱く恐怖とかでも満足できるのでしょうか。
でも、四神はやたら人間ばかり(エルフや人魚なども含む)をフィーチャーしてますし、とても他の生物のことにまで頭が回っているとは思えませんけどね。チャッドを攻撃した際にも「神への崇拝を忘れた人間ども~」とかいっちゃってたし。
大体、口では地上の支配権がどうちゃらと言ってたけど、やってることだけみれば、自分達の地位(命)を脅かす存在が現れたから、早めにその芽を摘み取っておきたいと思ってるようにしか見えないのです。
でももしそうなのであれば、悠長にマキシムさん達以外の人間を攻撃してる場合じゃなくない?
少なくとも、今はもうマキシムさんらがその脅威だとわかったわけですから、マキシムさん達を最優先で叩くのが道理ってもんです。そして、マキシムさん達さえ倒してしまえば、また安心して元の生活(地上に関与せず放置していた状態)に戻れるのですよね?どう考えたって、マキシムさん達以外の人間を殺す理由がわかりません。
・・・あれ?じゃあある意味、神の存在を脅かしているマキシムさん達こそが人類にとっての害ということになっちゃいますね。
この世界にも教会は沢山あるし、それが四神に向けられたものではないとしても、それなりに神への信仰はあるみたいですから、むしろ神様達はそういった方向で人類の敵意をマキシムさん達に向けさせるなどして、神様らしく高みの見物で脅威の芽を摘み取ればよかったのでは?
というか、そういう流れであった方が個人的には興味深いストーリーになっていたなぁ・・・
選ばれし者という不幸な運命を背負ったマキシムさん達が、自己犠牲の上で成り立つ全人類の平和と、他者の犠牲の上でしか成り立たない自己の幸福との間で葛藤しながら戦う物語・・・実に興味深い!(もちろん、マキシムさん達に安直な自己犠牲を選ばせたのでは、今以上に酷いお話になってしまう危険性も孕んでいますが)
でも絶対にそんな展開にはならないよね・・・
何れにしてもディオス達の言ってる事とやってる事があまりにも一致していないため、全く理解できないという現状には変わりありませんけど。
一体どうやって辻褄を合わせるつもりなのでしょうね。
チャッドの教会が機能しなくなってしまったため、スイングでダラールまで戻り、今日はここまでとします。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。