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皆さんこんにちは。
漂着早々、島での長期滞在を決意した伊達あずさです。
漂着当初は島の人達から臭い臭いと罵られ、どうなることかと思いましたけど、そんなことがどうでも良くなってしまうほど、この島の生態系は素晴らしい!
いえ、強さに見合わない経験値を持つワーウルフ(ウルフワー)が、無限湧きするという一点においてのみ素晴らしい!!
この島には矢/弾を補充できるお店こそありませんけど、この世界には食糧の概念がないわけですから、全員が魔法の近接武器で戦うのならば、補給の必要はありません。そして、ウルフワー×6程度であれば、それも余裕なのです。
ただ、現在レベル9の私がレベル10となるには、89000ほど経験値が必要となります。これを全てワーウルフ道場で稼ごうと思ったら、128回も戦わなければなりません。
キャンプ時、ワーウルフに襲われるのは体感で3回に1回ぐらいかな?そして、1回のキャンプが8時間ぐらいだから、ざっと128日程度は滞在する必要がありそうですね。
実際はワーウルフに襲撃されるとキャンプ時間が8時間未満になるので、もう少し短くて済みそうです。
な~んだ、1年もかからないじゃないですか。
村の外でウルフワー狩りを始めてから1カ月ぐらい経った頃、突如、私達の前にハンターさんが現れて声をかけてきました。
ハンター「こんにちは、見知らぬお方達。ああ、突然な話で申し訳ないが、あなた達に頼みたい事がある。ここから北に行ったところにモンスターがいて、少人数の集団を襲ったんだ。お願いだ。もし、あなたの中に良心というものがあるなら、私と一緒に戦って欲しい」
怪しい・・・もしこれが、この島以外での出来事だったのであれば、別に怪しむところなど何もないのですけど、この島にいるのってあの村にいる人達と例の魔女さんを除けば、ワーウルフしかいないという前情報だったはずなのです。
どうみても魔女と呼ばれそうな恰好ではないので、ワーウルフでないとするならば、長期間外で狩りをしている村のハンターさん・・・ということになります。でも、この島は1日もあれば一回りできちゃう程度の広さしかないのです。つまり、村に戻らず、ワーウルフがひしめく危険な森に長期間滞在する意味など何もないはずなのです。
あずさ「案内して。恐怖におののく獣達の顔をあなたに見せてあげるわ」
十中八九罠でしょうけど、何れにしても、恐怖におののく獣達の顔を見せてあげることはできそうですね。
ハンター「こっち、こっちだ!」
ハンター「我々はここだ」
カイヴァン「争いなんてないじゃないか。何が目的だ」
ハンター「戦いだ。兄弟達よ大量虐殺だ」
たったの5体!?肩透かしもいいところですよ。
こっちは毎日のように大量のウルフワーを倒しているのですからね。むしろ、大量虐殺されているのはそちらの方なのです!
ハンターに化けていたワーウルフがファージングさんの人形を所持していました。
何でこんな物を持っていたのだろう・・・まさか、この人形で遊んでいたってこと?獣の考えることは理解できません。
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それから更に1カ月近く経ち、イモエンさんとゲーリックさんがレベル10となって気付いたのですけど・・・
私の経験値、161000から増えてなくない!?
そうなのです・・・どうやらバルダーズゲートの世界では、経験値が161000でカンストしちゃうみたいなのですよね。
何て中途半端な数字!!
経験値を増やせないと分かった以上、この道場に用はありません。
予想よりも大分短い滞在になっちゃいそうですね・・・
魔女さんを探し、島の西へと進んでいると・・・また明らかに魔女っぽくない人です。
メイム「我々の舞台に新しい役者か・・・お前は誰だ?難破船の船員か何かか?」
あれ、この人も村の住民ではなさそうですけど、かといって、言動がワーウルフっぽくないですね。
あずさ「今日は秘密めいてるわね?」
メイム「何故かは知らないが・・・お前は、中にいる家畜どもより勇敢だな。自信と危険な香りをにおわせて、安全な所から大股歩きで出てくるとはな。中にいる連中は、自分の影にさえ怯える弱虫ばかりだ」
あずさ「何?一人でここに立って、攻撃されるのを待ってるの」
私だってこんな攻撃的な物言いはしたくないのですけど、攻撃的な選択肢しかないんだもん!
メイム「せっかちな奴め、手が早いな。カイシャスに何を頼まれたんだ?」
あずさ「彼女は私達に隠れ家にいるオオカミの獣を倒すよう言ってきたわ」
メイム「きっと、カロウグならそれについて言うことがあるだろう。お前は今やカイシャスの従僕だ。何かいい事はあったか?」
あずさ「この島から逃げよう。私達の乗って来た船が沖に打ち上げられたわ」
メイム「馬鹿め!カロウグにブッ殺されるぞ。死にたきゃ奴のねぐらに行くんだな。カイシャスが、よそ者を船にのせることはねえよ」
メイムさんはカイシャスさんと一体どういったご関係なのでしょうか・・・それに何故ワーウルフの親玉であるカロウグに関して、そんなに詳しいの?
メイム「お前には、痛みを好む趣味があるようだな。お前達の心臓を、目の前に並べて晩餐するカロウグの喜ぶ顔が目に浮かぶな。お前には、もう用はない。つべこべ言わずに死んでくれるな?」
あらら・・・ワーウルフだったのですね。
結局、彼は何をしたかったのでしょうね・・・獣の考えることは理解しがたいです。
更に島の西を探索していると・・・如何にも友好的ではなさそうな魔女っぽい人を発見!いや、サイリーンは人じゃないかもだけど。
サイリーン・クィーン「止まれ、陸上人。誰が私の家に近付いて良いと言ったのです?」
あずさ「私はあずさ。彼らは仲間達。後ろにいる男に何があったのか教えてもらえないかしら」
サイリーン・クィーン「あなたには理解できないでしょうが、わかるように説明してあげましょう。私は人間の男性と連れ添わなくてはならないサイリーンなのです。男達は私の歌に引き付けられ大抵私に服従します。普通はこれで両方とも得をするのです。私のつがいの時期を迎え、ある漁師を歌で引きつけましたが、この男性には私の歌の力が効かなかったわ。そして彼は私を無理やりに襲おうとした。歌の力が効かなくなった時は、非情な手段を取るしかないの。あの獣は死んで当然だったのよ。陸上人でも理解してもらえると思うわ」
私の予想に反して、イヴァルトさんが思っていた通りの悪い魔女だった!
何か被害者面してますけど、貴方が先に歌の力を使って、無理やりエヴァンさんを服従させようとしたのでしょ?となると、エヴァンさんの方こそ正当防衛だった可能性がありますよね。
大体、変な力で人の心を無理やり操っておいて、「普通はこれで両方とも得をする」とかよく言えたものですね。
あずさ「魔法で惹きつけたんでしょう。そして魔法は明らかに失敗に終わった。彼が呪文を解こうとしたからね。彼の死を復讐してやるわ、妖婦め」
サイリーン・クィーン「その男が何者かわからなかったのですか?あのような者と関わると海はあなたの死も望む事になりますわ」
場所が悪すぎて戦いにくい!
別に断崖絶壁ってわけでもないのですから、少しぐらい水の中に入ってくれてもいいじゃん!
途中、位置の関係で詠唱妨害がうまく行かず、カリードさんが魅了されてしまうなど、散々な戦闘内容になってしまいましたが、ディスペル・マジックのおかげもあって、私が死にかける程度の被害で済みました。
魔女の所持品の中からエヴァンさんの亡骸が見つかりました。
非常に残念な結果となってしまいましたが、せめてご遺体だけでもイヴァルトさんの元へ届けてあげましょう。
でも、それは次回以降かな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
効率のいい経験値稼ぎの、ワーウルフ道場。
『1年もかからないじゃない』に、びつくり!
けど、カンストしてしまったのですねぇ。
いいんだか、悪いんだか。
やる気なくなってしまわなければいいんだけど。。
カンスト値としては物凄く独創的な数字だったため、結構長い間、経験値がカンストしていることに気付かず、ウルフワーを倒し続けちゃってました。
しかし、折角、経験値を稼げる良い場所を見つけたと言うのに経験値を増やせなくなっちゃうだなんて・・・なんとも寂しい限りです。