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皆さんこんにちは。
ガラスとルビーでは加工法が全く違うだろうと素人ながらに思う伊達あずさです。
ジェフリーさんさ・・・マキシムさんがルビーの天使(贋作)の作成を依頼しに行ったとき、もしマキシムさんがちゃんとルビーを用意していたら、当然のようにルビーで天使を作っちゃいそうな勢いでしたよね。
ひょっとすると素人の浅知恵かもしれませんけど、ルビーってめっちゃ固いじゃないですか。融点だって倍ぐらい違いますよ?どう考えても、ガラスとは加工の仕方がまったく違うと思うのですよね。
私が思っていた以上に、ジェフリーさんって凄い人なのかもしれません。
完全にガラス職人だなんて肩書だけでは役不足な気がします。
それはともかくとして、偽物のルビーの天使で調印式に挑む決断を下したレオン王子の運命はいかに・・・
レオン王子「国王。それでは、両国の友好の証に、この『ルビーの天使』をお収めください」
ダンケルク国王「おお!それが、ルビーの天使か。噂に違わぬ物じゃな」
ダンケルク王妃「ルビーの天使・・・つ、ついに私の物になったのね」
レオン王子「・・・」
ダンケルク王妃「ん?こ、これは・・・これは、ルビーの天使じゃない!」
ダンケルク国王「な、なんじゃと!?」
ダンケルク王妃「王子!そなたは、私を侮辱するのですか!こんな、偽物をよこすなど!!」
レオン王子「・・・そ、それは」
ダンケルク王妃「言い訳など、聞きたくありません。ダンケルクがその気になれば、あなたの国など、いつでも侵略出来るのですよ!」
王妃の言葉としては、とんでもない暴言だとは思いますけど、正直、レオン王子がしたことは、そう言われたとしても仕方ないぐらいの行為だと思いますよ。
ダンケルク王女「いい加減にして、お母様!」
レオン王子「シアーナ姫・・・」
そんな名前だったのね!
シアーナ「王子は、本物のルビーの天使を持ってこの国に来てたのよ!でも、城に滞在している間に盗まれてしまった・・・責任があるとすれば、私達の方じゃない!」
ダンケルク国王「な、なんと、それは真か?」
シアーナ「城の人なら、誰でも知ってるわよ。知らないのは、お母様達だけよ!」
確かに盗難の件についてはそうなのですけど、だからといって、レオン王子が偽物を使って国王を騙そうとした事はまた別の話ですよね?
結局、シアーナさんは恋に盲目になっていただけでしたか。私は今回のことでレオン王子にかなり失望しましたよ。
レオン王子はダンケルク国王に盗難の責を負わせようとしないまでも、せめて事実をありのまま伝えるべきだったのです。
シアーナさんは、盗難の事実を「城の人なら誰でも知ってる」と言って国王や王妃を責めましたけど、レオン王子からそのような報告が公式にあったわけではないのですから、2人が城内で流れている不確かな噂に耳を貸さなかったとしても、それは逆にレオン王子に礼を尽くしていることになるんじゃないの?2人が王族であるという立場から考えれば、そんなに責められる様な事じゃないと思うけど。
そんな深い意味がなく、2人が単に知らなかっただけだとしても、レオン王子が正式に言わなかったわけですから、やはり責められることではないと思うのです。
対してレオン王子の方は、偽物を使い虚言を弄したことで、盗難の責をダンケルク国王に負わせまいとルビーの天使が無くなった事実を隠していたという良い人ルートを完全に消してしまいました。
これ、どう考えても単なる責任逃れ(警備不備を起こしたダンケルク国王の責を問うのが怖かったなど)で黙っていただけですよね?
そもそも、幾ら形が一緒だからって、ガラスをルビーと偽るだなんて、とても大人の発想とは思えません。願いのルビーみたいに、秘密を知る者以外がおいそれと触れられないような場所に置かれる品でもないのですよ?
運良くその場は凌げたとしても、いずれは必ずバレます。そして、バレたらどうするつもりなの?国同士の約束なんて、所詮はお互いの信用の上でしか成り立たないのですからね。約束したことを相手の国に強要する術など武力をもって以外ないのですから。それなのに、自ら不義理を働いたとあっては、一方的に解約されても文句すらいえません。最早、仲直りどころか、戦争の火種にすらなりかねません。
一国の代表として、あまりに浅慮が過ぎます。
ダンケルク国王「そうであったのか・・・ジェームス!すぐに兵を集め、天使像を捜索させろ!ジェームスはどうした!?
兵士「陛下。ジェームスは、数日前から姿が見えないのですが・・・」
ダンケルク国王「なんじゃと!一体、どこに行ったのじゃ?」
兵士「北の洞窟の方へ行くのを見た者がおりますが・・・」
ダンケルク国王「北の洞窟じゃと?なんでそんな場所へ行く必要があるのじゃ。大体、あそこは、モンスターが多く、立ち入り禁止にしてあろうが」
兵士「さぁ、私にそう言われましても」
とても、王と臣下の会話とは思えないな・・・会社の上司と部下ぐらいのフランクさですね。
ダンケルク国王「とにかく、誰でもよいから早く天使像を見つけだせ!それから、一応北の洞窟にも誰かを行かせろ!」
兵士「は、はい!」
これ、ダンケルク国王配下のジェームスがルビーの天使を盗んだ犯人ってこと?
だとしたら、ジミー&トミーをダンケルク城に配置したことには物凄い悪意を感じますね・・・ジミー&トミーに濡れ衣を着せることで、過去の罪を薄れさせようという魂胆がまるわかりなのですよ!
悪いけど、過去に罪を犯し、その罪を清算していない人が、何かあった際、真っ先に疑われるのは当然のことなのですからね!?まして、別件であらぬ疑いをかけられたからといって、過去の罪が清算されるわけでもないんだよ!
ダンケルク国王「・・・しかし、困ったのぅ」
ダンケルク王妃「・・・た、たとえ理由がどうあろうと、ルビーの天使がないのなら、調印式は行いません!」
シアーナ「すみません王子。母も以前は、あんなふうじゃなかったのですが・・・」
いやさ・・・むしろ、虚言を用いて非礼を働いたのは明らかにレオン王子の方だというのに、シアーナさんは調印式という公の場であるにもかかわらず、まるで王妃だけが悪いかのように怒鳴り散らしたのですから、意固地になる程度は仕方がないことなのでは?というか、一体どんな教育を受けて来たのよ・・・およそ王女とは思えない教養の低さです。
メダンの時といい、ルビー(ガラス)がらみの国の王女は、あまりにも自分の親を馬鹿にし過ぎなのです。
レオン王子「いいんですよ。シアーナ姫のせいではありません。しかし、皮肉なものですね。あの天使は幸運を運んでくるはずなのに」
シアーナ「レオン王子・・・」
レオン王子・・・盗人猛々しいとはまさにあなたのためにあるような言葉ですね。凄いな、明らかな詐欺行為を働いたというのに、良い人ポジションのままいくおつもりですか。
前作からそうだったといえばそうでしたけど、この世界の道徳観・・・いえ、今回は倫理観かもしれませんけど、どっちにしてもあまりに特殊過ぎませんか?何の説明なしに、現実世界とは著しく異なる倫理観を押し付けられても、こちらとしては消化しきれませんよ・・・
ここまで倫理観が(あくまでも現実世界基準で)歪んでいると、本来(あくまでも現実世界基準ですが)であれば凶悪犯となるはずのジミー&トミーがお咎めなしになってしまうのも、仕方がないことなのかもしれませんね。
レオン王子「事が、公になった以上、一刻の猶予もありません。私達も、天使を探します」
何言ってるの?公になったから猶予がなくなったわけじゃないよね?
ルビーの天使が盗まれたことをあなたが変に隠したりするものだから、犯人に逃げる時間を与えてしまい、その結果、猶予が無くなっただけだからね!?
ダンケルク国王「あれが怒ると、儂でも、手が付けられんからなぁ。困ったのぅ・・・」
まるで女のヒステリーみたいな扱われ方になってる・・・
確かにあの場で他国の王子に対して、侵略云々などと言っちゃうのは、立場的にどうかと思いますけど、怒ったこと自体は十分に理解できますよ。
レオン王子がやったことって、個人レベルでも相当な非礼・・・いや、犯罪行為ですよね?ましてや、これを国同士の契約の場でオーラリオの代表という立場で働いちゃったんですから・・・確かに世が世なら、戦争に発展したとしても何ら不思議はないのかもしれません。
でもって、ジミー&トミーはいつの間にかいなくなっていました。やっぱり、悪意を感じます。
それにしても、まだジェームスが犯人と確定したわけじゃないはずなのに、よく門番はあの怪しい2人をすんなり通しましたね・・・
シアーナさんもシアーナさんでこの始末・・・残念ながら聡明との評価は返上してもらいます!
前作のメダンを彷彿とさせる不愉快展開になってきちゃいましたよ。
変だなぁ・・・プリフィアがらみの話は凄く良かったのに、それがどうしてこんなことに・・・次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。