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皆さんこんにちは。
初航海で初遭難し、帰る手段を失ってしまった伊達あずさです。
幸い、ここには人が住んでいるみたいなので、運が良ければ造船をお願いできるかもしれません。
ただ、外洋を航行する船ですからねぇ・・・エストポリス伝記(2)のように2、3日そこらでは造ってもらえないと思うのですよね。
そもそも、ここまでくるのにも20日もかかってしまっていますからね。
状況を理解したところで、目の前にいる第一村人(?)に声をかけてみましょう。
ソリアナル「こんにちは。あなた・・・変な臭いがするわ。泳いでいたの?」
初っ端から随分とご挨拶ですね・・・
あずさ「ああ、泳いだよ。船が沈んで、小屋を探しているんだけど」
ソリアナル「わかった。信じるわ。泳ぐ人は珍しいし、浮かんだまま流れ着いてそのまま起きない人がほとんどなの。魚は狂暴で、岸は宿舟を壊すの。あなたは幸運よ。まだ変な臭いはするけど・・・ここに住み着くの?」
バルダーズ・ゲートに登場する子供達は、毒舌でなければ死ぬ病にでも罹っているのでしょうか。
あずさ「他に誰かいるの?一人じゃないの?」
ソリアナル「一人ですって?バカ言わないで。お母さんもいるし、お父さんもいる。兄弟もいる。近所の人達だっているし。この村は好きよ。時々、つまらない時もあるけど、それでもいいんだ」
あずさ「この辺りの海は危険だわ。どうやってここに住むようになったの?船も見ないけど」
ソリアナル「ひいひいおばあちゃんは、あんた達みたいに宿舟乗ってここに来たってお母さんが言ってた。宿舟に何かあって、泳がなくちゃいけなくなったって。その宿舟はまだここにあるんだけれど、多分そこには行っちゃいけないんだ」
あずさ「私を見て怯えているようには見えないわ。よそ者はどれくらいここに来るの」
ソリアナル「滅多に来ないわ。彼らは友達を作ろうとしないんだって、お母さんがそう言ってたよ。でも、よそから来た人に会った事はないから・・・あなたに会うまではね。あなた、まだ臭いな。獣達みたいに怖くはないんだけれど」
あずさ「『獣』?何の事?」
ソリアナル「獣達が怖いの。奴ら、時々私達のような恰好をするけど、急に変わって卑劣な事をするのよ。お母さんが言うには、奴らは動物以外の何者でもないんだって・・・でも、他の動物は、そこまで私達のことを嫌わないんだ。どうか・・・助けてくれません?」
あずさ「まずあなたの仲間に会って、何がどうなってるのか聞いてみよう」
ソリアナル「そうだ、村に行ってお母さんのお友達のカイシャスと話をした方がいい。族長さんが村を離れている間は、彼女がリーダーなんだ。族長さんがどこに行っちゃったかはわからないけど、とにかくカイシャスと話をした方がいいわ。もう行かなきゃ。また、そのうちどこかで会うと思うわ。それじゃ、さようなら!」
結局、ここが何処なのかということに関する情報は得られませんでしたけど、少なくとも村以上のコミュニティがこの近くに存在するということはわかりました。そこへ行けば、最初の疑問も解決するかもしれません。
漂着した場所からほんの少し北へ移動したところで人を発見しました。
名前はありませんが声をかけてみましょう。
平民「難破船の船員がもっといるみたいですね。カイシャス・ガンと話をして下さい」
この言い方から察するに、他の船員達もこの場所に流れ着いているみたいですね。
中に入れそうな建物を発見しました。
ただし、中には誰も居ませんし、何もありません。高倉の様なものなのかもしれません。
イヴァルト「よそから来たのか。うろうろするより、私達のリーダーと話をした方がいいでしょう」
カイシャスさんと話を付けるまでは相手にしてもらえないみたいです。
であれば、誰かカイシャスさんがいる場所を教えてよ!
ファージング「ホントに大きいんだね。ママはあなたがここにいると知ってるの?」
ジョリン「暗礁で壊れた船に乗っていたのは君達ですね。私達のリーダーのカイシャス・ガンといずれ話をすることになるだろう」
ジョリンという名前ですが、れっきとした男性です。
ここは倉庫でしょうか。
大きい建物だったので、ここかな~と思ったのですけどね。
タロウン「本土から来たのか?こんなことがあるなんて夢にも思っていなかった。カイシャスが話をしたがるだろう。リーダーとの話がすんだら、私のところにきてくれ」
違った・・・だと・・・
マーラリー「よそ者か!でもどうやって?カイシャスと話をして下さい」
デュライル「あんた、誰だ?あんたは属していない・・・あんたみたいなのは見たことがない。あんたはカイシャスの所へ行かなきゃならない。彼女がリーダーだから、ここにいていいか許可をもらってくるんだ。彼女に話をつけておかないと、他のみんながあんたを攻撃するかもしれない。さあ・・・終わったらぜひ戻ってきて欲しい。話したいことがあるんだ」
カイシャス・ガン「よそ者さん達、こんにちは。歓迎しますが、何の用で来たのか教えてもらえますか。ここでは知らない者には皆用心しているし、何人かはあなたを恐れています。お願いです、危害を加えるために来たわけではないですよね」
あずさ「傷付けはしないわ。船が沈没して、我々はこの島の沖に流されてきたの」
まさか自分の発言で、ここが島であると知ることになろうとは!
20日も航海していましたので、流石にバルダーズ・ゲート周辺の沖に流れ着いたとは思っていませんでしたけど、ここが新大陸という可能性はあると思って!
カイシャス・ガン「それならば私達と同じですね、私達も初めはそうでした。この土地にはもう長いこといるが、初めからここに住んでいたわけではないの。私達のご先祖は、大昔に遠くからやって来たのです。船を沈めた荒波を乗り越え、大変な苦労の末に、この地にたどり着いたのです」
あずさ「遭難した?いつのこと?古代の沈没船を探しに来たのよ」
カイシャス・ガン「知っていたのですか?どうしてここの場所がわかったのですか?私達は長いこと他の人達と接していませんでしたが、どのようにして私達の難破船のことを知ったのですか?」
あずさ「ある商船が嵐に巻き込まれた。300年前に消えた英雄バルダランもいたらしいの。メンダスという人にその船を探すように頼まれたわ。あなた達とアクセントが似ているわ」
カイシャス・ガン「メンダス?そんな名前は聞いたことがないですね。昔に私達の仲間の一人がここを出てあなたを呼んできてくれればと願った事がありました。バルダランという名も知らないですね。彼は元々私達の仲間ではなかったのです。難破船の所には何年もいっていないがどこにあるかは知っています」
運良く目的地にたどり着けたのかと思ったのですが、バルダランさんの名を知らないとなると、単なる難破船違いという可能性も捨てきれません。
あずさ「この島から抜け出す方法はないの?私達も立ち往生しているの」
カイシャス・ガン「方法はあります。宿舟を作るのです。村を作ってその回りを囲む壁を作れるのだから、ここを離れるための物くらい作れるはずです。今まではモンスターの存在に恐れおののいて生きていたが、もうここを離れるのです。島のこちら側は崖と暗礁が多いので宿舟を作る事はできませんが、逆側はモンスターが住んでいますが大丈夫です。とことん戦ってきましたがもうこれからは平和な生活をしたい。多分・・・多分助けになってもらえると思うのですが?獣達を退治してもらえれば私達はここから離れる事ができるのです。海図を持っているんですよね?宿舟の建設が終わったら私達はみんな助かります」
正に言葉通りの”渡りに船”となりましたね。
あずさ「何の獣?何と戦うんだ?」
カイシャス・ガン「獣?彼らは凶悪で見える物全てを殺します!今の所彼らをおさえてなるべく人間の様に暮らそうとしております。彼らは全くの獣であって死肉を口にするのです。本当に気持ちの悪い連中です、軽蔑します」
あずさ「それは役に立つが、一体どういう種類の生き物なの?」
カイシャス・ガン「狼のようで狼でない。人間のようで人間でない。何と呼べば良いのか分かりません。私が知っている事はただ彼らは私達に似ているが私達の仲間ではないという事です」
ほぅ・・・敵はワーウルフですか。
あずさ「もうわかった。今すぐ片付けてやるわ!」
カイシャス・ガン「素晴らしい!これでお互い助けになりますね。一緒にこの島を離れて子供達を新しい世界に誘って差し上げましょう。あなた達のために門を空けておきます。出る時はしっかりと閉めて行って下さい。あなた達が居ない間は用心しておかなくてはなりませんので」
どうやら、カイシャスさんはメンダスさんと同じように片言であるという設定みたいです。
ちょいちょい漢字がおかしいところがあるけど(“回”りを囲む、門を”空”けておきますなど)、もしかすると、これも喋っている言葉が片言であるという演出の一環なのかもしれませんね。
それはそうと、メンダスさんの正体って、現在村を離れているという族長さんなのでは・・・
ともかく、これで先の目途が立ちました。
後はカイシャスさんが言う難破船と私達が探している難破船が同じ物であれば完璧なのですけど・・・次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。