デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur’s Gate#191

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
最近、頭痛薬を飲むとやたら良く効く上に、妙に気分が高揚し、集中力が増している気がする伊達あずさです。
調べてみた感じでは、鎮痛剤を飲んでテンションが上がるって、実際に起こり得ることらしいですね・・・
まぁ、集中力が増した気がするのは、単に痛みが消えたせいで集中しやすくなっただけかもしれませんけども。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵1
では今日も島の地下シェルターから再開・・・っていうか、探索終了しちゃったんでした。
だって、次のフロアに繋がっていると思われた例の階段って、外に出るための階段だったんですもん。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵2
そして、地下シェルターの外に出た途端、ウルゴス・ビアードのシャンダラーさんのそばに飛ばされました。

シャンダラー「戻ったか!素晴らしい!それに、お前の着ているものもほとんど悪くなっていないな。相対的な意味でだが。お前の力量は素晴らしいと思う。自ら実に有能だと実証したな。例の品を貰って解放にしてやって、私は行くことにしよう」

あずさ「あそこはどんな場所だったの?あの島にはまだ人が閉じ込められていたわ」

シャンダラー「確かにあそこは奇妙な場所だ。テレポーテーションが一番影響を受けやすいのだが、時折通りがかりのメイジが捕らわれる。そこにいた連中はそのうち抜け出せるだろう。あそこにもういなかった連中は、自分で抜け出し方がわかったということだ。お前が会った連中が協力して脱出しようという気がなかったことには、同意してもらえるだろう。自然現象だと思われるものに対しては、人の個性がよく出ると思わないかね?私は行かねばならぬ。さらばだ」

そういうとシャンダラーさんはディメンションドアを使って何処へと去って行きました。
ってか、本当に何もくれませんでしたね。まぁ、最初からそう言われていましたけども・・・唯一もらえた経験値もたったの250ですからね。

あ、そういえば、今更ですけど、デズキエルはシャンダラーのクロークと一緒に、中身が読めるタイプのスクロールを持っていたのですよ。

書け、書け、書け。メイジは誰でも書かねばならぬ。
この壁は貴様の力をしっかりと押さえ込むだろう。俺が正しく通り抜けない限りは。
ボートになれと俺はカバの木とキナの皮に命じた。しかし朝にはそれを燃やしてしまった。
むしろ俺はこの押さえつけられた地でシワシワの身となろう。手をすりきらすくらいであれば。

この地には馬鹿どもがいる。そしてさらにその数は増えるだろう。俺はあいさつをし、欲しいものを奪おう。最後にはすべてを手に入れることになるのだろうか?ああ、そうだろうとも。俺は貴様の監獄をバカにしてやる。貴様は喜んで聞き耳を立てるのかもしれないが。貴様は壁の裏にさえいるのか?
空には貴様のシンボルが見える。だが、ほかの連中もだ。ミストラ、魔法の女神よ、我が魔法の娘よ、なぜ貴女は魔法のきらめきだけを与えて、使わせないのか?これは真の力を得ようとしている者に対する謙遜の教えなのか?ローブを捨て、ワンドを捨て、スタッフを捨てよ。さもないと永遠に自尊心や誇りに捕らわれるぞ、とでも?きっとそうなのだろう。しかし、俺はふたたび空を歩くためだけに稼いできたものを脱ぎ捨てはしない。俺はこれを利益に変えてやる。
俺は貴様の規則など守らない。この地はそのうち俺にすべてをもたらすだろう。もっとも、俺はそれをよそに持ち出すことはできぬが。いや、貴様はそれを持って行くことはできない。貴様にできるのはそれを持ってとどまることだ。しっかり持っていることだ。外からの手助けがあるかもしれない?バカな!学習したものでなければふたたびこの地を見つけることはできぬ。そして、やつらは授業の邪魔はすまい。俺は屈せぬ。いずれ食らいついて復讐してやる。謙遜は実に・・・不面目なものだ。俺はこれ以上苦しまぬぞ。力が使えなくなっても、力が失われるよりはましだ。

もちろん、壁はそんな考えを聞いてはいないだろうし、俺が書いたのは無意味なことだろう。かまわぬさ。明日になったらこれを消して新しく書くのだ。俺の詩もうまくなってきたものだ。人は趣味を持たねばならぬ。

またポエムかよ!って思ったら、本当にポエムだった!!

さてと・・・いよいよメンダスさんの依頼をどうするかについて考えねばならない時がやってきてしまいました。
やっぱりメンダスさんの依頼を受けるのは、あまり気が進まないのですよね・・・

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵3
あっ、そうだ・・・問題を先延ばしにするために、イケさんのデューラッグ・タワー・ツアーに参加しちゃう?

あずさ「乗った!いつ行けばいいんです?」

イケ「これで私のノルマは達成された。すぐに出発する!二度と・・・会えないかも知れないから、愛する者に別れのキスをしておくのだぞ!タワーの下で待っている!私がいなければあんた達は殺されるだろうが、しかし心配は無用だ!他の人間が恐れをなす所でも、私がいれば大丈夫だ!」

そういってイケさんは何処へと歩いて行きました。
ふむ、どうやらこのツアーは現地集合みたいですね。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵4
じゃあまあ、40時間かけて行ってみますか。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵5
現地でイケさんを発見。
というか、不眠不休で40時間も歩いたもんだから、疲れちゃったよ・・・

イケ「やっと来たのか?もうこれ以上は待たないからな!他の者は、もう中に入って行ったぞ!今ここで私に付いて来なかったら金は返さないぞ!お前達のおかげで出発の時間が遅れているんだ!さあ、今すぐ出発するぞ」

脇目も振らず、ここまで歩いてきたはずなのに・・・他の皆さんはどういった移動手段を使ったのでしょうか。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵6
塔の入口で止まるイケさん。

イケ「近くで見るこのタワーはどうだい。こんな物はめったに見ることはできないぞ。人間の栄光と・・・人間の愚かさを象徴した遺跡だ!」

このタワーを作ったのはドワーフであって、人間ではないような・・・
何故、他種族の手によって作られたものが、人間の栄光や愚かさを象徴しちゃうのでしょうね。

イケ「このタワーとその下にある迷宮は、その昔デューラッグ・サンダーアックスという、とあるドワーフの英雄が自分の仲間と自分の棲み家として作ったものだ。彼の貯め込んだ富は、すべての部屋という部屋を埋め尽くし、人間の腰の高さまで積み上げられていたと言われている。その宝物の数々は、彼の氏族のさらなる繁栄を支えるものであったはずが、結果としては、彼らの没落の原因となってしまったのだ」

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵7
塔の中には私達以外の観光客もいました。

イケ「彼の富の噂が広まった頃、それを羨ましく思う者が、彼のタワーを乗っ取ろうとしたんだ。そして、デューラッグとその仲間は全員ドッペルゲンガーに憑りつかれてしまった。そこでデューラッグは、自分を除いて、全ての友人達の姿をした者を殺す羽目になったんだ。そんな事に耐えられるか!?しまいには、皆タワーから駆逐されてしまったと言われている。そして、デューラッグは二度とそんな事が起きないようにと心に誓った。デューラッグは、自分の部屋に、あるワードストーンでしか開かない魔法仕掛けの扉を造ったんだと言われている。あんた達も、今までに何人ものいかがわしい商人から『本物だ』と言われて、ワードストーンを売りつけられそうになっただろう。確かに、私もそのような物をいくつか持っているが、どれもただの土産物にすぎない。実際、本物はいくつか存在するのだが、それらはとても珍しく高価なんだ」

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵8
ツアーの途中だったのですけど、あまりにもイケさんの話が長いため、勝手に8時間ほど休憩を取っちゃいました・・・あはは・・・

イケ「部屋に入り込んだ者は、まず偏執狂と化したデューラッグの妄執に立ち向かうことになる。この部屋を一つにしても、そうした死の仕掛けがいくつもあるのだ!かつてあそこの壁にあった絵は、額の中から取り除かれるまでは、それを目にした者を死ぬまで動けなくする力があったのだ!この惨めな姿となった不運な魂を見るが良い!(絵の無いフレームを前にして、一部腐りかけた戦士が動かずに立っている)」

この友好的なスケルトンって、デューラッグの塔にあった罠の犠牲者だったのですね。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵9
イケ「このイスに座った者には、下から死の針が飛び出す仕組みになっている。気が付かずに座ってしまった者たちの驚愕とひどい苦痛を想像してみなさい!デューラッグは、侵入者を徹底的に排除するためにここまでの事をしたのだ!(イスには、骸骨が座っている)」

イスに毒針ですか。侵入者がイスに座ることを期待する罠っていうのも・・・微妙にマニアックな気はします。

イケ「ここを離れる前に、ひと休みするとしようか。危険だから、絶対にものには触れないようにして下さいよ、お願いですから。(すると、一般の観光客の一人が、本箱もしくは家具のようなものに近付き、それに触る。すると、どこからか火の玉が現れて、その人を焼き尽くしてしまう)何も触るな、金は返さないぞ!」

あくまでもテキスト的な描写のみで、実際にファイアボールが飛んできたりはしませんでした。

イケ「あなたには他の人と違う所があるようなので、しばらくあなたと話をさせてもらうとするかな。あなたは、私が他の者に言う大袈裟な話を信じてはいないようだ。あなたの目には『危険は恐れない、恐れなど知らぬ、正気の人間が行かない所にも行ってやる!』という気迫がある。ちょうど、あなたのような人間を探していたところだ。ダンジョンに入るために必要な、本物のワードストーンの一つを持っているのだが、私はもう昔のような馬鹿ではない。もし探検に失敗したら私に返すという条件付きで、たったの300ゴールドで買わないか」

ここまでは、思っていたよりもずっとまともなツアーだったのに・・・

あずさ「本物だったら、なんでたったそれっぽっちのゴールドで済むの?本物は凄く高いって自分で言ったじゃない」

イケ「私にとっては負けない賭けになる。もし、あんた達が何部屋かを攻略できたら、あんた達には金が入って、私には新しい観光場所が与えられる。そして、あんた達が失敗しても、鍵は私に戻って来る。でなきゃ、あんた達の死体が新しい見世物になるわけさ。私が失うものは、何も無いんだ。いいか?」

イケさんが自力で行けないような深い階層で、私達が凶悪なモンスターなどに殺されてしまった場合は、どうやってワードストーンを回収するつもりなのでしょうか。
もっと現実的なところでいうと、私達が買ったものをダンジョン攻略に使わず、持ち逃げしちゃうという可能性だってあるよ?

あずさ「信じない。安い偽物だ。お前と同じね!」

イケ「今まで偽物を売ってきたことは事実だが、今日は違う。自分で扉を開けて見てたんだから本物のはずさ。ただ私には、冒険者としての体力と技術が欠けている。あんたでなければ、他の奴をあたるよ」

そもそも、私達、この塔を既に踏破しちゃってるんだよね・・・その本物とかいうワードストーンなしで。

あずさ「他の奴にすればいいだろう!お前が行くのを怖がってるところに行って、命を落としたくはないわ」

イケ「あんたを過大評価しすぎたみたいだな!他ののろまな観光客どもと一緒に、このタワー見物してな!」

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵10
と、イケさんが声を荒げた次の瞬間・・・ちょっと前に、この塔の地下で、私達が倒したはずのデーモンナイトの姿が!

デーモンナイト「ようこそ定命の者よ、死のお出迎えだ。ここはもはや私のものとなった。私以外のものは、倒れるか、逃げるだろう。ツアーは終わりだ。塔は閉鎖する!入る者はみな破滅するだろう。入る者はみな苦しむだろう。私がそう言っているのだ。よく聞くがいい。ツアーは終わりだ!」

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵11
デーモンナイトは数発のファイアボールで、私達以外のツアー参加者を皆殺しにすると、ディメンションドアを使って何処へと逃げていきました。
何度かチャレンジしてみたのですけど、逃げるまでの間にデーモンナイトを討ち取るのは無理でした。

デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur's Gate#191_挿絵12
ガイドのイケさんもお亡くなりになってしまったため、例のワードストーンもただで手に入っちゃいましたけど・・・
しかし、あのデーモンナイト・・・私達が倒したのとは別のデーモンナイトなの?
でも、最下層まで確かめに行くのはかなり面倒くさいよ・・・まぁ、今日はここまでです。

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デューラッグ・タワー・ツアー:Baldur’s Gate#191」への2件のフィードバック

  1. ウゾームの書

    スクロールの中身のポエムが本当にポエムで正直ちょっと安心しました。
    魔法の効果のあるスクロールだと思っていたため、この世界の魔法使いや、下手するとあらゆるファンタジー世界の魔法使いたちがみんな魔法を使用する際にこんなに長くてわけわからんポエムを詠唱させられているのかと思うとなんだかいたたまれなくなったので…。

    返信

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