本当は嬉しくない「白羽の矢」

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こんにちは!蘭丸です。

「白羽の矢が立つ」という言葉がありますよね。「××として、〇〇に白羽の矢が立った」という風に使います。「部長として、田中さんに白羽の矢が立った」とか。

とにかく現代では、大勢の中から大抜擢された!というような意味合いで使われますし、白羽の矢が立つのは嬉しいことに感じますよね。「頼りにされて」選ばれた感もしますし。

この言葉は普通に日本のことわざで、みんなが思ってる通りの「大勢の中から選ばれる」という意味です。「後継者としてお前に白羽の矢が立ったぞ」と言われたら、言ったほうが「よかったね」という意味で言っているでしょうし、言われた方も「マジで!?やたー」っていう感じなのが現代での使い方。

案外有名かもしれないのですが、実はこの「白羽の矢」とは、本来は立たないでほしいものだったんですねぇ…。「白羽の矢」なのに「刺さる」とかじゃないし。何、頭の上に矢が立つのか?みたいな感じがします。

私は日本昔話か何かで知ったような気がするんですが…。その昔話では「昔々、山に生贄を求める神様がいた。ふもとの村に住む人々は、1年に1度若い女性を生贄に捧げていた。生贄を選ぶ方法は、村の高台から村長が一本、白い羽のついた矢を村の上空に向かって撃って、その矢が刺さった家の娘さんが生贄に選ばれることになっていた」って感じでした。昔話ではその家の娘さんは信心深く、家に矢が刺さらないように突然風が吹いて矢がどこか遠くへ行ってしまったとかそんな話だったような気がしますが、曖昧過ぎるので割愛(;´Д`)

というわけで、この通り「白羽の矢を立てる」というのは「犠牲者を選ぶ」というのが本来の意味だったのです。今の日本で使うのならまぁ「犠牲者」という意味で使ってもいいだろうし、かわいそうな要素は無い場面、おめでたい場面でも使ってもいいような感じにはなっていますが元々は結構不穏な行為だったんですね、白羽の矢を立てるのは。

今では全く馴染みはないですが、「生贄」いわゆる「人身御供」は、近代化する前の日本ではそう珍しくなかったみたいです。今全くそういう風習がないのはもちろん、人権があったりするためですけども、根本的には欧米の考え方が入ってきた時点で、キリスト教では人身御供は野蛮として禁止されていたので、日本人の意識も変わっていったのかもしれないと思います。
でもそんな考えが入ってくる前の日本では、「橋をかける工事がうまくいかない」とかなったら、川の神様に人身御供を捧げよう、とか、お城を建てようとしているのになかなかうまくいかない時は、お城をうまく建てさせてください…という意味で人身御供を捧げようとしたりとか、人は最上級の贈り物というような考えがあったみたいです。神様の立場としてどうなのか、ちょっと分かりませんが…。そのおかげでうまく物事が進んで、人身御供になってくれた人を讃えるための話が語り継がれている曰く付きの場所は結構あります。

有名どころだと、長浜城や八王子城、長柄橋などでしょうか。「うまくいかないなぁ、じゃあ、人身御供を選んでみよう」という場合もあれば、工事の難航が予想されるのでもう着工前から人身御供を選んでいた場合もあるようです…><

ちなみに、人身御供のことを「人柱」とも言いますが、何故「柱」なのかというと、神様の数え方が「一柱、二柱」と数えることに関係があります!人身御供になった人は、人であるけれど神様に近い存在であるという意味が込められているので、神様の数え方である「柱」を使うんだとか。

昔の神様が本当に人柱を欲していたのかなんて、分からないというか、神様を作ったのは人間なので結局人間の考えなんでしょうけど、最大のお供え物は「人間だ」という考え方は、人命軽視のようにも見えるけど、人命より良いものはない、という、人命を最大に尊いものとしているという風にも見えますね。うむう。だけど人身御供とかある時代に産まれなくてよかった(;´Д`)

栁澤でした!ではでは!

本当は嬉しくない「白羽の矢」_挿絵1
実際はその人じゃなくその人の家に立つみたいです!

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