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皆さんこんにちは。
暑さが弱点の伊達あずさです。
少し前まで地元宮城に帰省していた私は、暑さから逃れるべく涼しい場所を求めて彷徨い歩いていました。
そんなが私が避暑地として訪れたのが地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)です。
この地底の森ミュージアムには2万年前の遺跡(埋没林)が発掘されたままの状態で公開されています。
埋没林自体は遺跡として決して珍しいものではないようで、各地で結構見つかるそうです。
ですが、地底の森ミュージアムで保存されている埋没林には他に類を見ない珍しい特徴があるのです。
それは、旧石器時代の人のものとされる焚火跡や、彼らの獲物となったであろう動物のフンの化石などが非常に近接した場所で出土したことです。
これらは当時の環境と人類の生活を解き明かす貴重な資料となっているみたいです。
焚火跡の周りに散らばっている石器やその破片の配置・組成を分析することで、焚火をしていた人がどこからやってきたのか、何人ぐらいで行動していたのか、また、焚火の前でどのような作業をしていたのかなど結構詳細なことまでわかるようです。
そんな感じの説明を観光ボランティアの方から受けていた私だったのですが、「穴に埋められたハンマーストーンと石器の破片」に関する説明がなんだかとても気になったのです。
それまでの説明では、石器も破片もかつての人の作業状況を予想する証拠として明確な説明が付け加えられていました。
しかし、この部分に関しては「呪(まじな)いとか、そういった儀式的な意味でもあったのでしょうか・・・」と、微妙に歯切れが悪く、なぜこのような状態になっているのか考古学者の方々も明確な理由付けができなかったようです。
最近、映画考察なんて書くようになったせいなのか、こういう謎があると、何かしら理由を考えたくなってしまうのですよね・・・
というわけで、「穴に埋められたハンマーストーンと石器の破片」の謎について私なりに予測考察してみましょう!
実際に考察を始める前に、「穴に埋められたハンマーストーンと石器の破片」に関する情報をまとめておきます。
状況まとめ
ハンマーストーンって何?
ハンマーストーンというのは石器を作る際に使用する道具の1つで、石器の材料となる石を適度な大きさに加工するために使用します。
要するに、材料となる石に打ち付けて手頃な大きさになるまで叩き割るための道具です。
ハンマーストーンと石器の破片が埋められた穴とその周辺の情報
ハンマーストーンと石器の破片が1つの穴に埋められています。
しかし、埋められていたハンマーストーンは訳あり品だったみたいです。
実はこのハンマーストーン、半分に割れた片割れだったみたいなのです。
割れたもう一方のハンマーストーンはこの穴から少し離れた場所に落ちていたみたいで、2つの面はぴったり一致するようです。
さらにこの穴の周囲はかつて湿地帯だったようで、そこらかしこに水たまりがあったみたいです。
伊達的見解
あずさ(石器時代人1)「追いかけていた獲物を見失っちゃった上、もう日も暮れてきたし、今日はこの辺で休もっか」
蘭丸(石器時代人2)「後ちょっとだったのに、おしかったね」
あずさ「さてと・・・じゃあ、この辺で焚火しよう。火は私がやっとくね」
蘭丸「う~ん、さっき獲物を仕留め損ねたとき、石槍の穂先を壊しちゃったんだよね。ちょっと新しいのに変えよっかな」
あずさ「なら、日が暮れる前に急いでやっちゃいなよ」
蘭丸「じゃあ、私が持参した極上の珪質頁岩をハンマーストーンで・・・ってあれ?私のハンマーストーン何処行ったの?」
あずさ「また、忘れ物?狩りに出発する前、あれ程道具の確認をしておきなっていったのに」
蘭丸「うるさいな~もう説教はいいから、ハンマーストーン貸して」
あずさ「え~蘭丸さんいつも道具を乱暴に扱うからなぁ・・・」
蘭丸「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいよ~!!いいから貸してー!!」
あずさ「もう・・・壊さないでよ?」
蘭丸「うん!絶対!多分絶対!」
(あずさのハンマーストーンを使って、石器作りを始めた蘭丸)
蘭丸「なんかこの石、硬ったいなぁ・・・えいっ!!」
(渾身の力でハンマーストーンを珪質頁岩(石器の素材石)に叩き付けると、ハンマーストーンの方が割れて真っ二つに。しかも、割れた片一方は近くの水たまりの中へ)
蘭丸「(や、やっば・・・ど、どうしよう)」
あずさ「(一心不乱に焚火用の火を熾している)」
蘭丸「(とりあえず、ハンマー隠してとぼけちゃおう)」
(こうして、作業中の石器の破片と半分に割れたハンマーストーンは蘭丸が掘った穴に埋められる)
あずさ「ふ~、こっちはちゃんと火が付いたよ。石器作りの調子はどう?」
蘭丸「~♪」
あずさ「蘭丸さん?」
蘭丸「え?何?石器?そんなの作るとかいったっけ?」
あずさ「え?何言ってるの?さっき石器作るっていって私のハンマーストーン持って行ったよね?」
蘭丸「そんなの知らないよ!」
あずさ「蘭丸さん!?」
・・・といった感じで、割れたハンマーストーンと石器の破片は埋められ、その近くからもう一方のハンマーストーンの破片が見つかったのではないでしょうか。
当時この辺りは湿地帯で水たまりが沢山あったことはわかっていますし、そうなれば、水たまりの中に偶然ハンマーストーンの破片が飛んで行ってしまう可能性だって大です。
そんなことになってしまった場合、手元に残ったハンマーストーンだけ隠してしまえば見事に証拠隠滅!
もちろん、こんなやり方でとぼけ通せるわけないですから、その後、蘭丸さんは私に怒られたでしょうけどね・・・
このような、どうでもいいやり取りによって穴が生まれた場合、2万年後に見つけた考古学者の方はこの穴の処遇に困ることでしょうね!
こんな感じで、私達が普段何気なく行っている無意味な行動が2万年後に何らかの形で発掘されてしまった場合、その時代の考古学者を悩ませる謎を生み出す羽目になってしまうかもしれません。
後の考古学者に妙な悩みを与えないよう、普段から無意味行動が多い蘭丸さんの化石化は何としても阻止しようと心に誓った私なのでした。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
2年ほど仙台住んでましたが、地底の森ミュージアムは名前は聞いたことあるけど行ったことなかったです。
日々の生活に追われて、全然観光地に行っておらず
今思えばもったいないことしたなあと思います
旅行ならいざしらず、住むとなると存外観光ってできませんよね。
何時でも行ける~とか思うとつい優先順位が下がっちゃうと言いますか・・・
こんばんは!
伊達さんと栁澤さんは本当に仲良しですね〜(*´ω`*)
博物館の展示物と解説から、ここまでユニークで臨場感あるドラマを書き上げるとは、伊達さんはやっぱり文才ありますね(*⌒▽⌒*)
思わず笑ってしまいました(´∀`)
何時もコメントありがとうございます!
ぶ、文才ですか・・・ぽっぽブログを始めるまで物書きに全く縁がなく文才についてはあまり実感することがなかったのですが、いざ書き始めてみると自分の才能のなさを痛感することになってしまいました。
とは言え、ブログを続ける以上、才能がないことを言い訳にはできないので、何とか努力でカバー・・・できていたらいいな~と考える毎日です。
楽しんで頂けたなら幸いです!努力バンザイですね!