シャドウ・シーフのお仕事:Baldur’s Gate 2#163

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
また、前作の仲間から死者を出してしまった伊達あずさです。

カリードさん、ダイナヘールさん(ミンスクさんと引き離す目的で、前作でも見殺しにしちゃったけど)に続き、ツァーさんまでもがお亡くなりになられてしまいました。
まぁ・・・状況的に恐らくはモンタロンさんもでしょうね。

国産ゲームだとこういった演出は非常に少ないかもしれませんね。
かくいう私もそんな環境で育った日本人ですので、名のある登場人物がプレイヤーの預かりしらないところで勝手に死んでいってしまう展開はあんまり好きじゃないかも・・・まあ、単なる好みの問題ですけど。

さてと・・・何とも後味の悪い幕引きではありましたが、これで依頼の1つが完了しました。
次にやる依頼を決めねばなりません・・・が・・・丁度、ヨシモさんに言われていたシャドウ・シーフのリーダーがドック地区にいるみたいなので、このまま挨拶に行っちゃいましょうか。

シャドウ・シーフのお仕事:Baldur's Gate 2#163_挿絵1
エリアマップにも「シャドウ・シーフのギルドホール」って物凄く分かりやすい感じで書かれていますし。

シャドウ・シーフのお仕事:Baldur's Gate 2#163_挿絵2
では堂々と正面からシャドウ・シーフの本拠地へ。
ギルドホールに入ってすぐの部屋には4人のシャドウ・シーフがおりました。ただ、シャドウ・シーフのリーダーはリーナルという名前だそうなので、少なくともこの部屋には居ませんね。

とりあえず・・・如何にも物を売ってくれそうなマーケットのシーフさんにでも声を掛けてみましょうか。

ブラックマーケットシーフ「ご機嫌麗しゅう、お初にお目にかかります。私の元へと流れて参りました、とっておきの品を御覧になりませんこと?お安くさせていただきますわよ」

ブラックマーケット
近接武器
名前 価格 SF ダメージ 命中 STR
モーニングスター 6 打/片 12 7 2D4 11
フレイル 10 打/片 15 7 1D6+1 13
バトルアックス 3 切/片 7 7 1D8 10
ロングソード 10 切/片 4 5 1D8 6
ダガー 2 突/片 1 2 1D4 3
ショートソード 6 突/片 3 3 1D6 5
ワキザシ 33 突/片 3 3 1D8 5
ツーハンデッドソード 33 切/両 15 10 1D10 14
*型:ダメージタイプ/タイプ, SF:スピードファクター, 命中:THAC0, STR:必要STR
遠距離武器
名前 価格 タイプ SF ダメージ 命中 STR
ポイズンドスローイングダガー×2 1 片手 0 2 1D4
(毒:2DPS)
3
ダーツ×20 1 片手 0 2 1D3
弾×40 1 0 1D4+1
アロー×40 1 0 1D6
ボルト×40 1 0 1D8
スリング 1 片手 0 6 3
ショートボウ 20 両手 2 5 3
ロングボウ 50 両手 3 7 +1 6
ヘビークロスボウ 33 両手 14 10 +2 12
*SF:スピードファクター, 命中:THAC0, STR:必要STR
防具
名前 価格 AC STR 備考
レザーアーマー 3 8 15 4
スタッデッドレザーアーマー 13 7 25 6
チェインメイルアーマー 50 5 40 8
名前 価格 AC補正 STR 備考
バックラー 1 -1 2 4 対射/突:AC補正0
スモールシールド 2 -1 3 4 対射:AC補正0
ミディアムシールド 4 -1 7 12
薬・巻物・杖・アクセサリ
名前 価格 効果
解毒剤 67 回復:毒
ブラインドネス 67 スクロール
フレンド 67 スクロール
プロテクション・フロム・ペトリフィケーション 67 スクロール
アイデンティファイ 67 スクロール
インフラヴィジョン 67 スクロール
ディテクトインヴィジリティ 134 スクロール
ホラー 134 スクロール
インヴィジビリティ 134 スクロール
ノック 134 スクロール
ノウアライメント 134 スクロール
クレアヴォヤンス 201 スクロール
ディスペルマジック 201 スクロール
フレイムアロー 201 スクロール
ファイアーボール 603 スクロール
ヘイスト 603 スクロール
コンフュージョン 335 スクロール
インプルーブド・インヴィジビリティ 335 スクロール
マイナー・グローブ・オブ・インヴァルネラビリティ 335 スクロール
モンスターサモニング2 335 スクロール
ファイアーシールド(青) 335 スクロール
アイスストーム 335 スクロール

びっくりするほど良い物が売られていません。
ブラックマーケットを名乗っておいてこの品揃えとは・・・まるでシャドウ・シーフの凋落ぶりを表しているかのようですね。

次はシッジさんにでも声を掛けてみましょうか。この中だと唯一名のある人みたいですし。

シッジ「はい、何でしょう?」

あずさ「ここはどこなの?」

シッジ「ここかい?まあ、この中に入れたのなら、あなたは仲間のはずだな。ここはシャドウ・シーフのギルドホールさ。歓迎しますよ」

あずさ「仲間というわけじゃないわ・・・どうして中に入れてくれたのか分からないわ」

シッジ「なるほどね。ブラッドスキャルプと仕事をするのだな」

あずさ「ブラッドスキャルプ?それは誰なの?」

シッジ「リーナル・ブラッドスキャルプがここの支配者だ。彼が部屋に入れてくれたらビジネスのチャンスありだ。彼は2階にいる。俺があんただったら、彼のそばに居るときは気を付けるね・・・」

なるほど、ブラッドスキャルプというのはリーナルさんのことだったのですね。

あずさ「ありがとう。じゃあ、行くわ」

シッジ「好きにしな。なあ、ここにいる間はベルトのポーチに気を付けろよ。友達としての忠告だ」

シャドウ・シーフのお仕事:Baldur's Gate 2#163_挿絵3
シッジさん曰く、リーダーのリーナルさんは2階にいるとのことですが・・・ここから2階に行けそうですね。

シャドウ・シーフのお仕事:Baldur's Gate 2#163_挿絵4
2階に目的の人がいました。

リーナル・ブラッドスキャルプ「ほう、誰かと思えば一匹狼のヨシモではないか。ようやく遊びに来てくれたか。一体どこに行ったのかと、心配していたよ」

ヨシモ「お気遣い、光栄に存じますネ。同業のお仲間に気をかけていただくとは、恐れ入るネ」

リーナル・ブラッドスキャルプ「仲間だと?シマ荒らしのチンピラの間違いじゃないのか?相変わらず口の減らない奴だな、ヨシよ」

ヨシモ「その呼び名はご勘弁してほしいネ。故郷では、男女が床で仲睦まじくする時に・・・とにかく、まだそこまで仲が進んでいないネ」

リーナル・ブラッドスキャルプ「フン、忌々しいな。さてと、今日はツケになってた場所代を納めに来たのか?それとも私の我慢の限界を試しに来たのかな?」

ヨシモ「お呼びと聞いて、すっ飛んで来たネ。私に御用命ネ?」

リーナル・ブラッドスキャルプ「そのつもりだったが、思わぬ収穫のようだな。実はそちらのお連れさんにちょっとした用があってな、手間が省けたよ。感謝する」

ヨシモ「あずさに危害を加えることないネ?私のせいで旅仲間に何かあったら、御先祖様に合わす顔ないネ」

リーナル・ブラッドスキャルプ「いや、大したことではない。心配するな。お連れさんと話をつける間、しばらく静かにしてもらうよ。君が私の期待しているほどの者でないときは、どうか許してくれ。私が探しているのはもっと・・・偉大な者なのだ」

あずさ「私についてどんな噂を聞いているの?」

リーナル・ブラッドスキャルプ「君の偉業については色々と耳にしていた。北方の話だけならず、ここアスカトラでの功績もな。当然、理解してもらわねばならんが、組織は何よりも情報によって栄えているのだ。無知な者はすぐにカモにされる。そういう事だよ」

あずさ「なるほどね。で、何をしろって言うの?」

リーナル・ブラッドスキャルプ「実に要領を得た返答だな。胸がすくようだ。私は仕事を順送りにする部下にはうんざりしている。こういう直接さは評価するよ。要するに、ゲイランが君を推薦し、私は彼の言葉を信じた。私は特別な仕事をしてもらう傭兵を必要としていて、君が適任と判断したのだ」

先送りやたらい回しはどうかと思うけど、順送りなら別にいいのでは・・・適切な担当者に仕事を回してるってことじゃないの?順送りにそんな悪いニュアンスありましたっけ?

あずさ「それはどんな仕事なの?」

リーナル・ブラッドスキャルプ「いいだろう、詳細を話そう。南にある私のギルドハウスのひとつはメイヴァールという野心家が動かしている。腕のいいシーフだが、私は好きではない。今ではその理由も明確だ。奴が勢力の拡大を目論んでいることは前々から気付いていた。奴が私の地位を奪おうと企んでいるようなのだが、証拠がないのだ。ほう、君はこう思っているようだな。何故手っ取り早く殺さないのか、とな。確かにそうだ、やろうと思えばできる。だが、裏切りの証拠がなければ、他のギルドマスターは怒り出して、内紛になってしまう。だから気に入らないが、そのままにしているのだ。で・・・どこまで話したかな?おお、そうだ。君の役目だ。メイヴァールのギルドに潜入してもらいたいのだ。シャドウマスターの命により、君がメイヴァールの元へ移ってきたという書類を渡しておく。内部からメイヴァールを探り、証拠を見つけてくれ。証拠が手に入れば、この厄介事を処理し、メイヴァールを排除する事が出来る。これで、私という多忙な人間の頭痛の種がひとつ減ることになる。当然だが、君はメイヴァールの信頼を得なければならない。奴は君が何者か知らないが、この点に関しては君なら絶対に大丈夫だろう。どうだ、興味は湧いたかな?」

殺しの依頼だった場合は断った上でヨシモさんの身の安全を考慮し、この場で壊滅させておこうかなと考えていたのですが、どうやら杞憂だったみたいですね。

あずさ「いいわ、やりましょう」

リーナル・ブラッドスキャルプ「素晴らしい。今後の任務はうまくいくだろう。君を見ていると、初めてここに来た頃の私を思い出すよ。ヨシモ、君が迷っているといけないから、動きやすくしてあげよう。君があずさを助けている限り、借金は見逃す・・・当面の間はな」

ヨシモ「勿体ないお言葉ネ、ダンナ」

リーナル・ブラッドスキャルプ「まずやるべきは、当然だが、メイヴァールの悪事の証拠を握ることだ。これはメイヴァールの部下になるのに必要な書類だ。わざわざ気をつけろと言う必要はないよな?ドック地区の港の真ん中にある店に行き、店主のゴーチと話をしろ。書類を見せればギルドハウスに入れてくれるはずだ。メイヴァールの元で働いて証拠を集め、何でも私に報告してくれ。首を長くして待っているぞ」

ミンスク「俺達がシーフの言いなりになるのか?ああ・・・腹の中でハムスターがグルグル回ってるみたいだ。嫌な予感がするぜ、あずさ」

ケルドーン「それで我々は別のこのギルドを調べに行くのだな?そこで、するべきことは何なのだ?盗みか?殺しか?あずさ、どんな事態を迎えようとしているかなんて、私は気にしない」

二人ともこの件に反対してくるかと思ったのですが・・・予想外の言葉にちょっとびっくりしました。

ヨシモ「これは願っても無い機会ネ、あずさ・・・我々全員にとって。だが、心するのネ。常に忠実なギルドの一員として行動する事を。さもないと正体がばれてしまうヨ」

と言った感じで、シャドウ・シーフのお仕事を手伝うことになってしまいました。
あまり気乗りはしませんが、それでも正義正義いっている人達からのお仕事よりはマシです。次回に続きます。

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シャドウ・シーフのお仕事:Baldur’s Gate 2#163」への7件のフィードバック

  1. 万里ヨーヨー

    長々続けてすみません。ゲームでも映画でも難しいところは、それを楽しむ人の大半は普通の人であって専門家じゃないという点かもと思います。普通の人でもカッコいいと感じる程度には原文の香りを残しつつわかりやすく、しかも原作を損なったと専門家に非難されないように訳すのは全く職人芸でしょうね。ウルティマとかややこしい背景のある昔の洋ゲーを日本語訳した人は凄いと思います…

    返信
  2. 万里ヨーヨー

    リーナルの「私は仕事を順送りにする部下にはうんざりしている」の原文は「I am sick of underlings who shift from foot to foot.」ですが、これは「足をあっちにこっちにモゾモゾして(言い淀んでる)部下にはうんざりしている」で、主人公のズバッとした言い方を褒めてる(皮肉ってる?)んだと思います。それと最後のケルドーンさんの「どんな事態を迎えようとしているかなんて、私は気にしない」は「I do not care for where this seems to be heading.」ですが、do not care for はこの場合「気にしない」より「気に入らない」の意味のほうがいいかなと思います。ケルドーンさんは今後もシーフギルドに対しては一貫して否定的態度を取るので(でも主人公のため渋々ついてきてくれるいい人^^)

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