ウマル・ウィッチ・プロジェクト:Baldur’s Gate 2#91

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
早くメイジになりたい伊達あずさです。

メイジになったら使おうと大量のスクロールをデアルニス・キープに置いているのですが、手に入れたスクロールを片っ端からしまっているため、メイジのエアリーさんにすらスクロールを読ませていないのですよ。
次にデアルニス・キープによった時には、ちゃんと予備のあるスクロールは読ませよう・・・

ウマル・ウィッチ・プロジェクト:Baldur's Gate 2#91_挿絵1
あれから私一人で周囲を歩き回った結果、このエリア一帯はこんな感じであることが分かりました。
北西方向にまだ未探索部分が多いけど、その理由については追々・・・

とりあえず、ウマルの宿屋なるところから調べてみましょうか。

ウマル・ウィッチ・プロジェクト:Baldur's Gate 2#91_挿絵2
相変わらず、名のある人が沢山います。
Baldur’s Gate 2になってからというもの、名のある一般市民がやたら増えましたからね・・・っていうか、宿屋の主人にこそ名前を付けてあげて!

じゃあ、手あたり次第に声を掛けていきましょう。

トラヴァー「あーあ・・・(ヒック!)・・・おや、知らない顔だな。知ってた方がいいのか?そうか、あんたは俺を家に連れて帰る親戚だな」

あずさ「それでもいいけど・・・家はどこなの?」

トラヴァー「そう・・・ここ、ヴィンセンツォの宿屋は俺の家みたいなものだ。時として俺は納屋や干し草で眠る。タールの森で眠る事もある。最近は、この一連の殺人やら何やらで、ヴィンセンツォはかわいそうなトラヴァーを屋根裏部屋に寝かせてやっている。(ヒック!)いい男だよ、このヴィンセンツォは」

あずさ「その”殺し”について何か知らない?」

トラヴァー「ああ、もう酔っ払いは安心して道端で寝られない事だけは確かだ。ヴィンセンツォが親切にも俺を中に入れてくれた。ウマルの魔女にさらわれないようにと、そうだろ?ウマルの魔女が戻ったかどうかは知らねえんだ。ただ夜に動き回る真っ黒い影は見た。まるで影が生きているみてえだった・・・だが俺が飲んだくれなのは皆知っているから、誰もまともには聞いちゃくれねえが。まあ、正直言って最近では、外に寝るのが恐いんで。(ヒック!)だがあんたと会ったこの宿は、よきにつけあしきにつけ、ほとんど変わっていないよ」

ウマルというUMAは魔女なのですね。まさか本当に家に帰ると二頭身に変化するシェイプシフターなんじゃ・・・

アンダー「外れにいる農民や羊飼いもほとんど集まってるんだ・・・一人でいると無事ではいられない。ここだって、安全じゃない!」

なるほど、皆一人でいるのが不安だから宿屋に集まっていたのですね。
え、じゃあ、犯人は宿屋の主人ヴィンセンツォさんなのでは!?
・・・と、いうのは「お前がデザインしたゲームの舞台で実際に人が殺されていたのからお前が犯人!」っていうのと同じくらいの早計さですね!

ジョアンナ「何が起きているのかさっぱり分からないわ。村人を殺しているのはオーガよ・・・モンスターはそういう事をするものだから!」

オーガが夜な夜な少しずつ村人をバラバラにしていったりするでしょうか。個人的には一気に皆殺しのイメージですけどね。

馬屋番のウィレット「その鎧の下に馬を隠しているなら話は別だけど、僕じゃなくてヴィンスと話した方がいいんじゃない?」

そういえば、この宿の主人はヴィンセンツォって名前なのですよね?何故、表記が宿屋の主人になっちゃってるの?

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「ごきげんよう!ヴィンセンツォと申します。こんなむさ苦しい宿屋ですが、出来る限りサービスをさせていただきます」

あ・・・名前が長すぎて省略されちゃってただけだったのですね。

馬屋番のウィレット「あんたの宿屋については色々あるけどね、ヴィンス・・・”お粗末”ってのは当たらないよ、ね?」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「黙ってろ、小僧!いいか、いい加減に”ヴィンス”と呼ぶのを止めないと、丸太に縛り付けさせるぞ!俺様の名前は”ヴィンセンツォ”だ!」

馬屋番のウィレット「戯言ばっかり。その名前はセムビアンの商人から聞いただけだろ。急に威張るんじゃないよ。ヘン!」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「そのガキの事は気になさらずに。愚かな田舎者で、可哀想だから置いてやっているんです。自分の立場もわきまえない能無しですから。で、何か私で役に立つ事が?」

あずさ「この辺りで人殺しがあったという話を聞いていないかしら?」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「はい、ヴィンセンツォは真実を存じておりますよ!私の一族はこの地方にそれはもう長く住んでおりまして・・・魔女のウマルの話を代々伝えてきたんですよ!」

馬屋番のウィレット「また、例の馬鹿話を始めやしないよね?」

ちょっとウィレットさん煩いですね。調子に乗り過ぎです!

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「うるさい、小僧!お前を魔女の生け贄に差し出してやろうか、ええっ?それとも、お前の首に数珠繋ぎにしたニンニクを縛り付けて、戸口に放り出してやるか?」

前者は分かるけど、後者の意味は!?

馬屋番のウィレット「いや・・・」

私にはその意味がよく分からなかったけど、ウィレットさんには効果覿面だったみたい。

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「ようやく、黙ったな。さてと、それでは・・・魔女のウマルの事をお話しましょう・・・お聞きになったら、耳が縮こまる事請け合いの話を」

あずさ「話して頂戴・・・時間はあるわ」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「申しましたように・・・私の一族はこの地方に長く住んでおります。私の先祖は、あの魔女がこの土地に災いをもたらした700年あまり前に、ここに住み着いたんです。ウマルは邪悪な女でした。あの女が丘から降りて来て、運の悪い人間をさらう時以外は、誰もその姿を見た者はいません。羊飼いに赤ん坊・・・不用心な人間は誰でも、さらわれてしまって。あの女はさらった人間を拷問にかけたんでさ。夜になると、叫び声が聞こえたもんですよ。捜索はしたんですが、見つかったのは犠牲者の体だけ・・・バラバラになった」

馬屋番のウィレット「どうして、その女をさっさと殺さなかったんだろ・・・」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「あの女を見つけられなかったからだ、このマヌケ!話を聞いていなかったのか?それに、あの女は戦いに勝つ魔術をしこたま使える強力な魔女だったんだ。奇妙なんですがね、ウマルはある日、突然消えてしまったんでさ。殺されたかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ですが、100年かそこいら歳月が経つたびに、あの女が丘に戻っているという噂が・・・」

馬屋番のウィレット「ハハハッ。あんたの話ときたら、もうおかしくって!」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「2度は言わないぞ、小僧・・・いつまでもやめないと、あっという間に叩き出される羽目になるぞ!(エヘン)さっきも言ったように、大体、100年ごとに魔女は戻って来るんでさ。人が消えて、丘で拷問を受ける。死体が見つかるのもたまさかの事でして。ウマルはたらふく血を飲んだ後は、やって来た場所に戻って行くんですよ。いつもと同じでさ・・・皆すぐに忘れちまう。あいつは絶対に魔女ですよ」

現実世界であればとても信じられる話じゃないけど、ここはばりばりファンタジーなBaldur’s Gateの世界ですからね・・・そんな魔女が居たとしてもなんら不思議ではありません。

あずさ「最近、その魔女を探しに出た者はいない?」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「さてと、何年か前にメイジの一行がここに来ましたっけ。若い連中ですよ・・・修行中のメイジだと思いますがね。確か、男2人と若い娘が一人。マスターに魔女のウマルを調べる目的で派遣されたとか・・・そう言っていましたね。感じのいい連中でしたが、何かあるとは予想していなかったはずでさ。はい、そうなんでさ。3人は丘に登って行って、2度と戻って来ませんでしたよ。若者の日記以外はね・・・私がそれを見つけたんでさ、森の中でね。ウマルの犠牲になったのは、火を見るよりも明らかでさ。あの若者の日記にはっきり書いてあります」

ほーそれは興味深いですね。

あずさ「その日記を見せてもらえるかしら?」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「はい、もちろん・・・2、3カ月前に友人に写本を1、2部作らせたんでね。良かったら、1部お持ちになって結構ですよ」

馬屋番のウィレット「1部か2部だって?あの日記を物置一杯、積み上げているんだろう、このとんでもない食わせ者!」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「へっ、それがどうした?これはなかなかいい話なんだ!いつか俺を大金持ちにしてくれる・・・そうなったら、お前はどこにいるだろうな、チビのぼろネズミめ」

馬屋番のウィレット「あの日記は自分で書いたんだろう、賭けてもいいよ!」

宿屋の主人、ヴィンセンツォ「滅相もない!さあ、どうぞ・・・お好きなように使って下さい。ですが、丘に入ったら、魔女にお気をつけて。あの女はまだ満腹していないんですよ・・・全然、満腹していない・・・」

そういってヴィンセンツォさんはウマル・ウィッチ・プロジェクトなる本をくれました。

・・・ブレア・ウィッチ・プロジェクトみたいだなおい。
そういえば、ブレア・ウィッチ・プロジェクトも男2人、女1人の学生じゃなかったでしたっけ・・・

そんな気になる日記の中身は次回。

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