タクティクスオウガのプレイ日記26:レトロゲーム(スーファミ)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
若干、気が重い伊達あずさです。

ヴァレリア解放戦線のリーダーってだけで、もう何となく面倒くさそうですよね。それに、システィーナさんの言い分を聞く限り、明らかに何かしらの問題を抱えていそうです。システム的にどうあっても回避できなかったため、仕方なくボード砦まできましたけど、不愉快な目に遭わされなければよいのですが・・・

タクティクスオウガのプレイ日記26:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵1
炎のセリエ「賞金首など連れてきて一体どういうつもりだ?我々のアジトを解放軍の奴等に教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戻ってきた?」

風のシスティーナ「姉さん、そんなに怒らないで。私の話も聞いて」

炎のセリエ「・・・ここでは姉さんと呼ぶんじゃない。私は組織のリーダーだ」

風のシスティーナ「彼らは海賊に囚われていた私を助けてくれた恩人なの」

炎のセリエ「海賊に?怪我はないのか?」

風のシスティーナ「大丈夫よ、姉さ・・・リーダー。皆無事だから・・・私がここへ戻ってきたのはリーダーを止めるため。無謀な計画を止めるためよ」

炎のセリエ「また、その話か。もう、議論は沢山だ。何度話をしても同じことだ。私の決定に不満を持つ人間はお前と共にここを出て行った。そうだろ?私はその決定を強制するつもりはない。だからこそ、お前達が出て行く時も引き留めはしなかった」

カチュア「組織の決定って何?無謀な計画って?」

相変わらず姉さんは空気の読め無さ世界一ですね・・・

炎のセリエ「お前達には関係の無い話だ。黙っていてもらおうか」

もしかして、相手からそのセリフを引き出すためにわざと言ったのでしょうか。だとしたら、姉さんも策士ですね。

風のシスティーナ「ロンウェー公爵の暗殺よ」

炎のセリエ「システィーナッ!!」

だがしかし、システィーナさんも私達を巻き込もうと必死です。

風のシスティーナ「公爵一人を暗殺したところでこの戦いが終わるわけではないわ。それどころか暗黒騎士団とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に対して必ず全面戦争を仕掛けるに違いない」

炎のセリエ「それが狙いだ・・・枢機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。ガルガスタンを撃ち破った解放軍はヴァレリア島の半分を制する強大な勢力となることだろう。そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分五分。戦えば共倒れになるに違いない。狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。それでは何も変わらぬ。だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。そして、司祭がこの島の覇権を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ」

この方は戦争というものをまるで理解していない気がしてなりませんね。
基本的に戦争っていうのは勝っても負けても何かしらの形で損害が出てしまうものなのですよ。だから可能な限り戦うなと孫子さんも言っておられるでしょ?つまり、例えウォルスタがガルガスタンに勝ったからといって、突然軍事力が倍増したりするわけはないのです。それどころか、ガルガスタンとの戦いによってウォルスタは消耗した状態にあるのですから、ロンウェーを暗殺などせずとも、バクラムにヴァレリアの覇権を取るつもりがあるのであれば、この機に乗じてウォルスタを攻撃にするに決まっています。そうでなければ、バクラムが黙ってこの戦いを静観し続けるわけないでしょうよ。

それにさ、仮にロンウェーや司祭ブランタを狙い通りに暗殺できたとして、その後どうするつもりなの?
自分達の気に入らない人を片っ端から殺しまくって、世の中がヴァレリア解放戦線の理想通りになるまでサイコロを振り続けるつもりなのでしょうか。成功率が低く、リスクが高い作戦なのに、得られる物の方は随分と運任せなのですね。
正直、ロンウェーやブランタを暗殺するよりも、貴方を暗殺する方が圧倒的に簡単なのですよ。ようするに、そうやってサイコロを振るにしたって回数制限があるのです。それどころか、この無策ぶりでは果たして1回として振れるかどうか・・・
とても、多くの人の命を預かるリーダーが採るべき作戦とは思えません。児戯レベルの計画と言わざるを得ませんよ。

というか、ヴァレリア解放戦線が目指すところってどこなの?
全ての民族が仲良く共存できる平和な国を目指していたんじゃなかったのでしたっけ?だとしたら、とてもそのやり方でその理想が叶えられるとは思えないのですけど。指導者が殺されることで、何度も何度も無政府状態が発生するわけでしょ?むしろ、ウォルスタとバクラムが手を結んだ方がワンチャン平和な世界になるんじゃないの?

カチュア「そんなにうまくいくかしら?」

炎のセリエ「いくさ。その時こそ、我々がこの島を手にする時ッ!!」

え?まさか、最終的に島の覇権を握ったブランタを殺せば自分がヴァレリアの指導者になれるとでも思っているの?だとしたら、この人は大馬鹿者ですね。自分達の指導者を暗殺された民衆が、その犯人を王と崇めるわけないでしょうよ。
そもそも、支持者が多くないから、暗殺という手段を取らざるを得ないわけですよね?指導者を失った後の民衆を制御する手立てすらもたない逆賊など、貶められこそすれ、崇められるはずがありません。

・・・あれ?やっぱりヴァレリア解放戦線ってただのテロ集団じゃないですか。

炎のセリエ「どうだろうか、お前達もこの計画に参加しないか?賞金首となって逃げ回るより、我々と共に公爵を、暗黒騎士団を倒し真の平和を築こうではないか」

いつの間にかセリエさんの脳内では暗黒騎士団も倒せる算段になっちゃってるみたいだけど、ブランタを暗殺したところで、暗黒騎士団は倒せないからね!?

風のシスティーナ「戦争で苦しむのは私達じゃない。普通の生活を営む人々よ。罪のない子供を死なせるのは嫌よ。そんな屍の上に築いた王国なんて私は見たくないッ!」

システィーナさんがキレるポイントも何かおかしいのですよね。
仮にすべての暗殺がうまくいったとしても、貴方達の王国が築ける保証なんてどこにもありませんからね?え、お2人は王様を殺した人が次の王様になれるとでも思っているの??ヴァレリアってそんな力が全ての世紀末みたいな世界でしたっけ?

タクティクスオウガのプレイ日記26:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵2
炎のセリエ「何事だッ、騒がしいぞッ!」

ヴァレリア解放戦線戦士「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ・・・」

炎のセリエ「慌てずともよい。ゆっくり落ち着いて話せ」

ヴァレリア解放戦線戦士「解放軍がガルガスタン軍を撃ち破り、コリタニ城が陥落いたしましたッ!!」

カチュア「なんですって!!」

ヴァレリア解放戦線戦士「また、バルバトス枢機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共に処刑されましたッ!」

結局、バルバトス枢機卿とは会えずじまいでしたね。
でもまあ、普通はそうやってすぐに処刑するよね。むしろ、何故ロンウェーは捕縛されてからああも長々と生かされていたのか、そっちの方が不思議でなりません。

炎のセリエ「わかった。では、計画を実行する。皆の者に準備をさせよ」

ヴァレリア解放戦線戦士「ハッ、かしこまりました」

炎のセリエ「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと伝えよ」

ヴァレリア解放戦線戦士「ハッ、かしこまりました」

風のシスティーナ「姉さんッ!やめてッ!!」

炎のセリエ「コリタニ城が陥落した今、我々にはこの方法しか残されていない。公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう遅いのだ、システィーナ」

把握?それだと理解するって意味になっちゃうけど・・・掌握(自分のものとして使えるようにすること)の間違いでは?
でもさ、ガルガスタンを掌握するって一言でいっても、それって相当に時間がかかるし、難しいことなのですよ?
敵だったガルガスタン兵を使って、強引に兵の数だけ増やしても、今はまだウォルスタに強い恨みを抱いているわけですから、全く思い通りには動いてくれないし、下手をしたらバクラムに利するよう動く可能性だってあるのです。つまり、兵として起用するにしたって、使える場面が物凄く限られてくるのです。
唯一の頼みの綱の反体制派のガルガスタン人だって、その時はバルバトスという敵がいたから結束できたのでしょうけど、勝者であるウォルスタ人はガルガスタンに強い恨みを抱いて結束したわけですから、とても仲良くやれるとは思えません。そもそも、ロンウェーはバルバトス派と反体制派の戦いの漁夫の利を狙って攻撃したわけですから、反体制派の生き残りなんてどれほどいるのやら。

こんな状態でバクラムと戦おうものなら、その隙に乗じて、制圧したガルガスタンの都市が反乱を起こす可能性だってあります。それを防ぐため、ウォルスタはそこにも兵を割かねばなりません。
要するに、ウォルスタがガルガスタンを完全に手中に収めてようやくバクラムと対等の戦力になるのであれば、今の状態で国内が安定している上、無傷のバクラムと戦っちゃうと、ウォルスタには一切の勝ち目がないってことなのです。
先ほども言いましたけど、結局、あなた方がロンウェーを暗殺せずとも、ブランタにその気があるのであれば、放っておいてもこの機にウォルスタを攻めるはずです。逆に、ブランタがこの機に乗じないのであれば、例えセリエさん達がロンウェーを暗殺したとしてもブランタがウォルスタを攻撃することはないでしょう。つまり、今の段階でロンウェーを暗殺することにはほとんど意味がないのです。
何れにせよ、このような無意味かつ無駄にリスクだけ高い稚拙極まりない作戦で、質の悪いテロリスト集団に過ぎないヴァレリア解放戦線に天下が回ってくることだけは絶対にないと断言します。

風のシスティーナ「姉さん・・・あなたは間違っている」

いや、どっちも大いに間違ってますよ?

タクティクスオウガのプレイ日記26:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵3
炎のセリエ「残念ながら、お前達と話をしている時間がなくなったようだ・・・妹は、現実を見ることができない。理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。空から下を見ている鳥には、地べたを這いずり回るアリの気持ちなどわかりはしない。手を汚すことのできない妹には、真の革命を起こすことは出来ないのだ・・・お前と同じようにな」

貴方は脳内妄想と現実の区別すらつかなくなっていますよ?ほぼ間違いなく、貴方が見ているのも現実ではありませんからね。

炎のセリエ「・・・でも、そんな妹を私は愛している。妹を頼む。力になってやってくれ」

内容は幼児の妄想夢芝居なのに、喋り方とか雰囲気だけはデキる人風を吹かせてくるのですよ・・・何かもう痛々しすぎて辛い!!

セリエさん・・・今のところ、今作一痛いよ・・・
あまりに痛すぎて悶え死にそうなので、今日はここまでにします。

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