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皆さんこんにちは。
悪事が悪事として描かれていない物語が好きではない伊達あずさです。
より具体的にいっちゃうとですね・・・ジミー&トミーの悪事が笑って許されてしまっている今の感じが物凄く嫌なのです。
彼らの行為が、その世界の法、ないし道徳観(明確に定義されていない場合は、現実世界の法や道徳観)に見合った悪事と認定された上で、最後まで一切の報いを受けないまま逃げ果せちゃう・・・なら、イライラはしますけど、全然許容できるのです。
例えば、人の家の引き出しを勝手に開けて、中にあるメダルを拝借する・・・は、現実世界基準で考えると完全に犯罪ですけど、ことJRPGの世界においては犯罪行為としてみなされないような暗黙のルールがあるじゃないですか。まぁ、それはその世界の法、ないし道徳観に反していないと解釈できないこともないのでセーフです。(そもそも、勇者ってその世界の人々からかなり酷い扱いを受けていることが多いですし、それくらいの保護法があってもいいと思うよ!)
でも、その世界の人がその行為(他人の家の物を勝手に持ち出す)に対して、何ら異議を申し立てるような描写もないのに、後になって突然それを悪い行為であったかのようにドヤ顔で指摘してくるのは逆にダメ!それはルール違反です。
もちろん、ウルティマの世界のようにその行為を犯罪とみなす描写が予め入っていればその限りではありません。
別にゲームの中で悪いことをするぐらいはロールプレイの範疇ですし、物語には悪役が必要なことも事実です。ただ、上記例のような断りもなしに、悪いことをしておきながら、それが悪いことではないかのように描かれてしまうと、強い違和感を覚えてしまうのです。
別にゲーム内で行われる悪事そのものをどうこう言っているわけではありません。
個人的に注視しているジミー&トミーの今後は果たしてどうなっていくのか・・・どこぞのガルディア王みたいな扱いにならなければよいのですけどね。
では、窃盗事件発生中のダンケルク城内より再開します。
ど~やら、ジェフリーさんにルビーの天使の偽物を作ってもらうという奇想天外な解決法を世界に望まれているみたいなのですよね。
というわけで、クラメントのジェフリーさんのもとへ。
マキシム「実は、ジェフリーさんの腕を見込んで、お願いがあるのです」
ジェフリー「マキシムさんには『リンゴのルビー』の件でお世話になってますからね。私に出来る事なら、お手伝い致しますよ」
マキシム「ジェフリーさん、『ルビーの天使』を知ってますか?」
ジェフリー「えっ!?『ルビーの天使』ですって!知ってるもなにも、それは、私の先生の作品ですよ」
マキシム「ホントですか!?」
まぁ、ジェフリーさんが作ったのでないとすれば、そんなところだろうとは思っていました。
ジェフリー「ええ、私にガラス細工を教えてくれた先生の作品です。あの天使は凄かったなぁ。今でも、はっきりと覚えてます」
もしかして、ルビーの天使って本当にガラス製で、しかも、ガラス製だと皆分かった上でルビーの天使って呼んでいるとかなの?
マキシム「実は、その天使を作って欲しいのです」
ジェフリー「えっ、あの天使をですか!?・・・しかし、私の腕では、先生の天使の足元にも及びませんよ」
マキシム「その天使がなければ、折角仲直りをしかけた二つの国が、また、いがみあってしまうのです・・・何とかなりませんか?」
ジェフリー「うーん、しかし・・・」
ジェフリーさんの奥さん「あなた、やってみなさいよ」
ジェフリー「だけど私では・・・」
ジェフリーさんの奥さん「あなた、いつも言ってたじゃない。いつかは、先生を越えて見せるって」
ジェフリー「うん・・・でも」
ジェフリーさんの奥さん「やるだけ、やってみなさいよ」
マキシム「お願いします」
ジェフリー「・・・わかりました。どこまで出来るかわかりませんが、全力でやってみます」
マキシム「ありがとうございます」
ジェフリー「ところで、あれだけの大きさのルビーは、もう手に入りませんがどうします?」
ルビーの天使はガラス製じゃなかった!
・・・というか、ルビーでも作れちゃうの!?
マキシム「赤いガラスでいいですよ」
そして、まさかの提案!
ジェフリー「わかりました。それでは、早速とりかかりましょう!」
翌日、再びジェフリーさん宅を訪問します。
2階からジェフリーさんが降りてきました。
ジェフリー「丁度いい時に来てくれましたね。今、完成しました」
その出来もさることながら、ジェフリーさんの仕事の早さが凄い!!
セレナ「そっくりね、マキシム」
ガイ「とても、見ないで作ったとは思えないな」
ジェフリー「先生の天使は、一度見れば忘れられませんからね。本物には、遠く及びませんが、私の持てる力を出し切りました」
マキシム「ありがとうございます。これで、きっとうまくいきます」
ジェフリー「私の作品でも、何かのお役に立てるなら、嬉しいです」
マキシム「本当にありがとうございました」
というわけで、ルビーの天使(贋作)を手に入れました。
マキシムさんはこの贋作を一体どのように利用するつもりなのでしょうか・・・
若干の不安を抱きつつ、レオン王子のもとへ。
マキシム「王子、これを」
お付きの人「こ、これは!でも、なぜあなた達が、ルビーの天使を!?」
セレナ「大丈夫みたいね、マキシム」
お付きの人「いや、しかし、なんにせよ、見つかってよかった!これで安心ですな、王子」
レオン王子「・・・いや、これじゃダメだ」
マキシム「王子・・・やはり、気付きましたか」
レオン王子「ええ。とても良く出来ていますが・・・これは、偽物ですね」
お付きの人「な、なんと、これが偽物!?・・・いや、しかし、私にはわかりませんが」
レオン王子「私にはわかる。形は、そっくりだが、この天使には魔性が感じられない・・・」
魔性とか以前に、そもそも材質が全く違いますからね・・・硬度からして全然違うはず。
マキシム「これは、私の知り合いに作ってもらった物です。出過ぎたマネをして、申し訳ありません」
レオン王子「いえ、礼を言うのは私の方です。これ以上、調印式を引き延ばせない所だったのです・・・この像を使わせてもらいます」
マキシム「調印が無事に済む事を祈ってます」
マキシムさんがお詫びを述べたのに対して、「礼を言うのは私の方です」って返しは何か変ですけど、それよりなにより、偽物だと気付いた上で、敢えて偽物で調印式を済ませちゃうつもりなの!?嘘でしょ・・・
カネアマールさんのときとは状況が違うのですよ!?あの時は、ルビーの洞窟にあるリンゴのルビーという名の未知の品を所望されただけですから、別に嘘を吐いていることにはならなかったのかもしれませんけど、今回は明らかにダンケルク国王が所望していた物ではありません。そもそも、ルビーですらないのですよ?これは完全に詐欺行為だよ!
レオン王子「調印式には、是非参列して下さい。あなた方は、オーラリオの恩人ですから」
何か予想だにしない展開になっちゃったけど・・・果たして、レオン王子は良い人キャラをこの決断の先も守り通せるのでしょうか。
次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。