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皆さんこんにちは。
最近は牛乳で割るタイプのフルーツオレを良く嗜んでいる伊達あずさです。
成分的には8割ぐらい牛乳で構成されているはずなのですが、フルーツオレ化した状態であれば不思議と怠くなりません。これはいいものです。
さてと、フルーツオレで今日の調査に必要な分の糖分は補給できたので、そろそろ出かけてきますね。
あ、そうそう!骨董品屋さんの件、ありがとうございました。
まずは完治さんの解剖の結果が届いていないかどうかを確認するために熊田医院へ。
熊田「おお、君か、たった今、完治の解剖の結果報告があったぞ」
ジャストタイミングでしたね。
で・・・解剖の結果、どうでした?
熊田「それがちと妙なんぢゃ。警察の話によれば、完治はナイフで刺された時はもう既に・・・死亡していたであろう、ということが判明したらしいんぢゃ」
なるほど・・・既に死んでいる完治さんにナイフを刺したのは、土蔵の中で殺されたように見せかけようとしたからかもしれませんね。
熊田「まあ、そういうことぢゃな。ところが、ナイフの傷以外に死因とみられる外傷は何も見当たらんそうぢゃ」
となると、毒殺とかですかねぇ・・・他に情報はないのですか?
熊田「そうぢゃのう・・・お前さんが今着ておるシャツのサイズがちょっとあっとらん、それくらいかのう・・・」
あゆみさんといい、熊田先生は何故今になって私の服に興味を示し始めたのでしょうか。
シャツの趣味とかサイズ感などよりも、私が一度も着替えることなくずっと同じシャツを着続けていたことの方にショックを受けましたよ。着替えたい!!
まあ、シャツの件は天地さんが貸してくれたとかなのでしょう。
このシャツが天地さんのものであれば返さなきゃだし、私が着ていた服も返してもらわなきゃいけませんので、ちょっと天地さんの家に行ってみましょうか。
というわけで、天地さんのところへ。
天地「どうだい、記憶は戻ったのかい?」
いえそれが全然で・・・まあ、ちょっとは思い出したのですけどね。
天地「そうか・・・」
それはそうと、シャツをお借りしていたみたいで。このシャツって天地さんのですよね?
天地「えっ?ああ、その服のことかい。そのシャツは僕の従兄弟のものなんだ。君のシャツは酷く汚れていたので、クリーニングに出してしまったんだ。戻ってくるまでそいつを着ていてくれないか」
えええ!助けて頂いただけでなく、服までクリーニングに出して下さったのですか!?
うーん、もし逆の立場だったら・・・まあ、クリーニングに出すかどうかは別としても、確かに洗濯ぐらいはしてあげるかも?
天地「僕も君のことで何かわかったらすぐに知らせるよ!だから君はあの崖で手がかりになりそうなものを探してごらん。諦めちゃだめだ!」
えっ、あっ、はい・・・きゅ、急にどうしちゃったんだろう。
突如熱くなった天地さんに強く促され、私は再び海上の崖へ・・・
しかし、私はなんでまたこんなところにやってきたのでしょうね。正直、ここにきたという記憶も全くないのですよね。
私も完治さんのようにどこかで昏倒させられて、ここに投棄されたとかなんじゃないのかな。その方がしっくりくるぐらいですよ。
天地さんはああいってたけど、やっぱり記憶の手がかりになりそうなものなんてそう簡単に見つかるはずがありません。
結局、何の手掛かりも見つからないまま、天地さんの部屋に戻ってきてしまいました。
天地「どうだった?海上の崖で手がかりになりそうなものは何か見つかったかい?」
一応、行ってはみましたが・・・残念ながら・・・
天地「そうか・・・残念だったね・・・ん?ちょっと待ってくれよ・・・!」
どうかしましたか?
天地「そういえば・・・そうそう、思い出した!君は気を失っていた時、うわごとでしきりに・・・お守り・・・が、どうのこうのって言ってたよ。どうだい?何か心当たりはあるかい?」
お守り?う、う~ん・・・私はお恥ずかしながらあまり信心深い方ではないので、お守りなんて1つも持ってないはずなのですよね。本当に私はお守りって言ってたのですか?
天地「そうだ。確かにそういってたよ。あの様子じゃ、よほど君にとって大切なことなんじゃないかな?」
お守りですか・・・じゃあ、もう一度、海上の崖に行って、お守りらしきものが落ちていないか見てみます。
お守りを探そうと、再び海上の崖に行くと・・・先客がいますね。
ひょっとすると、この人が平吉さんが言っていた人かな?
えっと・・・ちょっとすみません。
女性「え・・・私に何か・・・?」
突然話しかけたりしてすみません。
あっ、私、空木探偵事務所で探偵をやっている伊達といいます。
女性「私は藤宮雪子と言います。こんなところで何をしているのかって思われちゃったかしら・・・」
ここって自殺の名所らしいですし、一応、お声がけさせて頂いた次第です。私も平吉さんという方から、ここで同じように声を掛けられたものですから。
雪子「私はここで人を待ってるだけ・・・結婚の約束をした恋人を待っているの。二人の思い出の場所・・・この海上の崖で・・・彼は町を出て行く時、こういったわ。必ず成功してきっと迎えに来るって・・・そして、今年がその約束の年なの・・・」
なるほど・・・藤宮さんの思い出の場所を自殺の名所だなんて言ってしまってすみません。
それとですね・・・本当に妙な質問で誠に恐縮なのですが・・・綾城ユリさんという名前に覚えはありませんか?
雪子「綾城・・・ですって?あなた綾城家の方なの?私が待っている人っていうのは・・・綾城和人っていう名前なのよ!」
綾城和人?聞いた事のない名前が出てきましたね。
その和人さんというのはどういった方なのですか?
雪子「私と同じ隣町に彼は母親と一緒に住んでいたわ・・・彼のお母さんが亡くなられた後、法律家になると言って町を出たの」
ひょっとして、和人さんのお母さんがユリさんだったりして?
ユリさんに子供がいたとすれば、20代から30代ぐらいでしょう。
本当は藤宮さんに「おいくつですか?」と聞ければ完璧なのですが、それは流石にね・・・まあ、見た目的に辻褄はあってそうな気がします。
もし、和人さんがユリさんの子供なのであれば、善蔵さんはご存知ないかもしれませんが・・・念のため、聞くだけ聞いてみましょうか。
でも、キリがいいから今日の調査はここまで。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。