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皆さんこんにちは。
ファミコンやスーファミで極度な専守防衛・聖人プレイを強要されている反動なのか、バルダーズ・ゲートの世界では何事も暴力で解決してしまいがちな伊達あずさです。
自分でもちょっと攻撃的過ぎるかなとは思うんですけど、話し合いでの解決が想像できないぐらい思想の相違が激しすぎるんですもん。
現実世界でも、法に抵触するレベルのことであれば、一定の解決を見ることはできるかもしれませんが、法に触れない範囲の相違については、どれだけ話し合ったとしても、双方が満足する答えに行き着くケースなんて極めて稀ですからね。
どうしても避ける事ができないのであれば、相手の理不尽に黙って耐えるか、何かしらの力に頼って自分の正義を相手に押し付けるしかありません。それなら、人間の代わりにコンピュータが割を食ってくれるゲームの世界でぐらい、自分の我がままを通したいものです。
と、前回行った追剥行為の正当化を試みたところで、バルダーズ・ゲート南西エリアのお仕事探しを再開したいと思います。
このエリアにはまだもうちょっとだけ、お仕事のありそうな場所が残っているのですよね。
2階は遊技場ですね。ここにも名のある人はいません。
これは完全な空振りでしたね・・・
ならばこちらの名のある宿屋イェ・オールデ・インならばどうか!
何と宿屋ではグリーンスライムが飼われているではありませんか。
バーテンダー「ここから去るんだ!--グェェ--グ、グリーンスライムだ・・・地下から這い出てきやがった!今のうちに--グハッ--逃げるんだ」
どうやら宿屋で飼われているスライムではないみたいです。
ただ、マスタードジェリーというならいざ知らず、たかがグリーンスライムごときに後れを取る私達ではありません。
宿屋を占拠しているグリーンスライムを全て蹴散らしてから、その辺にいたお客さんから事情を聴いてみましょう。
平民「ああ!メイジのラマジスが、バーテンダーと話している内に急に怒り出したんだ。そのうち、ラマジスはスライムを召喚したんだ。気持ちの悪い化け物だったよ」
そういえばラマジスも気持ちの悪い化け物でしたね。やっぱり飼い主に似ているってことなのでしょうか。本当に迷惑なメイジですね。
でも、ちょっと妙なのですよ。転生後も変わらず、バルダーズゲートに着いた直ぐぐらいに私はラマジスを退治していたのです。でも、襲われていたバーテンダーさんの状態を鑑みるに、グリーンスライムが召喚されたのはつい先ほどの様なのです。
大分前に死んでいるはずのラマジスはどうやってここでスライムを召喚したの?それって本当にラマジスでした?
この世界にはドッペルゲンガーなどというチート級の能力を持った生物もいますからねぇ・・・何が嘘で何が真なのやら。
で・・・結局、2階にも名のある人はおらず、この宿屋はスライムに襲われた分だけ先ほど以上に空振りですね。
南西エリアでのお仕事探しもこの商人協会で最後です。
入口の前にはクロークウッドでドルイドと対立していたアルデスさんが居ます。そういえば、バルダーズ・ゲートに来た際には商人協会に寄って欲しいっていってましたね。
アルデス・サシェンスター「また会えてよかった。憶えてないか?私だ、アルデス・サシェンスターだ。今会えて本当によかった。個人的な話があるんだが、聞いてもらえるか?」
あずさ「もちろん聞こう。何です?」
アルデス・サシェンスター「ありがとう、友よ。これは内密に。こそこそして申し訳ないが、大きな危機に瀕しているんだ。私が商人協会の主要な株主の一人であることを知っているか。私はある会社をアーレントリーとゾール・ミヤールで所有している。両人ともたいそうな紳士だ。あなた方のお陰で私が猟の旅から帰ると、パートナーの二人がすっかり変わり果てていたのだ。外見ではなく、何かもっと内面的な変化なのだ」
あずさ「何がそんなに不都合なの?」
アルデス・サシェンスター「まるで・・・私がいない間に別人になってしまっていた。全く信じられないようなことに興味を持ち始め、会社の負担になるようなことばかりしようとしている。このままでは会社も終わりだ。私はあなた方にもう既に一度助けてもらったが、またお願いしたい。他に頼める者がいないのだ」
あずさ「何をすればいいかしら?」
アルデス・サシェンスター「商人協会へ来て欲しい。私の昔からの友人と言って客室へ案内しよう。そこで2人を魔法か何かで調べてもらいたい。全力を尽くして欲しい。終わったら、私のところへ報告しに来てくれ。数日で充分だろう」
「変わり果ててしまった2人を暗殺して欲しい」などとお願いされたら絶対に断ろうと思ってたんですけど、本物かどうか調べて欲しいというお願いであれば・・・まあ、引き受けてあげないこともありません。ひょっとしたら、セブン・サンズ交易商会の時のようにアイアンスロウンがドッペルゲンガーを送り込んでいるという可能性もありますしね。
しかし、そんな卑怯極まりない生物が蔓延った世界であれば、それに対抗する術がもっと広く普及してしかるべきなんですけどねぇ・・・ストーントゥフレッシュの巻物みたいに。
あずさ「簡単そうね。やってみましょう」
アルデス・サシェンスター「それでは商人協会までついてくるように。中に入ったらすぐに捜査を始めろ。私は二階で報告を待っている」
何で急に命令口調になったのやら・・・まあ、例の如く翻訳に問題があるだけでしょうけど。
守衛「こんにちは。出過ぎた真似をと思わないでください。一つ提案してもよろしいでしょうか?」
あずさ「ええ、続けて」
守衛「ゾールとアーレントリーを捜査しに来られたのですね。それではブランディラー主任と話されるといいでしょう。何か分かるかもしれません」
そこまで近しいわけでもないであろう守衛さん達にまで怪しまれているみたいですし、よっぽどおかしいのでしょうね。これはやはりドッペルゲンガーの仕業かもしれませんね。
商人協会の2階に守衛さん達がいっていたブランディラーさんがいました。
ブランディラー「待て!私はブランディラー、守衛の司令官だ。お前達がアルデスが連れて来た幼馴染みと名乗る者だな。まあ、そんな話に騙される者もいるかもしれんが、私には通用せん。アルデスは子供の時分から知っているが、お前達は見た事も聞いた事もない」
ふむふむ・・・ブランディラーさんはドッペルゲンガーではなさそうですね。ならば素直に打ち明けても大丈夫かもしれません。
あずさ「知らないの。アルデスに彼の仲間を調べるように雇われた者よ。最近妙な行動をとっているからね」
ブランディラー「正直にありがとう。実を言うと、ここにいる他の人達を怪しんでいてね。なんだか最近様子が変で、仕事に対して無気力になっている。アーレントリーとゾールは何かに憑りつかれたか、頭がおかしくなってしまったようだ。私は自分の雇い主に手を出す事はできない。雇い主達を調べてくれるというなら私は目をつぶろう。何かがちゃんとわかれば、私にできることもあるだろう。どう思うかね?」
あずさ「ああ、一緒にやりましょう」
ブランディラー「何か分かったら、すぐ私のところへ来てくれ」
さてと、セキュリティ責任者からの了解をいただけたところで、何処から調査を始めましょうね。
一先ずすべての階を調べてみようと3階に上ったら・・・普通にドッペルゲンガーがいるんですけど!?
全部で10体ぐらいはいるでしょうか。最早ドッペルゲンガーの巣窟です!
これだけでももう十分異常なんですけど、ゾールさんとアーレントリーさんが偽物だという証拠にはなりませんね。
引き続き商人協会を調査する必要がありそうだけど、続きは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
ドッペルゲンガーって、本人を殺して入れ替わるから怖いなあとは思ってたけど
このゲームだと、その先(生活とか仕事)もあるんだなあと思いました。
どうせ入れ替わるなら裕福な人に入れ替わりたいだろうけど
この世界のドッペルゲンガーは、狙った相手を殺した上で、入れ替わって破壊工作をするという暗殺者&スパイ行為を生業とする種族みたいです。
仕事の性質上、ドッペルゲンガーのターゲットになるような人は、少なからず影響力のある方でしょうし、裕福である確率もかなり高そうです。
とはいえ、最終的なターゲットに近付くため、下っ端の方から少しずつ入れ替わっていくという物量作戦が取られることもあるみたいなので、外れちゃうドッペルゲンガーも少なくはないのかもしれませんね。
ただ、仕事が終わればやがては引き上げるのでしょうから、任務に失敗したりしない限り(変な冒険者に殺されたりしない限り)、裕福な人と入れ替わるチャンスはまあまあやってきそうです。