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皆さんこんにちは。
この世界のゴールドの価値がどれほどなのか、定期的に気になってしまう伊達あずさです。
前回、アンクヘッグの駆除報酬としてゲルデさんからぽんと渡された75ゴールド・・・果たしてあれは割にあう金額だったのでしょうか。
この世界ではロイヤル級の宿泊費が8ゴールドなので、そこから計算するとまあまあの大金ってことにはなるんですけど、ブラッドワインを1杯飲んでも8ゴールドですからね。もしかすると、土地が余りまくってそうな世界の宿泊費を日本の常識に置き換えて計算するのは誤りなのかもしれません。
ワインから算出しようにもお酒をほとんど飲まない私には、お高めのワインがグラス1杯で幾らぐらいするものなのか見当もつきません。うーん・・・大衆酒場でも飲める程度の高級品として、3000円ぐらい・・・?だとすると75ゴールドは約3万円ってところですか。結構良い額ですね。
ただ、問題はこれが6人全員での報酬ってことなんですよね。6人で割ると1人5000円か・・・
現実世界でも魔物を退治してくれそうな自衛隊の給料で考えてみると、初任給が大体18万~20万ぐらいらしいので、仮に18万として、日給計算するとおよそ9000円。成果報酬で5000円は流石に安すぎる気がします。
アンクヘッグ自身がそこそこお金を持っていることと、殻が売れることを見越しての報酬設定なのかな・・・上記計算だとアンクヘッグの殻の買い取り価格は約19万円ってことになりますからね。1人あたり3万円ちょっと、10匹も倒せば30万円です。これなら命を懸けて挑む人もそれなりには出てきそうです。でも、ここからベレゴストまで徒歩だと20時間はかかりますからね。これを生業にするなら、輸送面での投資が必要になりそうです。
無駄に長いだけの意味もない考察が終わったところで再開します。
先ほどのエリアを北に出たことで、新しく行ける場所ができました。橋・・・ですね。
・・・てかね?このエリアにもアンクヘッグが出るのよ!
アンクヘッグの攻撃ってやたらと命中するから、HPの消耗が激しくて本当に嫌になります。というのも、現在のHP量に対して、キュア・ライト・ウーンズの回復量があまりにも少なすぎる(8しか回復しない)のですよ!さっきなんて、全員のHPを回復させるのに4回も休憩するはめになりましたからね。いい加減、キュア・ライト・ウーンズよりも回復量が多い回復魔法を覚えて欲しい。
で・・・このアンクヘッグ、所有者の名前が彫られたダガー(ネスターのダガー)を持ってる。アンクヘッグの死体からは殻の他にゴールドや装飾品、スクロールなどといったものも良く獲れるのですが、飲み込んじゃってる・・・のかな。
そして、名前入りのダガーを所持していたアンクヘッグの近くに家を構える謎の女性・・・ソナーさんらがいた所から丁度北にあるし、この人が噂のアンバーリー?
テンヤ「待って!あなた私の土地に入ってきてるわよ!そんな武装でここに来る人はいないわ。あの嫌な漁師に雇われてやってきたんでしょ?どうなの!」
合ってたみたい。結局、アンバーリーって何だったの?ソナーさん達の口ぶりだと種族名か何かみたいでしたけど。
気になったので調べてみると、どうやらアンバーリーというのは海の女神の名前みたいですね。まさか「アンバーリー女王のプリーステス」っていうのは「(海の)女神アンバーリーの司祭」という意味だったってこと?だったらそう書きなよ!!
あずさ「ああ・・・その通りよ。だけど私は、何が起きてるのか知りたいだけよ」
ソナーさん達の依頼を引き受けはしましたが、正直いってソナーさん達の主張が正しいとも思えないのですよね。
テンヤ「あんたの知ったこっちゃないわ!あいつらと同じ目にあいたくなければ、とっとと消えなさい!」
取り付く島もない上にやたら攻撃的です。少なくとも、テンヤさんが無駄に誤解を与えそうな性格であることだけは間違いなさそうです。
もう少し食い下がってみることにしましょう。
テンヤ「また戻ってきたの!?もう一度警告するわ。家から出なさい。そうしないと、敵とみなすわよ!」
あずさ「その通りよ。だけど私は、何が起きてるのか知りたいだけよ」
微妙に話が噛み合ってない!というか、完全に同じセリフを繰り返してる。
テンヤ「あの人達は卑劣で油断ならないわ。自分ができないことを他の人にやらせんの!今夜それも終わりにしてやるわ!海が復讐を始めるのよ!」
結局、襲い掛かってきました。
理由はわからないけど、テンヤさんとソナーさん達は物凄くもめているみたいですね。
許可なく他人の土地に入った上、警告されても立ち退かなかったわけですから、攻撃されるのは仕方ないわけですが・・・攻撃したら反撃されるのもまた仕方のないことだと思います。
というわけで、ちょっとだけ反撃してみると、すぐに泣きを入れてくれました。
テンヤ「なぜそんなことをするのよ?あいつらが何をしたのか分かってるの?ソナー達が、そもそも悪いのよ!私の母を殺した奴の肩を持つ気!?海を使う人からお布施を集めていただけよ。それが母の仕事なのに。あいつらはエレメンタル召喚のボウルを奪い、召喚の言葉を使えないように拷問したのよ。彼らはアンバーリーの贈物を使って海を荒らしているわ。ボウルが戻るまで母の魂も休まることはないの。アンバーリーの怒りを授かって、私には母よりも力がある。なのにボウルを見つけられない。私にできることと言ったら、ボウルを返すまで彼らを痛めつけるか、死ぬぐらいだわ。もう疲れてしまった。私は母ほど強くないのに、アンバーリーは私に全てやれっていうのよ。お願いよ、助けて頂戴」
まあ、ソナーさん達からもあまり良い印象は受けなかったので、何かしら問題のある行動をとっていそうだとは思ってましたけど、テンヤさんの話もまた極端ですねぇ・・・ソナーさん達はテンヤさんが海を荒らしていると言ってましたけど、テンヤさんの話が本当だとすれば、ソナーさん達はテンヤさんのお母さんから奪い取ったボウルの力を使って、自ら海を荒らしていることになりますよね?海が荒れて困るのは漁師であるソナーさん達の方なのにも関わらずです。もう無茶苦茶です。
あずさ「シーっ。助けてあげるから」
テンヤ「ありがとう!海の女王、アンバーリーはボウルが戻れば大層喜ぶだろうけど、ソナーの集団をこれ以上野放しにはできないわ。ボウルは多分、他の寺院で別の神のもとに隠されているでしょう。その寺院がどこにあるのかはわからないけど、知っていたとしても私はそこには近づけない。ソナーが知っているかもしれないわ・・・剣で脅せば。さあ、アンバーリーがおとなしい間に行きなさい。まだ味方とは思ってはいないんだから」
もしかしてですけど、ソナーさん達があるべき場所からボウルを奪い去ったために、女神アンバーリーが怒って海を荒らしているってことなんじゃないの?そういった後ろめたさがあったから、ソナーさん達は証拠もないのに海が荒れているのをテンヤさんの仕業だと思ったんじゃ。それだと話の整合性がとれます。まあ、ソナーさん達がどういった理由でボウルを奪うなんて行動に出たのかまではわかりませんが・・・
何れにしても、もう一度ソナーさん達と話をしてみる必要がありそうです。
ただ、ソナーさん達のところへ戻るのはこのエリアの調査が終わってからにしたいなぁ・・・というわけで、次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
最近のなろう系とかだと熟練の冒険者だと高額な報酬の依頼が大量に舞い込むからかなり儲かる、的な設定の話が多いですがバルダーズゲートなんかのレトロ洋ゲーや昔のラノベ(当時はファンタジー小説って言ってましたが)とかだと冒険者って基本ギルドとかない自由業だし、依頼人も貧乏人から金持ちまで千差万別だから依頼(クエスト)だけで儲かる職種ではないんですよね(´・ω・`)
昔やってたとある別のフリーゲームの話ですが、そのゲームの製作者曰く本作品での銀貨1枚=100円くらいです(ただし物価が現代日本と異なるのであくまで目安)、との事でしたが、とあるゴブリン退治依頼の報酬が銀貨600枚(60,000円)でしたし、最大6人パーティだったので仮に6人としたら成功報酬の一人頭が10,000円(経費込み)と言う(;^ω^)
アンクヘッグは殻での儲けが大きいからまだマシなんでしょうが、ゴブリン相手だと溜め込んでるお宝もたかが知れているという( ;∀;)
いずれにせよ現代人の感覚(と言うか自分の主観ですね)からすれば命の値段と言うにはあまりにも安すぎる気もしますが、逆に言えば現代的な感覚では理解しがたい冒険者たちの行動原理というものが現代人からすれば面白い、とも言えるのかな、と(*’▽’)
現実世界でも実は言うほど命の値段って高くないのかもしれませんね。
今だと傭兵などをやられている方が比較的冒険者に近いご職業ということになるのでしょうけど、そこまで高額な報酬をもらっているわけではないみたいですし。