投稿日:
皆さんこんにちは。
空の国の長老は嘘吐きだと思う伊達あずさです。
前回、空の国の長老は力が無い、力が無いとやたら連呼していましたが、自由にタイムスリップする力を所有していて力が無いとは、随分と面白いことを言います。その力にどれほど強い制限が課せられているのかはまだ分かりませんが、タイムスリップってとんでもなく万能ですからね!?
確かにタイムスリップによる過去改変は一発逆転の可能性を秘めてはいます。ただ、それだけに扱いが非常に難しいのです。
今までは、過去を改変しているように見えて、プレイヤーからみた時間軸はほぼ通常通りに流れていただけですから、感覚的には単なる未来予知に過ぎなかったんですよ。でも、これから行われるのはプレイヤーが過ごした時間軸に対して直接関与する可能性のある過去改変です。これを論理的に矛盾しないよう説得力のある形で話を作るのは相当難しいんですよ!?そして、今までの実績を鑑みるに・・・不安しかない!
でもまあ・・・見てみるしかありませんよね。例えこの先に約束された破滅しか無かったとしても・・・
グラン世界全体に結界を張るだとか、過去にタイムスリップさせるだとか、それだけの力を持っていて何もできないは嘘です。できるできないではなく、やりたいかやりたくないかなんじゃないの?
その点、長老の後ろに控えていた人達は正直です。
遠く知らない国が、更に遠く知らない国に侵略されたとしましょう。その遠く知らない国を助けるために、自衛隊を戦闘要員として派遣したいなどと日本の政治家が言い出したら、多くの国民は賛同するでしょうか?するわけないですよねぇ・・・(自衛隊は軍隊ではないという体だから、別の意味で問題があるため、ちょっと例えが不適切ではあるけども)
別に空の国の人達がグラン大陸を滅ぼそうとしているわけではありませんし、元凶であるケインやその主との関係性についても、過去を辿れば同じ民族だったというだけの話ですからね。そんな無関係な人達に対して、無償で血を流せと詰め寄る方に問題あります。
・・・ただ、心の中ではそう思っていたとしても、この空の民達のように、今まさに被害に遭われている人の目の前で、馬鹿正直にその本音をさらけ出すのは如何なものかと思いますけどね。それが礼儀というものです。
しかし、長老は地上の事には関与しないと言ってましたけど、その割には私に新しい世界記を渡したり、タイムスリップさせてくれたりと大分派手に肩入れしちゃってますよね。ツンデレなの?
言われるがままに元の場所へと戻ったら、何か雰囲気が変わってました。
空の民「こちらの準備は出来ている。お前達の準備はいいか?」
まあ、買う物も買ったし大丈夫でしょう。
空の民「それでは過去に転送する・・・」
いざ転送・・・と言った時に、先ほど話をしたネームド空の民が声をかけてきました。
あづさ「えっ?」
オクヤラム「あっそうか。あなたはまだ私に会ったことがありませんでしたね。元々私はニクラの民だったのですよ。あの時は色々と失礼な事を言ってしまいすいませんでした」
あづさ「・・・と、言われても・・・」
オクヤラム「それからもう1つ。空の船を旧王都の神殿に落とすことを命じたのは長老です」
あづさ「どういう事なんだ?」
オクヤラム「神殿に封印されていたのは偽りの星と言って、アサシナ地下のマ神の力を起動させるためのユニットなのです」
あづさ「そうだったのか・・・そうとも知らずに俺は・・・」
私ね、今までずっとおかしいなって思っていたことがあるんですよ。確か以前、ケインは「封印の神殿は全部で”4つ”ある」と言っていたはずなのです。にもかかわらず、イライ、ドルーク、そして、緑の海の神殿と、封印が解かれた演出があったのは3つだけなんですよ。でも、緑の海の神殿にあった封印が最後だってリザーラさんも認めてましたよね?4つ目はどこいったのよってずっと疑問だったのです。
オクヤラムさんの話が私の理解通りであるなら、どうやら4つ目となる封印の神殿は、旧王都にあったザの神殿だったようです。他3つは世界記にも神殿解放と明記されているし、封印が解かれた際にはちゃんとした演出があったんですけどね・・・どうして、旧王都の封印だけはそういったもの無しで勝手に開放されちゃったの?私がトールさんの体を乗っ取る前から封印が解かれていたってこと?だとしたら、カイザーが勝手に出した神殿解放令は一体何だったのよ・・・いずれにしても、何で4つ目だけ世界記に神殿の解放が記載されないのか、その理由が分かりません。世界記の記載は私がトールさんの体を乗っ取る前から始まっていたのですから、何にしたって書かれているべきなのに。シナリオ的に考えてたって、別にそこを隠す必要なんてなくない?
オクヤラム「なに、あの男が動き出す前に過去から戻ってくればいいだけです。制御の鍵を持ってね」
あづさ「ああ、そうするよ・・・」
え?どうしてこの何でもできる状況で、そんな限定された目標になっちゃうのよ。過去に戻れるだなんてチート行為をするのですから幾らでもやりようなんてあるはずです。例えばその男とかいう人を過去で倒すでもいいんじゃないの?どうせ最後には戦う羽目になるんでしょ?だったらウルティマ 恐怖のエクソダスを見習って、本格稼働する前に暗殺しちゃえばいいのです。どこまで過去に戻れるのか分かりませんけど、まださほど力を持っていなかった時代まで戻って、マ神の純粋なる血脈?というのを絶やしてもいいし、偽りの星とかいうのを物理的にどうにかできるなら、それを先回りして壊しちゃうという手もあります。
全ての力の制限が利用者の発想力の無さ頼りになっているところが凄くイライラするんですよね・・・発想力が小学四年生(のび太くん)以下です。
空の民「用意はいいですか」
あづさ「やってくれ!」
びゅいーんという効果音だけ(過去の世界に突入する方ではちょっとだけ画面が揺らいだけども)で過去の盗賊の森にタイムスリップしちゃいました。
世界記「805年、イライの結婚式襲撃前夜。盗賊達はみな偵察に出てアジトは無人だ」
これまでプレイヤーが過ごしてきた時代よりもずっと過去にタイムスリップしていたのであれば傷は浅かっただろうに・・・
でもって、早速ですけど・・・アジトを完全な無人にして全員で偵察にでるって随分と派手なご都合主義ですよね。
以前、ほんの少しだけ邪道盗賊衆に所属してましたけど、その際には、食事係や武器の管理係、アジトの警備係や伝令など、盗賊達がそれぞれ役割分担して組織的に動いてましたよね?実際、偵察がつかんだ情報を伝令を通してアジトで待機中のガイナスターへ送り、リアルタイムで情報を集約、処理してませんでした?
世界観自体が現実世界の常識からかけ離れているというだけなら、まだそういうものなのかと我慢もできるのですが、自分で作ったルールすら何の説明もなく当然のように破ってくるからイライラするんだよ!!だったら、最初から邪道盗賊衆が組織だって動いている様子を描写しなかったらよかっただけじゃん!なんなのこの行き当たりばったりのシナリオ!
タイムスリップもので行き当たりばったりってどんな拷問よ・・・と思ったところで今日は頭を冷やすためにもここまでとします。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。