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皆さんこんにちは。
「お前の母ちゃんでべそ」という言葉には、かなり侮蔑的な意図が込められていたことを知った伊達あずさです。
本来の意味をアンダンテさんが知っていたのだとすれば、怒るのも仕方ない!

それでは、夜が明けたので、サニクさんの妻であるクレアさんを探すため、ガルヴィナのフェストホールへ向かいましょうか。

あれ、私が想像していたよりも大分狭い・・・フロントが1人いるだけで、階段すらない1部屋です。隠し扉があるのでしょうか。
フロント「レディ・ガルヴィナのパーラーへようこそ。今日はどうなさいますか?」
あずさ「ここは何をする所なの?」
フロント「ここはロマンチックな楽しみを提供する館!ソードコーストでも最高の店です!もちろん、レディ・ガルヴィナのパーラーのホステスはどんなお客様もお断りしません!」
あずさ「そのお楽しみとやらを味わってみたいんだけど」
フロント「もちろんです!館の扉のすぐ外に、滅多にお目に掛かれない厳選したホステスがいます。彼女達が低料金でお世話させて頂きます」
外?まあ、外にクレアさんがいるなら別にそれでもいいのだけれど。
ホステス「こんにちは!僕の腕の中で楽しい夜を過ごしたくないか?僅かなお金を払うだけでいいんだけどな?」
あずさ「実はクレアという少女を探しているの。あなたは知らないかしら?」
ホステス「ああ、誰の事を話しているかは分かってるよ。でも僕はその事について喋れないんだ。ガルヴィナ様が許さないから」
あずさ「レディ・ガルヴィナはあなたが何を話したか知る事はないわ・・・私を信じて」
ホステス「そうだな・・・君はちゃんとした人みたいだ。それに、ガルヴィナがあの娘にしたのは、酷いことだ。スーンが見ているさ。よし、クレアに何があったか話すよ。クレアの男が彼女を連れて逃げようとしたんだ。彼はガルヴィナに、クレアをもっと良い場所へ連れて行くと言った。そんなところだね。可哀想なクレアは彼を信じてた・・・それに、ガルヴィナは何もしないだろうと信じていたんだ。馬鹿な娘だよ。ガルヴィナが僕らを手放すはずはないのにさ。クレアはギルドハウスの外で彼が来るのを待っていたけれど、ガルヴィナが彼を殺して、クレアをギルドハウスの中へ連行して監禁したんだ・・・ガルヴィナがクレアに何をするかははっきり分からないけれど、恐ろしい事には違いないよ。ガルヴィナに反抗して、無事でいた者はいないんだ」
あずさ「じゃあ、どうやってギルドハウスに入ればいい?彼女と話がしたいのよ」
ホステス「ギルドハウスを自由に歩きたいのならメダリオンが必要だね。ガルヴィナのポン引きが身に着けるんだ。それがあれば警備員は通してくれるよ」
あずさ「メダリオンを手に入れるにはどうすればいい?」
ホステス「それは厄介だな。ポン引き達は持っているけれど、彼らは大抵ギルドハウスの中にいるんだ。でも、クレミーが外出しているだろう。彼から手に入るんじゃないかな」
あずさ「クレミーって?」
ホステス「酷いポン引きさ。新入りの娘のジニアをずっと見張っているらしい。可哀想に。クレミーは彼女を全く信用してないんだ。何もしてないのに」
あずさ「じゃあ、クレミーを見つけて、彼のメダリオンを取ったら中へ入れるのね?」
ホステス「そう。彼を見つけるんだ。僕の所へ戻って来たら、そのメダリオンが本物かどうか教えてあげるよ。クレミーのような意地汚い奴が持っているジュエリーなんて、どんなものか分からないだろう」
何だかビックリするほど協力的ですね。あまりに協力的過ぎて罠の可能性を疑いたくなってしまいますけど、これまでの感じから、ガルヴィナは多くの人から恨まれていそうなので、身近なところに敵を作りやすいだけなのかもしれません。
それにまあ、仮にこれが罠だったとしても、強引に押し通ればいいだけの事です。重戦車相手にスネアトラップなんて仕掛けたって無駄でしょう?
それじゃあ、メダリオンを持っているクレミーを探しましょうか。
というか、クレミーにもジニアさんにも多分、既に会っていますね。クレミーというのは宿の前で使用人を待っていた人で、クレミーが監視しているジニアさんというのは、恐らく、前回、お金を恵んであげた人のことでしょう。
ジニア「持ち合わせがあったら恵んでもらえませんか?お金がないとギルドに帰れないんです」
昨日もそう言ってたけど・・・
あずさ「もちろんよ。どうしたの?手ぶらじゃ家に帰れないの?」
ジニア「あなたはいい人のようですね。クレミーに言わないと約束してくれたら話してもいいですよ」
む・・・もしかして、私がフェストホールに潜入しようとしていることを知っていて試しました?だとしたら、結構侮れない人ですね。
あずさ「もちろんよ。あなたをトラブルに巻き込みたくはないからね」
ジニア「私の名前は・・・ジニアといいます。ここブリンローで育ちました。父は仕立屋でしたが殺されました。母も亡くなってから大分経ちます。でも、私はずっとこんな生活を送ってきたわけではありません。ブリンローも昔はいい町でした。幸せだった頃の印象が強すぎるのかもしれませんけど」
あずさ「それで」
ジニア「とにかく、辛い人生でした・・・それなりに楽しい事もありましたけどね。食事は魚を捕ったり、自給自足でした。多くの人が収容施設の仕事についていました。そうこうしている所へデシャリクに率いられた海賊達がやってきたのです。デシャリクは別の海賊との戦いに敗れた後で、島に攻め入り、町を占領しました。私達は家を奪われました。デシャリクは町長を殺して、その死体を海へ捨てたのです。家をなくした私達は通りに投げ出されました。収容施設に助けを求めたのですが、ウィザード達は私達に対して扉を閉ざしてしまったのです。不当に扱われる事に対して、父の我慢はもう限度に達していました。でも父は家に戻ろうとして殺されました。海賊達の法を犯したからです。一旦海賊に奪われてしまった物については、持ち主であろうと何も言えません。父の犯した”罪”の償いをしなければならないのだ、とデシャリクは私達に言いました。そして、彼の補佐役のクレミーに、報酬として私達を与えたのです。私は酔っ払いの海賊の相手をさせられました・・・ぞっとするような仕事です・・・言う事を聞かなければ、弟のエイソンを殺すと脅すんです」
本当に可哀想な話だとは思いますけど、私が聴きたい話ではなかった!
あずさ「とんでもない話ね!心配ないわ。クレミーの居場所さえ教えてくれれば、もう奴に煩わされる事はなくなるわ!」
ジニア「それでは解決になりません。クレミーを殺せば、あなたは追われる身となり、私達の所へはデシャリクが代わりを寄越すでしょう・・・殺されるかもしれません」
め、面倒くさいな。既にクレミーの居場所には心当たりがあるので、元々実になる話ではないというのに。
あずさ「私が何とかするわ。ここから逃がしてあげる。出口はあるの?」
ジニア「私も弟も逃げる事は出来ません。私達は奴隷扱いを受けているし、自由になる為のお金を密輸業者に支払うことができません。それに、島の中では逃げ場もありません」
あ、もしかして、先ほどの突然の自分語りも全て計算ずくでした?
あずさ「その密輸人はどこにいるの?私があなたと弟の分のおを払ってあげるわ。クレミーに二度と付きまとわれないようにしてあげる」
ジニア「クレミーは宿の辺りにいるはずです。密輸人はキャラハンといいます。船着き場の辺りにいると思います。本当に有り難うございます。でも、気を付けて下さい!」
“物語の世界に登場する”聖職者の如く、相手の道徳心に付け込んで巧みに相手を誘導し、自らの手を一切汚すことなく思い通りの結果を引き出す・・・そんな図々しさをジニアさんからは感じざるを得ません。でもまあいいでしょう。約束したからには守りますよ。
クレミーのところへはジニアさんとの約束を守った後で行こうと思うわけだけど、それは次回ですかね。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。



