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皆さんこんにちは。
ホラー系のストーリーの場合、”子供の話を信じない”も死亡フラグになり得ると思っている伊達あずさです。
特に子供の意見を真っ向から否定するタイプの人は最初に死んじゃうイメージが強いですよね。
では今度こそイムネスヴェイルの外へ・・・って思ったんだけど、まだ名のある人がいるよ!
しかも、噂のヘンドリック夫妻とその鶏達じゃないですか。これは無視するわけにもいきませんね。
エルリン・ヘンドリック「儂らは遠い農地から逃げてきた、ただの善良な市民だ。とにかく構わんでくれ」
一言めからもう怪しそうな臭いがぷんぷんしますね。
あずさ「一連の殺人事件について何か知っている?」
エルリン・ヘンドリック「お前に話す事はない。儂らはただ脅えていて、家に戻りたいだけだ。儂らに構わないでくれ」
ただ脅えているだけにしては感じが悪いですね。こっちはその問題を解消してあげようとしているっていうのにな。
なんか意地悪したくなってきましたね。
あずさ「この鶏全部で幾ら?買い取りたいの」
エルリン・ヘンドリック「それは売り物じゃない」
あずさ「本当に?言い値で買うけど」
エルリン・ヘンドリック「何が言いたいんだ?売り物じゃないと言っただろう」
あずさ「この中の1羽が大切な物を飲み込んでいて、そいつを買い取りたいの」
エルリン・ヘンドリック「これ以上頑張っても仕方ないな。どうせいつかは誰かに取られるんだろう。それで・・・幾ら払ってくれるんだ?」
あずさ「100ゴールドよ。かなりいい値段だと思うけど」
エルリン・ヘンドリック「なんと・・・そんなに払ってくれるのか。娘に立派な墓石を買ってやっても、まだお釣りが来るな。鶏に隠した宝石よりも、ずっといい贈り物だ。さあ、こいつです・・・何と親切な方だ」
エルリンさんに代金を支払うとベルジュリルなる宝石をくれました。
本当はエンナさんともお話したかったのですけど、取引が終わると2人ともどこかへ行っちゃうのですよね。残念。
しかし、この宝石なんだろう・・・100ゴールドの価値があるかどうか疑問ではありますけど、取引相手のエルリンさんは喜んでいたみたいですし、まぁ、良しとしてもいいかな。
ただ、何か変な話ですよね。だって100ゴールドって、村にいた冒険者に憧れる3人の子供にすらちょっと頑張れば集められる程度の金額なのですよ?その程度の金額で大の大人がこんなに喜ぶなんてね。
村から少し北上したところに、噂のマダルフ・・・だけでなく、結構な種類のモンスター達が集まっていますね。一体何事でしょう。
マダルフ「待て!お前、人間のようだが、人間の村の者じゃない!何故来た?何の用だ?」
あずさ「あなた達は何者なの、ここで何をしているの?」
マダルフ「俺、マダルフ・・・仲間連れて南のシスシルの大軍から逃げてきた。他の種族もう殺したくない。仲間置いてきた。俺達の邪魔、しないでくれ」
シスシルが何かは分かりませんが、そんなに悪い人達ではなさそう。
あずさ「シスシリアン帝国の逃亡者?どうやってここで生きてるの?」
マダルフ「とても辛い。人間、俺達嫌う、俺達静かに暮らしたいだけ。騎士とかいう人間、俺達を追いかける・・・ここ、悪くない。でもマダルフ、村人がもうすぐ騎士を呼ぶ思う。人間、凄く怒ってる」
あずさ「何故村はあなた達をここに残しているの?」
マダルフ「マダルフと仲間、ここ気にいった。でも悪いもの仲間を殺してる。1、2人消える。死体も消える。とても悪い・・・マダルフ、とても心配。マダルフ、死ぬのいや、マダルフ、戦うのいや。平和欲しい。村人に、マダルフと仲間、村守ると言ってくれ・・・山のオークから村守る。な?人間、俺達の邪魔しない。騎士を呼ばない。時々、俺達村行って、食べ物や品物交換する。マダルフ、村と取引する、お前が伝言してくれれば・・・俺達も揉め事望まない」
うーん、やっぱり悪い人には見えませんね。それにどうやらマダルフさん達の仲間も被害に遭っているみたいです。
あずさ「分かった、村長にあなたの言葉を伝えましょう。でも約束は出来ないわよ」
マダルフ「マダルフ嬉しい。仲間達平和に暮らして、よく食べて、幸せ。お前、いい事する・・・人間もそう思う。マダルフ、約束守ると言ってくれ」
とりあえず、調査を進める前にこのことだけでも先にロイドさんに報告してしまいましょうか。
ロイド司祭「何です?何か・・・必要な物があるんですかな?」
あずさ「オーガのマダルフと話をしてみたけど、イムネスヴェイルを襲ったのが、オーガ達だとは、私には思えないわ」
ロイド司祭「な、何だって?だが・・・あの怪物達が犯人なのは間違いないのです!どうしてあなたは違うと思うのですか?」
あれ?ロイドさんはマダルフさんが今回の事件に関与していないって思ってたんじゃなかったのでしたっけ?それとも、ロイドさんが信用していたのはあくまでもマダルフさん個人であって、その仲間は対象外だったってことなの?
あずさ「マダルフの仲間も消えている・・・ここの村人と同じようにね。彼もやっぱり心配していた」
ロイド司祭「おお・・・なんという知らせだ・・・オーガさえ心配しているとなれば、我々はどうすれば・・・?」
あずさ「実はマダルフから、こういう提案があるわ・・・彼らがイムネスヴェイルを守るから、その代わりに、ここの村人達もマダルフ達を敵視することなく、少しは商品も売って欲しいと」
ロイド司祭「オーガが・・・そう言ったのですか?まあ・・・それなら・・・悪い話じゃないようですね。もちろん、そのオーガを・・・信用しても大丈夫なら、ですが。話を聞かせてくれて有り難う。そう言うことなら・・・行って彼らと話すべきだな。お互いにとっても悪い話じゃないようですから。それで・・・オーガじゃないとすれば、後はメレラの小屋に行ってみるしかありませんね。彼女の身に何が起きたか、手がかりがあるはずです!」
とりあえず、マダルフさんとの約束は果たせたようで良かった。
これでオーガ犯人説は消えたと考えても良いでしょう。残るは狼説とウマル説ですが・・・カーチェさんの目撃情報もあることですし、メレラさんの小屋を調べてみれば真相に近付けるかもしれません。
でもそれは次回!
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。