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皆さんこんにちは。
1周回ってヴァイスのことがちょっと好きになってきた伊達あずさです。
これまでにも性格の悪いキャラというのは登場していましたけど、ヴァイスはシナリオライターさんの意図通りに性格が悪く設定されていることがちゃんと分かりますからね。そこが凄く素晴らしい!
しかも、そんな意図的に性格を悪くされたキャラであるにもかかわらず、私はヴァイス程性格が悪いキャラを知らないよ!そこが更にいい!
それに、ヴァイスの性格の悪さって妙にリアリティがありますよね。確かにこういう歪んだ性格の人って実際にいますもん。その生生しさがなんともたまりません。いい仕事してますね。
今後もヴァイスの言動から目が離せませんよ!
では、今日から新章に突入します。
バクラム軍によるライム制圧から4週間・・・
バクラム軍は古都ライムを占領したものの駐留していた聖騎士ランスロットらとの戦闘によって進軍の停止を必要とするほどの被害を受けていた。
一方、アルモリカ城のロンウェー公爵は日増しに活発化するパルチザンのゲリラ活動や反ウォルスタを掲げる旧バルバトス派の鎮圧に手間取り、やはり態勢の立て直しを必要としていた。
そのため公爵は、アルモリカ城に大軍を集結させバクラムに睨みを利かせる一方で、時間を稼ぐべく和平工作のための密使を暗黒騎士団に派遣した。
公爵の要請を断ったあずさは地下に潜り公爵打倒の機会をうかがっていた。しかし、憤懣やるかたない公爵は騎士レオナールにあずさ追討の命を発し、更に反逆者として再度その首に賞金をかけた。
身辺に危険を感じたあずさは港町アシュトンを離れることを決意する・・・
何の説明もなく、突然パルチザンとかいう謎の組織が登場しちゃってますね。こういうの物凄く良くないな・・・パルチザンは固有名詞ではなく他国の軍隊からの支配に対抗する暴力的行為を主とした非正規軍を意味する一般名詞みたいなのでセーフでした。すみません。
しかしながら、本当にロンウェーって戦上手なの?どう考えたって、今は腹心を私の追討なんかのために差し向けている場合じゃないと思うんだけどな。それにどうやってこの状況からバクラムに与している暗黒騎士団と和平するつもりなのよ。正直な話、ロスローリアンがウォルスタとの和平に応じる要素など皆無だと思うのですけど・・・ロンウェーには未だ明かされていない隠し球でもあるのでしょうか。
Chapter 3 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚
暗黒騎士バールゼフォン「いい加減にしろ、バルバスッ。勝手に動いたのは事実ではないか。どのような理由があったにしろ、団長の命令なしに行動することは禁じられていたはずだ。しかも、再三にわたり帰還命令を無視するとはなにごとぞッ!今日まで出頭せんとは、まったく・・・」
暗黒騎士マルティム「まったくだぜ。意固地になりやがって。反省しろよ、反省を」
暗黒騎士バールゼフォン「お前もだ、マルティム。軽口を慎めッ。この調子者め」
暗黒騎士バルバス「・・・仕方なかったのだ。司祭殿の願いとあれば断ることもできまいよ」
暗黒騎士バールゼフォン「嘘を吐くな!司祭殿が我等の主ではないのだぞ。貴公は、ゼノビアの聖騎士がライムにいることを知り、戦いたくなったのだ。そうであろう?」
暗黒騎士バルバス「・・・」
う、う~ん・・・ロスローリアン・・・というかローディスの目的が分からなくなってきちゃいましたね。
どうやらバクラムにヴァレリアを統一させ、司祭ブランタを使ったローディスの傀儡政権を設立させようとしているわけでもないみたいです。
暗黒騎士ランスロット「もうよい、バールゼフォン。済んでしまったことだ」
暗黒騎士バールゼフォン「お帰りなさいませ・・・おお、オズマらも一緒か」
暗黒騎士ランスロット「ウォルスタ軍の動きはどうだ?」
暗黒騎士バールゼフォン「公爵より使者が参っております」
暗黒騎士ランスロット「よし、通せ」
暗黒騎士オズ「解放軍の使者に、中へ入ってもらえ」
ヴァイス「おやおや、腹黒い騎士様たちが大勢でお出迎えとはね」
暗黒騎士バールゼフォン「無礼であろう!」
ヴァイス「そう、カッカするなよ。血圧が上がるぜ、おっさん」
ヴァイスに和平交渉させるなど正気の沙汰とは思えませんね。ロンウェーも本気でロスローリアンとの和平が成るとは考えていないのでしょうか。
それはそうと、如何にも学が無さそうなヴァイスの口から血圧という言葉が飛び出すことには違和感を禁じ得ません。
血圧の歴史って現実の世界基準だと300年もないのですよ。なので、こんな如何にも中世然とした雰囲気の世界で当然の常識であるかのように血圧なんてワードが飛び出すと違和感が凄いのです。
ヴァイス「怒っているのはこっちも同じさ。大国の騎士ともあろうお方が約束を破るんだからなぁ~」
ガルガスタンとの戦いには干渉しなかったんだから、別に約束を破ってないと思うのだけれど・・・
暗黒騎士ランスロット「・・・ふむ、公爵は大層ご立腹というわけか。それで、我々にどうしろと?」
ヴァイス「手をついて謝ってもらおう・・・なんてことは言わねぇよ。こちらとしてはそっちの意志を知りたいだけだ」
え?これ、本当に意”志”であってるの?意”思”の間違いなんじゃ・・・
暗黒騎士ランスロット「このまま、アルモリカを攻めると言ったら・・・?」
ヴァイス「状況は更に泥沼化し、多くの民間人の血が流されるだろうね。そして、それらを演出したアンタ達は本国のお偉いさんやゼノビアの連中の笑い者にされるってワケだ」
はぁ?どういう脅しなのよそれ・・・言っていることが無茶苦茶です。
状況を泥沼化させたくないのであれば、むしろ、ロスローリアンはこの戦いに積極的に参加すべきなのですよ。だって、民間人の被害を考えるなら、バクラムとウォルスタの戦いを長期化させない方がいいに決まっていますもん。
大体、ロスローリアンの民間人虐殺なんて今更過ぎなのですよ。ゴリアテでもライムでも無駄に殺しまくっていたじゃないですか。あまつさえどちらも手違いなのですよ?それで笑い者にされるというならもうとっくに笑い者です。
暗黒騎士バールゼフォン「小僧、黙って聞いておればいい気になりおって!!」
暗黒騎士ランスロット「我々が中立の立場であることは変わらないし、今後もそのつもりだ」
ヴァイス「ライムでは暗黒騎士が先頭を切って戦いに参加したと聞くが・・・?」
暗黒騎士ランスロット「我々にも手違いというものはある。どこにでも暴走する輩はいるものだ」
ヴァイス「それが本当であることを証明してもらいたい」
暗黒騎士ランスロット「証明だと?・・・何が望みかね」
ヴァイス「こちらに提案がある。まあ、聞いてくれ・・・」
ロスローリアンが何を考えているのかは分かりませんけど、それにしたって何故ここまでウォルスタからの高慢な要求を一方的に飲まされているのか不思議でなりません。だって、ウォルスタがロスローリアンと事を構えたくないと考えているのは明らかじゃないですか。なので、放っておいても向こうから攻撃してくることはまずないわけですよ。
本来、ウォルスタは平伏して「攻撃しないで下さい」と嘆願すべき立場にあるはずなのですけどね・・・何でこんなことになっているの?
何かどんどん気持ちの悪い話になっていくなぁ・・・
次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
暴走する輩という言葉は、ヴァイスためにあるような気がする
何かもうここまで振り切っちゃってると、逆に清々しくすら思えてくるのから不思議です。ここまで絵に描いたような悪い人もなかなかいませんよね!
パルチザンとは占領軍に対し抵抗運動をする集団、いわばレジスタンスのことですよ
パルチザンは固有名詞ではなく一般名称だったのですね。ご指摘ありがとうございます。早速、訂正させて頂きました!