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皆さんこんにちは。
実はほとんど1人旅状態の伊達あずさです。
幾ら前作より移動経路探索AIが賢くなったとはいっても、やっぱり6人で狭いダンジョンを移動すると1、2人ぐらいは暴走しちゃうのですよね。
ただ、私1人では罠を対処できないので、そこはもう諦めて突っ切るか、時を戻すかするなりしないとならないわけですが。
前回立てた計画通り、ウマル・ヒルのイムネスヴェイル村へ向かおうと、コパーコロネットを出たのですが・・・
コーガン「すぐにでもマディーンに会いに行かないか、あずさ?お前が忙しい女性だということは分かっているが、俺の評判に関わることなんだ。つまり、行って、どんなことなのか知りたいんだ」
急かされちゃったよ・・・コーガンさんは急ぎの用が多すぎるのですよ。
仕方ない、先にコーガンさんの件を片付けますか。
まったく、早速ペースを乱されちゃったよ!!
では、ガバメント地区の議事堂にいるというマディーンさんのところへ。
そういえば、ガバメント地区に行くのって初めてですね。
ガバメント地区に到着!
・・・と言っても、アスカトラ内なのですぐですけど。
ケルドーン「ああ、故郷の匂いだ・・・この道を通るのは久しぶりだ」
何かめっちゃ懐かしんでいますね。そういえば、ケルドーンさんはレディエント・ハート騎士団所属とのことでしたけど、職場ってここから遠いのでしょうか。でも、今回の仕事先だったテンプル地区とガバメント地区なんてほとんど目と鼻の先だったわけじゃないですか。折角だから仕事を始める前に帰省すればよかったのに。
あずさ「あなたがここで育ったとは知らなかったわ、ケルドーン。どの家なの?」
ケルドーン「私はエスメルタラン生まれだが、アスカトラは長い間私の故郷だった。教会の仕事の為私は頻繁に故郷を離れていたが、私の家はここにあり、妻子もいる。君も来るか?家族に紹介しよう」
は!?妻子と一緒に暮らしている自分の家があるの?だったら、懐かしくなるほど帰って来ないとかダメじゃん!
あずさ「そうします」
だって私が行くって言わないと、家に帰らないつもりでしょ!?
ケルドーン「よろしい。門の前を通ったら知らせる。さっき言ったように、彼らに会うのは久しぶりなのだ」
そんなに久しぶりなの?
現代風に言うと単身赴任しているお父さんみたいなものなのでしょうか。
で、ケルドーンさんの話は終わったみたいだけど、目の前にいるアムン兵達も私に話があるみたい。
アムン兵A「止まれ!武器を置き、手を前に出せ!」
アムン兵B「本当に奴らなのか?そんなふうに見えないぞ」
アムン兵A「この機会を逃すわけにはいかん。隊長に何が起こったか思い出してみろよ。奴らの装備を見てみろ。奴らだよ」
アムン兵C「皆、落ち着くのだ!あちこち走り回って、人の前に立ちはだかるようなことをするでない」
アムン兵A「はい!実は、こいつが脅威でないことを確認していただけです」
アムン兵C「この人々は我々が探索している者ではない。誰彼構わず呼び止めていたら、皆、パニックになってしまうぞ。君!何か怪しいことや気になったことはなかったか?」
アムン兵Cさんがちゃんとした人で良かった。でも、ここまで疑心暗鬼な人達の前だと下手な事は言えませんね。
あずさ「どういうことだ?あなたは何を探しているんだ?」
アムン兵C「夜、通りで争いがあったとの報告が入っているのだ。シャドウ・シーフとその対抗組織が関係しているらしい」
あーそれ私も前に見ましたよ。でも、争いというよりはシャドウ・シーフが一方的にやられてただけでしたけど?その対抗組織ってやつと私達に・・・とは口が裂けても言えません。
アムン兵C「何か見たらすぐ逃げるんだぞ。すでに無関係な人々が姿を消していて、もうこれ以上は沢山だ。市民よ、夜は通りに出ないことを心掛けてくれ。まともな者は眠っている時間だからな」
前作のナシュケルにきていたアムン兵もそうでしたけど、アムン兵って存外ちゃんとしてますよね。
ガバメント地区はこんな感じ。家ばっかりです。
そういえば、ケルドーンさんのファミリーネームを聞いていませんでしたね。この表記ではどの家がケルドーンさんの家なのか分からないよ!
ケルドーンさんの家を探している途中、牢獄の前で行われていた妙な集会に出くわしました。こんな夜中に何してるんでしょう?
狂信者A「目の前に縛り上げられているこの忌まわしいドロウを見よ!邪悪で凶悪な生き物だ!奴らは我々の破壊だけを目的とする、邪悪と欺瞞の生き物だ!こいつは愚かにも我々の間に潜り込んだ。我々が気付かないだろうと踏みよって、甘かったな!さあ、こいつをどうしてやろう!」
平民A「燃やせ!」
貴婦人「火あぶりよ!!」
平民B「ドロウを火あぶりにしろ!!」
狂信者B「そのエルフを火あぶりにしろ!凶悪で悪魔のようなこの女の一族が、地底からやって来て、私の父と兄弟を殺したのだ!奴らは皆、邪悪だ!皆そうだ!」
狂信者A「それならこのドロウを火あぶりにしよう!皆の者、集まれ。そして邪悪に打ち勝ったベシャバのおぼしめしをよく見るがいい!」
凄く物騒な事をやってますね。
加えて、主催者が狂信者ってところも凄く良くない。
ケルドーン「ドロウエルフが?ここに?凶悪な連中がどんな計画をしでかそうとしているのか知りたがっているに違いない。正義がもたらされようとしているようだ・・・黒い邪悪な心は黒焦げになって粉々になってしまえ!」
うーん・・・意思の疎通が難しい種族相手であれば、ある程度仕方ないところもあろうかとは思いますけど、意思疎通が可能な相手を種族単位でひとくくりに邪悪と決めつけ、いきなり火あぶりっていうのはどうなの?
その理屈でいったら、人間の野盗に父と兄弟を殺されたら、隣に住んでいる仲がいい幼馴染みだって火あぶりにしなきゃいけなくなるよ?
そりゃ~「ドロウに親兄弟を殺されたからドロウ嫌いになりました」ぐらいであれば、単なる個人の好みで済まされますけど、いきなり火あぶりはダメでしょう。
ヴィコニア「あんたら”リヴィン”はどうかしてるよ!あたしが何をしたってんだい!人知れず旅をしていただけじゃないか・・・!何でこんな目にあわされるんだい・・・どうしてさ!?」
しかも、ヴィコニアさんじゃないですか!
ほんとピーチ姫かってくらい、毎回ピンチですね・・・
狂信者B「何もしてないだと!?お前はドロウのエルフだろう?それで理由は充分だ!」
狂信者A「邪悪な者よ、黙れ!メイド・オブ・ミスルールの力が、今日ここに証明される!」
貴族「よし!火にかけろ!」
平民B「あの女を火にかけろ!」
ヴィコニア「放しておくれってば!”ナウ”!”オロス・プリン・ヤール”!」
狂信者A「言いたい事があるなら言えばいい。だが、お前にはあの世への旅の支度がある。許しを請い、救いを求めよ!清めの炎がお前を救う事を祈るのだ!」
ミンスク「奴らが・・・可愛いエルフを火あぶりにするだって?何の罪も犯してないのに、火あぶりなんて許せない!間違ってるよ!あずさ、こんな馬鹿げた事、止めさせよう!!」
ミンスクさんの方が正義正義煩い人達よりもよっぽど人道的だし道徳的ですね。
ヴィコニア「シャールよ、我に力を・・・!・・・あ、あんた!そこのあんた!あずさじゃないのかい!?あたしだよ、ヴィコニア・デヴィールだよ!忘れたなんて言わせないよ、あたしの命がかかってるんだからねえ・・・!!」
忘れてはいませんけど、言う程知り合いってわけでもないんだけどな・・・単なる命の恩人です。
ヴィコニア「頼むよあずさ、お願いだよ!こいつら全員、狂ってるんだよ・・・!!」
まあ、狂信者ってくらいですから、間違いなく狂っているのでしょうね。
そんなわけで、まーたヴィコニアさんを助けることになっちゃったわけだけど、どうやって助けるかは次回までに考えておくとしましょう。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。