完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur’s Gate 2#56

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
デアルニス・キープにはまだ心残りがある伊達あずさです。

前回、トロールのリーダー、トーガルを倒し、デアルニス・キープの解放に成功したわけだけど・・・まだ、3つ目のフレイル・ヘッドが見つかってないよ!?
てっきり、最後のフレイル・ヘッドはデアルニス卿が持っていると思っていたのに。

というわけで、砦から出る前に、最後のフレイル・ヘッドを探さねばなりません。

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵1
まずは、複雑な鍵だったために開けられなかった1階北西の扉の向こうから調べます。
でもここには何もないみたいですね。え~ここにかなり期待してたのに!

そうなるともう砦の内部をいちから調査し直さねばなりません。

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵2
砦の中を再調査した結果、2階のここにまだ隠し扉があった!この砦、隠し扉だらけですね。

ナリア「どういうことなの?2、3人の使用人の死体しかないわ。他の者はどこへ行ったの?守衛達も最後まで戦ったはずなのに・・・彼らはどこなの?父をボディガードしているグレイカスが、この寝室にいるはずなのに死体もないわね」

え?ここがグレイカスさんという方の寝室なの?デルシアさんの寝室より広くない?
いや、ここはデアルニス卿の寝室で、ボディガードのグレイカスさんにとっては滞在頻度の高い仕事場だったって意味かな?

あずさ「皆、あなたが思っているほど戦えなかったのかもしれないわ」

ナリア「戦力が劣ってたなんて絶対ないわ。そういう事にかけては、父の目は確かだもの。それに彼らは、ちゃんとお墨付きなのよ。十分な力があったのよ。彼らがいてくれなかったら、もっと沢山の死傷者が出ていたはずよ。でも遺体が見当たらないわね・・・命を賭けて戦ってくれたグレイカスだけは見つかると思ったのに」

戦力で勝っていたにも関わらず負けたの?そっちの方が不名誉な気もするけど・・・

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵3
あっ、人がいます・・・って、グレイカスさん生きてるじゃん!

グレイカス「新しいご主人様の為、魔法で道を示してくださったあの方の為に、お前を殺す!」

ナリア「グ、グレイカス?あなたなの?ああ、そんな、あずさ・・・彼は魔法に掛けられたんだわ!グレイカスは父の忠実な守衛の1人よ。じゃなきゃ、こんな事しないわ」

チャームの魔法でもかけられているのでしょうか?
じゃあ、ディスペルマジック・・・は妙案だと思ったのだけど、これまた効き目がないのですよね。
ならば、前作でサイリーンにチャームをかけられたときに使っていたチャーム返し(再チャーム)ならどうか・・・と思ったけど、ナリアさんもエアリーさんもチャームパーソンを覚えていない!(エアリーさんは記憶させてなかっただけ)
仕方がないので、以前手に入れたリング・オブ・ヒューマンインフルエンスに秘められしチャームパーソンの力に頼ることにします。

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵4
再チャームしたことで荒ぶるグレイカスさんを沈めることには成功したけど、奥の部屋からも3つ目のフレイル・ヘッドは見つからず・・・

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵5
絶望しかけたそんなとき、チャーム中のグレイカスさんからピックポケットで3つめのフレイル・ヘッド(アシッド)が盗れた!(出来心)
ならよし!

満足してこの場から去ろうとしたところ・・・突然、グレイカスさんのオーラが穏やかなものに(足元のサークルが水色に)なった!?

グレイカス「(ウーン・・・)何ごとだ?一体何が起こってたんだ?」

もしかすると、時間経過でチャームが解けたのかな?
であれば、ホールドパーソンでもかけてその辺に転がしておけばよかったですね。

ナリア「魔法をかけられたのよ。きっとトロールの仕業だわ・・・」

グレイカス「そ、そうか・・・思い出したぞ。身の毛もよだつ体験だった!有り難うございます。あなたが魔法を解いてくれたのですね!トロールのリーダーが死んだのですか?それは良かった。アラート司令官を捜し、他の生き残っている者がいないか確かめないと。では、失礼します」

そういってグレイカスさんはどこかへ行ってしまいました。
それにしても、何故グレイカスさんはフレイル・ヘッド(アシッド)なんて持っていたのでしょうね。

・・・で、フレイル・ヘッドは全部そろったけど、これをどうすれば?

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵6
答えは1階にあるこの鍛冶場にありました。

この鍛冶場は、心で思っただけで仕事をしてくれる魔法がかけられているらしく、鍛冶スキルなしでも、考えただけでフレイル・オブ・エイジス(デアルニス卿のフレイルの正式名称)を直せるらしいのです。
早速、手に入れたフレイル・ヘッドを置くと、自動的にハンマーが動き始め、見えない力が鎖を持ち上げて魔法のボールに取り付け始めました。

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵7
ほどなくして、フレイル・オブ・エイジス+3が完成しました。
これ、凄いですね・・・命中するごとに対象の動きをST無しに遅くし、1D6+4+1(酸)+1(冷気)+1(炎)のダメージを与えられるフレイルですって!
凄く強いけど、うちにフレイル/モーニングスターのスキルを持っている人いないんだよな・・・

これでやっと思い残す事が無くなったよ。

完成!フレイル・オブ・エイジス:Baldur's Gate 2#56_挿絵8
では、砦の外へ・・・

ナリア「私の・・・私の家。父さん・・・何が残ってるの?こんな事をしたのは・・・誰なの・・・」

あずさ「まだ任務を遣り残しているような気分よ。あなたのお父さんを救えなくて、残念だったわ」

ナリア「感謝してるわ。ちゃんと報酬も用意するから。これで父さんがいなくなったから、この私が・・・ああ。もしかして、あなたにお願いしたら・・・その・・・いえ。もういいの、忘れて」

もしかして、トーガルを操っていた黒幕を探して欲しいと言いたいのでしょうか。それは私もちょっと気になるなぁ・・・

あずさ「他に何か力になれる事はある?喜んで聞くわ」

ナリア「それが・・・ちょっと困ってる事があるの。私には・・・許嫁がいるんだけど、結婚したくないのよ。父は私が望むだけその人を待たせるって言ってたんだけど、その父もいなくなってしまったから」

結婚したくないというのは、その許嫁が不満だからなのでしょうか。それとも、時期的な問題で今は結婚したくないって意味なのでしょうか。
いずれにせよ、父親の力で延々と婚期を延期できちゃう程度の許嫁なら、相手もあまり乗り気ではないって事なんじゃ・・・

あずさ「政略結婚でもするの?面白いわ。あなたの婚約者を騙せるかは疑問だけど」

これ本当は政略結婚ではなく、偽装結婚って言いたかったんじゃ?

ナリア「ひどいスキャンダルになるでしょうね。もしあなたが男だったとしても、私があなたと結婚するなんて、誰が信じるかしら?つまり、私は同情心に厚いけど・・・でもねえ・・・ああ、悪く取らないでね」

私が男だったとしても、正直ナリアさんとは結婚したくないな・・・

ナリア「違うの、私が考えていたのは別の事よ。たくさんの人達を騙せるとは思わないけど、私の家を救うことは出来ると思うわ。何が問題か考えたの。父は・・・ロウナルと親しくしていたわ。でも時々、私がそれを嫌ってたのと同じくらいに、父も嫌悪を感じたりしてたのよ。私の大嫌いな貴族っていうものを象徴しているような人よ。全ての人間が自分より下で、貴族でなければ尊敬に値しないと思ってるのよ。他の者達は泥のように扱われる。父は彼らと交流はしたけど、同じ人間にはなれなかった。それでも彼らが我慢したのは、父にはお金があって、彼らと分かり合おうっていう意思をみせたからでしょうね。父は生まれながらに称号を持っていたけど、人はその行いによって判断されるべきだって望んでたわ。儀礼に従いつつも、父はそれに対する嫌悪を隠さなかったの。他の者達が浪費していても、父は自分で生計を立てていた。ロウナルは婚姻を結ぶ事で、父とのつながりを強めようとしたの。彼らには力があるから、父はしぶしぶ承知したのよ。私の婚約者はイサイア・ロウナル。その貴族の息子よ。これで間違いなく結婚の話が進むわ。私は退屈な貴族の生活に追いやられてしまうのよ」

随分長々と自分語りをしましたが、結局、どうしてほしいのさ。

あずさ「話が長くて退屈だわ、ナリア。何をして欲しいのか、単刀直入に言ってちょうだい」

びっくりするほどしっくりくる返事ができちゃったよ!!!

ナリア「この後の仕事は何の心配もいらないわ、保証する。ほとんど何もしなくてもいいの。それで報酬が手に入るんだから。協定を結びましょう、もちろん内密に。ここの権利をあなたに譲るわ。あなたはこのキープの顔になって、私は見張り番にでもなるわ。この地を統率する者を選ぶのは、後継者である私の権利よ。でもロウナル一族が相手では対抗出来ないわ。あなたの、その・・・素質があれば、十分怖そうに見えると思うの」

つまり、今回の報酬はこの砦ってことですか。

あずさ「それで、この役を引き受けたら私は何をすればいい?何か役に立てるの?」

ナリア「人格が持つ力・・・これ以外は何もない。領主が・・・亡くなった時に、キープを後継する事は珍しくないわ。相続人はただそれを明言するのよ。ちょっとした儀式をやるだけで、何も緊張するような事はないわ。お願いよ。ここがロウナルの手に渡ったら、父の栄誉が汚されてしまうわ」

丁度マイホームが欲しいなと思っていたところなので、砦を持つっていうのも悪くはないかな。

あずさ「引き受けるわ。行く手をふさぐ障害物は一掃してあげる。この土地が然るべく統治されるように頑張りましょう」

ナリア「良かった!これで彼らも私を追い出せないし、イサイアにも婚約のことは忘れてもらうわ。あなたはれっきとした領主よ。血縁上の後継者は私だから、土地は私のものだけどね」

う~ん・・・領主と土地の所有者が別の場合って一体どうなっちゃうのでしょうね。領地から得られる税は全てナリアさんのもので、私は領主としてのお給金を頂く・・・みたいな形になるのでしょうか。まぁ、私は好き勝手に物を置ける場所が欲しいだけですので、砦に自由に出入りできればそれで十分なのですけどね。

ナリア「行きましょうか。それともここを調べて、好きなように片付けてもらってもいいのよ。使用人達が整理してくれるわ。本当に、有り難う」

こうして、突如領主をやることになっちゃいました。
この後、ナリアさんがいうちょっとした儀式というものを執り行うことになるのですが、そこそこ長いので次回!

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