二匹のトロールと小さな女の子:Baldur’s Gate 2#44

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
歴史書にも大分終わりが見えてきたような気がしている伊達あずさです。

今日で残りが10種類を切ります。
ただ、複数巻に渡るものもまだ残っているので、そう簡単には終わりませんけどね。

では今日はドラゴンコーストの歴史についてご紹介しましょう。

ドラゴンコーストの歴史

ドラゴンコーストの歴史は金、特に金の汚い面の歴史である。交易の主な通り道であるインナーシーとソードコーストの間に位置し、この地域は一度もセンビアやコアミアのような確固たるまとまった国家ができることはなかった。その代わりに欲望と一番有力な商人もしくは海賊の一味による規模の小さな都市国家が現れては消えた。

結果として、ドラゴンコーストは密輸人、海賊、悪党、殺し屋の住処となった。文明と法律の進んだ国家を避けて通りつつ北へ抜け、新しい地を見つけたいと思う者達の拠点であり続けている。この地でレッド・ウィザードはウェスタンハートランズの地へ行く手段をみつけ、ドラゴンのカルトは南への陰謀に着手した。そしてこの地にて独立した秘密社会や暗殺ギルドが大きな力を得たのだった。

この流れに対して組織的な最後の抵抗となったのが、ウェストゲートの最後の王、ヴェロヴァンの統治である。ヴェロヴァンによるウェストゲートの君主制は長い間様々な商人や海賊の一味と密接に関わりつつ、商家や小国の王の力が大きくなるのを阻止してきた。認められるような後続者を残さぬままDR1248年に突然起こったヴェロヴァンの謎の死は、現在ドラゴンコーストでは当たり前のこととなった堕落や裏切りの始まりとなったのだった。

まだヴェロヴァンの名がこの地で敬われていた時、インナーシーきっての海賊、生意気で華麗なごろつき、インマークが海賊の海軍を統一し、支配したのはDR1164年から彼の死DR1201年にかけてであったというのは注目されるべき点である。ドラゴンコーストでは良い人々は尊敬されたが、手本とされたのは闇の力を持った者達だったのである。

今回はとても読み易いですけど、内容の方は大分抽象的ですね。
具体的なのはヴェロヴァンとインマークという人が、個人主義観の強いドラゴンコーストで、そこそこ大きな組織を作り上げましたってところだけですね。ただ、どちらも一代しか続かなかったみたいですし、国家というよりも、カリスマの周囲に人が多く集まったというだけの個人主義の延長に過ぎなかったのかもしれません。

短くまとめるとするならば、ドラゴンコーストは文明と法を避ける裏社会に身をおく人々の場所で、今現在、国家と呼べるようなものは存在していないってところでしょうか。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵1
では奴隷商人の隠れ家の真っただ中から再開です。
要救助者となる子供2名を救出済みですが、ここ・・・まだまだ広いのですよ。もしかすると、他にも捕らえられている子がいるかもしれません。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵2
とりあえず北側の部屋に・・・って、鎖に繋がれているわけでもない攻撃的なトロール2体と、小さな女の子が同じ部屋にいるんだけど!?
ちょ、どういう状況!?

でもとりあえずはこのトロール達をどうにかしないと・・・
トロールは強力な再生能力があるらしいですからね。私のフレイムタンが文字通り火を噴くよ!

・・・と、勇んで攻撃したはいいものの、何故か床に倒れたトロールにフレイムタンを使っても止めが刺せないんだけど!?どういうわけか「トロールにはこの攻撃では歯が立たない!」だなどと言われてしまいます。
そんな馬鹿な!トロールの再生能力も火と酸の前には無力だったはず・・・少なくとも私はそう記憶しておりました。
試しに4本ばかり持っていたアロー・オブ・ファイアーを使ってみたところ、今度はちゃんと止めを刺せたけど・・・非常に危ないところでした。
う、う~ん・・・前作から無理やりもちこんだ武器だから、正しく炎の武器として判定されていないのかなぁ・・・

では改めて、一体全体どういう状況なのか、この女の子から話を聞いてみましょう。

女の子「(ううっ)た、助けてくれてありがとう。あのモンスターに殺されるところだったの」

えっ、そんな間一髪のところに偶然出くわしたの!?
あまりの奇跡すぎて、罠か何かなんじゃないかと疑っちゃうほどですよ。

あずさ「さあ、あなたはもう自由だから、逃げた方がいいわ」

女の子「う、うん。どこに行けばいいのかな。スコーニュベルはとても遠いし・・・でも戦うよりいいよね。あの腹黒い奴らに笑われるからね!」

他の子と違って妙に食い下がってくるし・・・怪しい。

あずさ「何でこんなに子供が多いの?」

女の子「よく、わからない。カリムポートの商人はもうわたしたちなんか必要ないって言ってたと思う。あなたがいなかったら、みんな奴らに殺されてたの!」

ちょっと前までは必要があったけど、突然要らなくなったってこと?
イレニカスが捕縛されたことと関係あったり・・・しないよね?

あずさ「さあ、ここに100ゴールドあるわ。多分、これでみんな家まで帰れると思うわ」

女の子「ああ!なんて優しいの・・・こ、これだけあれば、みんな家に戻れると思う。ありがとう」

あずさ「ええ。さあ、君は自由よ・・・行きなさい、今のうちに!」

女の子「わ、分かったよ!有り難う!レディ・オブ・ジョイがあなたに微笑みますように!」

コーガン「ケッ!ガキにやるなんて金の無駄だぜ!財産を全部宿無しや貧乏人にやっていたら、冒険の意味がないじゃねぇか!」

まぁ、コーガンさんのおっしゃることはごもっともですね。
やっぱり、グループ単位で所持金を管理しているこのシステムが良くないのですよ。個人で所持金を管理していれば、自分のお金をどう使おうと他人からとやかく言われる筋合いはなくなるというのに。

ミンスク「俺達は良い事をした!ミンスクとブーとお前、この英雄はいつまでも語り継がれる!」

あずさ「ええ、そうね。皆が押し寄せてくる前に行きましょう。自慢するような事はないわ」

ミンスク「馬鹿を言うな!皆、英雄を拝みたいのさ。しばらくは町中の噂になるぜ!善人の皆様に手を振ってあげろ、ブー。皆、ハムスターの英雄に手を振ってくれ!」

そうやって善意を引けらかすような行為はあんまり好きじゃないな。
私は他人から英雄だの勇者だのと称えられるために行動しているわけではないのです。

確かに言い方は冷たいのかもしれませんけど、どちらかといえばコーガンさんの言い分の方が真理を突いている気がしちゃうのですよね。私って、存外イービル属性なのかもしれません。でも、聖人君子などと称されるよりも冷たい人だと思われた方が気持ち的にずっと楽です。私は自分が信じた行いを貫き通しているだけであって、”優しい”というキャラクターを押し付けられたり、そうあることを期待されるのは正直迷惑なのです。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵3
今度は子供達が捕らえられていた牢獄の奥、西側の部屋を見てみます。
こっちも結構広そうですね。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵4
こちらの部屋には敵対的なオーラを出していない人がいるけど・・・ネームドではなさそうですね。

スレーバー・ウィザード「どういうことだ!俺達はな、お前らマヌケなアムンの衛兵が、勝手にここに踏み込んでこないよう、金を渡して手打ちにしてあったはずだぞ!俺達は捕虜の頭数をそろえなければならないのだ!待て!お前達はアムンの衛兵ではないようだな・・・状況が変わったようだ。この馬鹿どもを殺せ!いいな!最初に殺した者にはヘイガン指揮官が真珠をくださるぞ!」

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵5
そんな感じで戦闘になりました。
思っていたよりも結構な数の人がいましたね。私一人できちゃったけども・・・まぁ、大丈夫でしょう。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵6
敵のマジックユーザーが恐ろしくウザかったせいで思っていたよりもずっと苦戦しちゃったけど、それでも死を覚悟しなきゃならない程ではありませんでした。ただ、私だけで戦利品を持ちきれるかな・・・そっちの方が心配です。

と、思ったけど、存外大したものをもっていませんね。コンポジットボウ+1×2、クローク・オブ・プロテクション+1、後は部屋にあった箱の中からワンド・オブ・フィアーとダーツ+1が数本出てきたぐらいですかね。

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵7
反対側の部屋にも下半身が蛇のモンスターがいます。
さっきのトロールといい、奴隷商人達はどうやってこのモンスター達を手懐けているのでしょうね。チャームを使うにしたって、無限に効果があるわけではありませんもの。こんなところでチャームが解けたりしたらとんでもないことになってしまいます。しかもここ、町中ですからね。モンスターを引き連れるには目立ちすぎると思うんだなぁ・・・

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵8
あ、出口っぽいものを見つけました。でも・・・

二匹のトロールと小さな女の子:Baldur's Gate 2#44_挿絵9
マップを見る限り、他のエリアと繋がっているわけではなさそう。
つまり、この先もまだ奴隷商人の隠れ家であるという可能性が高いということになります。

なら当然、調べなきゃですが、まぁ、次回かな。

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