囚われのヘンダック:Baldur’s Gate 2#38

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
何だか生春巻きが食べたくなってきてしまった伊達あずさです。

昔は良く食べてたのですけどね・・・最近、食べてないな~
しかし、”生”春巻きなんて名前だけど、何気に春巻きとは似て非なる物なのですよね。
生春巻きの皮はライスペーパーという米粉を主原料とした皮ですけど、春巻きの皮は小麦粉ですからね。全然違います。

さ~今日からはやっと新しい国の歴史書ですよ!

センビアの歴史

センビアの地は南方にあるシー・オブ・フォーレン・スターズから来た人間が移住した。その地を人間が選んだのは船を作るために必要な高品質のイライヤー材が豊かにあったからである。しかし森は数年の内に伐採され、森がなくなるのを恐れたエルフときこりの間でどんどん衝突が増えた。できたばかりの地に急に集められた傭兵がエルフにシンキングアローズの攻撃で敗れる(DR884年)というのは誰もが予想していたことであった。この戦いによって、遠方にあるコンダスがその地域の所有物を捨て、センビアの移民が独立する許可を与えたのだった(ライバルである都市国家やムーンシー、ヴァストほどの規模にすぎないものである)。このことはレイヴェンの出現のお膳立てをしたことにもなった。

新しく開発された地で農業が栄えると共に新しい国家は力をつけていった。職人が南方から土地と富を得るチャンスだと考え、センビアにやってきた。「エルフの脅威」に立ち向うためにローソーヴァイル・ザ・レイヴェンは都市国家や街をまとめ、軍の常備を怠らないよう主張した。それはセンビアの国境警備や道路整備などというような形で行われた。この時(DR913年)、センビアは本当の国家となったのである。

この頃、人間がムーンシー(ドラゴンシー)の豊富な鉱物資源を発見し、これを送り出す窓口となるために、エルフの森を抜ける交易の道を作る圧力がかかり始めた。レイヴェンはエルフ宮廷に単身で使者として赴き、センビアからドラゴンシーの海岸へと続く道(以前の争いで破壊され、今では草に覆われている)を人間に解放するように求めた。レイヴェンはエルフが行程を選び、道及びその周辺の森を支配する権利を持ち、きこりも人間も住まわせないようにするというのをエルフ議会の長老達に提案した。エルフは以前デイルズマン達と似たような契約を結び何の問題も起きなかった。しかしヴェラーズデイル(現在のハロウデイル)の民がその時そんな道は欲しくも必要でもない(興味深いことだ、なぜなら後にハローデイルの支配者が破壊的なハルファックス・タレイルに権限を与えたのであるから)とその契約を拒否した。エルフは長い間同盟を結んでいた国を怒らせたくはなかったが、レイヴェンの要求を却下したのだった。

すると拒絶されたレイヴェンはエルフ宮廷が協力しないのであれば、アモソイの離れた地にいる、前の戦争で生き残りのエルフを全滅させると脅した。もし道ができれば交易をしようとしまいと自由だと言った。圧力をかけられたエルフは合意し、センビアの経済的な安定は保証された。ドラゴンシーの岸にあるヒルズファーは人間とエルフ、それからエルヴェンツリーの商業の交わる場所となったのだ。エルフが選んだルートはスタンディングストーンの土台の前を通るものだった。人間とエルフが敵対することなく接していたのを思い出すためにそうしたのであった。何年にも渡り、アモソイのエルフは北へ赴き同胞と一緒になるか、エヴァーミートを求め逃げて行った。エルフに捨てられた森は少しずつ消えて行った。

センビアは叡智に富んだ商人の支配者セイール(セイーブはこの名からとられた)やセルガール(チャンセルガウントはこの名をもとにセルガウントと名を変えた)などの統治の下、豊かになっていった。ローソーヴァイル・ザ・レイヴェンは死ぬ前にセンビアの商人が助言を与える非常に心強い商人議会の長老達がおり、いかなる支配者も軍事力を行使することはできないと保証するのを見届けた。そしてこの先見の明のある男、国家の創始者は今はもう殆ど目が見えず、戦いの古傷で身体は衰弱していた。彼は北方のエルフの森へ行き姿をくらましたのであった。誰も彼に何が起こったのか、彼の骨がどこに眠っているのかを知る者は居ないが、もしかしたらエルフの長老が保管しているかもしれない。

久しぶりの長文だからなのか、あるいは助詞の使い方がかなりの頻度でおかしいせいなのか、驚くほどに内容が頭に入ってきませんね・・・
とりあえず、最初に浮かぶ疑問は何故センビアに集められた傭兵がエルフに敗北すると遠方にあるコンダスがセンビアの移民達に独立する許可を与えちゃうのかってことです。

明記されているわけではありませんが、文脈から察するに、センビアの地はコンダスの領土だったってことなのでしょうね。
でも、わざわざ遠方だなんて書かれているぐらいですから、センビアに移住してきた人達がこの土地にある豊富なイライヤー材を発見するまでは、価値が低い土地だとみなされ、ろくに統治されることなく放置されていたのでしょう。
そして、突如価値のあがったセンビアにコンダスは慌てて間に合わせの兵(傭兵)を送りますが、センビア周辺に住むエルフとの対立やコンダスの中心地との距離的な問題から、センビアの支配権を維持することは難しいと考え、独立させたということなのかもしれません。
その後、センビアはレイヴェンという名の指導者の下、センビアの各地に点在していた町を束ねて軍備と交通網を整え、国家と呼ぶにふさわしいだけの力を持つことになった・・・と、そんな話の流れになるのでしょう。

その後、センビアはドラゴンシーへと続く道路を作るため、周辺の森に住むエルフと交渉を始めます。しかし、ヴェラーズデイルの民がそんな道など要らぬと騒ぎだしたために、エルフはセンビアからの提案を断ることにしたみたいなのですよね。
これだけを見ると、ヴェラーズデイルはエルフの国なんじゃないかと思うじゃないですか・・・でも、私調べによるとヴェラーズデイル(ハロウデイル)はデイル諸国の中でも最初期に人間が移住した地域らしいのですよ。つまり、人間の国ということになります。
何故、人間の国であるヴェラーズデイルが反対したからといって、エルフがセンビアからの要請を断らねばならなかったのか。

多分ですけど、「エルフは長い間同盟を結んでいた国を怒らせたくはなかったが、レイヴェンの要求を却下したのだった」という文が誤訳なのではないかと思うのですよね。これだとまるでエルフとセンビア(レイヴェン)が長い間同盟を結んでいたかのようですけど、恐らく、エルフが長い間同盟を結んでいたのはヴェラーズデイルの方なのですよ(「エルフは以前デイルズマン達と似たような契約を結び何の問題も起きなかった」と書いてあるしね)。つまり、エルフは長い間同盟関係にあったヴェラーズデイルに反対されたから、センビアからの要請を断ったんじゃないのかな?それだと凄く辻褄が合うのです。
助詞って大切ですよね。せめて「エルフは長い間同盟を結んでいた国を怒らせたくなかったので、レイヴェンの要求を却下したのだった」となっていれば、エルフが怒らせたくなかったのはセンビアではなくヴェラーズデイルだとすぐに理解できたのに。

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵1
センビアの歴史書の中身を解明するだけで、尺のほとんどを使っちゃったけど、本編もやります!

意図せず立ち入り禁止区域へと足を踏み入れ、コパーコロネットガード達の怒りを買ってしまったわけですが・・・全員、返り討ちにしてしまったのですよね。普通に考えたらとんでもない悪行のはずなのですけど、不思議と名声は下がりませんでした。つまりこれはALIが低い人を倒してもALIが下がらない理論・・・すなわち、悪人は何をされて文句が言えない理論が発動したということです。
以上のことから、この立ち入り禁止区域内にはよからぬ何かが隠されている可能性が極めて高いのです。

まぁここスラム地区ですしね・・・既に非人道的な行いを数多く目にしてきていますし、そりゃ~良からぬものの1つや2つあっても何ら不思議はありません。

私が周囲を調査しようと動き出した時、扉の向こうにいたと思われる人から声を掛けられました。

ヘンダック「ちょっと待って、友よ!あなたが我々を捕まえている者の仲間でないのははっきりしている。名前を教えてくれないか?」

もしかして、先ほど闘技場で戦っていた剣闘士のお仲間でしょうか。

あずさ「私の名前はあずさで、確かにレーティナン一味の仲間ではないの。あなたは?」

ヘンダック「私はヘンダックだ。奴隷商人に捕まるまでは、ノースの誇り高いウォリアーだった。私はここにいる他の男よりも長く捕らえられているが、辛うじて生き残ってきた。他の奴隷を助ける為に、私は出来る限りの事をしてきた。レーティナンが身分の高い悪魔を喜ばせる為に設けた闘いの場で、彼らを生き延びさせたのだ。お願いだ、我々を自由にしてくれ!私はこれまでに人に頭を下げた事はないが、今そうしているのは、レーティナンに復讐して彼のゆがんで狂った野望を打ち砕けるかもしれないからだ!」

う、う~ん・・・今まで一度も下げたことのない頭を下げているんだぞと言われましても・・・私には何の有難味もないのですよね。それなら素直に助けて下さいとお願いされる方が幾らかマシです。

あずさ「私はレーティナンと争ってはいない。どうしてあなたを自由にしなければならないの?」

ヘンダック「実は、私を自由にしてくれた報酬をほとんど払えないのだ・・・もし私があの卑劣なレーティナンを殺したら、私は宿屋を引き継いで、あんな使い方は誰にもさせないようにする。そのときは、出来るだけあなたの力になろう。お願いだ、全ての神聖なものに賭けて言うが、レーティナンは間違っている。彼は自分が利益を得るというだけの理由で、女達を奴隷にし、男達を惨殺している。私、ヘンダックは、永遠に感謝する以外はほとんど何も出来ない人々を、ぜひあなたに助けてもらいたいのだ!」

レーティナンを殺せば、レーティナンの宿屋を奪えるとか凄い理屈ですね・・・それなら私がレーティナンを殺したら、この宿屋を自分のものにできちゃうのでしょうか。
まったくもって荒唐無稽な申し出ではありますが・・・

あずさ「ええ、よく分かった。あなたを助ける為に出来るだけの事をするわ、ヘンダック。そしてこの奴隷達を哀れな状況から解放しましょう」

誰だって、自分の幸せのために多かれ少なかれ他人を犠牲にしているものです。よって、ヘンダックさんが正しくて、レーティナンさんが間違っていると言うつもりはありません。ですが・・・それでも何となく肩入れしたくなったのです。つまり、この選択には何の正当性もなく、単なるエゴに過ぎません。でもまぁ・・・全ての決断を理屈のみで行えるほど理性的ではないのです。

ヘンダック「あなたが我々を解放出来る事を、心から願っている、友よ。ビーストマスターが我々の独房の鍵を持っている。あなたがあいつから鍵を取り上げれば、我々は逃げられる!」

あずさ「やってみるわ、ヘンダック。待っていて」

ヘンダック「神があなたの任務を助けるように!力を貸したいが、私はレーティナンに冷たい刃を素早く振り下ろす事を望むだけで満足すべきなのだろう」

見ず知らずの人のために自分の身を危険にさらすとか・・・力がある人にしかできない贅沢な選択ですよね。

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵2
ヘンダックさんらの救助を約束し、更に奥へと進んで行くと闘技場にたどり着きました。
むっ、闘技場の1つに敵対的な動物が残っていますね。しかもこれ、前作でお世話になったウィンターウルフじゃないですか!

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵3
早速、皮を剥がせていただきました。後でお店に持ち込みましょう。

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵4
更に闘技場の東側にあった通路を進むとターゲットのビーストマスターに遭遇しました。

ビーストマスター「あん?見覚えのない顔だが?誰だ?」

あずさ「グラジエーターを檻から逃がす為に来た。鍵を渡してもらうわ!」

ビーストマスター「馬鹿め!ここから生きて出られるはずもない!タバサ、来るのだ!来い・・・檻を開けろ!主人に力を貸すのだ!」

タバサというのは隣にいる豹?のような生物の名前でしょう。

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵5
檻から他の生物(グリズリーベア、ブラックベア、レオパルド、パンサー、ミューテイテッド・ギバーリング×2、ミノタウロス)も飛び出してきましたが・・・私1人でも全然余裕です。もちろん、メイジ時代の私だとこうはいかなかったでしょうけど。

囚われのヘンダック:Baldur's Gate 2#38_挿絵6
ビーストマスターの遺体からは鍵の他にトゥイガン・ショートボウ+1なる魔法の弓が出てきました。
これ・・・1ラウンド毎に3ショットも撃てるらしいですよ!?ショートボウですし、ヨシモさん用かな?

後はこの鍵を使ってヘンダックさん達を檻から出してあげるだけですが・・・それは次回かな。

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