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皆さんこんにちは。
まだウォーキーンズ・プロムナードから出られただけだと言うのに、物凄く冒険したような気になっている伊達あずさです。
ファミコンゲームに換算すると既に4本分ぐらいのボリュームには達しているのではないでしょうか。
そう考えると、Baldur’s Gate 2ってかなりコストパフォーマンスの良いゲームですよね。
では今日もシャドーデイルの歴史から。
ウォーキーンズ・プロムナードでの冒険は終わりましたけど、シャドーデイルの歴史はまだ終わらないのです。
「国民の喝采による王の受忍」って、タイトルからしてもう既におかしくないですか?
まず、喝采って感心したり褒めたたえたりなどポジティブな意味じゃないですか。それなのに王を受忍するんですよ?
受忍っていうのは嫌な事を我慢するといったネガティブな意味なので、喝采を浴びている王が受忍されるというのはどう考えても矛盾しています。
でもって、肝心の内容ですが・・・
やっぱり、ヨーデル王の殺害はケルベン・ブラックスタッフに仕組まれたものだったのですね。つまり、ヨーデル王はケルベンに暗殺されたとの理解であっていたみたいです。(決して、ケルベンを暗殺しようとしたヨーデルが返り討ちにあって死んだわけではない)
う~ん、歴史が変わっちゃうような誤訳は困りますね。
後、この語順だと、”王が後継者を選ぶシステム”っていうのが後の文にある”このシステム”だと誤解しちゃうよ!
誇り高い独立心のあるシャドーデイルの民が、王の選んだ後継者をただ受け入れるだけなんてどう考えたっておかしいですからね。
つまりこれは「王が後継者を選び、その者が支持を得ることも多いが、基本的にシャドーデイルの王となるには人々からの大きな支持が必要となる。このシステムには欠点もあったが・・・」と理解するのが正しいのでしょうね。
何故、日本語を日本語に訳さねばならないのか・・・
では、ゲイラン・ベールさんの家から再開します。
ゲイランさんとの会談の結果、イモエンさんの救出資金20000ゴールドを稼ぐ流れとなったわけですが、20000ゴールドもの大金をいかにして稼くかが問題です。
ゲイラン・ベール「クゥー!あずさ、また会えて嬉しいよ。あんたはまだ金の工面を全然やっていないようだが・・・お困りの様子かい?」
20000ゴールド必要だとか、今さっき知ったばかりなのに。ちょっとせっかち過ぎませんか?
あずさ「仕事を探すのを手伝って欲しいの。何か知らない?」
ゲイラン・ベール「この前に話した事以外では思いつかないなぁ。でも、仕事が見つかりそうな場所だったら、少し心当たりがあるよ。コパーコロネットに行ってみたかい?ウマル・ヒルから来た少年やトレードミートの使者ってのが、助っ人を探していたのを思い出した。他にもあるかもしれないな。ナリアという少女もいたな・・・傭兵を探しているそうだ。まだあんたが彼女に会っていないなら、行ってみたらどうだい?彼女もコパーコロネットにいると思うぜ。教会も助けを必要としていたな。教会の奴らは時々内輪もめをやってるし、それにアンシーイング・アイの問題でも助けを必要としているかもしれないな。他には思いつかないが、あんたのような冒険者に向いた仕事もあるかもしれないぞ。そっちでも当たってみるといいさ。頑張ってくれよ」
歴史書を読んだ後だと、本編の訳の素晴らしさが身に沁みますね・・・
まぁ、つべこべ言わずコパーコロネットに行ってみろってことですね。
ゲイランさんの家の外にでると、ブラスという男の子に声を掛けられました。ゲイランさんが言っていた甥っ子さんですね。
ブラス「おい!あんたはボクが探してた人だな。仕事を見つけるのを手伝ってやれとゲイランおじちゃんから言われたんだ。まあ、聞きなよ!コパーコロネットにナリアという娘がいるんだ。その人の土地が侵略されているそうだ。お前みたいな大きくて強いファイターが役に立つかもしれない。コパーコロネットの事を教えてやろうか?」
これ、ちゃんと私のクラスに応じてセリフを変えているのでしょうか。
もし私が以前のようなメイジだったらなんといわれていたのでしょうね。「賢くて強いメイジが役に立つかもしれない」などと言われていたのでしょうか。
あずさ「ああ。そのナリアに話を聞いてみるよ」
ブラス「分かった、それなら・・・近くにいてくれよ。あんたを待っている時間はないから」
そういって、ブラスさんはコパーコロネットの中に入って行ってしまいました。
ちなみにゲイラン・ベールさんのお家からこのコパーコロネットまでは目と鼻の先ほどの距離でした。
コパーコロネットの中は・・・中世北欧の大衆酒場って感じですが、Baldur’s Gateの世界では初めて見るタイプの内装ですね。
スラム地区っていうからもっと殺伐とした雰囲気を想像していたのですが、随分と活気があるところじゃないですか。ただ確かに、ウォーキーンズ・プロムナードとは別の趣の活気ですけど。
ざっとみただけでも名のある人が数名いますし、誰から話しかけるか迷っちゃいますね。それに悪漢と貴族が同じお店にいるっていう点も物凄く興味があるなぁ・・・
貴族「普段はこういった場所には関わらないんだが・・・すごく面白いよな。あんたが楽しみ方を知っているならな」
これぞRPGっていう感じのフレーバーテキストですよね。
こんな短いセリフの中にも、名も無き貴族さんの人生が垣間見えます。
悪漢(右)「お前はいけ好かないな。傲慢になっちゃいないか?」
悪漢(左)「アマラスが言ったように、あんたは面白い恰好をしているな」
悪漢さん達からは嫌われているみたいですね。面白い恰好っていうのも決して良い意味ではなさそうです。でも普通にフルプレートを着ているだけなのですけどね。もしかして、町中で完全武装なのがおかしいって意味?それは・・・確かに。
アマラス「オイ!お嬢ちゃんを見てみろ。冒険家のようだぜ。あんたは強いとでもいうのかい?」
あずさ「どいて。騒ぎをおこすつもりはないの」
アマラス「もちろん、そうだろうとも。善良ぶって、なあ?森ん中を跳ねまわってる冒険家だもんな!」
あずさ「ええ、そうよ。冒険家であり、旅人よ。さあ、もういいでしょ。他にもやる事があるの」
アマラス「かわいそうな子だ!かわいそうなお嬢ちゃん!家のお母さんのところまで行くか?ああ、そうだ、怖いか。ハ、ハ!」
2回もチャンスを上げたのに、しつこいですね・・・いいでしょう。Baldur’s Gateの恐ろしさを思い知らせてあげます。
あずさ「続けてみろ、無礼な愚か者め、私の恐ろしさを見せてやるわよ」
アマラス「オイ!オイ!その挑戦は血を見ることになりそうだな。お前のことは怖くないぞ、お嬢ちゃん。どうだい?戦うのか?」
あずさ「いいだろう。戦いを望むなら、逃げはしないわ」
アマラス「聞いたか、お前ら?奴が戦いたいってよ!」
悪漢(左)「彼女が賢いという奴ぁいねぇなぁ、え?」
悪漢(右)「そうだ!あんたが一番だよ、アマラス!」
エアリー「ねえ、あずさ。これは本当に必要なのか?無視できないのか?」
現実世界ではやった人よりもやり返した人の方が非難されるケースって多くないですか?でも謂れのない侮辱を無視できない人よりも、謂れのない侮辱をしてきた方が悪いに決まっています!
Baldur’s Gateの世界には侮辱罪などといった法律はないのでしょうから、別の形で発言の責任をとってもらわないと。
アマラス「よかろう!おい、サーリィ!」
サーリィ「何だい!?」
アマラス「戦いのためのゴールドを持っているぞ!!負かす相手もな。そうだとも!!」
サーリィ「ハッ!そんなに大声を出すんじゃない、馬鹿者め!よし、よし、ピットをあんたに用意しよう・・・あんたのゴールドを見たらな」
アマラス「よぉし。友よ、リングに入ろうかい」
何か思っていたよりもずっとちゃんとした喧嘩になった!
そして、これだけの大口を叩いたアマラスは凄く弱かった・・・
悪漢(右)「アマラスを殺したな!おっかあに何て言おうか?」
悪漢(左)「アマラスを殺したな、この野郎!」
悪漢達は如何にもな捨て台詞を残して逃げて行きました。
それはそうと、この喧嘩で経験値を11300も貰えたんですけど!?これは狼藉者を懲らしめたご褒美ですね。
あっ、もしかして、サーリィさんに話しかけたら賞金まで貰えたりする?
サーリィ「何だってんだ?今日サーリィ様は田舎者を相手にする気になれない。明日出直しな」
貰えないみたい。
あずさ「あなたはここで何をしているの?」
お構いなしで話を進めてみました。
サーリィ「どう見えるってんだ?俺はラサンダーのプリーストで、ウサギどもをクソッタレの曙に奉納してるように見えるか?お前、マヌケか、え?消えろ」
流石はスラム地区って感じのやり取りですね。
でも私はさっきの喧嘩に味を占めてしまったので、そう簡単には引き下がりませんよ?
あずさ「ふざけているのね。いいから、正体を言いなさいよ」
サーリィ「俺はサーリィといい、ピットを取り仕切っている。他には誰もいない。ここから叩き出される前に、とっとと失せろ」
口は悪いけど、結構素直な人ですよね。もしかすると、口が悪いのはスラムで生きるための術ってだけなのかもしれません。
あずさ「ピットですって?これは戦闘コンテストだとでも言うの?合法じゃないわね」
サーリィ「あんたはこのピットで戦うか、試合に賭けるんだ。犬を買って、俺のと戦わせる。あんたが勝てば、賭け金は倍になる。負ければ、賭け金は俺がもらう。それが賭けってものだろう?」
物凄く丁寧にピットのシステムを教えてくれました。存外いい人です。
っていうか、ここで20000ゴールド稼いだらいいんじゃない?経験値も貰えて一石二鳥ですよ。
あずさ「ところで私には試合相手がいないわ。この試合の賭け金は幾らなの?」
サーリィ「10ゴールドだ。犬を選んで、俺のと戦わせる。あんたが勝てば、賭け金は倍になる。負ければ、賭け金を失う。さあ、賭けるか消えるかだ」
10ゴールドですか。そんな少額ではいつまでたっても20000ゴールドなんて貯まりませんよ。それに、犬を戦わせるって言葉通りの犬だったのですね。てっきり、ピットで戦う人の蔑称的な何かだと思っていましたよ。
あずさ「いいえ、賭けるつもりはないわ。私は答えを探しているのよ」
サーリィ「お前は頭がイカれてる。ここらでサーリィ様がうるさくつきまとわれる事はない。消えろ」
確かに自分でもわけのわからない絡み方をしていたと思います・・・ごめんね。
さてと、次は誰に声を掛けようかな~と思っていたら、奥の方からやってきた女の人に声を掛けられたのですが・・・詳しい話は次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。