Studio POPPO

投稿日：2024年2月21日
更新日：2024年2月22日

前回からの続きです！

皆さんこんにちは。
今更ながらスピードファクターって微妙なステータスだなと思った伊達あずさです。

スピードファクター(SF)とは武器に割り振られているステータスで、この数値が低ければ低いほど速く攻撃することができるというものです。
Baldur’s Gateの世界には攻撃回数なる要素が存在しているので、SFが低ければ1ターン内の攻撃回数が増えそう！確かにツーハンデッドソードよりダガーの方が同じ時間なら多く振れるよね・・・などと思ったら大間違い！
1ターン内の攻撃回数は、二刀流、クラスボーナス、武器熟練度、ヘイストなどの魔法効果、武具の特殊効果などの要素でしか増加しません。

じゃあ、SFが低いことで得られる速さって何なのよ！
実はそれ、攻撃の機会が巡ってくるまでの速さなのです。つまり、SFが低い武器を装備していれば、ターン内で自分の攻撃順が速く回ってくるというわけです。

そう聞くと、一気に微妙な感じがしてきちゃいますよね。
そりゃ、やられる前にやれちゃうぐらいの火力優位な世界であれば、SFを低くすることで得られる効果を実感できるのでしょうけど、Baldur’s Gateの世界は(主に高レベル帯となるBaldur’s Gate 2において)防御優位の世界となりそうな様相を呈していますからね。
だって、レベルが上がった際にHPは必ず増えるけど、敵に与えるダメージ量の方は必ずしも同じ調子で増加していかないのですもん！

1戦闘内での攻撃機会が1回か0回かとなれば、それは大きな違いです。3回か4回かでも見過ごせない違いとなるかもしれません。でも、50回か51回かぐらいになってくると大分どうでもよくなっちゃいますよね。
結局、戦闘が長引きがちな防御優位の世界では、SFが低いなら低いにこしたことはないけど、高いからなんだって程度の話になっちゃうのです。

・・・冒頭から熱く語り過ぎましたね。

じゃあ今日も引き続き北の歴史についてご紹介するところから。

北の歴史、近代史

1367年欠けゆく夏の季節に膨大な数のオークが交易の地である北の地に入りこむためにスパイン・オブ・ザ・ワールドからやって来た。グレネイール王に率いられたオーク軍は月の森と寒さの森の間を南へ向かい進み、メニーアローズ砦まで押し寄せた。

メニーアローズ砦のオークの支配者であるオボールド王は北の地の人間とヘルゲートキープの怪物達と戦うためにスパイン・オブ・ザ・ワールドから来たオークと力を合わせるべきであったのは知っていたが、敵のオーク軍のもくろみを恐れていた。砦のシャーマン達は王にオーク軍が謀反を起こし、砦を落とし、王を追放するだろうと予言した。

グレネイール王が15万もの兵をメニーアローズ砦の前に広がる平地に駐屯させたのは暗い日のことであった。オボールド王は自分の民に侵略してきたオーク軍は追い出され、平地に住むハゲワシの餌食になるだろうと伝えた。グルームシュを証人とし、オボールド王は「エルフの祭りのように」裏切り者であるスパイン・オブ・ザ・ワールドから来たオーク軍を全滅させると誓ったのだった。

4カ月に渡り、砦のオークを含む4万ものオークがその地に倒れた。高くそびえる要塞の壁に攻撃に継ぐ攻撃が繰り返されたが、侵略軍のダメージのほうがはるかに高かった。それにもかかわらず、砦の中の状態は悪化し侵略軍との戦いで敗れたのであった。

戦いはウクターの月の第一週にその頂点を迎えた。再び粉雪が倒れたオークを包み、グレネイール王は残存する全ての兵を砦に向かわせた。門を破壊し、剣の嵐でみまった。砦が燃え始めたとき、2人の王は砦の中で対面したのであった。

生き残ったオークは2人の王の超人的な戦いをいまだに語り続けている。最後にオボールド王がグレネイール王に長剣で一撃を食らわしたが、グレネイール王が息を引き取る時にはオボールド王も致命的な傷を負っていた。オークは再び戦闘を開始したが、オボールド王がどうなったかを知る者はいない。

煙と雪の中より突然征服者達は現れた。ワルクラウン族のドワーフ軍がシルヴァリームーンよりやってきたのだった。破壊された門から入りこみ、新しい侵略者はすばやく砦にいる疲れ果てたオークを一掃し、荒野へと追いやってしまったのだった。

現在、エメルス・ワークラウン王がメニーアローズ砦を統治しているが、ドワーフは砦を昔の名、フェルバールと呼ぶ。北の地の大半がいまだに街を砦と呼び、オークの再攻撃に耐え得ることができるか見届けようとしている。ワークラウン王は砦を守るためにドワーフ全員を集結させようと、金や銀の脈があるという情報をドワーフ社会に流した。

何の前置きも無く突然でてきたグルームシュが誰なんだということや、メニーアローズ砦に後からやってきたドワーフ部族の名前がワルクラウンなのに、その部族を率いる王の氏名がワークラウンというのは非常に紛らわしいですけど、これはまごうことなき歴史書で、中身もこれまでに読んだどの歴史書よりも分かりやすい！ぐっじょぶ！

それにしても、なんかこう・・・ファンタジー世界に登場する人間以外の種族って、あまり種族内闘争を起こさないイメージがありました。
闇の部族とかなんとか言われている悪玉達の方が、善玉として描写されているはずの人達よりも圧倒的に団結しちゃってる・・・なんて話も多いですもんね。でも、武闘派の最たるオークが同じ種族だからなどというあまっちょろい理由で戦いを避けるっていうのも言われてみれば確かに不自然です。これは納得せざるを得ませんね。

というわけで、アドベンチャー・マート・・・もとい、アドベンチャラーズ・マートを出たところから再開です。

さてこれからどうしましょうね。
イモエンさんに関する手がかりをガバメント地区にある行政庁舎でつかめそうな気はするのですけど、まだこのエリア(ウォーキーンズ・プロムナード)にも気になる場所が沢山あるのです。
イモエンさんのことも心配ではありますけど、強いては事を仕損じます。ここはじっくりとウォーキーンズ・プロムナードを観光・・・いえ、調査していきましょう。

というわけで、アドベンチャラーズ・マートの直ぐそばにあるエンジさんのお店にやってきました。

エンジ「やあ、何か探してんのかい？用があったら、遠慮なく言ってよ」

あずさ「失礼。なんですって？」

エンジ「エンジの店だよ！寄ってきな。探し物は、ここでぜ～んぶ揃っちゃうよ。あんたリクインクだよな、エンジには分かる」

あずさ「ぜ～んぶ見せてもらえる・・・？いや、その・・・商品を見せてちょうだい」

リクインク？初めて耳にする単語ですね。どういう意味なのでしょうか。

エンジ「あ、どうも。果物ならいろいろあるよ。どう？果物はいいか。他にもいろいろあるからさ。来て」

結局、リクインクが何なのかはわからなかったけど、エンジさんのお店が私にとってあまり魅力的ではないということだけは理解できました。
アドベンチャラーズ・マートよりも全体的に価格がちょっとだけ安いけど、アドベンチャラーズ・マートにあってエンジさんのお店にないのはポーション・オブ・ヒーリングだけです。
そうですねぇ・・・商品価値がありそうなのはラージシールド+1ぐらいなものでしょうか。これはエンジさんのお店で購入した方が若干安く買えますからね。でもそれだけです。
やはりこのお店の主力商品は果物なのかもしれません。

では更にその近くにあるサーンドの昔の家なる場所も訪問してみます。
誰もいませんね・・・誰も、いませんね？

では、更にその隣にある武器屋さんへ・・・

店主「あはぁ！このマヒール様にうってつけの客が来たな。武器に興味はあるかい？ありそうだな」

ちゃんと名前があるのに何故キャラ名が店主なの！？

あずさ「あなたがマヒール？」

いや、マヒールなんて名前に聞き覚えもないけど！

店主「もちろんそうだとも！マヒール・イン・カダール・エル・サディス、つい最近までラシェメンにいたんだ。で、ご入り用の品は？」

そして、ラシェメンがどこかもわからないよ！

ミンスク「ラシェメンから来たのか？懐かしいなあ。いつかデジェマを達成したら、ラシェメンにブーを連れて行ってやりたいんだ」

無知な私と違い、ミンスクさんはラシェメンをご存知の様子。

店主「ははぁ！ブーはお前のウィッチなんだな？」

ミンスク「違う。ブーは俺の友達だ」

店主「ああ、なるほど。ええと・・・どこまで話したかな？ああそうそう！マヒールの商品を見てみるかい？」

ラシェメンを知る者同士、分かりあえたのかと思ったらそうでもなかったみたいです。

ポイズンドスローイングダガーやアロー・オブ・ファイアーなど、ちょっと変わった遠距離武器が売られているけど、アドベンチャラーズ・マートと比べてしまったら武器屋を名乗れるレベルの品揃えとは言えませんね。

ならば更に近くにある露店っぽいところへ。
ここの店主にはちゃんと名前がありますね。しかも、店主以外にも名のある人がいます。
とりあえずは店主じゃないっぽい感じのマートレンさんからお話を聞いてみましょうか。

マートレン「あんた！ここでダマされた事ないかい？あるだろう！」

ミンスク「ミンスクを騙そうなんて思うなよ！そんな事したら、その歪んだ心が真っ直ぐになるまで、踏みつけて矯正してやるからな！」

詳しい事情はよくわからないけど、マートレンさんはこの辺にある小売店に不満を抱いているみたいですね。
マートレンさんの口ぶりだけなら、その不満の矛先がすぐそばにいるクアタリスさんにだけ向けられているわけではなさそうだけど・・・

クアタリス「おおお、いい話がありますよ！私の名はクアタリス・・・おそらく、美術品などに興味がおありでは？絵など飾るとお部屋がぐっと変わりますが？」

我ながら偏見だとは思いますけど、冒頭から「いい話がある」などと言ってくる人は騙してきそうな雰囲気がある・・・

あずさ「そうは思わないわ。ここにあるものはどれも私の趣味ではない」

クアタリス「そうですか。私は一介の美術商でして。もしあなたに富や贅沢品への興味がなければ、ここにはあなたの興味を引きそうなものはありません。どうぞ、お引き取りください」

拍子抜けしてしまうほどあっさり引き下がられました。
う～ん・・・マートレンさんは一体誰に騙されたのでしょうね。

アドベンチャラーズ・マートの直ぐ近くにあるお店を3件ほどまわってみましたけど、アドベンチャラーズ・マートほどわくわくするお店はありませんでした。確かに1つの場所に良品が集中していると買う方は便利だけど、もうちょっと他のお店も頑張って欲しい！私はお店巡りをする楽しみが欲しいのです！

前置きと本文のバランスがおかしすぎるせいで、相変わらず本編がちっとも進みませんでしたけど、この辺で次回に続きます。

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